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センマニー
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220---ハイライト 2017 vol.1
&ルックバック2003 アヌワット ゲオサムリット(98min)

長身のモンコンチャイのパンチ、前蹴り、膝に苦しむ、日本のエース梅野。
1Rの二度のダウンで完全にペースが狂った。
体重ハンディがあるのも関わらず、セクサンを圧倒したパンパヤック。パワーもました3年連続MVPパンパヤックにもはや敵無しか!?
こちらも最高峰二人の激突。説明はいりません。ハイレベルな試合にしびれます。
2000年代前半にKOマシーンといわれ、一世を風靡したアヌワット。重い一撃のパンチでの大逆転KOが観衆を熱狂させた。

■2017.5.17 ラジャダムナン ライト級タイトルマッチ
梅野 源治(PHOENIX) vs サックモンコン ソーソンマイ
日本でヨードレックペットにリベンジしラジャのライト級王者となった梅野源治が現地で初防衛戦を行った。その対戦相手に名乗りを上げたのはセクサン、ペットウトーン、ペッタクシンも所属するソ―ソーンマイジムのスーパーライト級3位サックモンコン18歳。185cmという規定外の長身から繰り出されるヒザが脅威だが、試合前の掛け率は10−9で梅野有利。これは梅野初防衛成功になると思われていたが。。1R積極的に攻める梅野に対しサックモンコンは憎らしい程に落ち着いた表情を魅せる。そんな中サックモンコンのパンチが顎をかすめ後ずさりする梅野。更にサックモンコンのキレイな右ストレートを喰らいしりもちを着いてしまう。立ち上がりヒジを振るう梅野に今度はサックモンコンの左フックからの右ストレートが決まり梅野痛恨のダウン。信じられない光景だ。2R以降はポイントを守ればいいサックモンコンが左ミドル、組み膝で上手く逃げる。懐が想像以上に深いと感じられる。49-46×2、49−47の大差判定で王座陥落。ロードレックに続き対タイ人2連敗となってしまった。しかしここからの復活を期待したい。(K.M)

■2017.5.31 ラジャダムナン スーパーフェザー級
パンパヤック ジットムアンノン vs セクサン オークワンムアン
「これぞ最高峰!猛虎のパンチをも砕く超絶左ミドル」
当初は3月に結婚式を挙げたばかりの新婚ムアンタイがセクサンと対戦する予定だったが体調不良を起こしキャンセル、急遽セクサンvsパンパヤックという「パンチvsミドルキック頂上対決」が行われた。2pハンディを貰ったセクサンだったが得意のパンチがまるで当たらない。パンパヤックの華麗なステップワークから放たれる超絶左ミドル姿は正に「マタドール」!余りの強烈さにセクサンの体が浮いてしまう。恐ろしいパワーとタイミングの良さだ。更に前蹴りでセクサンは後方に飛ばされる。この名人芸ともいえる妙技に是非酔いしれて頂きたい。「芸術のムエタイ!」。(K.M)

■2017.6.28 ラジャダムナン スーパーフェザー級
ペットウトーン オークワンムアン vs ガオナー PKセンチャイ
「新旧スーパーフィーム(テクニシャン)対決」
3月にあのパンパヤックを1RKOし、最も権威ある「タイ国スポーツマスコミ協会MVP」に選ばれたペットウトーン。しかしパンパヤックとの再戦を落とすなどその後に勢いが無くなってしまった。対するガオナーはかつてノーンビアーの名でルンピニーの王座に2度着いたこともある名選手。両者ともスーパーテクニシャンゆえ攻防もハイレベル。2Rペットウトーンの左フックがアゴをかすめ一瞬動きの止まるガオナー、この辺の感覚は流石と言える!そして試合は攻めのモーションが小さいペットウトーンにガオナーがダイナミックなパンチ、蹴りをねじ込んでいく。パワーはガオナー、特にその左ミドルは実に強力だ!後半やや攻めあぐねたペットウトーンをガオナーが力技にテクニックを加味しねじ伏せる。今年は勢いがあるガオナー、セーンマニーとの対戦が見たい!(K.M)

■2017.7.27 ラジャダムナン スーパーフェザー級
ガオナー PKセンチャイ vs スーパーバンク サックチャイチョーク
数年前はそのスーパーテクニックで対戦相手不足に陥るほど強かったスーパーバンクだが、オリンピックを目指しアマチュアボクシングに転向。一昨年ムエタイ復帰したが一流どころには勝てずいまいちパッとしない。対戦するガオナーとは数年前(ガオナーがノーンビアー時代)にヒジで1RKO負(sp-126収録)けもしている。特に今のガオナーには勢いがある。だがここでガオナーに勝利出来ればトップ戦線再浮上も見えてくる、、試合は流石スーパーテクニシャン同士、目まぐるしいテクニック合戦を魅せる、これは凄い!相手の呼吸・タイミングを盗んで放たれる両者の左ミドルに痺れる。そしてスーパーバンクのスウィープ(こかし)の技術は絶品だ。4R後半ガオナーが一気に攻め込みスーパーバンクのアゴにパンチをヒットさせる。勝敗は最後まで分からなくなってきた。一進一退のハイレベル技術マッチの判定はドロー。再戦必死!これは面白くなってきた。 (K.M)

■ルックバック ムエタイ 2003
アヌワット ゲオサムリット vs ポンピタック
「KOマシーン vs 名門ジムの膝小僧」
ラジャフェザー級王者のKOマシーンアヌワットと対戦するはルンピ二―スーパーバンタム級1位にランクされていた(王者はヨードブアガーム)ポンピタックだ。この選手かつてジャルントーンやオーレ―などムエタイの歴史に残る名選手を数多く輩出してきた名門ギャットバーンチョンジム(その後トーチャルームチャイジム〜マイムアンコーンジムと名前を変えている)所属。90年代終わりから活躍、初代K−1MAX準優勝のガオラーンと並ぶ当ジムの看板選手だった元ルンピニーのバンタム級チャンピオン。とにかくタフネス!!打たれ強くまた無尽蔵のスタミナで前に出続けるスタイルはやりにくさNo.1か!?アヌワットが時折強力パンチで畳みかけるがポンピタックも肘とミドルで対抗。そして着実に組み膝を当てていく。地味だがこの組み、ロックの引きの強さは物凄い!アヌワットのパンチvsポンピタックの膝対決はドロー!アヌワットがパンチで倒せないという珍しい試合。 (K.M)


219---スーパーファイト2017 vol.1
&ルックバック2003 ゴンピポップ vs クンピニット

■2017.2.8 ラジャダムナン バンタム級
プーンコン トースラート vs プラジャンチャイ PKセンチャイ
「ラジャ&サヤームキラーMVP、最強をも破り13連勝中!」
前回ギンサーンレックをKOで葬り軽量級トップ戦線に躍り出たMVP受賞プ―ンコンが“バンタム級最強”プラジャンチャイに挑戦。プラジャンチャイは気合い充分。3R、プ―ンコンがジワジワと前に出てプレッシャーをかける。そしてプラジャンチャイが攻めるコンマ何秒か先に攻撃をヒットさせ出鼻を挫く。4R今度はプラジャンチャイが前に出て攻めるが受け身プ―ンコンのカウンター能力が冴える!最終回、逆転を狙うプラジャンチャイのパンチ連打を被弾する場面もあったがプ―ンコンが逃げ切り49-47(×3)の大差判定で13連勝をマーク。

■2017.2.2 ラジャダムナン スーパーフェザー級
パンパヤック ジットムアンノン vs スーパーレック モーラタナバンディット
「最高峰が魅せる蹴りの芸術戦!」
スーパーレックが過去1分1敗と分が悪いパンパヤックに一年振りのリベンジ戦。7連勝中だったスーパーレックだったが前回の試合でペットウトーンに完敗、対するパンパヤックは強豪相手に5連勝中でその勢いを考慮してか2pのハンディマッチ。両者の鍛え上げられた肉体から繰り出される華麗なミドルキックに思わず息を呑む!凄い!これぞ最高峰!ムエタイの芸術!と唸ってしまう。パンパヤックのスピードとタイミング、スーパーレックのパワー、双方による鉄壁のガード、両者一歩も譲らず大迫力な展開。そこで均衡を崩したのはスーパーレックの組み膝、ここで差が出た。右ミドルがクローズアップされるスーパーレックだが実は彼の強みはこの組みにある。そしてパンパヤックの負けパターンでもある。見事雪辱を果たしたスーパーレックの貫録。

■2017.2.9 ラジャダムナン スーパーフライ級
サオエーク ケーサージム vs ギンサンレック トーラクソン
「2016新人王vs堕ちた天才児」
2年前15歳にして307戦、102pでは敵無し状態となり天才児と騒がれたギンサーンレック。数年後はセーンマニーやセーンチャイの様なスーパースターになると思わていたが、、階級を上げてから不調が続き、前回はプ―ンコンにKO負け、完全に話題から外れてしまった。対するサオエークは13連勝をマークし2016年新人王にも輝いた逸材。序盤から強気に攻め立てるギンサーンレック、このアグレシッブさがこの男の良さだ。試合は両者の技が交錯する目の離せない激しい展開へ。観客も大興奮!軽量級ならではのスピーディーな攻防にスタジアムは異常な熱気に包まれる。サオエークの押し込んでのヒザがやや有利か?5R必死に追いあげたギンサーンレックだが判定は2−0の僅差でサオエーク。天才児の試練は続く

■ルックバックムエタイ 2003
ゴンピポップ ペッティンディー vs クンピニット
「悪魔の化身vs超攻撃型ムエカオ」ペッティンディーvsワンソンチャイ夢のドリームマッチ実現!ゴーンピポップはかつて全日本キックのリングに来日経験があり対戦した花戸忍選手はヒジ打ちを喰らい額が陥没、試合後に病院へ直行しそのまま入院。ゴーンピポップはその余りの強さゆえ再来日は実現しなかった。対するクンピニットも来日経験がありルンピニー2冠王、激しすぎるファイトスタイルゆえしばしば空回りしてしまう事もある超攻撃型選手。この試合とにかく両者の攻めが豪快!クンピニットが渾身の右ミドルが食い込ませれば、ゴーンピポップは強烈な左ストレートを打ち返すという危険かつエキサイティングな展開を魅せる。3R自ら得意の組みに持っていった筈のクンピニットだったが逆にゴーンピポップが相手の左肩をロックする見事なテクニックで試合を完全にリード、意外にも技巧派っぷりを魅せる。最後まで両者の危険な肘が飛び交う大迫力ファイトは必見だ!


218---決定 16-17ムエタイ最優秀選手 ペットウトーン オークワンムアン
&ルックバック2003 オロノー vs ノンビー

3年連続MVPパンパヤックを衝撃の1R KO葬!MVP決定の瞬間だ。
舌をだして挑発したあとの、強烈な肘で、カイムックカオを豪快KO。気の強い選手だが 持ち味はタイミングのよい攻撃力。右ミドルが武器だ。

ヨードレックペットの豪快な肘KO。

セクサンがヨードレックペットに強烈な膝。
 
それぞれワンソンチャイとペッティンディーのスターだった、ノンビーとオロノー
■2017.3.2 ラジャダムナン スーパーフェザー級
ペットウトーン オークワンムアン vs パンパヤック ジットムアンノン
注目のビッグマッチ!!偉業の3年連続MVPを受賞し現代ムエタイの最高選手といえるパンパヤックと今年ゲーウガンワーン、バンプリーノーイ、スーパー レック(ラジャs130pベルトも奪還)等に圧勝、セーン、カイムックカーオを豪快KOしてきた絶好調ペットウトーンによるスーパーフェザー級頂上対決。 試合前掛け率は10−9でパンパヤック有利。テクニシャン同士の高度な技術戦が予想されたが、、いざフタを開けてみると1R、ペットウトーンが飛び込み様 に放った右フックがクリーンヒット!!ぶっ飛んだパンパヤックは腰が砕けて立てない。まさかの1RKO決着でペットウトーンは最も権威あるタイ国スポーツ マスコミ協会のMVP受賞を決定付けるとともにパンパヤックの4年連続MVPを阻止。面白くなってきた!

■2017.2.2 ラジャダムナン ライト級
ペットウトーン オークワンムアン vs カイムックカオ
ここ一番という所で勝てずどうしても超一流選手予備軍なイメージのカイムックカーオであるが、あの梅野選手に勝利したロードレックをテクニッ クで完封するなど実力は高い。今回も気を抜かなければペットウトーンとのテクニック対決が見られると期待されたのだが。ペットウトーンはカイムックカーオ の脆いアゴにパンチを狙っていく。そして2Rミドルキックの掛け合いから前に出てきたカイムックカーオにペットウトーンは「さあ、来い!」と下を出して挑 発。その直後に放った右ひじが顔面直撃!!大の字にダウンしたカイムックカーオ立てず。ペットウトーンはテクニックに加え心理戦にも長けている!

■2017.2.2 ラジャダムナン ライト級
ヨードレックペット vs バンピーノーイ
梅野選手とも2度対戦し日本でも馴染みのある「鉄人」ヨードレックペットとこちらも2016年6月19日ムエタイスーパーファイトで小川翔選 手を膝で撃破したペットンガンによるパンチvs膝対決。162cmとこの階級では極端に背の低いヨードレックペットだがこれまで気持ちの強さと強靭な肉 体、そしてハードパンチで数々の強豪をKOに葬っている23歳。この試合もKO勝ちしかないヨードレックペットが序盤からKOパンチを狙っていく。しかし ペットンガンの前蹴りに阻まれる。3Rペットンガンは組んでヒザを当てていく。そして勢い付くペットンガンは右ミドル、右ハイキックを立て続けにヒットさ せ一気に優位。苦しい展開のヨードレックペットだがここからがこの男の本領発揮。4R右フックから豪快な右ひじをペットンガンのこみかみにフルスイング。 糸の切れた人形のように崩れ落ちるペットンガン。またも見事な逆転KO勝利をやってのけたヨードレックペット、恐ろしい破壊力だ!

■2016.12.22 ラジャダムナン スーパーフェザー級
ペットウトーン オークワンムアン vs スーパーレック モーラタナバンディット
過去圧倒的にペットウトーンに分が悪いスーパーレック。しかもこの前にはジムメイトのセクサンがスーパーレックに2連敗していることもあり ペットウトーンはかたき討ちの意味も込めてコテンパンにやっつけに来るだろう。試合は「お前なんかには余裕で勝てる!」と言わんばかりに余裕の表情で攻撃 を仕掛けるペットウトーン。スーパレックもガードを固めるがパンチ、ヒジが顎をかすめ危険な空気が漂う!スーパーレック得意の右ミドルも届かず、、試合前 から心理戦で既に優位だったペットウトーンがポイント以上に試合を支配し圧勝、ラジャs130pベルトも手に入れた。その気の強さが裏目に出ることもある がツボにハマると恐ろしく強いペットウトーン、連勝街道驀進中だ!

■2016.12.22 ラジャダムナン スーパーフェザー級
セクサン オークワンムアン vs ヨードレックペット
ともに日本のエース梅野源治と対戦し、日本でもなじみのある二人が激突。ラジャを代表する強打同士の対戦は期待通りの激戦に。梅野戦後も激闘 を重ねるセクサンがヨードレックペットに狂った様に襲い掛かる。パンチ一発の重さはヨードレックペットが上だがセクサンはお構いなしに飛び込んでパンチ・ 肘の雨あられ。そして3R両者の危険なヒジ・パンチが激しく交錯しヨードレックペットがローを放てばセクサンは飛び込んで強烈なヒザの猛攻。更にセクサン はフルスイングのストレートパンチ、回転肘と鳥肌の立つファイトを魅せる。これで終わらず4Rセクサンがストレートからアッパー連打、更に首を掴んで膝の 連打連打!完全に試合をリード。やはりこの男の試合に外れなしだ。

■ルックバック ムエタイ 2003
オロノー マジェスティックジム vs ノンビー ギャットヨンユット
この日のルンピニーはメインのアヌワットvsポンピタックを筆頭に好カード続出。中でもルンピニーvsラジャ、ペッティンディーvsワンソン チャイ頂上対決と言えたこのオーローノーvsノーンビーに注目が集まった。この対戦前オーローノーはシンダムには負けたがチャーリーには勝利、対するノー ンビーはケムには勝利したが続くゴーンピポップ戦では4Rダウンを奪われ判定負けと交流戦での相性の悪さと顎の弱さを抱えての対戦。試合はイン、アウトを 多用してアグレッシブに攻めるオーローノーに「カウンターの帝王」ノーンビーの歯車が狂いっぱなしだ。4R組んで膝を放っていくもオーローノーの勢いに押 し切られてしまう。「動」vs「静」なビッグマッチ交流戦は「元気者」オーローノーが気の強さを見せつけ勝利、ノーンビーは対ペッティンディー2連敗だ!


217---スーパーファイト2016 vol.6 (91min.)
新旧スター対決センマニー vs ゴーンサック、ラジャMVPプーンコン、
&ルックバックムエタイ サックモンコンがナムカブアンを衝撃の1R KO 他

■2016.12.21 ラジャダムナン ライト級
センマニー ソーティアンポー vs ゴーンサック
16年ラジャS生誕記念興行のメインは当初セーンマニーvsタノンチャイの10度目の対戦だったが、タノンチャイが膝のケガでキャンセル。代わりに名乗り を上げたのが“Mr.左ミドル”ゴーンサック、ここに新旧左ミドル対決が実現!しかし現時点での実力はセーンマニーが上だ。超高速で繰り出されるセーンマ ニーの左ミドルにゴーンサックはついていけない、、昨年のセクサン戦同様セーンマニーの圧勝という形で今年もラジャ生誕記念興行は幕を下ろした。かつて左 ミドルのみで連勝を続けMVPにまで輝いたゴーンサックが左ミドルで負けるとは、、時の流れを感じさせる一戦となった。(K.M)

■2016.12.21 ラジャダムナン スーパーフライ級
プーンコン vs ギンサンレック
‘16年ムエタイ界の話題をさらう筈だった15歳の若き天才ギンサーンレックだがイマイチ波に乗り切れない。今回対戦するラジャ115p級王者にして 2016年ラジャ、サヤームキラー他MVPで11連勝中のプ―ンコンにも10月にも負けており2連敗はしたくない所だ。更にプ―ンコンが腰に巻くラジャS スーパーフライ級のベルトをかけての再戦となった。アグレッシブに攻めるギンサーンレックにプ―ンコンは徹底してアウトボクシング、接近すれば両者の肘が 交錯するスリリングな展開。軽量級では珍しく緊迫感のある攻防だ。特にギンサーンレックの豪快に振り抜く肘は怖い。しかしポイントではアウトボクシングに 徹するプ―ンコンが上回る。そして4R攻め疲れて動きの鈍るギンサーンレックのボディーにプ―ンコンが左ひざを突き刺す!!これがピンポイントで入りギン サーンレックは悶絶、見事なKO決着となった。これが決め手となりプ―ンコンはラジャMVPを受賞。次回はあのプラジャンチャイとの対戦だ!(K.M)

■2016.12.21 ラジャダムナン バンタム級
ピチットチャイ vs ロイチューン
この試合は両ジムがお互いに出し合って勝者が総取り200万バーツを受け取る賭け試合となった。その為、白熱の試合が期待されたが、、2pのハンディも虚 しく試合はピチットチャイの強さばかりが目立ってしまう。強力なパンチとローを叩き込んでいくピチットチャイ、この階級では恐ろしい程の破壊力を秘めてい る。そして3Rついにピチットチャイの剛腕爆発!!ロイチューンを左右パンチでタコ殴り。このパンチはヤバい!非常に危険、かつてのアヌワットの様だ!! ロイチューンは立っているのが精一杯だ。ダウンこそなかったが掛け試合としては一方的な試合となってしまい、ピチットチャイの圧倒的な強さばかりが目立っ た。この男、是非日本で見てみたい!(K.M)

■2016.12.12ラジャダムナン フライ級
パランポン vs キーウパヤック
ベテランのパランポンにあの3年連続MVP男パンパヤックの弟キーウパヤックが挑む。テクニシャンとして名高いパランポンだがキーウパヤックもそれに負け ないテクニックを見せる。目の良さはピカイチだ!若手に洗礼を与えようとアグレッシブに前に出るパランポンをキーウはかわしまくる、上手い!!この兄弟、 恐ろしい程の素質を持ち合わせている様だ。そのまま見事ベテランを撃破したキーウパヤック、経験を積めば大物になる予感!今後要注目の選手だ!(K.M)

■2016.11.30 ラジャダムナン スーパーフェザー級
センマニー vs チャーンサック
タノンチャイ以外は敵が見当たらないセーンマニーの相手に大抜擢されたのはTVマッチを中心にもっか4連勝中だという新鋭チャーンスック。2pハンディを 貰いながらもどういった戦いを魅せるのか注目されたが、、、1Rジャンピングしての前蹴りでセーンマニーを蹴り上げるチャーンスック。しかしこれがセーン マニーに火をつけてしまった!? チャーンスックのその細い足をセーンマニーはローキックで狙い撃ち。2Rで既に効いてしまうチャーンスックは3Rローを 蹴らせまいと接近戦に持ち込む。しかし逆にセーンマニーのヒザをボディーに連発され崩れ落ちる。見事KOで圧倒的な実力差を見せつけた。(K.M)

■2016.11.30 ラジャダムナン フライ級
ギンサンレック vs ペットスパン
2016年大注目選手、15歳の天才児ギンサーンレックが序盤からアグレッシブに攻め立てる。ペットスパンは圧倒され手が出ない。そしてほ ぼ一方的にギンサーンレックが攻め続ける中、4Rレフリーが試合をストップ。ギンサーンレックが力の差を見せつけた。若さ溢れる血気盛んなファイトスタイ ルを魅せるギンサーンレック、こいつやはり面白い!(K.M)

■ルックバックムエタイ 1997
サックモンコン vs ナムカブアン

216---ルンピニー創立記念2016
&ルックバックムエタイ 1991 ヌンウボン vs ランスワン


2016年圧倒的な強さをみせたムアンタイが陥落。
パンパヤックはロードレックを相手にせず。2017年はセンマニーを超えるか。
強烈な肘をカウンターであわせ、シーンが失神!
ウボン県の星、ヌンウボン。リングネームの意味はウボンNO.1の意味だ。

■2016.12. 9ルンピニー創立記念興行ライト級
ムアンタイ PKセンチャイ vs ヨードパノムルン ジットムアンノン
2016年ルンピニー生誕記念興行のメインは今年ヒジでKOを量産してきたムアンタイとBBTVスーパーライト級王者ヨードパノムルンがタイ国プロムエタイ協会スーパーライト級王座を賭けて争う。いきなり左ストレートでしりもちを着 かせるムアンタイだが、長身のヨードパノムルンがパワフルな右ミドルをぶち込んで前進を阻む。そしてハイキックがムアンタイの首を捻じ曲げる。それでも 「ゾンビ」ムアンタイは前進を続けヒジを振り回すが体格で圧力負けをしないヨードパノムルンが力強い追撃でシャットアウト!KO街道を突っ走ってきたムア ンタイだがここに来て遂に連勝ストップ。(K.M)

■2016.12. 9ルンピニー創立記念興行スーパーフェザー級
パンパヤック ジットムアンノン vs ロードレック PKセンチャイ
3年連続MVPのムエタイエース“パンパヤック”の今年最後の相手に名乗りを上げ たのは先日、日本での梅野戦も記憶に新しい“鉄車輪”ことBBTV級王者ロートレックだ。これまでヨードレックペット、セクサン、ヌーンラーンレック(元 ルンピsスーパーフェザー級王者)等相手に重圧な攻撃とその頑丈さで激闘を繰り広げてきた。しかし前回カイムックカーオに負けるなどテクニシャンに脆い一 面を露呈。それがテクニック最高峰のパンパヤックが相手とは少しミスマッチか!?重い攻撃で仕掛けるロートレックだが如何せんスピードが無い。懐の深いパ ンパヤックの華麗な左ミドル、更には絶妙なテンカオで前進を阻まれる。3R以降は完全にロートレックの動きを見切ったパンパヤックがやりたい放題で圧勝。 ファイターの前進をストップさせるカウンター的ミドルキック、膝の打ち方はこれを学べば良い。パンパヤックは“美しいムエタイ”を体現する。(K.M)

■2016.12. 9ルンピニー創立記念興行フェザー級
ペッダム PKセンチャイ vs シーン パルンチャイ
両者、先月対戦しておりその際はペッダムが勝利。リベンジを果たすべくシーンが気合充分で攻めこもうとするが、身長の割に手足が極端に長いペッダムが繰り 出す遠い距離からの左ミドルに阻まれ中々入っていけない。このリーチは脅威だ!3Rペッダムはパンチも当たり始め波に乗る。そして迎えた4R、劣勢のシー ンが組みで必死に追い上げる。ペッダムも手数を増やし試合は白熱!そんな中、ペッダムが左ミドルでシーンをロープに追い詰めアゴに肘を一撃!!そのまま立 ち上がれないシーンはタンカーで運ばれた。見事KO勝利のペッダム、今記念興行MVPか!?勢いに乗るこの男面白い!(K.M)

■2016.12. 9ルンピニー創立記念興行スーパーフェザー級
セーン パルンチャイ vs モンコンデットレック
ムアンタイやペットウトーン等にKO負けし一時の勢いが失われた現代のムエカオ王セーンが実力急上昇中のモンコンデットレックと対戦。髪の長いセーンが新 鮮だ!!得意の組みに出ようとするセーンにモンコンデットレックの狙い澄ました強烈な左ミドルがうなりを上げる!そこにカウンターの縦ヒジを喰らい口の中 が切れ出血するセーン。更に目尻も切られ流血がひどい、ドクターチェックが入る。再開後も目に血が入るセーンは得意の組みも出来ず逆にモンコンデットレッ クのカウンターを喰らい続ける。全く良い所無く負けてしまったセーンの再起は!?(K.M)

■ルックバック ムエタイ1991
ヌンウボンの出世試合!膝の帝王ランスワンを切り裂きタイトル奪取!
ランスワン vs ヌンウボン

215---スーパーファイト2016 vol.5
&ルックバックムエタイ サックモンコン vs チャーンチャイ(110min.)


■2016.11.14 ラジャダムナン ライト級
ムアンタイ PKセンチャイ vs カイムックカオ
驚異のヒジでKO量産中、快進撃を続けるムアンタイに顎の弱いカイムックカーオとは非常に心臓に悪いカードだ。離れて戦えばカイムックカーオにも十分勝機 はあるがムアンタイのテンポ無視の前進がキツイ。右ミドルと前蹴りを当てていたまでは良かったのだが2Rフェイントからの左縦ヒジを喰らい早くもダウンす るカイムックカーオ。ゴングに救われるも意識は朦朧。そして3R開始早々の縦ヒジ一発で完全に眠ってしまった、、ムアンタイ無敵だ!!この男どこまで勝ち 続けるのだろうか!?

■2016.11.14 ラジャダムナン スーパーフェザー級
スーパーレック モーラタナバンディット vs セクサン オークワンムアン
9月(スーパーレックが勝利しWBCムエタイのベルトも獲得)の再戦。またもセクサンのパンチのキレが良く、ハイスピードでガンガン振り回すその姿は見ていて実に気持ち良い。しかしスーパーレックも異常な集中力の高さでこれを確実にブロック。後半KO狙いしかないセクサンは更にパンチの猛攻をかける。ガード関係なし、捨て身の攻めは見応えある。やはりセクサンの試合に外れなし。流石「激闘王」(K.M)

■2016.11.15ルンピニー スーパーフェザー級
パンパヤック ジットムアンノン vs ガオナー PKセンチャイ
実に4度目の対戦(過去33勝でパンパ ヤックの圧勝)は3pハンディマッチ。何としても勝ちたいガオナーだが相性というのか!?パンパヤックにとっては非常にやりやすい相手。ガオナーが攻めよ うと焦れば焦るほどパンパヤックには動きが良く見える。攻撃が雑になっていくガオナーに対しパンパヤックはタイミングを計った抜群の左ミドルを的確に放っ ていく。数は打たないが打つ攻撃全てが的確にヒット!要は捨て技が無いのだ。正に天才肌!4度目もパンパヤックの圧勝、もう5度目の対戦は無いだろう。パンパヤック、非常にクレバーな男だ!(K.M)

■2016.11.15ルンピニー バンタム級
ワンチャローン PKセンチャイ vs スプリンター
前回はワンチャローンがハイキックでスプリンターをKO、約1年振りの再戦。スプリンターは新日本キック協会に2度来日しているバカイペットをKOしているペッシリージム所属の左ミドルキッカー。3Rか ら両者激しく攻め合い一瞬ひるむ場面を見せるワンチャローンだがすぐさま攻め返していく。やはりこの男、気が強い!更にスプリンターが得意の左ミドルを放 てばワンチャローンも「受けて立とう」と言わんばかりに重い左ミドル。試合は白熱し徐々にワンチャローンが地力の強さでリードし勝利。ワンチャローンやは り強い!(K.M)

■2016.9.23 ルンピニー スーパーフェザー級
セクサン オークワンムアン vs スーパーレック モーラタナバンディット
10月にヤスユキ選手をハイキックでKOし戦慄の日本デビューを飾ったスーパーレックが来日直前に試合してきたのがこのセクサンなのだから恐れ入る。この試合は空位のWBCムエタイ世界スーパーフェザー級王座決定戦。1Rからパンチを振り回すセクサンにスーパーレックは超高速キックで対抗。そして要所でヒジを打ち込めばセクサンもミドルキックを多様したりと珍しく隙の無い攻めを見せる。そして両者の蹴り合い、ヒジの打ち合いと試合は白熱していく。緊張感が半端ない!4RセクサンがKOを狙いパンチ、肘の大猛攻をかける、すごい迫力だ!そして試合は5R最後まで勝敗が分からない激闘に!観客大熱狂!!これは面白い、必見!(K.M)

■2016.9.8 ラジャダムナン フェザー級
ジョームピチット vs ペッタクシン
セクサン、ペットウトーンに続くソー・ソーンマイジム第3の男ペッタクシンがラジャSフェザー級タイトルに挑む。筋肉質のペッタクシンが2Rロープ際で背を向けたジョームピチットに豪快に肘を振り落とす。恐ろしい、、そして3Rジョームピチットのミドルをキャッチして放ったペッタクシンの右ハイキックが見事にヒット、最後は後頭部にヒジを叩き落しKOしてしまう。フェザー級王者となったこの筋肉隆々、ガチガチの強引な攻め、ちょっとおバカっぽいキャラと中々面白い選手が出てきた。(K.M)

■ルックバック ムエタイ
これが、絶頂期のサックモンコンのミドルだ!
サックモンコン vs チャーンチャイ
「1993.6.25.ルンピニー」かつてK-1にも来日(96年にアンディ・フグの弟子マリノ・デフローリンを左ミドルでメッタ打ち)したことのある「伝説の左ミドル」サックモンコンの若き日の映像登場。対するは元ルンピニーJr.フェ ザー級&フェザー級王者「双竜脚」ことチャーンチャイ・ソー・タマランシー。右ミドルの名手でサウスポー殺し、右ミドルを打つと同時に左ミドルを瞬時に叩 き込む秘技を持つ名選手だ。しかしサックモンコンの体格差と若さを活かした前進に後退せざるを得ない。逆に後退することを知らないフィジカルが半端なく強 いサックモンコンの迫力の攻撃。一発の重さが違う!!黄金期ムエタイの世代交代を感じさせる一戦だ。 (K.M)

214---スーパーファイト2016 vol.4(109min)

ライト級最強決定戦は予想に反して、ムアンタイの肘の連打で衝撃KO
プラサンチャイのスピードvsシーンの首相撲
チャラーム二度のダウン
 
ペットウトーンは安定の強さ
 

■2016.9.30 ルンピニー ライト級
ムアンタイ PKセンチャイ vs ペットパノムルン
ライト級頂上対決。ここでムアンタイに勝ては「天才」ペットパノムルンが復活、一気にトップ前線に返り咲くのだが、、しかし2R組みからの縦ヒジを何度も喰 らい効いてしまった所にムアンタイ左右のヒジ連打が更に襲い掛かり後退してしまうペットパノムルン。最後は右縦ヒジで崩れ落ちタンカーで運ばれる程のダ メージを負ってしまった。 圧倒的な強さを見せたムアンタイの肘の破壊力は必見!(K.M)

■2016.9.30 ルンピニー スーパーバンタム級
プラジャンチャイ PKセンチャイ vs シーン パルンチャイ
前回同ジム所属で仲良しのチャラームが先にプラジャンチャイ越えを果たしており、それに続けとばかりにプラジャンチャイに挑戦したシーンだっ たがあえなく完敗。今回2.5pのハンディを貰い再戦となった。体格で優るシーンは無駄追いをせずジリジリとプレッシャーをかけていく。そして体格差を活 かした首相撲へ持ち込む。高速コンビが売りのプラジャンチャイも冷静さを欠くと歯車が狂いぱっなしだ。4R組みからのヒザを次々に決めたシーンが見事プラ ジャンチャイ越えを果たす。地味ながら安定感あるシーンがチャラームとこの階級を制覇してしまうのか。 (K.M)

■2016.9.30 ルンピニー スーパーバンタム級
チャラーム パルンチャイ vs スアキム
プラジャンチャイを2連破しもはやこの階級では敵なしか!?しかし前回(7月)パンパヤックに挑んだのは時期尚早だった。ハイキックで無残な 2RKO負けからの復帰戦はPKセーンチャイジムに移籍してきた中堅スアキムとなったがここの大きな落とし穴が潜んでいた、、3Rロープ際のチャラームに スアキムの左フックが顎にヒット、一瞬腰を落とす。更にヒジを降りわますスアキムと打ち合うチャラームだが右パンチが先にあたり痛恨のダウン。更に2度目 のダウン(スリップ気味だが)を屈してしまい勝負あり。屈辱の2連敗となったチャラーム、しかし実力はあるので復活を期待したい。対するスアキムはここで チャラームに勝ったのは大きい。このまま波に乗れるか。(K.M)

■2016.9.30 ルンピニー スーパーフェザー級
ロードレック PKセンチャイ vs カイムックカオ
梅野選手にも勝利しているセクサンやヨードレックペット等にも勝利 しているロードレックの最大の武器はその頑丈で強靭な肉体にある。どんな選手にも打ち負けないが、逆を言うと相手がどんどん攻めてきてこそ強さを発揮する タイプ。しかし今回の様に離れて好しのテクニシャンタイプとの対戦となるとスピードの無さ、リーチの短さ、攻め幅の狭さが浮き彫りになってしまう。2Rカ イムックカーオの狙いすました左ハイキックがロードレックの首にヒット!ガードが低いロードレックは冷や冷やモノだ。3R前進してくるロードレックにカイ ムックカーオはバックステップを踏みながら左ミドル、テンカオを次々に決める。技のキレイさは流石だ。顎の弱い印象のカイムックカーオだがツボにハマれば そのテクニシャンとしてのポテンシャルを大きく発揮する。これで途中で集中力が途切れなければ文句なしなのだが、(K.M)

■2016.9.29 ラジャダムナン スーパーフェザー級
ペットウトーン vs ゲーウガンワン
元ルンピニー&タイ国プロムエタイ協会スーパーフェザー級王者の実 力者ゲーウガンワーンだがペットウトーンが相手となると一歩も二歩も足下に及ばない。ゲーウガンワーンに全く付け入るスキを与えないペットウトーンがレフ リーストップで余裕の4RTKO勝利。これほどまで実力差があるとは驚きだ。(K.M)

■ルックバック ムエタイ1990
ラモンデッカー vs ソンバット ソータニクン

213---スーパーファイト2016 vol.3

まさに、立ち技世界最高峰の試合。鳥肌立つシーンの連続!
試合前のマススパーは非常に軽いもの。距離、タイミングの確認
非常に注目された試合だったが、退屈な内容。
ギンサンレックは新しいスターになれるか。
  今年苦しんでいる福田海斗だが、売り出し中の選手を膝で見事にKO。

■2016.9.14 ラジャダムナン スーパーフェザー級
センマニー ソーティアンポー vs タノンチャイ タナゴンジム
実に9度目の対戦。前回の納得のいかない負けに何が何でもキッチリ決着を着けたいセーンマニー。試合は前に出てプレッシャーを強めるタノンチャイにセーン マニーがミドルキックからのヒジをぶち込んでいく。緊張感高まる攻防の中、3Rミドルキックからフェイントも混ぜるなどテクニックを見せるセーンマニーが 積極的に攻めていきポイントでは有利。しかしタノンチャイのパンチも恐ろしいほど重く、顔面をかすめると一瞬セーンマニーの動きが止まる。そして迎えた 4Rセーンマニーが鬼神の如き凄まじさで打ち合いを挑んでいく。これは凄い!!凄すぎる!!!セーンマニーのヒジの連打でタノンチャイが下がる。余りの激 しい打ち合いに鼻の曲がるセーンマニー。5−1でセーンマニー有利のなか5Rはタノンチャイが重い一発を当てようと前に出る。華麗なステップワークで逃げ るセーンマニー。果たして判定は!?なんとドローだ。勝ったと思われたセーンマニーは悔しい。しかし彼が魅せた4Rの攻めは見る者全てを興奮させる。試合 後、両者病院行きだったこの試合は2016年ラジャS最高試合賞を受賞。それも納得の激戦だ。必見!!(K.M)

■タノンチャイ タナゴンジム 試合前 調整マススパー
試合前にケガをしない様に軽〜いマススパーを長時間行うことでタイミング・距離・テクニックを確認していく。その無駄肉の無い体つきのタノンチャイに仕上がりの良さが伺える。 (K.M)

■2016.9.14 ラジャダムナン スーパーフェザー級
パンパヤック ジットムアンノン vs スーパーバンク モーラタナバンディット
リオオリンピックを目指しアマチュア・ボクシングに専念していたかつてのスーパースター、スーパーバンクがムエタイにカムバック。前回の復帰戦は何なく フォンルアンに勝利し健在をアピールしたが第2戦がパンパヤックとは驚きだ。しかしセーンマニー以外には負けの無い絶好調のパンパヤックとでは勢い・試合 感覚に思った以上の格差が出る、、、スーパーバンクの進撃を切れ味鋭い名刀「左ミドル」で一瞬にして切り裂くパンパヤックが圧勝し新旧テクニシャン対決を 制する。進化を続けるこのスーパースターに勝利するものは誰だ!?今後も目が離せないパンパヤックに注目だ!

■2016.9.14 ラジャダムナン フライ級
ギンサンレック vs ペットムアンチョン
15歳にしてスター入りを果たした若き天才、ギンサーンレックだが2016年は不慣れな階級アップで苦しんだ。対するペットムアンチョンは昨年6月に来日 し福田 海斗(キングムエ)に圧勝したラジャ、オームノーイ王者のテクニシャン22歳。ここでギンサーンレックに勝利し一気に名を挙げたい所。序盤から様 子を見過ぎるギンサーンレックは後手に回ってしまいペットムアンチョンのタイミング抜群の右ミドルを受け続けてしまう。3R終了時はペットムアンチョン有 利だ。しかし4R作戦を組みに変えてきたギンサーンレックが首をガッチリロック、そしてヒザを叩き込み一気に試合を呼び戻し勝利。この辺は流石、やはり実 力は高い!2017年の活躍を期待したい! (K.M)

■2016.9.19 ラジャダムナン スーパーライト級
福田 海斗(キングムエ) vs ペットチャイナート
7月にプロムエタイ協会フライ級王座を日本でトゥカッターペット相手に見事防衛した海斗がラジャで30万バーツ(約100万円)の賭け試合に出陣。相手は 3連続KO勝ち中だという19歳のペットチャイナート。ランキング入りを目指しペットチャイナートが序盤から勢い良く攻めてくる。2R組んでいく海斗を ペットチャイナートがコカシや投げで膝を蹴らせない。そして3Rはお互い組みに行く。しかしここでこかしや投げに気を向け過ぎガードの甘くなったペット チャイナートに海斗が絶妙な右ヒザをボディーにヒットさせる。たまらずノーカウントダウンする効いてしまったペットチャイナートを海斗は逃さず組みからの ヒザ連打で見事KO勝利。タイ人をラジャでヒザでKOしてしまう海斗、恐るべし!!2017年タイ側はどんな強豪を海斗に当ててくるのだろうか!?楽しみだ。 (K.M)

212---スーパーファイト2016 vol.2 KO祭り& ルックバックムエタイ デニービルvsクリエンクライ( 80min.)

重戦車対決は迫力満点
パンパヤックは新星チャラームを貫禄のKO
サタンムアンレックが肘でKO
ヨードレックペットが重いローキックでKO
スーパーレック
デニービルを止めたのはクリエンクライ

■2016.9.2 ルンピニー ライト級
ムアンタイ PKセンチャイ vs ヨードレックペット
過去に梅野源治選手と戦った者同士として日本にも馴染みのある両者。必殺縦ヒジでKO量産中のムアンタイと、こちらも2連続KO(パンパヤック←パンチ、カイムックカーオ←ローキック)中のヨードレックペットの対戦は激しい内容が予想された。そして試合はその予想通りムアンタイが組みに行きヒザとヒジを出せばヨードレックペットがパンチ、ローキックを強打していく激しい物に。それにしても両者打たれ強い!!お互いヒジを打ち出せば意地になって打ち合い、ヨードレックペットが強烈なローキックを打ち込めばムアンタイは危険なヒザをめり込ませる。両者一歩も引かない激しい乱打戦となったが、後半強烈なパンチを凌いだムアンタイが膝を突き刺し続け判定勝利。体格差で劣っていたヨードレックペットの頑張りにも拍手を送りたい。

■2011.7.8 ルンピニー フェザー級
パンパヤック ジットムアンノン vs チャラーム パルンチャイ
当初は20日にパンパヤックvsセーンマニーの再戦が予定されていたが、ここのきてパンパヤックの相手に名乗りを上げたのは若手NO.1チャラームだ!過去8戦負けなし、更にプラジャンチャイに2連勝した実績が買われての大抜擢か!?しかし試合は予想以上の実力差であった。普段は130pクラスで試合をするパンパヤックの攻撃がとにかく早くて重い、重過ぎる。2Rカウンターのヒザで効かせた所から一気にパンチで詰め最後は左ハイキックで完全にチャラームを仕留める。3年連続MVPのこの男やはり恐ろしく強い。因みに両者のファイトマネーはパンパヤックが15万バーツに対し、チャラームは20万バーツだったという。

■2016.8.11 ラジャダムナン ライトフライ級
サタンムアンレック vs ルークトーイ
元気者サタンムアンレックが序盤からキレのある動きを見せる。パンチのサタンムアンレックにルークトーイは組み膝でねじ伏せにかかるが、サタンムアンレックの手数は止まらない。パンチvsヒジ、パンチvsヒザの攻防はエキサイトしてくる。このラウンドややヒザでルークトーイか!?そして4R激しさは更に増しギャンブラー大熱狂の展開へ。迎えた最終5Rサタンムアンレックがいきなり膝と肘の雨あられ。最後は左ひじを顎にぶち込みKO勝ちする!負けたルークトーイはこの後ジムでの練習後に脳内出血を起こし還らぬ人となってしまい残念ながらこのサタンムアンレック戦がラストマッチとなってしまった。ご冥福をお祈りしたい。

■2016.8.11 ラジャダムナン ライト級
カイムックカオ vs ヨードレックペット
ラジャsスーパーフェザー級vsライト級の現役王者対決となった前回(6月24日ルンピニー)ではカイムックカーオがヨードレックペットの強打を掻い潜り判定勝利したが再戦は呆気ない物となってしまった。2R重い左ローキックを連射しあっという間にKO勝ちするヨードレックペット。余程の威力なのであろうカイムックカーオは自力で立ち上がれず。先日、日本で行われた梅野戦でこの強烈なローキックが見たかったが。

■2016.7.27 ラジャダムナン スーパーフェザー級
スーパーレック vs ペットンガム
昨年は不調だったスーパーレックだが今年は調子がいい。今回も格下相手に貫禄のある戦いを見せる。ペットンガンを得意の右ミドルで寄せ付けず余裕の判定勝利。このあとセクサンとのWBCスーパーフェザー級王座決定戦を制し日本に初来日、日本最高峰の一人ヤスユキ選手を見事な右ハイキックで失神KOし衝撃を与えた!

■ルックバック ムエタイ
1996.8.31 ルンピニー 157P-150P
デニービル vs クリエンクライ ソーワラピン

211---タノンチャイ タナゴンジム トレーニング vol.3&ヨードレックペットが技ありKO !( 72min.)

現在ムエタイ最高のカード センマニーvsタノンチャイ。今回は僅差でタノンチャイ
センマニー戦前のタノンチャイ。凄まじい練習量だ。長いミットのあとは、首相撲、2度目のサンドバック、体力トレーニングが続く
ジャンピングミドルを打ち込みまくる
 
ヨードレックペットの見事なコンビネーションが炸裂!!

■2016.7.18 ラジャダムナン スーパーフェザー級
センマニー ソーティアンポーvs タノンチャイ タナゴンジム
8度目の対戦となるこのカード(過去タノンチャイの5勝2敗)、タノンチャイはこの試合前には陸軍で兵役についており、しかも一般人なら徴兵を嫌がるのに、この男はわざわざ志願した。タノンチャイはチョンブリーのアーミーキャンプでトレーニングを積んできたという。試合はタノンチャイが積極的に前に出る。しかしセーンマニーも華麗なステップワークからの左ミドルで距離に入れない。パンチもスウェーで楽々かわす。3Rタノンチャイのパンチに打ち合いに出るセーンマニーだが余りにも強烈なタノンチャイのパンチにすぐさま左ミドルに作戦変更、危ない!!そして4Rセーンマニーが左ミドルを連射で本領発揮。こうなるとセーンマニー強い。蹴りのポイントでは圧倒的に上を行くセーンマニーが勝利だろうと思われたが、、手が上がったのはタノンチャイだった。納得のいかないセーンマニー陣営、再戦必死だ!(K.M)

■2015 ムエタイ最優秀選手 タノンチャイ タナゴンジム
トレーニング vol.3
最強ムエマッド・トレーニング第3弾。ムエタイの真骨頂“首相撲”を長身の選手と行う。ここでのタノンチャイの練習は自らが膝を出す練習というよりも、組んでくる相手をいかに崩すか?を行う。これは面白い、選手の方たちにも是非見て頂きたい。細かいテクニックが垣間見れる。首相撲を行った後はシャドー、腕立て、サンドバックへの膝蹴り連打、ミドルキック連打と更に続いていく。流石一流選手である、この過酷な練習を顔色一つ変えず行う。他の選手は練習を終え気付けば一人となっても延々とサンドバックに向かうタノンチャイ、この男の強さの秘密ここにあり。必見だ!! (K.M)

■2016.7.18 ラジャダムナン ライト級
ヨードレックペット vs パンパヤック シットジャティック
KO必死のハードパンチャー対決は3R縦ヒジを喰らったヨードレックペットがグラつく。そこを一気に仕留めにかかるパンパヤックの肘を顎に貰い危ないヨードレックペット、このままKOされてしまうのか?しかし4R逆襲に出たヨードレックペットが左ボディーからの右フックを見事に決め一発で逆転KOしてしまう。見事なコンビネーションだ! (K.M)

■2016.7.18 ラジャダムナン スーパーフェザー級
ペットウトン オークワンムアン vs バンピーノーイ 96ピナン
かつての名選手で元ルンピニーバンタム級王者ガンワーンノーイが96ピナンジムがあった場所に新たにプリューワーヨージムを立ち上げた。そこでゲーウガンワン(ルンピニー、プロムエタイ協会スーパーフェザー級王者)等と共にトレーニングを積むバンプリーノーイは確実に強くなってきている。しかしそれでもペットウトーンの敵では無かった。実力は1枚も2枚も上のペットウトーンにバンプリーノーイの攻撃が全く当たらない。セクサンと同ジムでありながら真逆のテクニシャンスタイルのペットウトーンがやりたい放題で大差判定勝ちを収める。やはりこの男のポテンシャルは相当高い。パンパヤックやセーンマニー、ガオナーなどとのテクニック合戦が見たい。

210---天才児センマニーのテクニックが炸裂!絶好調ムアンタイを翻弄のTKO!ルックバックムエタイ1991天才カルハート、天敵ランスワンに完敗他( 86min.)

センマニーがムアンタイをサンドバッグに。差がつきすぎて、賭けが成立しないと判断され、レフェリーストップのTKO。 センマニー恐るべし!
ムアンタイは得意の肘でタクシンレックをKO
Sバンタム級のトップ争い
プラサンチャイが実力を見せつける。 ガオナーの肘がトゥアンのアゴを砕く。最後まで戦ったが、トゥアンは病院直行。アゴ骨が折れていた。
 
天才カルハートが苦手としたのが膝のランスワン

■2016.6.9 ラジャダムナン スーパーフェザー級
センマニー vs ムアンタイ
1勝1敗で迎えたこのカード。あのセーンに2連勝(内1KO)し、その脅威の縦ヒジでKOを量産中のムアンタイであったが、前回3年連続MVP男パンパヤックを退けたセーンマニーの敵では無かった。前進して組みつきたいムアンタイをセーンマニーは前蹴り、左ミドルで阻止。更に隙あらばパンチ・肘をぶち込む。更に3R何も出来ないムアンタイはセーンマニーの左ミドル→左ストレートのコンビをまんまと喰らい続ける。そこにパンチ連打も浴びてフラフラになってしまう。4R勝ち目のないムアンタイを見かねたレフリーが試合をストップ!まるでマタドールの様な動きで捌くセーンマニーは見物!(K.M)

■2016.6.9 ラジャダムナン スーパーバンタム級
チャラーム パルンチャイ vs ヨードモンコン
若きテクニシャン対決は両者「俺のほうが上だ!」と言わんばかりに強気な姿勢を見せ合う。テクニックのあるヨードモンコンが狙いすましたミドルキックを当てていくが、あのプラジャンチャイに2連勝したチャラームの勢いは止められず。このチャラームの躊躇無い攻めと距離感(ステップワークの上手さ)は非常に良い。徐々に後手に回り始めてしまい手が出なくなっていくヨードモンコンに次々とヒザをぶち込んだチャラームが勝利。次はあのパンパヤックだ。(K.M)

■2016.7.21 ラジャダムナン ライト級
ムアンタイ vs タクシンレック
昨年2月にペットウトーンにまさかのKO負けを食らって以来、ダウンシーンやKO負けが目立つタクシンレックは昨年後半にセーンマニーに勝利した以外はイマイチパッとせず、すっかり落ちぶれてしまった印象を受ける。3R組みに入りながらのコカシを決めたムアンタイがその直後にも同じ動きで組みに入り今度は左縦ヒジを突き上げタクシンレックのアゴを粉砕。騙されたタクシンレックは立ち上がれない程のダメージを受けタンカーでリングを降りた。(K.M)

■2016.7.21 ラジャダムナン スーパーバンタム級
プラジャンチャイ vs シーン
同ジムのチャラームが先にプラジャンチャイ越えを果たしている為、シーンもここで何が何でも勝利したい所、気合が入る。しかしこの階級では圧倒的強さを誇る超絶ハイスピード機動戦士“プラジャンチャイ”はその高速技を駆使し次々とシーンに襲い掛かる。やりたい放題だ。更に左右のヒジも振り回しシーンは目じりから出血、苦しい。4Rもはや実力差があり過ぎて試合にならず。余裕で捌くプラジャンチャイは捌きのスピードも半端ない。やはりツボにハマると恐ろしく強いこの男、この階級最強か!? (K.M)


■2016.7.21 ラジャダムナン スーパーフェザー級
ガオナー PKセンチャイ vsトゥアン

■1991.11.26 スッグワンソンチャイ
ランスワン vs カルハート

209---超ド級のどつき合い!セクサン vs ロートレック&
スター軍団PKセンチャイジム、プラジャンチャイ、ワンチャローンが若手をコーチング他( 70min.)

タフな二人が激突!予想通り、凄まじい試合に。
セクサンはダウンを奪われるも、ここからゾンビのようにロートレックに襲いかかる。観衆も拍手喝采の大激闘だ。
スター選手のプラサンチャイ、ワンチャローン、ロートレックが若手を教える。
ミットを持つのはSバンタム級最強のプラサンチャイ。必見の映像だ。

■2016.6.3 ルンピニー スーパーフェザー級
セクサン オークワンムアン vs ロートレック PKセンチャイ
「激闘王」「クレイジーファイター」セクサンがPKセーンチャイジム所属のBBTV130p王者「不死身の岩男」ロードレックと対戦。激しい試合が予想されたがやはり激戦となった。2R物凄い速さで放たれるロードレックの右ストレートがセクサンの顎をかすめる。激しさを増す両者の攻撃。3R攻めまくるセクサンに打たれ強いロードレックが右縦ヒジでノーカウントダウンを奪ってしまう。立ち上がりお返しとばかりに肘を振るってくるセクサンだがまたしてもロードレックの右肘で倒れてしまう。そこにロードレック渾身のヒザ、ポイントを奪われるセクサン。しかしセクサン、4R恐ろしい気迫でロードレックを追い詰める。もはやガード関係なし。その休むことないセクサンの猛攻に観客大興奮。最後まで攻め続けたセクサンだったが判定はポイントをキープしたロードレック。しかしこのセクサンの大逆襲劇には興奮・感動する。(K.M)

■2016.6.3 ルンピニー スーパーフライ級
ワンチャローン PKセンチャイ vs ケンクラー
これまで幾度となく対戦している両者、この階級のトップ・オブ・トップ同士のカードといえる。更にこの試合はワンチャローンが以前保持していたルンピニースーパーフライ級タイトルマッチ!現王者のテクニシャン、ゲングラーはガードを固め隙の無い動きを見せる。対する「ケンカ番長」ワンチャローンは初来日時に日本人選手をKOしたその重い左ミドルキックを抜群のタイミングでねじ込んでいく。この左ミドルキックがとにかく重くてヤバい。「本当に同じ体重か?」と思わせる程にゲングラーの体が宙に浮く。そのまま騙しのパンチを使いながら左ミドルを叩き込んでいったワンチャローンが組みに逃げるゲングラーを退け見事王者返り咲き。 (K.M)

■PKセンチャイジムトレーニング
プラジャンチャイ、ワンチャローン、ロートレック
これは非常に珍しい映像だ!PKセーンチャイの若手ペットソファー選手を王者3人が指導。プラジャンチャイがミットを持ち、ワンチャローンが盛んにテクニックを伝授、ロードレックがたまに出てくる。特にワンチャローンの指導は熱い。大きな声を出して若手に細かく指導。そしてミットを持つプラジャンチャイの動きが速過ぎる。首相撲の手の使い方・サイドへの避け方・詰められた時の対処法・ガードの悪い例などなど実に実践的なテクニックを学んでいく。激しさの中にも和気あいあいと楽しくやっているのがタイらしく実に面白い。途中指導に熱くなり過ぎたワンチャローンが。。(K.M)

■2016.5.2 ラジャダムナン バンタム級
ピチットチャイ PKセンチャイ vs ゲンクラー
PKセーンチャイムエタイジムが誇る「軽量級KOマシーン」ピチットチャイがルンピニースーパーフライ級王者ゲングラーと対戦。このゲングラー双子の兄弟ゲンカートと共にパンパヤック等がいるジットムアンノンジム所属している。この対戦はガードの固いゲングラーにいつピチットチャイの強打が火を噴くか?が期待されたのだが、、3R強打を振り回していくピチットチャイの打ち終わりを狙いゲングラーがすかさず首をガッチリロック、上手い!更に左ミドルで手鼻を挫きピチットチャイの強打を不発にさせる。そのまま完全に動きを見切ったゲングラーが完封して勝利!!一発でも当たればヤバい強打を持っているだけにピチットチャイはパンチを当てるための引き出しを増やしたい。(K.M)

208---最高峰センマニー vs 3年連続MVP パンパヤック &ルックバックムエタイ'91 ラモンデッカーvsサックモンコン( 92min.)

センマニーとパンパヤックがついに激突!センマニーが力強い!
ライト級トップを争う二人が激突
スーパーレックが復活のKO!
ルンナライのハイキックで一瞬で意識が飛んだ
「ハンサムな左」サックモンコンの出世試合。デッカーは血まみれに!

■2016.5.2 ラジャダムナン スーパーフェザー級
センマニー ソーティアンポー vs パンパヤック ジットムアンノン
世紀の一戦が遂に実現!!2012年MVPvs2013-2015年3年連続MVP対決はジュニア時代にも一度対戦していたらしくその時はセーンマニーが勝利したという。そ れから時が巡り現在ムエタイ界最高峰マッチと相成った。試合はセーンマニーの左ミドルが冴えに冴える。同じく左ミドルを放っていくパンパヤックだが一階級 下でも戦えるその体はやはりセーンマニーに比べ線が細い。前に出てくるセーンマニーの重圧な左ミドルに後退してしまう。更に組まれると力の差は歴然。この世界最高峰頂上対決は天才セーンマニーが勝利、新エースの快進撃を阻んだ。セーンマニー恐るべし!!

■2016.5.9 ラジャダムナン ライト級
ペットモラコット ウォーサンプラパイ vs ペットパノムルン
両者最近立て続けに対戦しており1勝1敗で迎えたこの組み膝vsテ クニシャン対決。2Rペットパノムルンのオーバーハンド気味の左フックでペットモラコットが大きく後方へ吹っ飛ぶ。ダウンこそ免れたが危ないシーンだ。非 凡さを垣間見せるペットパノムルンがその後も鋭い左ミドルをタイミング良く決め更には長身相手にヒザも付き刺す。ペットモラコットの長身に苦しみながらも テクニシャン振りを発揮したペットパノムルンが勝ち越し。これで真っ直ぐ下がる癖が治ればパーフェクトなのだが。

■2016.5.9 ラジャダムナン スーパーフェザー級
スーパーレック vs バンピーノーイ 96ピナン
過去圧倒的に分が悪い(3戦3敗)バンプリ―ノーイだが、現在かつてのルンピニー名王者ガンワーンノーイが会長を務めるプリューワーヨージム で練習を行っている。その成果かかつての様な散漫さは無く、物凄い集中力でスーパーレックに立ち向かう。その雄姿に一皮剥けた様な好印象を受ける。対する スーパーレックも一時は勝てずに低迷していたが前回スーパーボーンをローキックでいとも簡単にKOし復活の兆しが見える。ハイレベルな展開が予想された が、、2Rヒジを振るいに行ったバンプリーノーイに逆にスーパーレックの右縦ヒジがカウンターで直撃!!あまりのダメージにバンプリーノーイはタンカーで リングを降りた。不意の攻撃に負けてしまったバンプリーノーイだが今後に期待したい。対して2連続KO勝利のスーパーレック、強い!!

■2016.5.9 ラジャダムナン ライトフライ級
ルンナライ vs サタンムアンレック
元気者サタンムアンレックだが攻めるという姿勢を見せ過ぎる。その 甘いガードの上からルンナライの強烈な左ミドル、ハイキックがサタンムアンレックに襲い掛かる。軽量級とは思えない迫力だ!3R一気に攻めてきたサタンム アンレックにルンナライが狙い撃ちした左ハイキックが顎に直撃!!これはヤバい!サタンムアンレックは一発で失神、恐ろしいシーンに戦慄が走る。この勝利 でルンナライは空位のラジャS108p王座を獲得した。

■2016.5.9 ラジャダムナン スーパーフェザー級
ゲーウガンワン vs カイムックカオ
タイ国プロムエタイ協会スーパーフェザー級王者と同ライト級王者が空位のラジャSスーパーフェザー級王座を争う。スーパーレックに2連勝して 名を挙げたゲーウガンワーンはバンプリーノーイと共に旧96ピナンジムの場所にあるプリューワーユ―ジム(かつてのルンピニーバンタム級王者であり名選手 ガンワーンノーイが会長を務める)所属の若手スター候補。ベテランのカイムックカーオとの対戦は実にムエタイらしい高度なテクニック合戦・駆け引き勝負と なった。一見地味に見えるがこのミドルキックの蹴り合いは非常にレベルが高い。常にプレッシャーをかけ続けたゲーウガンワーンであったがカイムックカーオ が冷静に受け返してリードしていく。ベテランの経験値の差を見せたカイムックカーオがラジャSスーパーフェザー級新王者となった。是非両者のミドルキック に酔いしれて欲しい!

■ルックバックムエタイ'91
「地獄の風車」を「ハンサムな左」が圧倒!
ラモンデッカー vs サックモンコン

207---2015最優秀ムエタイジム パルンチャイジムトレーニング vol.2
& パルンチャイジム トレーナー「アマンダン海の黒真珠」オーレー vs ナムカブアン 他( 94min.)

チャラームのミットを持つのは、かつてスーパーテクニシャンとして名を馳せた、オーレー ギャットワンウェイだ。
タイヤひき、タイヤたたき、綱のぼりなど、体力づくりをみっちりやる。

今年注目のBBTV MVPの
シーン

フェザー級からあがってきたセーンをペットウトーンが壮絶にKO
チャラームはプラサン
チャイに2連勝

■2016. 最優秀ムエタイジム ナコンシータマラート県
パルンチャイジム トレーニング vol.2
セーン、チャラーム、オーレー 他
MVP ジムトレーニング映像第二弾。コーチ陣にはオーレーの他にもタヌーイン(後半にシリモンコンと改名)の姿も見える。この両者はかつてバンコクの名門ジム “ギャットバーンチョン”に在籍、共に元ルンピニー王者となっている。他にもここにはジャルントーンやコムパヤック等かつての名選手等がコーチ陣として有 するという90年代ムエタイファンなら涙ものの豪華勢だ。選手らはミドルキック連打をミットに叩き込み間髪入れずに首相撲を行う、それも2人相手と交互に だ。これはキツイ!!そしてまたミドルキックと休むことなく続けられる。恐ろしい体力だ。その後もサンドバッグ、筋トレ、タイヤ引き、ロープ登り、鉄棒持ってのタイヤ叩きと行われていく。ここにはムエタイ全盛期の頃を彷彿させる練習風景が詰まっている。現在猛威を振るうパルンチャイジムの秘密がここに隠されている。「力無きテクニックは無である!」(K.M)

■2016.5.10 ルンピニー バンタム級
シーン パルンチャイ vs メーティー
パルンチャイジム第2の男シーンが実力者メーティーと対戦。ここまでBBTVでの試合が多かった為に実力は未知数だったがペット、スプリンター等に勝利 し、ここでメーティーを下せば一気に名は売れることだろう。シーンのモチベーションは高い。試合はコンビネーションのシーンに右ミドルを単発で狙い撃ちす るメーティー、しかしシーンの動きが良すぎてメーティーの標準が定まらない。更に3Rシーンの遠い間合いから放たれる膝蹴りが上手く突き刺さる。組みでも 圧倒したシーンが以外にも余裕勝ち、これで17連勝をマークしたというシーン。次なる敵は!? (K.M)

■2016.4.29 ルンピニー スーパーバンタム級
チャラーム パルンチャイ vsプラサンチャイ PKセンチャイ
チャラームvsプラジャンチャイ:前回まさかの大金星をこのプラジャンチャイからあげたチャラームは一気にスターダムを駆け上り始めた。対してその後ルー クニミットにも負け勢いが止まったプラジャンチャイは何としてでも雪辱したい所。しかし1Rチャラームが何気に出した右ストレートでプラジャンチャイがダ ウン、信じられない光景だ。2R以降焦って乱打戦を仕掛けるプラジャンチャイをチャラームは冷静に捌く。その長い足から繰り出される膝蹴りは美しくもエグ イ。もはやKO狙いしかないプラジャンチャイを持ち前のテクニックで完封。 (K.M)

■2016.4.29 ルンピニー スーパーフェザー級
セーン パルンチャイ vs ペットウトーン オークワンムアン
トップ戦前に留まるには後の無い二人。負けられない両者の生き残り戦は正にデスマッチとなった。 3Rペットウトーンがセーンに首相撲をさせない。その妙技(コカシ、手の位置・力の預け方、ヒジの入れるタイミングなど)は是非見て頂きたい。更に組みか らセーンが膝を放つ一瞬に体を引きかわす、上手い。焦るセーンが右ミドルをキャッチしパンチを打ち合う、そこにペットウトーンの右ストレートがヒットしよ ろけるセーン。すかさずペットウトーンはヒジ、ヒジ、ヒジの連打!!ジャンピングヒジ打ちも見せ最後は右アッパーで完全KO!口から血を流し立てないセー ン。凄まじい戦慄のKOシーンに背筋が凍りつく。(K.M)

■2016.4.29 ルンピニー スーパーライト級
ヨードウィチャー vs リティワダー
ヨードヴィチャーvsリッテワッダー:かつては17歳でセーンマニーと 同時MVP受賞「怪物」として恐れられたヨードヴィチャーもあの階級(フェザー当り)でこの身長があったからこそか!?ケムのジムへ移籍してから何かと誘 惑も多いのか最近はパッとしない。対するラタナブリー県出身のBBTV王者リッテワッダーは地方興行やBBTVでの試合が多い為かやや地味な印象があるが 実力は高い。今戦もヨードヴィチャーを逆に組み膝で圧倒。パンチも蹴りもヒザも良しというオールラウンドプレイヤー。「ルンピニーの王座が欲しい」と本人 が訴えているそうだがプロモーションの関係で中々実現していない。(K.M)

■「アンダマン海の黒真珠」オーレ―・ギャットワンウェイ
vs ナムカブアン ノンキーパフェット
90 年代ムエタイ黄金期のエース、タイナー王ことルンピニーJr.ライト級王者ナムカブアンと現在はパルンチャイジムのトレーナーとして活躍する元ルンピニー Jr.バンタム級王者にして超絶テクニシャン「アンダマン海の黒真珠」ことオーレ―・ギャットワンウェイの試合。89年辺りからランボーの好敵手としてス ポットを浴びるようになりかつてはMA興行にも来日、日本人選手に2RハイキックであっさりKO勝ちし観客よりも関係者がその実力に驚いたという逸話も 残っている。当時バンタム級ナンバー1と言われたが90年IBF世界王者を狙い国際式に転向。しかし3戦目で失敗しムエタイに復帰するも4連敗、もはや オーレ―も終わりかと思われていた。しかし93年に突如蘇りワンジャンノーイ、チャモアペット、スーパーレック等に連勝しナムカブアンの対戦相手に名乗り をあげた。試合はオーレ―の動きがとにかく冴えに冴える!!もはや人間離れした動きとテクニックでナムカブアンを翻弄、紙一重でかわすスウエーバックなん かは神業だ。4R組みに来るナムカブアンをいなし蹴りと膝でリードしたオーレ―がそのまま逃げ切り勝利。この翌月にはナコーンサワン県県立競技場でかつて 黒星をつけられていたブンラーイに息詰まる攻防の末に完勝、8月にはターギャット相手にパンチで1RKO勝ちし6連勝、MVP候補にも挙がっていた絶頂期 オーレ―のテクニシャン振りに是非酔いしれて欲しい!

206---スーパーファイト2016 vol1
センマニーがタノンチャイにリベンジ 他
( 120min.)

ハンディ戦とはいえ、センマニーがタノンチャイにリベンジ。
チャラームに敗れたプラサンチャイが連敗
ようやく調子をあげて
きたスーパーレック。
 
このライト級最強はペットパノムルンか。
 
パルンチャイジム第三の男チャラームは今年大注目

■2016.3.4 ラジャダムナン スーパーフェザー級
センマニー ソーティアンポー vs タノンチャイ タナゴンジム
7回目(タノンチャイの5勝1敗)となる対戦(今回は2pハンディマッチ)は前々回の様にセーンマニーが神懸かり的な動きを見せる。髪も金髪にしたノリノリのセーンマニーが直線的に追ってくるタノンチャイに左ミドルを打ちまくる。好調の波さえなければこの男がブッチギリで強いのでは!?と思わせてくれる程に調子付いた時のセーンマニーは強い!!軽やかで美しいステップワーク、そして相手のパンチを軽々とウィービングでかわすその姿は現ムエタイ界の「ジョームリーラー(リズム王)」だ!(K.M)

■2016.3.31 ラジャダムナン スーパーバンタム級
プラサンチャイ PKセンチャイ vs ルークニミット
前回思わぬ伏兵(チャラーム)に足をすくわれ勢いが止まったプラジャンチャイの首を狙うルークニミット。このルークニミットも曲者。徹底して返し技を狙うルークニミットがジワリジワリとプラジャンチャイを追い詰めプレッシャーをかける。そして先に手を出すプラジャンチャイの上を行くスピードでミドルキックを返していく、そのミドルキックのスピードが恐ろしく早い。(K.M)

■2016.4.7 ラジャダムナン スーパーフェザー級
スーパーレック vs スーパーボーン
10月待望の初来日、日本トップ選手の一人ヤスユキとの対戦が決定している「Mr.右ミドル」スーパーレックが全回ラジャSフェザー級王者ジョームピチットを破りトップ戦前に絡んでいきたいペッティンディーアカデミージムのスーパーボーンを相手にせず。3R強烈な右ローで足を破壊されたスーパーボーンは戦闘不能へ。(K.M)

■2016.4.7 ラジャダムナン スーパーライト級
ペットパノムルン vs チャムアックトーン
長身のチャムアックトーンはがっちり組みで捕まえてヒザを突き刺したい所だが、天才型ペットパノムルンの華麗な動きにいなされて組めない。下がりながらの前蹴り、左ミドル、更には組みからのコカシ、足払いと全く歯が立たない。それでも4R強引に組みに行くチャムアックトーンにペットパノムルンが左ミドル連打。完勝だ、お見事!ムエカオをフィームがあしらう理想的な試合。選手の方にも非常にテクニックの勉強になります。(K.M)

■2016.3.7 ラジャダムナン ライト級
ペットモラコット vs ペットパノムルン
前回はペットモラコットが勝利しているが今回はいかに!2pハンディを貰った上背で劣るペットパノムルンの動きが実に冴える。これはやはり「天性の感覚の良さか!?」。前進してくるペットモラコットに左ミドルを決めまくるその姿は美しい。ムエカオ全盛のライト級にあってテクニックはピカイチ。左ミドルに合わせてギャンブラー等が大声援を送るシーンが鳥肌物だ。5Rには左ミドル3連発!(K.M)

■2016.4.5 ラジャダムナン ルンピニー スーパーフェザー級
チャラーム パルンチャイ vs ヤードファー
前回プラジャンチャイを破り一躍注目の的となったBBTVスーパーバンタム級王者チャラームの次戦はこのラーチャノンジムのヤードファー。序盤軽やかな動きで先手を取っていこうとするチャラームだったが中盤からヤードファーのパンチを食らう場面が目立ち始める。パンチを嫌い距離を詰めようと強引に組みに行くチャラームにヤードファーもバックステップを踏みながら応戦していくが、、思わぬ苦戦を用いられたチャラームであったがしつこい前進で強引に勝ちをもぎ取る。勝負強さも持ったこの男、面白い存在だ。(K.M)

205---最強ジムはどちらか!?パルンチャイ vs PKセンチャイ 他(86min.)

暑苦しい風貌のBBTV王者ロートレックと「ゾンビ」ことムアンタイの首相撲
  セーンがここまでなすすべなく、
なげられるとは。。
最強プラサンチャイを圧倒したチャラームは衝撃!
BBTVのMVP シーン
ガオナーはどうしてもパンパヤックに勝てない。
ロートレックは強烈な
ローキックでKO勝ち

■PKセンチャイジム 首相撲トレーニング
ムアンタイ & ロートレック
PKセーンチャイジムの貴重な首相撲映像。最近セクサンにも勝利し人気の出てきたロードレックがワンチャローンを投げまくれば、ムアンタイは日本にも馴染み深いシリモンコン相手にアームロックの強さを見せる。そしてシリモンコンも上手い、体の入れ替えや重心移動はムアンタイより上だ。ロードレックは更に若手のペットソーファーをしごく。揉まれながらもロードレックを投げるなど頼もしいこの若手にも注目だ。

■2016.3.4 ルンピニー スーパーフェザー級
セーン パルンチャイ vs ムアンタイ PKセンチャイ
スーパーフェザー級ムエカオNo.1決定戦とも言えるカードに期待が高まる中、序盤は両者組まずに激しい打ち合いを展開。2Rやはり両者の得意な組み技で仕掛け合い始める。そんな中、隙を狙うムアンタイのヒジ打ちが非常に危険だ。セーンはこの肘を警戒するあまり集中力が欠けてくる、、肘を喰らわんと距離を無闇に詰めるあまり逆にムアンタイにコントロールされ投げられまくる。しかしこのままでは終わらないセーンの地力が爆発。両者がヒジ・ヒザをぶつけ合い大迫力、大興奮の試合展開へ。判定はヒジを警戒しすぎて投げられまくったセーンの判定負けだったが試合は非常に面白い物となった、必見!!ムアンタイの組み膝から放たれるヒジ打ちのスタイルは完成されている。トップ・オブ・ムエカオ対決を制したこの男の次なる餌食は!?
 

■2016.3.4 ルンピニー バンタム級
プラサンチャイ PKセンチャイ vs チャラーム パルンチャイ
バンタム級では無敵状態の「ムエマッハ」プラジャンチャイがハンディ戦とはいえ若手に負ける波乱。その番狂わせを演じたのがパルンチャイジム第3の男BBTVスーパーバンタム級王者チャラームだ。冷静にじわりじわりとプラジャンチャイを追い詰めその長い足からヒザを突き刺していく姿は美しさすらある。プラジャンチャイも必死に高速コンビネーションで対抗するがリーチ差が苦しい。特にチャラームの左フック→右ヒザの連動技が冴える。そして4Rチャラームの蹴り足を掴んだプラジャンチャイにチャラームがパンチを当てプラジャンチャイがぶっ飛ぶ!!場内爆発的盛り上がりを見せる。大金星のチャラーム、注目すべし!

■2016.3.4 ルンピニー フェザー級タイトルマッチ
パンパヤック ジットムアンノン vs ガオナー PKセンチャイ
実力はありながらここぞという試合で勝てない不運なガオナー、このパンパヤックとも昨年12月同ルンピニーフェザー級王座を懸け戦ったが判定負け。その後2月にBBTV王者ジャムサックを華麗なハイキックでKOし再戦の切符を手にしたが、、、積極的に攻める剛のスピードのガオナーに対しパンパヤックはしなやかな静のスピードで上回る。中盤までは非常にエキサイティングなミドルキックの蹴り合いを展開したガオナーだったが今回も一歩及ばず。何が何でも勝ちたいと気負うガオナーの心の隙を突くかの様に抜群のタイミングで放つパンパヤックの左ミドルが絶品!ハイレベルな試合の中、何処に勝負の分かれ目があったかを研究し堪能して頂きたい。現ムエタイ最高技術戦だ!

■2016.3.4 ルンピニー バンタム級
シーン パルンチャイ vs スプリンター
BBTV2015年MVPのシーンがスプリンターの強烈な左ミドルをかい潜りどんどん前に出ていく。その圧力たるや相当なものだ。試合は最後まで体力の衰えないシーンが組み膝で圧倒、昨年9月に続きまたしてもスプリンターを退け連勝を延ばした。セーンの勢いがやや落ち始めたが、このシーン、チャラーム等パルンチャイジムに今後も期待だ。余談であるがシーンにはジャルントーンが、スプリンターにはセーンチャイが応援に駆け付けており往年のファンにはその姿を見るだけで嬉しくなる。

■2016.3.2 ラジャダムナン スーパーフェザー級
ロートレック PKセンチャイ vs ヌーンランレック ジットムアンノン
むさ苦しい原始人の様な風貌のロードレックだが大学院を卒業しているインテリらしく人は見かけによらないと改めて思わされる。そのロードレックがヌーンラーンレークの足を2Rローキックで破壊した。ロー連打で体が宙に浮いてしまったヌーンラーンレックは起き上がれずタンカーでリングを降りる事に。ロードレックはその風貌通り(?)恐ろしい破壊力だ!

204---ムエタイ no.1の喧嘩師 ワンチャローン & 脅威の高校生 福田海斗に試練(88min.)

喧嘩屋ワンチャローンはミット打ちも熱い
相手を投げ倒してKO。また次戦では、血まみれで激勝
サタンムアンレックがラッシュ
昨年暮れに歴史をつくった脅威の高校生 福田海斗に試練

■ワンチャローン PKセンチャイ トレーニング
チャチュンサオのシッソーンノンジムからバンコクのPKセーンチャイムエタイジムに移籍してきた通称“サウスポーの悪ガキ”ことワンチャローンは東北カーラシン出身86年生まれの29歳160cm53kgと小柄ながらその荒々しいファイトは多くのファンを魅了している。これまでルンピニ―105p、108p、115p王者、BBTV112p、115p(2回)王者に君臨、更には2013年ルンピニー(対ポンクリット戦)、2014年ルンピニー年間最高試合賞(対チャイシリー戦)を受賞している。昨年9月にはBOM興行に来日しユウ・ウォー・ワンチャイをミドルキックでKO。その強さは本物中の本物だ!!
このパンチミット打ち映像も気合入りまくり、怒りの表情でミットを打ちまくる。

■2016.2.23 ルンピニー バンタム級
ワンチャローン PKセンチャイ vs ガオクラート
2014年の第14回タイガ―セメント・トーナメント準優勝のジットムアンノンジム新鋭ガーオガラートが強豪ワンチャローンに肉薄。2R縦肘でワンチャローンの顔面をカット、更に突っつき回し出血がおびただしくなる。3R逃げの体制に入るガーオガラートを怒りのワンチャローンは強烈な左ミドルで追い立てる。組みから投げを決めるガーオガラートだったが怒りが増すワンチャローンが地力を見せつけ4R左ミドルで勝負を気合で持ってく。

■2016.1.29 ルンピニー バンタム級
ワンチャローン PKセンチャイ vs ファシトーン
前回BBTVで強敵ゲングラーにスマートな戦いで勝利したテクニシャンのファーシートーンが暴れん坊ワンチャローンと対戦。軽やかな動きでワンチャローンのスキを狙うファーシートーンとケンカファイトを仕掛けていくワンチャローン、対照的なスタイルの両者。3Rエンジンのかかり始めたワンチャローンが強烈な左ミドルでファーシートーンに付け入るスキを与えない、一発喰らうとファーシートーンの動きが止まる(汗)。そして4Rミドルの蹴りあいの中ワンチャローンが相手の蹴り足を掴んだままマットに投げつける。その時、異変が、、、ファーシートーンが立てない。どうやら倒れた際に腕を負傷してしまった様だ。強引に勝ちをもぎ取ったワンチャローン、勝負強い男だ!

■2016.2.29 ラジャダムナン フライ級
サタンムアンレック vs トゥカタペット
先日、日本で福田海斗とタイトルマッチを行った新鋭ムエマッドのトゥカッターペットがルンピニーライトフライ級王者サタンムアンレックに挑むが、、、2R早くもローで効かせ更にヒジもぶつけていく元気者サタンムアンレックにトゥカッターペットは左ミドルで何とか突破口を見出そうとする。しかし4R勝負を決めに掛かるサタンムアンレックが前進しながらパンチ、ヒジ、ヒザのラッシで見事KO勝ち、格が違う!

■2016.1.13 ラジャダムナン フライ級
福田海斗(キングムエ) vs タナデート
昨年12月のルンピニー生誕興行でタイ国プロムエタイ協会のベルトを持っていかれ失意のタナデートはあまりの悔しさにすぐさま再戦を要求、更には100万バーツ(約330万円)のかけ試合を持ちかけた。今回タナデートは組みに来たかと思えば離れて左ミドル、そして組むと見せかけコカシたりと海斗に一定の距離を与えない作戦だ。更に組み際のヒジ打ちも当てる。組み膝では上背で勝る海斗が有利だがタナデートも海斗の首を折り込んで必死に膝を放つ。そして海斗が組みから投げ損ねた所にタナデートの絶妙なヒザが食い込み、更にフェイントからのヒザも決まる。4R以降はリードしているタナデートが左ミドルとコカシであしらい50−47の大差判定で勝利。タイ側を本気にさせてしまった海斗の試練が始まった。

■2016.3.7 ラジャダムナン フライ級
福田海斗(キングムエ) vs ルアンデート
プロムエタイ協会フライ級王者の海斗とプロムエタイ協会ミニフライ級王者、ラジャ&ルンピニー両1位のルアンデートが対戦。2回級下のランカーではあるが最近は107−110pでの試合が多く、先日はサタンムアンレックにも挑んだというルアンデート。普段はヒザのファイタータイプとの事だが今回は体格で上回る海斗相手に組ませない戦法の様だ。左右のコンビネーションで錯乱、コカシも上手く決め組みに付き合わない。常にサイドに回り込まれ的を絞らせて貰えない海斗はキリキリ舞いだ。判定は49−47の大差でルアンデート。ここに来て連敗の海斗だが相手はタイトップランカー等である。この経験を活かし更なる活躍を期待したい。

203---2016タイスポーツ局ムエタイMVP 最強パンチャー
タノンチャイ タナゴンジム、センマニー戦直前トレーニング vol.2
タノンチャイがセンマニー撃破!(60min.)

 
 
 
 

■タイスポーツ局2016ムエタイ最優秀選手
最強ムエマッド タノンチャイ タナゴンジム
センマニー戦直前トレーニング vol.2
かつての名選手サマートが2010年からバンコクで立ち上げたこのポップテラタムジムにはかつてポープラバージムでトーンタイ,ガジョンクライ、ペット(2014年日本で井岡一翔の3階級制覇を阻止したアムナット)等ルンピニー王者を育てたオードノーイ氏やルンピニー、ラジャなどで多くの試合をこなしてきたサックソンクラームなどがトレーナーとして在籍している。そして何といってもこのジムの看板選手はこのタノンチャイだ。12歳で父親からムエタイを習い始め、その後センティアンノーイジム所属となり数々の名勝負を生んだ男は、昨年よりここに移籍し更に自分を追い込むトレーニングを続けている。また現在22歳のタノンチャイはムエタイの傍ら工業技術を学ぶ学生で、資格も有するという別の一面もあるようだ。しかしそんなインテリもムエタイの世界では男気溢れるファイトでファンを魅了、かつての「スワン(白鳥)」というニックネームからいつしかファンは「ランボー2」と呼び称える様に!!
 トレーニング映像第2弾はローキックの打ち込みから始まり更にサンドバックをひたすら黙々と打ち続ける。来るべきセーンマニーとの大一番に向けストイックにサンドバッグに向かう姿に鳥肌が立つ。是非トレーニング前に鑑賞頂きたい。サンドバッグへ向かいたくなる筈!(K.M)

■2015.2.24 ラジャダムナンスーパーフェザー級
センマニー ソーティアンポー vs タノンチャイ タナゴンジム
ソンチャイ興行40周年記念大会のメインは過去4勝1敗と圧倒的に分が良いタノンチャイがセーンマニーと6度目の対戦。しかし最近(10月)の試合ではセーンマニーが絶好調振りを発揮し圧勝。その後セーンマニーはセクサンには圧勝したもののムアンタイには不甲斐ない負け。タノンチャイはペットウトーン、パンパヤック等を連続KO、この勢いの差がどう出るか!?1Rから積極的に前に出るタノンチャイにセーンマニーも強気に出たため両者激しい打ち合い、蹴り合いになる。そんな中、先に額をカットされ血が目に入るセーンマニーは苦しい状況だ。3Rセーンマニーが捨て身の前進、気迫の攻めを見せるが足を止めての打ち合いは危険過ぎる。タノンチャイの左ストレートでグラつくも尚も前に出続けるセーンマニー。劣勢は否めないが男気を感じる素晴らしいファイトだ。その後も打ち合いにはめっぽう強いタノンチャイが本領発揮し連勝を伸ばした。最強ムエマッドの次なる相手は誰だ?(K.M)

■2015.2.24 ラジャダムナンスーパーフェザー級
セクサン オークワンムアン vs タクシンレック キアットニワット
かつてはセーンマニーに連勝、スーパーバンクとの2度の接戦で肉薄、サームエーをハイキックKOするなど次世代テクニシャンNO.1〜2を争う逸材か?と期待されたタクシンレックだが最近はセーンマニーに勝ったくらいで全く良い所がない。かつての輝きを失ったエリートを“暴れ馬”セクサンが葬り去りに来た、、、いや、ここはエリートが輝きを取り戻しマタドールの様に完封するのか!?試合は予想通りセクサンが豪快にパンチを振るっていく。そして3R開始早々の打ち合いでセクサンの左フックがクロスでヒット、ダウンするタクシンレックは窮地へ。もはやこれまでかと思われたがその後タクシンレックが息を吹き返しポンポン跳ねるようなステップで下がりながら左ミドルを的確にヒットさせていく。更にセクサンの蹴り足を掴んでコカすなどこうなるとタクシンレックが上手さを見せる。そして最終ラウンドKOしてやると追い掛け回すセクサン、、判定はダウンを奪ったセクサンか?後半ミドルで挽回したタクシンレックか?(K.M)

■2015.2.24 ラジャダムナン ミニフライ級
ギンサンレック トーラクソン vs ヴィタヤレック
次世代スター候補No.1のギンサーンレックが先月僅差で退けたウィッタヤーレックと再戦。スキの無い動きで攻めるギンサーンレックが2Rハイキックから振り抜いた左ひじでウィッタヤーレックの顎を粉砕しKO勝ち。凄い、見事だ!この15歳のKOシーンに唸らされてしまう。次戦も注目だ!(K.M)

202---2015最優秀ムエタイジム ナコンシータマラート県
パルンチャイ ジム トレーニング vol.1 他
セーン &チャラーム(57min.)

外人おことわりのパルンチャイジム。バンコクから南へ車で10時間!
現在最も注目される、セーン、シーン、チャラームなどを擁する。
 
チャラームを鍛える、
レジェンドのオーレー
セーン vs チャラーム
の首相撲
3年連続MVPのパンパヤックが唯一勝てないのが、このセーン パルンチャイ。
チャラームはSバンタム級で最も注目だ。

■2015年最優秀ムエタイジム ナコンシータマラート県
パルンチャイ ジムトレーニング vol.1
セーン、チャラーム、オーレーほか
2015年MVPジム(ルンピニー、タイ国スポーツ局)映像が遂に登場!ナコンシータマラートにて15年ほど前からあるというこのジムには昨年連続MVP男パンパヤックを首相撲から投げまくって一躍スターダムにのし上がった元ルンピニーフェザー級王者セーン(10万の)、2015年BBTV(7ch)MVPシーン(ライオン)、プラジャンチャイを撃破したBBTV(7ch)フェザー級王者チャラーム(サメ)、キアウ(牙)、Jr.及びアマチュア王者のメイクなどが在籍。2014年から2015年にかけ数々のルンピニー、BBTV王者等を生み出している。更にチーフトレーナーのアチャーン氏は2015年(ルンピニー、タイ国スポーツ局)MVPトレーナーに選ばれた。今最も勢いに乗るジムだ!!映像は朝のランニングからロープへ。ジムには数々のトロフィーが誇らしげに並んでいる。その後二人組になってサンドバックへミドルキックの蹴り込みを交代しながらひたすら打ち込んでいく。チャラーム、キアウの蹴りの軌道が素晴らしい、一糸乱れぬとはこの事。更に膝蹴り連打、腕立てとのっけから気の遠くなるようなトレーニングを延々と行う、これで強くならないわけがない。そしてリング上へ移り今度はトレーナーの持つミットへ更にミドルキック連打、その合間に首相撲を行う。セーンなどは2人相手に次々に投げまくる。あのチャラームがいとも簡単に投げられる姿は衝撃だ。休まず更にミドルを打ち続けるセーンに剛力ムカウの神髄を見る。トレーナー陣には90年代の名選手オーレ―の姿もありファンには涙もの。MVPジム映像解禁、必見だ!(K.M)

■2016.1.28 ラジャダムナン フェザー級
パンパヤック ジットムアンノン vs セーン パルンチャイ
昨年サームエーをハイキックKOし2年連続MVP受賞したばかりだったルンピニーフェザー級王者パンパヤックをあっという間に栄光の座から引きずり落としたのがこのセーンだ。首相撲で投げまくりルンピニーのベルトまで奪っていき一躍トップ戦線に躍り出たが(その後ベルトは返上され、ガオナーとの決定戦に勝利したパンパヤックが再び返り咲いた)セーンマニー、ガオナーに負けるなど一時の勢いは止まってしまった感が否めない。ここに来て雪辱を期する王者パンパヤックとの再戦となった。しかし前回同様にセーンの組みにいとも簡単に投げられまくるパンパヤック、ヒジでセーンのこみかみを切り裂いた位でその後も続くセーンのプレッシャーに下がらざるを得ない。手の出ないパンパヤックはまたしても完敗と相成った。偉業の3年連続MVPパンパヤックだが天敵セーンにはなす術も無いのか!?フェザー〜スーパーフェザー級も混戦してきた。(K.M)

■2016.1.28 ラジャダムナン スーパーバンタム級
チャラーム パルンチャイ vs ペットー
パルンチャイ第3の男チャラームは、BBTVフェザー級王者22歳チャラームはスマートでキレイな戦い方の出来るテクニシャン系ムエカオ。そのBBTVタイトルマッチを争った相手が今回の相手でもあるペットだった(チャラームの3RKO勝ち)。雪辱に燃えるペットは何が何でも勝ちたい所、しかし試合は軽やかなステップから組みに行くチャラームがその長い腕を巧みに絡め、長い足で膝を突き上げる。ディフェンス能力も非常に高く、3Rで勝負を決めたチャラームが逃げ切り余裕の勝利、頭もきれる。 (K.M)

201---2016タイスポーツ局ムエタイMVP 最強パンチャー
タノンチャイ タナゴンジム トレーニング vol.1
&サムイ島決戦(65min.)

最優秀ムエタイ選手に輝いたタノンチャイ。MVPを決定したセンマニー戦前のすさまじいトレーニング。
タノンチャイの豪快なKO
不調のセンマニーはムアンタイに投げられまくり
この二人の対戦は、毎度、壮絶だ。セクサンがぐらつく。
梅野とヤスユキを葬ったヨードレックペットとBBTV スーパーフェザー 注目のロートレックが対戦。5Rはスコールのため撮影終了。

■タイスポーツ局2016ムエタイ最優秀選手
最強ムエマッド タノンチャイ タナゴンジム
センマニー戦直前トレーニング  特別編集
2015サヤームキラー(タイスポーツ局)MVP受賞、更に2月のセクサン戦はラジャ年間最高試合賞にも選ばれた激闘ムエマッド「タノンチャイ」が以前居た90年代名選手セェーンティアンノーイのジムを離れ、これまたムエタイ・レジェンドのサマートのジムに移籍しての最新トレーニング映像だ。新しくて大きいキレイなジムである。ここでこの男は徹底的に体をいじめ抜く。一発一発を全力で打ち込んでいくその迫力のミット打ちには見ている方も力が入る。これを見てしまったらすぐにでもトレーニングしたくなる衝撃を受ける事間違いなし。そして注目はジャブ→左ボデイーからのジャブ→左ストレートのコンビネーション、これは正にペットウトーンをKOした技!!地味な反復練習こそ実戦で通用するという見本だ。その後も終わる事無く延々とパンチを打ち込み体に染み込ませていく。そして過酷な中でも見せる笑顔のギャップがまた愛くるしい。この男の更なるKO劇が楽しみだ!! (K.M)

■2015.12.23 ラジャダムナン創立記念スーパーフェザー級
タノンチャイ タナゴンジム vs パンパヤック シットジャティック
ファイター同士の戦い、これに勝てば一気に名の上がるパンパヤックは一隅のチャンスに気合が入る。しかし脂が乗って今が旬のタノンチャイの敵では無かった。3R開始早々、タノンチャイの左ストレートがヒットし下がるパンパヤック。それでも気合で倒れないパンパヤックだったが更にタノンチャイに左ストレートをつるべ打ちされマットに沈んでしまう。ペットウトーン戦に続き2連続KOのこの男、恐ろしい破壊力だ!(K.M)

■2016.1.24 サムイ島 野外リング スーパーフェザー級
セクサン オークワンムアン vs タノンチャイ タナゴンジム
タノンチャイの1勝1分で迎えた決着戦。両者相変わらず1Rから激しく打ち合う、最高だ!タノンチャイの左ボディとセクサンの返しの左フックが交錯するスリリングな打ち合いが続く。そこで先に効かせたのはタノンチャイの左ストレートだった。これは序盤に左ボディーをこつこつ打ち込んでいたからこそ活きたと思われる。この試合のカギはタノンチャイの左ボディーストレート。更にパンチで追いかけるタノンチャイには3Rノーカウントダウンを奪う。カウントこそ取られなかったセクサンだが明らかに効いて足にきている。打ち合いでかなわないセクサンはミドルと膝で挽回をはかるが賭師のいないこのリングではタノンチャイが声援を集める。5R更にパンチを喰らいぐらぐらのセクサンにきっちり決着をつけたタノンチャイ、激闘男の座をも世代交代だ!(K.M)

■2016.1.24 サムイ島 野外リング スーパーフェザー級
センマニー ソーティアンポー vs ムアンタイ PKセンチャイ
昨年9月ルンピニー決戦ではセーンマニーが抜群のキレでムアンタイを翻弄したが、、、序盤から調子よく攻めている様に見えたセーンマニーだがムアンタイのパンチやヒジを不用意に喰らうなど反応力が鈍い。更に動きのキレが2Rから急に落ちる。逆に無尽蔵のスタミナ「ゾンビ」ことムアンタイが前に前にと出てくる。歯車の狂ったセーンマニーにはもはや止められない。申し訳ない程度の左ミドルのみでムアンタイに何度も投げられる。KOこそされなかったが全く良い所の無かったセーンマニー、サムイ島という慣れない環境で調整ミスだったか?対して不器用だが必殺のヒジでKO勝ちも多いムアンタイ、この好調さで再来日して梅野戦の汚名を晴らして貰いたい所だ!(K.M)

■2016.1.24 サムイ島 野外リング スーパーフェザー級
ロートレック PKセンチャイ vs ヨードレックペット
ラジャS記念興行で梅野をKOし一躍有名になったラジャ ライト級王者のヨードレックペットとタクシンレック、ポーゲーウ等に連勝しPKセーンチャイが売り出し中だというBBTVスーパーフェザー級王者ロードレックが対戦。がっちりと太く土方型体系の両者は重戦車ともいうべきヘヴィネスで重圧な攻撃でしばき合う。距離が近い上にヒジも飛び交う展開に一瞬も目が離せない。一発当たれば危険な筈なのに両者とにかく打たれ強い。お互い一歩も引かない展開は4Rヒジから見せ場を作ったロードレックが勝利、また面白い 選手が出てきた。この迫力の肉弾戦また見たいカードだ! (K.M)

200--- −55kgムエタイ最強のスピードスター プラサンチャイ PKセンチャイ
&日本ムエタイ最高峰 梅野源治、大舞台で屈辱のKO負け

年に一度の大舞台に登場した梅野。圧倒していただけに悔いが残る。
-55kgムエタイ最強のプラサンチャイのミット打ちは、とにかく速い!やばいです
日本初上陸では次元の違いを見せつけた。再来日してほしい!!
年に一度のビッグマッチでは、3Pのハンディを与えて勝利

■2015.12.23 ラジャダムナン創立記念興行 ライト級
ヨードレックペット vs 梅野源治(PHENIX)
9月にここラジャ メインでセクサンに敗退したが、続く10月のREBELSでは強豪ソーンコムからダウンを奪われながらも逆転勝ちしこのラジャS創立記念興行の切符を手に入れた。しかも相手は現役ラジャSライト級王者(空位だった王座決定戦でサミンデートに3RTKO勝ちし王者に)ヨードレックペットだ!この舞台で現役王者を撃破出来ればタイトルマッチも視野に入ってくる大事な試合。ゴツい見るからにファイター系の体格のヨードレックペットの奥足を狙い梅野はとてつもないスピードでローキックを放つ。この攻めが実に良い!!ヨードレックペットはボディーストレート、ローと返していくが梅野のパンチ、ヒジの高速回転にペースを掴めない。スピードで圧倒する梅野が3R更に攻め込み組んでいく。しかしここに隙が生じた!!膝を放った梅野のアゴにヨードレックペットの左肘が一撃。その場に崩れた梅野、レフリーは途中でカウントを止め梅野のTKO負けを宣告。攻め込んでいただけに実に勿体無い黒星だ。ムエタイの怖さ、上手さを見せつけられた梅野だが、再起を期待したい。(K.M)

■ムエタイ5冠王 -55kg最強のスピードスター
プラサンチャイ PKセンチャイ ミット打ち
これまでルンピニーとラジャのフライ、スーパーフライ級のベルトを巻いたこのPKセーンチャイの絶好調男は現バンタム級最強か!?と思わせる程に強い。それもこのミット打ちを見て貰えれば頷ける様にとにかく早い、早すぎる!!基本コンビネーションを超絶ハイスピードでミットに次々と叩き込んでいく。試合もこのスピードで攻め込まれるのだから対戦相手はたまった物でない。かつては異例の3年連続MVP男パンパヤックにも土を付けている程。昨年12月BOMに初来日し圧倒的強さを見せていったプラジャンチャイ、再来日を切望。このミット打ち映像は必見だ!!(K.M)

■2015.12.23 ラジャダムナン創立記念興行 スーパーバンタム級
プラサンチャイ PKセンチャイvs ペットナムガーン
この階級では負けなしの快進撃を続ける「高速コンビネーション」プラジャンチャイが9月にウィーラチャイを破りラジャSスーパーバンタム級王者になったペットナムガーンと3pのハンディを与えて対戦。3Rまでお見合い状態が続く中、4Rに入ったとたん激しくミドルキックを蹴り合う両者に場内盛り上がる。物凄い手数で攻めてくるペットナムガーンの長いリーチにやや手こずるプラジャンチャイだが、そこはテクニックとキャリアで上を行く。ステップワークで巧みに捌き、組みで崩し、更に前蹴りで突き放す。体格差に苦しむ場面もあったが最後はプラジャンチャイがテクニックで圧倒。この男を止めるのは誰だ!? (K.M)


199--2014タイスポーツ局MVPムアンタイミット打ち&技ありKO、遂に激突セクサンvsセンマニー、高校生 福田海斗が歴史的快挙! 他(57min.)

今まで対戦が無かったテクニシャン センマニーとタフネス セクサン。セクサンはセンマニーになにもできず、最後にはセンマニーをたたえた。
梅野のKOされたムアンタイだが、ムエカオのトップファイター。体格をいかし、しつこく圧力をかけ膝、肘を打ち込む。2014年のスポーツ局ムエタイMVPだ。
  テクニシャン タクシンレックが有利に試合をすすめるが、ムアンタイが技ありの肘KO.是非みてほしい。
高校生は、ルンピニー創立記念興行でプロムエタイ協会タイトルマッチで歴史的勝利。快挙尽くめの試合で必見。インタビューつき!

■2015.12.23 ラジャダムナン創立記念興行 スーパーフェザー級
セクサン オークワンムアン vs センマニー ソーティアンポー
毎年開催されるスタジアムの生誕記念を祝うビッグイベント、今年のメインはまだ実現していなかった好カード;セクサンvsセーンマニーで締めくくられた。先月タクシンレックに負けた以外は今年絶好調で駆け抜けたセーンマニーとこちらもタノンチャイとの激戦2戦や日本からの刺客梅野を撃破するなど大活躍したラジャMVPの名勝負男セクサンの試合は好内容が期待されたが、、、しかし試合は一方的なものとなりセーンマニーの強さばかりが目立つものとなった。セクサンが激しく振り回してくるパンチを全て見切り完璧にディフェンス、そこに涼しい顔して左ミドルをぶち込む天才的な動きを見えるセーンマニー。そのしなやかな姿はまさに「マタドール」そのもの!!一発も当てれないセクサンでは3Rで勝負あり。セーンマニーがスーパーフェザー級最強を大いにデモって今年のビッグイベントは締めくくられた。 (K.M)

■2014年タイ国スポーツ局ムエタイ最優秀選手
ムアンタイ PKセンチャイ
元BBTVスーパーフェザー級王者にして2014年タイスポーツ局MVPのムアンタイのミット打ち映像。日本のファンには昨年6月名古屋で梅野選手にKO負けした選手という印象が強いだろうが、この男とんでもなく強い!今まで数々の強豪を組みからの必殺縦ヒジでKOに葬り去っている。この選手、試合は一見地味ながら組みの差し合い状態で異常な強さを見せる。この映像でも、ミドルキックから組んでの膝蹴りを集中的に行う。ぜひ再来日し汚名を晴らしてほしい所だ。 (K.M)

■2015.12.23 ラジャダムナン創立記念興行 スーパーフェザー級
タクシンレック キアット二ワットvs ムアンタイ PKセンチャイ
前回絶好調だったセーンマニーに土を付けた天敵にして最高級のテクニシャンであるタクシンレックに対し、先月のセクサン戦ではアッパー連打を集中砲火されダウン寸前まで追い込まれる失態を見せてしまったムアンタイが激突。今の勢いではタクシンレック優位か?かつてスーパーバンクとテクニック最高峰対決を見せたこの男の実力はそれほど高い。試合は棒立ちで詰めてくるムアンタイをタクシンレックが下がりながらキレイに捌いていく。このまま組みに付き合わなければタクシンレックの勝ちは固いと思われた。しかし試合の幕切れは突然訪れた、、3R左ローでこかそうとしたタクシンレックのアゴをムアンタイの左縦ヒジが打ち砕いた!!立てないタクシンレックはタンカーでリングを降りる。この男地味だが強い。一撃必殺、寒気がするシーンだ! (K.M)

■2015.12.6 ルンピニー創立記念興行
タイ国プロムエタイ協会フライ級タイトルマッチ
タナデート vs 福田 海斗(キングムエ)
前回現役ラジャSライトフライ級王者クワンドムとの100万バーツ賞金マッチを制しムエタイ史上の歴史を変えた名古屋キングムエの海斗選手に更に伝説を作るべく用意された舞台はなんとルンピS生誕記念興行でのタイ国プロムエタイ協会フライ級王座決定戦だ。この興行に日本人が出るのも初ならばもしタイトルを奪取すれば更に外国人史上初となる。相手は10位のタナデートだ。しかし海斗はこの時点で4位、WPMF世界フライ級王者、ランクは上だ!しかしタナデートとてこの舞台で負けるわけにはいけない。試合は2Rから早くも激しい組みの展開へ。テクニックのタナデートか?前進を続ける無尽蔵のスタミナを持つ海斗か。3R海斗のヒジで右まゆが切れたタナデート、出血がおびただしい。テクニックでムエタイを魅せるのはタナデートだが試合を制しているのはパンチとヒジで攻勢をかける海斗だ。5R勝ちを確信して左ミドルで距離を取るタナデートに海斗は前進を止めない。更に左フックを食らいバランスを崩すタナデート、最終ラウンドでこの姿は大きなマイナスだ。そして試合終了、勝ったのは17歳の若き和製ムエタイ戦士海斗だ!!失意のタナデートの姿が物悲しい、、またしても歴史に名を刻んだ海斗選手、ルンピ、ラジャのベルトも本格的に視野に入ってきた。どこまで快進撃を続けるのだろうか。最高の試合で年を締めくくった。 (K.M)

198--ジットムアンジム トレーニング vol.2 / 2年連続MVP パンパヤック
フェザー級頂上決戦 &右ミドル vs 左ストレート 劇的KO決着 他
(95min.)

 
 
 
 

■ジットムアンジム トレーニング vol.2
2年連続 ムエタイ最優秀選手 パンパヤック ジットムアンノン
ジットムアンノンジム・トレーニング第2弾登場。リングを降りたパンパヤックが黙々とサンドバッグを打ち込む。やはり左ミドルは絶品だ。そしてリング上ではコムパヤック兄弟の3男キオパヤックがコムパヤックの持つミットへ打ち込みを始めた。パンパヤック以上!?と言われる素質を持つキオパヤック、軽量級ながらその技のスピード、タイミングはもはや一級品だ!既にラジャやルンピニーでメインを務めるだけある、実力は本物だ。彼のオーソドックスから繰り出される右ミドルもこれまた絶品。更にトレーナーから指示を受けながらパンチにも磨きをかける。今後要注目だ!
 そしてジムワークは首相撲、輪になってのヒザ上げ、補強へと気の遠くなるほど続く、、この地道さこそ強さの秘訣、頂点への近道は無いのだ!そしてパンパヤックは最後も走るのであった。 (K.M)

■2015.12.22 ルンピニー フェザー級
パンパヤック ジットムアンノン vs ガオナー PKセンチャイ
パンパヤックは昨年2年連続MVP獲得、更にルンピニーフェザー級王座獲得とノリにノっていた所を怪力セーンに投げられまくって王座転落、苦汁を飲まされた。しかし数か月前そセーンが同タイトルを返上し再度タイトル奪還のチャンスが巡って来た。対するは前回そのセーンに見事勝利、前々回にはスーパーレックに肘でダウンを奪って快勝したガオナーだ!新旧テクニシャン対決と言っていい。
 そして試合はやはりテクニックが交錯するハイレベルのものとなった。ミドルの差し合いに気合が入るガオナー、しかし少々気負い過ぎか!?対するパンパヤックは冷静だ。相手の一手先を読むパンパヤックが焦りの見え始めたガオナーを2ポイントの差をつけて完封。見事王座返り咲きに成功。やはりこの男クレバーだ。次はあのセーンにどうリベンジするのか注目したい! (K.M)

■2015.11.19 ラジャダムナン スーパーフェザー級
タノンチャイ vs ペットウトーン オークワンムアン
前回(9月10日)納得のいかない負けにされたペットウトーンはきっちり差をつけて勝ちたい所だ。しかしタノンチャイの圧力が凄まじい。現在ムエタイ界で倒し合いをさせたらNo.1か!?と思うほどの重いパンチを振り回してくる。それにペットウトーンも打ち合いに出る、危険だ!しかし3Rテクニシャンのペットウトーンがノって来る。テクニックで揺さぶりをかけ、更に右ミドルを連発。さらに4R右ミドルで勢いづき止められない。もはや勝利は目の前だ。しかし試合は急展開を迎える。コーナー際で一瞬動きの止まったペットウトーンをタノンチャイは見逃さず、左ストレート一撃で顎を打ち抜く!!!完全失神KO負けを屈したペットウトーンは担架でリングを降りた。岩をも砕くパンチとはまさにこの事。会場はそのKO劇に興奮のるつぼと化した (K.M)

■2015.12.20 スッグワンキントーン
リアル チャンピオントーナメント 42kg級決勝戦
奥脇 竜哉(はまっこムエタイジム) vs 品川 朝陽(エイワスポーツジム)

197--スーパーファイト2015 vol.13 &
日本ムエタイ新世代 、キッズトーナメントがハイレベル!(72min.)


■2015.12.8 ルンピニー創立記念興行
タイ国プロムエタイ協会ライト級タイトルマッチ
バンピーノーイ vs カイムックカオ
空位のプロムエタイ協会ライト級王座決定戦。ついにルンピニー記念興行に名を連ねるまでに成長を遂げたバンプリーノーイはここで一気に知名度を上げたい。対する元ラジャSフェザー級王者で‘12年には日本で駿太に判定勝ちしている「ブリラムの白い真珠」カイムックカーオがジムをペッティンディーに移しタイトルを狙う。セーンチャイ、ブアカーオ等が見守る中両者のミドルキック合戦が熱を帯びる。練習環境が改善され調子が戻ったかカイムックカーオの破壊力満点の右ミドルキックがウナリを上げる。そのタイミングの良さにバンプリーノーイは後手に回ってしまう。カイムックカーオ本領発揮だ。ミドルキックの一刀一刀にこんなに興奮させられる試合は久し振りだ。ムエタイの醍醐味。ルンピニー記念興行にふさわしい激闘。 (K.M)

■2015.12.8 ルンピニー創立記念興行
タイ国プロムエタイ協会スーパーライト級タイトルマッチ
ペッブンチュー vs ペットモラコット
こちらもプロムエタイ協会スーパーライト級タイトルマッチにしてライト級新旧ムエカオ対決。もはやベテランのムエカオ、ペットブンチューだがアマチュアボクシングでも優勝経験があるなど意外な一面も持っている。しかし時の勢いは完全にペットモラコット、頭一つ大きいペットモラコットが断然有利だ。最後まで必死に攻めるペットブンチューに会場は盛り上がるが、、、完全に引導を渡されたペットブンチューはこの試合を最後に引退。今後はシンガポールのEvolve MMAでトレーナーをするという。また一人かつての王者が姿を消すとは何とも寂しいことだ。 (K.M)

■2015.11.21 ラジャダムナン スーパーフェザー級
センマニー ソーティアンポー vs ペットタクシン
絶好調セーンマニーは宿敵タノンチャイをも制しもっか敵なしか!?いいやここにもう一人の宿敵が立ちはだかった。試合は先手で攻めるセーンマニーの攻撃をすべてシャットアウトしすかさずハイスピードの返し技を叩き込んでいくタクシンレック。焦るセーンマニーを更にインローで崩すなどもはやタクシンレックに良いように手玉に取られるセーンマニー。セーンマニーここに来て不覚を取る、相性の悪さか!?タクシンレックはこれで顔面のガードさえ修正出来れば怖いものなしか!?ここはひとまずタクシンレックの勝利を祝福しよう (K.M)

■2015.11.21 ラジャダムナン フェザー級
ペットラムシン vs ジョームピチット
2Rワンソンチャイの新鋭ペットラムシンの右肘がジョームピチットの顎を打ち抜いた!!左が来ると思ったジョームピチットはフェイントからの右に全く気付けず。現ラジャSフェザー級王者は無残にもマットに沈んだ、、、 (K.M)

■2015.12.20 スッグワンキントーン
リアル チャンピオントーナメント 34kg級決勝戦
吉成士門(チューティンムエタイジム) vs 花岡 竜(橋本道場)

■2015.12.20 スッグワンキントーン
リアル チャンピオントーナメント 38kg級決勝戦
黒沢侑伽(橋本道場) vs 吉成名高(エイワスポーツジム)

196--快挙!高二 福田海斗(日本)が100万バーツ争奪マッチで、王者クワンドムを撃破 etc.(75min.)

高校生が現役王者と100万バーツを賭けた試合で歴史的勝利!
激闘メーカーのセクサンは、ムアンタイを圧倒。やはり、熱い試合だった。

いけいけのセーンを、テクニシャン ガオナーが止めた。 フェザー級争いも混沌としてきた!

■2015.11.6 ルンピニーフライ級 100万バーツ(350万円)争奪マッチ
クワンドム vs 福田海斗(キングムエ)
多くの試合をタイで行っているWPMF世界フライ級王者の海斗(キングムエ)がルンピニーで現ラジャSライトフライ級王者のクワンドムと対戦、しかも100万バーツの賭け試合(双方持ち寄り)。今までこの軽量級の世界で外国人が現地で現役王者と、しかも賭け試合を行うなど聞いた事が無かった。もしこれに勝つ様であれば現地でのタイトルマッチも視野に入ってくるだろう。
 海斗は臆する事無く接近戦に持ち込む。組み膝でも現地で評価が高いというクワンドムを逆に膝で追い込む。そしてギャンブラーたちが海斗の膝に合わせて掛け声を挙げる、信じられない光景だ!!膝vs膝に場内大盛り上がりだ。4Rはややクワンドム有利か!?そして5R海斗が実力を発揮する。前半膝を食い込ませポイントを奪い、後半は受け流すというタイ人の様な戦いを見せ見事勝利。これは日本人が「ムエタイ」に「ムエタイ」で勝利した歴史的瞬間、快挙である!!試合後リングサイドで見ていたペッティンディープロモーションのシアナオ氏が駆け寄ってきて12月8日のルンピニー記念興行への試合オファーをしてきたという。凄い事になってきた!!

■2015.11.10 ルンピニー スーパーフェザー級
ムアンタイ PKセンチャイ vs セクサン オークワンムアン
前回(15年5月)スラタニー県で顔面をズタズタに切り裂かれ、その一週間後には名古屋で梅野選手に完膚なきまでに打ちのめされKO負け、悪夢のような連戦を経験したムアンタイはこの再戦できっちりリベンジして汚名を晴らしたいのだが‥しかしセクサンが元気よくパンチを振り回す振り回す。ムアンタイ得意の縦肘もなんのその、相手の攻撃などどうでも良いかの様に攻めまくるセクサン、やはり面白いやつだ。2R終了時で早くも場内拍手喝采だ!3R両者は接近戦で肘をぶつけ合う、もはや両者意地だ。そしてセクサンのワンツーからの右アッパーでムアンタイが腰を落とす。そこにセクサンはアッパー連発、最高に盛り上がる!!大興奮の場内。そして後半はミドルキックで攻め最後はアウトボックス。再戦も勝利をもぎ取ったセクサン。やはりこの男やってくれる、何とも味のある面白い選手だ! (K.M)

■2015.11.10 ルンピニー フェザー級
セーン パルンチャイ vs ガオナー PKセンチャイ
剛力ムエカオvsテクニシャン対決の結末はいかに!?しかしこのテクニシャン、ガオナーにパワー不足の不安材料は無い。あるのはその血の気の多さゆえ直ぐに興奮してしまうところだ。この試合いかにガオナーが冷静に行けるかがカギとなりそうだ。2R組みに行くセーンをガオナーは距離を取ってカウンターの左ミドル、更に頭を下げて突っ込んでくるセーンに左ひじを見舞う。組んで投げ飛ばしたいセーンだが腰の安定しているバランスの良いガオナーは容易く投げさせない。逆にテクニックでセーンをこかしてしまう。その後も組み負けないガオナーが膝、左ミドルでポイントを奪って勝利、この勝ちは大きい。ここにきて本来のポテンシャルの高さを発揮。次はパンパヤックと彼が保持するルンピニーフェザー級王座を掛けてタイトルマッチだ! (K.M)

■2015.11.10 ルンピニー ライト級
チュージャルン vs ペットモラコット
現ルンピニーライト級王者チュージャルーンvs前ルンピニースーパーフェザー級王者ペットモラコットによる長身ムエカオ対決。試合は一貫して組みに来るチュージャルーンにペットモラコットは距離を保ち左ミドルを当てるという対照的な展開。時折隙を見ては膝を突き上げるペットモラコットが試合をコントロールして勝利。しかし内容は面白みに欠けるものとなってしまった‥ (K.M)

■2015.11.9 ルンピニー フェザー級
スーパーレック vs バンピーノーイ
過去2戦2勝(1KO)で圧倒的に分が良いスーパーレックだが、スーパーレックは前回パンパヤックに負けバンプリーノーイはサームエーに勝利、今の両者の勢いでは2p位ハンディを付ければ良い勝負ということか!?もはや後の無いスーパーレックに比べ精神的優位なのはバンプリーノーイだ。故にスーパーレックは危険な攻めは見せずじっと様子を窺い隙あらば右ミドルを放っていく。やはり右ミドルを打たせたら一級品だ!そして4R組み膝の展開で強さを見せたスーパーレックがポイントで大きく引き離し勝利。やはりこの男が元気に右ミドルを蹴っていく試合は面白い。今後は戦術・流れでの臨機応変等の改善が必須か?頑張ってほしい。 (K.M)

■2015.11.9 ルンピニー ライト級
チャムアックトーン vs ヨードパノムルン
こちらも長身ムエカオ対決。現ルンピニースーパーライト級王者のチャムアックトーンが先に仕掛けていく。ヨードパノムルンは冷静に距離を取りミドルで対抗、更にコカしたりとテクニックを見せていく。それでもチャムアックトーンは構わず組みに行く。終始優位に進めていたヨードパノムルンだが4Rチャムアックトーンは乱打戦を仕掛けていき組みから豪快に投げ飛ばし更にミドル、膝をしつこく打ち込む。混戦で迎えた5Rだがヨードパノムルンが冷静に捌き勝利。チャムアックトーンはスタミナ豊富だがもう少し頭の練習(戦術)が必要なようだ。ただ突っ込むだけでは芸が無い。「馬鹿にムエタイは勤まらない」昔から言われる格言だ!! (K.M)

195--2年連続ムエタイ最優秀選手 パンパヤック
ジットムアンノンジム トレーニング vol.1 etc.(75min.)

■ジットムアンジム トレーニング vol.1
2年連続 ムエタイ最優秀選手 パンパヤック ジットムアンノン
数々のタイトルを総なめし史上3人目となる2年連続MVPに輝いた現ルンピニーフェザー級王者パンパヤック・ジットムアンノンの練習映像が登場。どこに強さの秘密があるのか!?しかし特別変わったことはしていない。基本のロードワークに始まりシャドー、ミット打ちへと続いていく。しかしそのシャドー一つとっても集中力のかけ方が違う。常にあらゆる場面を想定して隙無く行うのだ。そして日本でも活躍した実況コムパヤックの持つミットへ打ち込みを始める。ほかのジムと同じく基本技を何度も叩きつけ体で覚えていく。注目は前蹴りをたくさん出している所。そして時折トレーナーのアドバイスをうけながらキレッキレの左ミドルを打ち込んでいく、恐ろしいスピードだ!!更にヒジ、ヒザを織り交ぜミット打ちは続く。この隙の無い集中力の高さが他とは一線を画するのだ。注意深く研究して頂きたい。何処に2年連続MVPの実力が隠されているのかを。今ノリにノってるスーパースター“パンパヤック”の練習映像が堪能出来る、必見! (K.M)

■2015.10.7 ラジャダムナン フェザー級
パンパヤック ジットムアンノン vs スーパーレック
先月の対戦ではガップリよっつのドローだったこの両者、当然再戦が組まれた。右ミドルから組みに行くスーパーレックだがパンパヤックは組んでも引けを取らず逆にテクニックであしらう。更に前進してくるスーパーレックに電光石火の左ミドルを打ち込む。これ以上無い位のタイミングだ、その姿は美しい!更にカウンターのヒザでスーパーレックが宙に浮く。スーパーレック危うしだ!!
 再戦はパンパヤックの圧勝で間を閉じた。差をつけられたスーパーレックの今後は!?そしてパンパヤックは土を付けられた宿敵セーンにリベンジだできるか!? (K.M)

■2015.10.7 ラジャダムナン ミニフライ級
チャイヨー vs ギンサンレック
ペッティンディーvsワンソンチャイ若手NO.1決定戦。このギンサーンレック15歳ですでに307戦を消化しもっぱら102pには敵が居らず今後106pに主戦場を移すという。若手注目度No.1だ!!両者看板を背負っているだけに、特にチャイヨーは序盤から恐ろしい気迫で攻めてくる。それを冷静に攻め返すギンサーンレック、この若き戦士たちの姿に興奮させられる。試合は徐々にギンサーンレックが天才振りを発揮、後半大きいチャイヨーをマタドールの様な華麗な動きで捌いていく。やはり噂は本当だった!!今後この小さな戦士がどう成長を遂げるか大注目。3年後が楽しみだ!!(K.M)

■2015.10.7 ラジャダムナン フェザー級
サームエー ガイヤーンハーダオ vs バンピーノーイ 96ピナン
もはや一線から姿を消しつつあるサームエーにどうしてもトップ前線に絡みたいバンプリーノーイが挑む、いわばサームエーは若手のリトマス紙の様な存在となってしまった‥1R終了時ギャンブラーから「勝ったら10万バーツ(??)のチップをやるぞ」とはっぱをかけられるバンプリーノーイ。しかしサームエーとて簡単には死ねない。しかし4R頭一つでかいバンプリーノーイがサームエーの左ミドルを余裕でガードし、すかさず右ミドルを返していく。更に焦って出てくるサームエーを組みでひねり倒す。勝負ありだ。あれだけ強かったサームエーが負けていく姿は物悲しさすら漂う。対して勝利したバンプリーノーイは人がうらやむ程の長いリーチと長身を持っている、更なる上を目指してくれる事を期待したい。(K.M)

194--ムエタイ最高峰 センマニー ソーティアンポー
スーパーフェザー級最前線、タノンチャイ、ムアンタイ、ペットウトーン
バンタム級最強 プラサンチャイ(56min)

パワーも身につけた最新のセンマニーは手がつけられない。スーパーフェザー級最強だ。

スーパーフェザー級で抜け出した最高峰センマニー

タノンチャイとの
頂上決戦も圧倒。
 
Sフェザー級トップ戦線。ムアンタイがペットウトンを肘で豪快にKO!
バンタム級最強戦士、プラサンチャイ。すさまじいスピードだ。

■ムエタイ最高峰 スーパーフェザー級
センマニー ソーティアンポー ミット打ち&サンドバッグ
2013年に16歳でMVPを獲得した天才児も18歳となり体も大きく成長を遂げた。昨年までの不調がウソの様に今年に入ってからのセーンマニーは絶好調。連戦連勝、タクシンレックには負けたが先日のラジャS記念興行ではセクサンを左ミドルでメッタ打ちし勢いは止まる事を知らない。それもこの映像を見れば頷ける。数年前に比べ筋肉量が格段に増えパワーとスピードを伴った力強い攻撃をミットへ打ち込んでいく。とにかくそのスピードのある左ミドルにはため息が出る。これは凄い!映像はサンドバック、首相撲へと続く。その動きを見るにつけこのMVP候補は来年も我々を楽しませてくれるだろうと確信する。全ムエタイファン及びムエタイを志す選手等は必見だ!! (K.M)

■2015.10.14 ラジャダムナン スーパーフェザー級
センマニー vs タノンチャイ
昨年両者は4度対戦してタノンチャイの3勝(6/25,10/8,12/1)1ドロー(11/10)と正にセーンマニーにとって天敵と言える。しかし今年に入ってのセーンマニーは肉体的にパワーアップし線の細さを克服、これに本来の天才的動きが付いてくれば正に鬼に金棒状態!タノンチャイも圧力をかけてくるが動きは決して早く無い為、セーンマニーが先に先にとアグレッシブに攻撃をねじ込んでいく。更に3R以降は左ミドルでメッタ打ちにし、逆にタノンチャイのパンチは全く当たらない。ここまで一方的にやられるタノンチャイは見たことが無い。5度目にして圧勝、恐るべしセーンマニー! (K.M)

■2015.10.14 ラジャダムナン スーパーフェザー級
ムアンタイ vs ペットウトーン
両者共に前回敗戦してるだけにトップ線前に残るには落とせない試合だ。華麗なテクニックで要所要所を突いていくペットウトーンだが「ゾンビ」ことムアンタイはお構いなしに前進していく。そして2R両者意地になってヒジをぶつけ合うのが面白い。テクニックでは格段に上を行くペットウトーンだがそれでもお構いなしに突っ込んでくるムアンタイに手こずる。そして3Rムアンタイが片手で顎を塞ぎながら逆の手で一瞬でヒジを振り抜く。これをまともに喰らったペットウトーンは完全失神、タンカーでリングを降りて行った。ヒジを使わせたらムアンタイ怖い、技ありだ! (K.M)

■2015.10.14 ラジャダムナン スーパーバンタム級
プラサンチャイ PKセンチャイ vs ヨードモンコン
先日の日本初ファイト(12/6BOM)でも圧倒的強さを見せたムエタイ5冠王プラジャンチャイは現在バンタム級最強の呼び声高い選手。対するブリーラム県出身のヨードモンコンはルークミニット等に勝利してのし上がってきたワンソンチャイ期待の新鋭テクニシャン。序盤から両者目まぐるしいスピードで技を交換し合う。しかし実力はプラジャンチャイが一歩上を行き組んではヒザ、離れては高速コンビネーションで攻め込みヨードモンコンに反撃のスキを与えない。テクニックと機動力はピカイチだ!更にそのステップワークの華麗さは選手の方にも非常に参考になるのではないだろうか!?バンタム級最強説が充分頷ける強さだ。K-1バンタム級王者の武尊との対戦が見たい! (K.M)

193--スーパーファイト2015 vol.12
衝撃のセーン & シーン

ブアカーオ血まみれの陥落(87min)

セーンの首相撲が炸裂。ソンコムはまったく相手にならず。
セーンの弟分、同じパルンチャイジムのシーンも非常に面白い。セーン同様、首相撲は強い!
ジョームピチット
絶好調のタノンチャイ。左ストレートは脅威だ。
低調な試合を続けていたブアカーオだが、遂に陥落。

■2015.9.11 ルンピニー フェザー級
セーン パルンチャイ vs ソンコム
今年突如すい星の如くフェザー級戦前に躍り出たセーンはパンパヤック、スーパーレック等を圧倒、セーンマニーには負けてしまったが勢いは止まらない。対するは10月、日本での梅野戦の激闘も記憶に新しいソーンコム。しかし今のセーン相手では荷が重い。持ち味の強烈なパンチとローで攻めていくが鋼の様な体を持つセーンはびくともしない。3R自ら組みに行ったソーンコムだったが組んでしまえばセーンの土俵。一瞬のスキをついてソーンコムを大きく振り回してしまうそのテクニックには酔いしれる。ソーンコムもヒザで対抗するのだが貫禄が違う。後半何度も投げまくったセーンが圧勝、やはりこの男強い。(K.M)

■2015.9.11 ルンピニー バンタム級
シーン パルンチャイ vs スプリンター
今年のMVPジムに輝いたパルンチャイジムでセーン、ゲーウ、チャラーム等と共に活躍するのがこのシーンだ。左ミドルでお馴染みのスプリンターは距離を取りたいがシーンがパンチを振るって強引に組みついていく。やはりセーン等同様組みが強い。スプリンターもパンチと左ミドルでシーンの前進を阻もうとするがもはやシーンの勢いは止まらず、後半手も足も出なくなる。セーン同様やはり組みが以上に強い。久々の本格派ムエカオジム「パルンチャイジム」が輩出するセーン、シーン等からしばらくは目が離せそうもない。(K.M)

■2015.9.10 ラジャダムナン スーパーフェザー級
ペットウトーン オークワンムアン vs タノンチャイ
テクニシャンvsファイターの一戦は文字通り前に出続けるタノンチャイの重い攻撃をペットウトーンが冷静に捌いていくという展開。そのペットウトーンの目の良さは流石だ!サウスポーのタノンチャイの前進を前蹴りと右ミドルで迎え撃ち、カウンターのヒザも見事だ。タノンチャイも徐々にプレスを強めていきパンチを連打していくがペットウトーンはその遅い動きを見切り美しい右ミドル、ヒザを何発もねじ込んでいく。構わず前進を続けるタノンチャイだが決定打を打ち込めない。明らかにポイントはペットウトーンだ。しかしレフリーが手を挙げたのはタノンチャイの方だった!?納得のいかないペットウトーン陣営だ。(K.M)

■2015.9.10 ラジャダムナン フェザー級
ジョームピチット vs パッカーレック
最近頭角を表し始めている新鋭パッカーレックが現ラジャSフェザー級王者の首を狙う。しかしテクニックではジョームピチットが一枚も二枚も上だ!強烈なパッカーレックの攻撃を完璧なディフェンスでシャットアウト、逆にパンチから蹴りへ繋げる高速コンビネーションを叩き込んでいく。後半も組みでパッカーレックを手玉に取り圧倒。パッカーレックは力任せにジョームピチットを押し倒す事位しか出来なくなる。見事完勝のジョームピチットだがもう一つ強い武器が欲しい、テクニックがあるだけにもう一皮むけたい所だ。(K.M)

■TOPKINGワールドシリーズ
ブアカーオ vs ハヤル・ジャニエフ(ロシア)
絶対王者ついに陥落、、ロシアのハヤルが1Rから臆することなくガンガン前に出てきて攻める。そして早くも左ヒジがドンピチャでヒットし流血してしまうブアカーオ。その後も積極的に攻め立てるハヤルの勢いが止まらない。2R巻き返しを図るブアカーオだが上半身を大量の血で染め上げ相手を必死に追う姿に何処か物悲しさを感じてしまう、、、そのままダウンを奪う事も出来ず判定はハヤルへ。大金星を挙げたハヤルだが決勝はこの試合のダメージが大きく棄権してしまった。ムエタイの技「ヒジ」で負けてしまったブアカーオに復活はあるのか?奇しくも先日K-1で木村を1Rで仕留め見事リベンジを果たしたゲーオとは対照的だ。ブアカーオの時代はいよいよ幕を下ろし、これからはゲーオがムエタイの代名詞として活躍していくのか。(K.M)

192--スーパーファイト2015 vol.11(107min)

絶好調のセンマニー。大型ムエカオ ムアンタイの圧力を問題にしない強さ。
パンパヤックと同門のヨードパノムルン
フェザー級トップ戦線。2年連続MVPパンパヤックと、スーパーレックの激闘!
ルンピニースーパーフェザー級の看板選手の対決
ベテランのシンダムだが、マナサックに苦戦
 
海外でも安定しているのはさすが。パコーンは神経が太い

■2015.9.4 ルンピニー スーパーフェザー級
センマニー ソーティアンポー vs ムアンタイ PKセンチャイ
セーンマニーvsムアンタイ:今年は絶好調の天才セーンマニーがムアンタイごときを寄せ付けない。いつもの様に手を前にのばし距離を詰めてくるだけのムアンタイに左ミドル、パンチ、ヒジとやりたい放題だ!ムアンタイ得意の組みからのひじ打ちをも上半身を絶妙にスウェーし受け流す、やはり非凡だ。フェイントのパンチ、ヒジ、コカシを織り交ぜながら全編を通してセーンマニーの左ミドルが数十発とムアンタイの脇腹にめり込む。ムアンタイは前に出れば出る程に不利だ。このパワー、スピード、テクニックが三位一体となったセーンマニーに怖いものなし。MVP最有力候補か。(K.M)

■2015.9.4 ルンピニー ライト級タイトルマッチ
ヨードパノムルン ジットムアンノン vs チュージャルン
空位のルンピニーSライト級王座決定戦は序盤から両者重い迫力ある攻撃でしばき合う。そして3Rお互いが得意の組みの展開へ。膝に膝、ミドルにはミドル、コカシにはコカシと両者意地になってやり合うので面白い。4R前進してヒザのヨードパノムルンに下がりながらも鋭利な膝をボディーに突き刺していくチュージャルーンが逆にポイントを奪っていく。前進してくる相手を自分の間合いに引き込む上手さを魅せたチュージャルーンが新王者となった。久々に迫力のある重量級のこのカード、2人の対戦はまだまだ続きそうだ(K.M)

■2015.9.9 ルンピニー フェザー級
パンパヤック ジットムアンノン vs スーパーレック
現ムエタイ界のNo.1左ミドル(パンパヤック)とNo.1右ミドル(スーパーレック)の使い手による夢の対戦は別の見方をすると両者共に新鋭ムエカオのセーンに振り回されまくって負けた者同士の生き残り戦とも言える。しかもパンパヤックはMVP受賞後の黒星のうえにベルトまで持っていかれる屈辱を味わった。両者とも負けられないという気迫が序盤から感じられ気合が入りまくっている。重いスーパーレックの右ミドルにはパンパヤックがしなやかでスピーディーな左ミドルで対抗。ハイレベルだ!3R「パワーは俺のほうが上」と見たのかスーパーレックが組みを仕掛けていく。組んでスーパーレック、離れてパンパヤックか?そしてイーブンで迎えた5R試合は最高の盛り上がりを見せる。スーパーレックの膝か?パンパヤックのしなやかな左ミドルか?判定はがっぷり四つのドローだ。再戦必死!(K.M)

■2015.9.9 ルンピニー スーパーフェザー級
ペットモラコット vs クワンカーオ
ルンピニーSスーパーフェザー級王者のペットモラコット(現在は返上?)とラジャSスーパーフェザー級王者のクワンカーオはこれまで幾度となく対戦しており勝ったり負けたりを繰り返している。今回ペットモラコットがリーチ差を活かし遠い距離から次々に左ミドルをヒットさせていく。更に4Rには前へ前へと攻め込んで行く。クワンカーオは時折、自分の間合いになった所でミドルを放っていくもキャッチされてしまい上手く試合を進めていけない。そのまま勢い付いたペットモラコットが勝利。クワンカーオは真っ直ぐ下がってしまいサイドに回り込めないという悪い癖が露呈。テクニックは持ち得ても動きと頭が硬いのだ。(K.M)

■2015.9.9 ルンピニー スーパーライト級
シンダム vs マナサック
ンダム衝撃のKO負けから3か月、再戦である。前回パンチで完全KOされたシンダムの姿は、衝撃的なシーンだった。その後シンダムは6月にフランスでアジスにも判定負けと復調の兆しを見せれず。今回もシンダムが最高級のテクニックで攻める攻める。その手数の多さと的確な攻めはやはり素晴らしい。しかし如何せんマナサックが相手では攻撃が軽いと言わざるを得ない。マナサックは余裕で受け止め更に組んでしまえば圧倒的に有利。シンダムの健闘もむなしくマナサックが涼しいで帰り討ちにした!(K.M)

■TOPKINGワールドシリーズ
パコーン PKセンチャイムエタイジム
最近殆どタイのリングには上がらずもっぱら海外遠征が主流のパコーンと昨年同じTOP KINGのリングでルンラヴィー・サシプラパージムに1RKO勝ちしているベラルーシのドミトリーが対戦。67kg契約の為か胴回りの肉がダブついているパコーン、、明らかに練習不足だ。しかしそうはいっても外国人がそう簡単に勝てる相手でもない。時折、強烈な攻めを見せるパコーンと腰が完全に引けているドミトリー。苦し紛れの後ろ回し蹴りをも余裕のスウェーでかわすパコーンが終始テクニックで上回り危なげ無く勝利。今月末行われる大和哲也戦が興味深い所だ。(K.M)

191--ラジャダムナン決戦!セクサン オークワンムアン vs 梅野 源治
、センマニーが新鋭の豪力ムエカオ セーンを退ける。(66min)


絶対に負けられないセクサンは打ち合いをさけてきた。梅野の怖さをわかっていたようだ。
 
 
 

■2015.9.10 ラジャダムナン スーパーフェザー級
セクサン オークワンムアン vs 梅野 源治(PHENIX)
遂にこの日が!!数々の強豪タイ人を撃破して来た日本ムエタイ界の至宝「梅野源治」がラジャSの平日興業のメインに登場。相手はあの激闘王セクサンだ。これは歴史的に見ても快挙だ。
 1R奥足ローを狙いパンチに繋げる梅野にセクサンはボディーパンチを見舞う。梅野の「効いてない!」のポーズに会場が湧く。セクサン回転ヒジも繰り出す。2R更に梅野の奥足ローが上手く決まりセクサンの足が揃う場面も。梅野の回転の良いパンチで日本的に見れば手数から圧倒的に梅野だが、セクサンもタイミングのいい前蹴り・ミドル・ヒザを冷静に返し印象をイーブンにする。3Rセクサンも出てきた。一発の重さはやはりセクサン!?ボディーパンチで倒されるなど梅野がバランスを崩す場面が目立ってくる。こうなるとセクサンがムエタイのテクニック・上手さを見せてくる。4R組みから投げられ決定的な差を付けられる梅野。梅野の精神的余裕も無くしていく攻めを見せたセクサンの上手さだ際立った。セクサンがホームでムエタイの奥深さを見せる!!
49-47で負けてはしまったが梅野選手のファイトは多くのタイ人が対戦を避けるというのも頷ける素晴らしい物だった。これで経験を積めばタイ側にとって更に恐ろしい存在となるだろう。梅野はその後1か月でランカーのソーンコムを撃破、次は12月23日ラジャS創立70周年記念興行へ出場とのこと、期待が高まる!対するセクサンはこの試合でスネを痛めてしまい次の試合をキャンセルしたという。この試合両者のファイトマネーは破格の18万バーツだった!(K.M)

■2015.7.2 ラジャダムナン スーパーフェザー級
セーン パルンチャイ vs センマニー ソーティアンポー
パンパヤック、スーパーレックを完封して一気にトップに躍り出てきた“剛力ムエカオ”セーンはセーンマニーをもあっさり料理してしまうのか!?しかし最近連勝で絶好調のセーンマニーの動きが素晴らしく良い!!縦ヒジを振り下ろしながらタイミング抜群の左ミドルをセーンの脇腹にめり込ませる。更には組んでくるセーンを突き放しカウンターのヒザをキレイに決める。このカウンターのヒザが冴えに冴える。組んでも互角にやってのけるセーンマニーはその後も下がりながらの左ミドルを何度も決めこの超新星を見事に退ける。天才セーンマニーやはりこの男の実力は抜きん出ている。現在最強か!?MVP最有力候補だ。(K.M)

■2015.8.11 ルンピニー フェザー級
スーパーレック vs ノンビア
現在はPKセーンチャイムエタイジムへ移籍しリングネームもガウナーと改名した模様のベテランノンビアはテクニシャンでありながら血の気が多く、前に前に出すぎてしまいここぞという試合を落としてしまう事が多い。しかしかつては1Rヒジの打ち合いでスーパーバンクをKOするなどその実力は非常に高い。この試合組みではスーパーレックが上を行く。4Rもこのままスーパーレックペースか!?と思われた所で左縦ヒジを下から突き上げたノンビアがダウンを奪う。「しまった」という表情のスーパーレック。ポイントを奪ったノンビアはもはや逃げるのみ。5R必死に逆転を試みるスーパーレックだがガードは崩せず。勿体ない負けで連敗を屈っしたスーパーレックの再起は!? ここで再浮上してきたノンビアに期待したい。(K.M)

■2015.8.11 ルンピニー フライ級
パランポン vs ヨーティン
調子を戻して来たテクニシャンのパランポンにバンコクはチャットゥチャック地区にあるというF.A.グループジム(ペットブンチューが有名)の新鋭で現ラジャSフライ級3位、ルンピニーSスーパーフライ級3位のヨ―ティンが挑む。このテクニシャンの新鋭が繰り出す若さ溢れるパワフルな攻めが非常に良い。シャープな動きでどんどん前に出る為パランポンは下がらざるを得ない所だ。4R目まぐるしくステップワークしながらヨ―ティンに攻撃の的を絞らせない上手さを魅せるパランポン、この辺りは流石だ。しかしヨ―ティンの強烈な前蹴りと組んでのヒザ、蹴り足を掴んで大きく投げ飛ばすなど試合の印象をこの若武者に持っていかれてしまう。またまた面白い選手が出てきた。(K.M)

190--スーパーファイト2015 vol.10(113min)

ワイクーMVPも受賞経験のある、ルンピニーSフェザー級トップのクワンカーオと、梅野にKO負けしたが、トップを狙う、パワフルなムエカオ ムアンタイ。
ルンナライとサタンムアンレックの試合はスピードあふれる激しい展開で、いつも面白い。
右のスペシャリスト同士の対戦。
 
海外初遠征の暴れ馬セクサンは、圧倒KO勝ち。
 
ブアカーオは勝利するも、いまいちの内容。

■2015.8.11 ルンピニースーパーフェザー級
クワンカーオ vs ムアンタイ PKセンチャイ
現ラジャSスーパーフェザー級王者クワンカーオとBBTV同級王者ムアンタイの一戦はそれぞれが前回ペットパノムルンとタノンチャイを破り勢いに乗る。ムアンタイがいつも通り(というかこれしか無い)組んでは縦ヒジを狙って行きクワンカーオがそれを組ませないように距離を取る。そのクワンカーオ、3Rミドルからのヒジ連打の猛攻でムアンタイをメッタ打ちにする。4R逆にムアンタイが前進に前進を試みるが不器用さが目に付く。足運びの下手なムアンタイを軽やかなステップワークを駆使するクワンカーオが終始捌いて勝利。クワンカーオは絶対王者なのか!?(K.M)

■2015.8.11 ルンピニーフライ級
ルンナライ ギャットムー9 vs サタンムアンレック
前回の対戦ではダウンを奪われ乾杯しているサタンムアンレックが前戦でルンピS現王者を撃破して再戦のチャンスをつかむ。しかしルンナライの最近の好調ぶりには目を見張る物がある。パンチから蹴りに繋げるコンビで攻め込もうとするサタンムアンレックにルンナライの高速ミドルキックが唸りを上げる、凄い迫力だ!!更に3R前進するサタンムアンレックにルンナライの右ストレートが炸裂し腰が砕けるサタンムアンレック、危ない。更にヒジも襲い掛かる。やみくもに攻めるサタンムアンレックの一枚も二枚も上を行くルンナライはパンチ良し蹴り良しで注目だ!ローで足が効いてしまったサタンムアンレックはもはや成す術無しの完敗だ。(K.M)

■2015.7.15 ラジャダムナン フェザー級
ペットウトーン オークワンムアン vs スーパーレック
セーンマニーに2連敗のペットウトーンとセーンに完敗のスーパーレックの落とせない者同士の再戦、前回は好調だったスーパーレックの顔を切り裂いたペットウトーンが勝利したが果たして!?序盤は様子を伺う両者、慎重だ。3Rお互いが仕掛け始める。そして一瞬のスキを突いてコーナーに追い詰めたペットウトーンがスーパーレックにヒジとヒザを見舞う。右ミドルは素晴らしいのだが主な攻撃がそれに偏ってしまうためペットウトーンには判り易い。総合的に何でも出来るペットウトーンがテクニックで上回り、更に組んでもスーパーレックにヒザを突き刺す。テクニシャンかつ攻撃的なペットウトーン面白い存在だ!(K.M)

■2015.7.20 ラジャダムナン フライ級
ルンナライ ギャットムー9 vs パランポン
絶好調ルンナライがペッティンディージムに移籍した模様のテクニシャンのパランポンと対戦。現在の勢いではルンナライか!?と思いきや…パランポンのテクニックが冴える!!重圧なルンナライのミドルとスピーディなパランポンのミドルの応酬は見応え充分。その中でもテクニシャン振りを発揮したパランポンが好調ルンナライに土を付けた。受け返しのテクニックが素晴らしい!!こいつが絡んでくるとこの階級も面白くなる!(K.M)

■2015.7.25 ラジャダムナン フライ級
ペットムアンチョン vs ガオパヤック
若手テクニシャン対決は「IQムエ」ペットムアンチョンの戦術が冴える。プレッシャーをかけジワリジワリ相手追い詰めていくが深追いはしない。そうこれは攻め込むと見せかけ実は相手の出方を待っているのだ。先に手を出し相手が返して来た所を料理する、その戦い方が実に上手い。コカシの技術もハイレベルだ。4Rしびれを切らして前に出てきたガオパヤックをガッチリとロックしてヒザを突き上げる。4Rで勝負ありだ。この「IQムエ」というスタイルが主流となってくるのか!?(K.M)

■T-1ムエタイ 中タイ国交40周年記念
セクサン オークワンムアン vs アンドレイ・ゼイアッツ(ベラルーシ)
1Rからやや様子見ながらも強烈な攻撃を仕掛けていくセクサン、特に飛んでいく様な突き刺すヒザがアンドレイのボディーを容赦なくえぐる。そしてノって来たセクサンは回転ヒジ放つ。アンドレイは圧倒され下がる一方。2Rコーナーの詰めてのヒザ一撃でダウンを奪うもラウンド終了。しかしもはや時間の問題、3R前進からのヒザで倒れたアンドレイをレフリーがストップ。ほぼ無傷で勝利のセクサン、強い!(K.M)

■T-1ムエタイ 中タイ国交40周年記念
ブアカーオ vs アーテム・パシュポリン(ロシア)
ロシアの新鋭がブアカーオに挑む。組んでも強さを感じられないブアカーオ、ミドルキックを掴まれ投げられる姿は物悲しい。攻めた後にその場に留まってしまうので相手の攻撃の格好の的になってしまう。体が重いというか、動きにキレと躍動感が無いのだ。それでも過去の貯金で2Rダウンを奪うが…このレベルの相手なら1Rで仕留めなければいけない。組んでダメ離れてダメのブアカーオにもはや見るべきところは… (K.M)

189--スーパーファイト2015 vol.9(90min.)

ムエカオとファイターの激しい戦い!
MVPパンパヤックは余裕の勝利
 
大きな体重ハンディにもかかわらず、パコーンの圧勝
 
ワンチャローンの見事なハイキックKOは必見!
 
ケムをKOし、ブアカーオを苦しめたナヴィーが、ヨーセングライと注目の激突

■2015.7.2 ラジャダムナンスーパーフェザー級
タノンチャイ vs ムアンタイ PKセンチャイ
最近負け無し好調タノンチャイと5月に日本で梅野選手にKO負けを屈したムアンタイが対戦。現在の位置から見ればタノンチャイ優勢!?かと思いきや必ずしもそうならないのがムエタイ。決してスピードがある訳では無いタノンチャイが真っ直ぐに突っ込んでくれば、組みたいムアンタイには好都合だ。タノンチャイのパンチにムアンタイは真骨頂の縦肘でタノンチャイの顎をかち上げる。組みでは上を行くムアンタイの膝を掴み取りマットへ這わせるタノンチャイが荒々しく攻める。しかし勝負の4Rムアンタイが組みからの肘・膝、更にはコカシを決めて試合を優勢に進めていく。今度はタノンチャイがマットに這うことになる。5RKOしか勝ち目のないタノンチャイは最後の力で倒しに行くがパンチはヒットせず、、ムアンタイが梅野戦の汚名を晴らすかの様な勝利を挙げる。梅野選手との再戦はあるか!?(K.M)

■2015.7.2 ラジャダムナン フェザー級
パンパヤック ジットムアンノン vs パッカーレック
前回セーンに完敗を屈したパンパヤックが2pのハンディを与えてパッカーレックと対戦。ガードを固めて気合充分で攻めてくるパッカーレックはシティサック(ペットパヤータイ)、ラックヒン(サックジャービー)<共に来日経験あり>辺りを彷彿させるスタイルだ。しかし流石にMVPパンパヤックには攻略し易いレベルの様だ。打ってはかわし、更にはカウンターを決め、組みでも主導権を握らせない。テクニックが違いすぎるのだ。もはや3Rで勝負ありの圧勝。4Rに見せるカウンターの膝蹴りは見本の様な美しさだ。そして相手の肘をアームブロックで防御するなど非常にデフェンス能力が高い。セーンマニーやペットウトーン等とのテクニック対決が見たい。(K.M)

■2015.7.2 ラジャダムナン ライト級
パコーン vs デンパノム
5月名古屋でまさかの2.5kgオーバーの失態、小川戦をキャンセルさせてしまったパコーンがラジャに登場。若き頃より活躍している為もはやベテランと言ってもいいのに意外にも(笑)まだ25歳、デンパノムに5pハンディを与えての対戦。1R足払いを決めようとするパコーンに逆に綺麗に足払いを決めるデンパノム。しかしこれがパコーンを怒らせた!?強烈なパンチとローで襲い掛かかってくる。明らかに倒しに来ているパコーンの気迫が怖い。デンパノムの打ち落とす肘を顎に食らっても「マイペンライ」とばかりに余裕の表情を見せる。4R組みにくるデンパノムを今度は老獪なテクニックで翻弄するパコーン、やはり強い。ラジャやルンピニーでパコーンと対戦する様な外国人は現れるのだろうか!?(K.M)

■2015.7.2 ラジャダムナン スーパーフライ級
プラサンチャイ vs ケンクラー
軽量級の実力者同士の対戦に期待が高まる。そして試合は期待通りのモノとなる。序盤から両者のハイレベルなテクニック合戦に目が離せない。お互いがお互いのスキを狙い、打ってはガード、ガードしてはすかさず返すという高度な技の交差を見せる。非常に緊張感のある攻防だ。押しの強さを見せるゲングラーか?捌きのテクニックが冴えるプラジャンチャイか?(K.M)

■2015.7.2 ラジャダムナン スーパーフライ級
スプリンター vs ワンチャローン
元ラジャSスーパーフライ級王者スプリンターと先日日本でも圧倒的な強さを見せつけた元ルンピニーSスーパーフライ級王者ワンチャローンが激突!両者とも左ミドルキックを出し合う中、2R同時に左を繰り出した際、ワンチャローンのハイキックがスプリンターの首筋にヒット!左ミドルを狙ったスプリンターはワンチャローンの軌道を読めず、、ワンチャローン戦慄の一発KO勝ちだ!(K.M)

■T-1ムエタイ 中タイ国交40周年記念
ヨーセングライ vs ビクトル ナヴィー(オーストラリア)
アフリカ出身オーストラリア育ちの21歳「ホットチリ」のニックネームで知られるナビーは今までファビオ・ピンカ、ディラン・サルヴァドール等に勝利し、更にはケムをもハイキックでKO、敗れたもののタイではブアカーオを苦しめている。対してかつてK-1に来日し圧倒的強さを見せつけ過ぎて逆に「日本封印」を喰らったヨードセーングライは現在30歳、「コンピューター・ウィザード」の異名を持つムエタイ重量級のエース。最近は「素手のムエタイ:ムエカッチューア」に精を出していたがここへ来て強敵ナビーを迎え撃つ。いきなり打ち合う両者、スリップするヨードセーングライ。ナビーの圧力が強い。しかしタイ国の意地にかけて逃げる訳にはいかない。肘とパンチで前へ出るその迫力は鬼気迫るものがある。左目をカットされ下がらざるを得ない苦しいナビーに2Rヨードセーングライはしとめに掛かる。3R逆転をはかるナビーだがヨードセーングライのガードはくずせず、、見事ムエタイの面目を保ったヨードセーングライ!(K.M)

188--スーパーファイト2015 vol.8
剛力ムエカオ セーン、MVPパンパヤックからタイトル奪取!
&ルックバックムエタイ 90年代前半の黄金カード! チャッチャイ vs ワンジャンノーイ(91min.)

7chBBTVで活躍していたセーンがMVPパンパヤックをなげまくる衝撃!パワフルな首相撲は最近いなかったタイプのムエカオだ。
パンパヤックと同じ、ジットムアンノンジムのヨードパのムルンが、KO勝利
 
ブリーラム県の強豪ジム、ギャットムー9の新星ルンナライがKO勝利
ともに、日本でもファンの多い、スーパースター同士のスーパーファイト

■2015.6.5 ルンピニーフェザー級タイトルマッチ
パンパヤック ジットムアンノン vs セーン パルンチャイ
サムエーを1RKOで葬り2年連続MVPに就いた新世代スターのパンパヤック、安定王者誕生か!?と思われたがナコンシータマラート県にあるというパランチャイジム所属のセーンに足をすくわれてしまう。このパランチャイジム、最近はシーン、チャラーム(先日BBTVではサタンファーに勝利)、キーウ、そしてこのセーンといった勢いのある選手を送り込んで来ている。序盤から自信満々の表情でプレッシャーをかけに来るセーンの組みの技術は非常に高い。今回も鎧の様な体から繰り出す剛力でパンパヤックを振り回す。更に現在主流のポイント重視の当てる膝とは違う効かせる膝がパンパヤックのボディーをえぐる。もはや成す術のないパンパヤックは50-47の完敗という形でルンピニーのベルトをあっという間に手放してしまうことに。このガッチリ組み付き豪快に振り回す姿はクンピニットやナムカブアンをも彷彿とさせる頼もしさだ。次の獲物は誰だ!(K.M)

■2015.6.5 ルンピニーライト級
ヨードパノムルン ジットムアンノン vs リティデート
MVP男パンパヤックと同ジム所属の大型ムエカオファイター、ヨードパノムルンは活きが良い!対するリティデートも素早い攻撃でヨードパノムルンに揺さぶりを掛ける、テクニックは上だ。3Rお互い蹴り足を取ってからの攻撃をし合う、意地と意地のぶつかり。4Rリティデートが前に出始め更に試合は白熱する。ヨードパノムルンもノリノリで攻め返していく。そして攻撃の重さでは上を行くヨードパノムルンがそのまま膝蹴り連打でKOしてしまう、恐ろしい。イケイケファイターのこの男面白い! (K.M)

■2015.6.5 ルンピニースーパーフライ級タイトルマッチ
ゲンクラー vs ジョームホッド
BBTV王者ジョームホードがゲングラーの保持するルンピニータイトルに挑戦。KO狙いのジョームホードにガードを固めるゲングラー、ジョームホードが回転肘を出した所で1R終了、そのスピーディーな攻撃に冷や汗が出る。しかし3Rからはジョームホードのリズムを読み取ったゲングラーが恐ろしいスピードで肘・膝・ミドルをぶち込んでいく。4R作戦をミドルに変更してきたジョームホードにゲングラーは組み膝でポイントを加点、そして5Rはミドルでジョームホードの前進をあしらい勝利。組んで良し、離れて良しのゲングラー、実力は高い!安定王者か!? (K.M)

■2015.6.11 ラジャダムナンライトフライ級
ワンチャイ ギャットムー9 vs サタンムアンレック
16歳からムエタイを始めたという遅咲きのウボンラチャタニー県出身の23歳サタンムアンレックはこれまで数々のベルトをコレクトしてきた。そのサタンムアンレックが今まで最もハードだったと語る相手がこのルンピニーライトフライ級王者ワンチャイだ。3月のタイトルマッチで敗れたが5月BBTV王者バンラングーンを破って再戦のチャンスを掴んだ。序盤からアグレッシブに攻めるサタンムアンレックにワンチャイは数は少ないが一発一発を渾身の力で振り回す。倍以上の攻撃を繰り出すサタンムアンレックだがその無尽蔵のスタミナで4Rには組み狙いのワンチャイを棒立ちにさせてしまう。それでも肘・膝を返すワンチャイだが更に攻め込むサタンムアンレックに試合は最高にエキサイトする。見事リベンジを果たしたサタンムアンレック、次はタイトルを掛けて三度目の対戦か?それとも同ジムのルンナライにリベンジか?この男ならやってくれそうだ!! (K.M)

■2015.6.11 ラジャダムナンライトフライ級
タナデート vs ルンナライ ギャットムー9
名古屋キングムエの伊藤選手がペッダムに挑むが判定負けを屈した興行のメインがこの試合だ。ランシッドSのガイヤーンハーダオ杯CPトーナメントでも優勝経験のあるタナデートが以前判定で下しているルンナライを迎え撃つ。しかし前回パランポンをも破り現在好調のルンナライが今の勢いでは上。組みの展開が続く中要所要所でルンナライが肘をブチ込み、更には高速ミドルキックをねじ込む。軽量級では中々見られない迫力だ。それでも前進してくるタナデートに4Rルンナライの縦ヒジが炸裂!ダウンを奪い更にフルスイングのパンチを当てた所でレフリーが試合をストップ。スーパーレック、シンダム、ペットパノムルン等が調子を落としているギャットムーガーオ勢でこのルンナライが上り調子だ。今後も迫力のある攻撃技で我々を魅了して貰いたい。 (K.M)

■1993.11.30 ルンピニースタジアム
チャッチャイ パイシートーン vs ワンジャンノーイ ウォーワラポン
90年代ワンソンチャイのゴールデンカード登場、ルンピニーJr.フェザー級タイトルマッチだ。このタイトルはブンラーイ→チヤッチャイ→ワンジャンノーイ→チャッチャイ→カルハート(ブーンライ、チヤッチャイ相手に2度防衛)→ワンジャンノーイ→ハーンスック→ミーチョーク→カルハート→剥奪→サームコー…と目まぐるしく渡り歩いた程に当時のワンソンチャイフェザー級は充実していた。この試合前回ワンジャンノーイに奪われたタイトルマッチの再戦だ。この年(93年)設立されたスポーツ協会認定初のMVPを受賞したチャッチャイは当時19歳、ジムの先輩にあやかってあだ名は「サマート2世」。そのニックネームの通り優れた感性と素晴らしいテクニックを持っていた。そのスマートで美しい戦い方に誰もが憧れた。そしてその頭脳的プレーは素晴らしかった。チャーイノーイをハイキックでKO,ジャルンサップを回転肘でKO、プラーブスックをカウンターの肘で切り裂き、ラムナムムーンを肘でKO,メーティーをハイキックでKOするなど数々の名KOシーンを演出していた。更に驚くのはハーンスック戦、インターバル中にジム会長からの「ハイキックを狙え」との指示通り3R一発のハイキックで失神KO勝ちをやってしまう辺りだ。そしてこの試合ワンジャンノーイの危険なパンチを掻い潜り徐々に持ち前のテクニックで翻弄していく。ムエタイファンなら必見の一戦だ。現在は故人となってしまったのが実に傷ましい… (K.M)

187--スーパーファイト2015 vol.7
スーパーフェザー級トップ戦線に、新星セーン、登場。

スーパーレックをパワーの首相撲でねじ伏せるセーン。このタイプはここ数年いなかった。
天才児センマニーはスランプから抜け出したようだ。
 
狂人セクサンとファイター タノンチャイの試合は予想通りの激闘!今年一番の激しさ。
 
TOYOTAのトーナメントを征したのは、ルンピニーが主戦場のクワンカーオ

南タイ、スラタニー県での注目の一戦は大激闘。狂人セクサンが、トップを狙うムアンタイを切り裂き、勝利。

■2015.5.8 ルンピニースーパーフェザー級
スーパーレック vs セーン パルンチャイ
ペッティンデイーvsギャットペットの交流戦、ネームバリューから言ってもスーパーレックが圧倒的に有利か?しかし試合は7chが主戦場だという21歳のセーンの圧力が凄まじい!組みの技術は高いスーパーレックだがセーンの大蛇の様に絡みつく強力無比な組みに振り回されっぱなしだ。予想を覆すセーンの圧勝振りに場内も大盛り上がりだ。久し振りにムエカオの恐ろしさを見せつけてくれたセーン、楽しみな選手が出てきた!!(M,K)

■2015.6.4 ラジャダムナンスーパーフェザー級
センマニー ソーティアンポー vs ペットウトン オークワンムアン
前回勝利しているペットウトーンと再戦。両者天才肌にして攻撃型テクニシャン故に相手の呼吸、タイミング、打ち気を盗み合う緊張感ある展開が続く。しかしやはり一枚上を行くのはセーンマニーだ。プロモーター等から途中激を受けるペットウトーンだが試合が進むにつれセーンマニーの勢いが勝っていく。攻め込みながらカウンターをも決め込むという高等技術まで見せてくれる。見事返り打ちにしたセーンマニーは波に乗ると恐ろしく強い。パンパヤック、セーン等との夢の対戦が見たい!(M,K)

■2015.6.4 ラジャダムナンスーパーフェザー級
タノンチャイ トーセンティアンノーイ vs セクサン オークワンムアン
こちらも再戦だ。前回は終始激しい打ち合いの中、終了間際にタノンチャイがダウンを奪い逆転勝利、話題を呼んだ。現在最も激しい試合をする両者だけあって今回も期待は高まる。前に出ていくタノンチャイを様子を見ながらも時折激しい連打を打ち返していくセクサン。そして3R遂にセクサンに火が付いた。両者またも足を止めて激しく打ち合う。やはりこの二人の試合に外れなし。ど迫力のドツキ合いに場内大盛り上がり。賭け全盛の現在のムエタイ界にあっても賭け士達は両者に拍手で応える。後半組み膝とミドルを多く当てたセクサンかと思われたが判定はドローだ!3度目にも期待したい。早くも今年度最高試合賞有力候補だ!!(M,K)

■2015.5.3 ランシット TOYOTAトーナメント決勝戦 133P
クワンカーオ vs ヨードトゥワントーン
昨年8月開幕のTOYOTAトーナメント(Aグループ:ヨードトゥワントーン、デーッナロン、ニューワンジャン、クワンカーオ)(Bグループ:アランチャイ、ウィシャウポー、ペットパノムルン、ギャットペット)。約1年かけて各グループ総当たり戦を行い上位2名が決勝トーナメントへ進出となるこのトーナメント、ついに決勝を迎えた。3位決定戦はギャットペットがペットパノムルンを判定で退ける。試合は組み狙いのヨードトゥワントーンをカウンターの右ミドルで迎撃するクワンカーオ。組んでもさほどテクニックがないヨードトゥワントーンを逆にクワンカーオが肘・膝をめり込ませる。危なげなく優勝を果たしたクワンカーオは50万バーツの賞金ゲットだ!(M,K)

■2015.5.2 スラタニー県スーパーファイト
セクサン オークワンムアン vs ムアンタイ PKセンチャイ
5月に名古屋で梅野選手に血だるまにされたムアンタイだがその1週間前に試合をしていた。それがこのスラータニーはサムイ島でのセクサン戦だ。組みに行きながら手を絡めたまま肘を見舞っていくムアンタイにセクサンはノーガードで形振り構わずパンチ・肘を振るっていく。そんな中、先に切られたのはムアンタイだ。出血がおびただしい。それでも前に出るムアンタイだが出血が邪魔してか?セクサンを捕える事が出来ない。下がりながらミドル・パンチでムアンタイをあしらうセクサンが圧勝!次はこのセクサンがラジャSで梅野選手と激突するという、これは楽しみだ!!(M,K)

186--スーパーファイト2015 vol.6 (87min.)

二年連続MVPパンパヤックが、サムエーをハイキックKOで葬り、スーパーバンタム級のサムエー時代が終わった。
ケンクラーの電光石火の肘がワンチャローンの目に入り、悶絶KO。
ペットパノムルンはクワンカーオを相手にしない。
スーパーレックは安定した強さ。抜群のボディーバランスからの右ミドルは武器。
ブアカーオを挑発するヤンビン
ヤンビンはブアカーオを崩しまくり、リングの外へ投げる。ブアカーオの強さにかげりが見えてきた。やはり練習相手がいないのは、問題か。

■2015.4.29 ルンピニースーパーバンタム級
パンパヤック vs サムエー
前回サームエーをやぶりMVPを受賞し今ノリにノッてるパンパヤックと、もはやアトがないサームエーが一か月をおいて再戦。サームエーがベテランの意地を見せるか!?と思いきや…なんとパンパヤックが華麗な左ハイキックで1R完全KOしてしまう!!美しさすらある戦慄の一撃に意識朦朧のサームエーは立てない。かつてのサームエーの活躍を知る者にはどこか物悲しくなるシーンだ、、対するパンパヤックは今後のムエタイ界を背負っていくニューヒーローとなるべくベテランに引導を渡し世代交代を果たした!!(M,K)

■2015.4.29 ルンピニースーパーフライ級
ケンクラー vs ワンチャローン
先日の藤原あらしとのルンピニータイトル戦でも強さを見せつけていったゲングラーと、そのルンピニータイトルを奪われた('14.12.9)ワンチャローンの因縁の対戦。好戦的に前に出てくるワンチャローンをゲングラーが抜群のタイミングの左ミドルで前進を阻止する。そして3R、KO狙いのワンチャローンが自信満々でパンチを振るってくる。しかし逆に勝負を決めたのはゲングラーの右肘だ!一瞬の隙で豪快に降り抜きワンチャローンは顔をしかめて倒れこんだ。ゲングラーこの男強い、今後も楽しみだ!対してワンチャローンには隙があり過ぎる。如何なる時も隙を晒してはいけない(M,K)

■2015.4.2 ルンピニー スーパーフェザー級
クワンカーオ vs ペットパノムルン
いささか地味ながらスーパーバンクなき今、安定の強さ(ディフェンスが良い!?)を誇り何気に負けが少ないクワンカーオ。そのファイトスタイルはケムを彷彿、何でも出来る反面それが落とし穴になる場合もある。対するかつては「サマートの再来」などと謳われた天才型ペットパノムルンは最近波に乗り切れていない、ムラっけがある。今回はいかに!?しかしいざフタを開けてみるとペットパノムルンの本領発揮、天才的な動きでクワンカーオを終始翻弄。前に出るクワンカーオだが動きが硬く暗中模索、攻め込めない。ペットパノムルンの完勝だ!ムラッけを無くしもっとトップ戦線に絡んでほしい!! (M,K)

■2015.4.2 ルンピニー ライトフライ級
ワンチャイ ギャットムー9 vs サムディー
ギャットムーガーオでは珍しくパンチで肉弾戦を好むルンピニーSライトフライ級王者ワンチャイと左ミドルが主武器のサームエーの弟分サームディーが激突。距離を取られては不利とワンチャイが距離をどんどん詰める。しかしサームディーが膝を出させない技術を見せ、隙あらば左ミドルをねじ込んでいく。テクニックのサームディーか?前進のワンチャイか?判定は、、、意外にもワンチャイだ。当然納得のいかないサームディー陣営。アナタならどう見る!?(M,K)

■2015.4.8 ラジャダムナン フェザー級
スーパーレック vs バンピーノーイ
最近体つきもゴツくなり安定した力強さを見せるスーパーレックは現在買いの選手だ。その重い右ミドルは現在No.1か!?対するはサームエー狩りに失敗した失意のバンプリーノーイだがこの試合をモノのすれば充分トップ戦線入りも見えてくるだろう落とせない試合。しかし試合はスーパーレックの重い右ミドルがウナリを上げてバンプリーノーイに襲い掛かる、実に重そうだ。組んでも膝をめり込ませるのは上背で劣るスーパーレックだ。線の細さを克服しパワーアップしたスーパーレックは実に頼もしい。その可愛らしい顔には似合わず試合となると鼻息荒いファイトは人々を魅了する。パンパヤックとの右ミドル対決が見たい! (M,K)

■2015.5.2 中国福建省アモイ WMCジュニアミドル級タイトルマッチ
ブアカーオ(タイ) vs ヤン ビン(中国)
ブアカーオのWMCタイトルマッチの相手は全くの無名中国人ヤンだ。少林寺系かと思いきや意外にもムエタイスタイルだ。ブアカーオは時折ガードの甘いヤンに左ハイ、肘を当てていく、もはやKOも時間の問題か?しかし見かけ通り打たれ強いヤンは暴れ馬の如く荒々しい攻撃を仕掛けていく。それを不用意にもらってしまい更に組みから投げられてしまうブアカーオ。ラウンドが進むにつれて不甲斐ない姿をあらわにしていく、、、タイトルは防衛したもののもはや「過去の輝き」はここにあらず。このままフェイドアウトしてしまう運命なのか…(M,K)

185--スーパーファイト2015 vol.5 &ルックバック ムエタイ1989
センティアンノーイ vs ノックウィー 二連戦(113min.)

 
 
 
 

■2015.3.30 ラジャダムナン スーパーフェザー級
ペットウトーン vs センマニー
シントーンノーイを膝でKO,スーパーレックを肘で切り裂き、タクシンレックをパンチでKO するなどトップ戦前に急浮上してきたペットウトーンにかつての勢いを失ってしまった印象のあるセーンマニーが2pハンデを貰っての対戦。現在の立場ではペットウトーン有利か?と思いきやセーンマニーが元気!元気!左ミドルが相手に吸い付くかの様にバシバシ決まる!右ミドルで対抗するペットウトーンだが左ストレートのフォローも交えての左ミドルの波状攻撃にペットウトーンは歯車が狂う。この勝利でセーンマニーはトップ戦前に浮上してきた。面白くなる!(M,K)

■2015.3.30 ラジャダムナン スーパーフェザー級
タノンチャイ vs タクシンレック
前回のタノンチャイ判定勝ちから2か月での再戦。テクニックでは遥かに上を行くタクシンレックだが現在のタノンチャイの勢いは止められず。4Rこの野獣の攻めは一層プレスを強める。抜群のテクニックを持つタクシンレックだがまっすぐに下がってしまってはいくらテクニックがあっても捌き切れなくなってくる。そしてパワー不足がウィークポイントか?セーンマニーが再び台頭してきた今、トップ戦前から離脱し始めている印象だ。(M,K)

■2015.3.30 ラジャダムナン フェザー級タイトルマッチ
ソンコム vs ジョームピチット
パンチとローが強烈な王者ソーンコムだが、昨年暮れにセクサンにそのローでお株を奪われる失態。ラジャ側からの「そろそろベルトを腰から外しなさい」という通達なのか!?対する挑戦者で2月にもソーンコムに勝利しているジョームピチットは数年前にマーピチット・シッソーンピノンから改名、昨年は日本で梅野選手にWBCタイトルマッチで敗れている。ミドルキックを得意とする20歳のテクニシャンで2013年にはラジャのMVPを受賞。以前手にしていた同タイトルの再奪取を狙う。試合は予想通り!?ジョームピチットのミドルキックの餌食にされるソーンコム。その捌きのテクニックは華麗だ。王座返り咲きのジョームピチット、アンモー会長も嬉しそうだ。リング上ではジョームトーンも祝福!(M,K)

■2015.3.6 ルンピニー スーパーバンタム級
サムエー vs パンパヤック
スーパーバンクが返上したルンピニーSフェザー級タイトルを巡り新旧対決が実現。2Rサームエーの鋭い左ローでパンパヤックの足が早くも赤く腫れあがっていく…そして両者得意の左ミドルがとてつもないスピードで交差し始める。しかし不用意に蹴り足をキャッチしつつも攻めに迷いの見えるサームエーがポイントを失っていく。逆にパンパヤックがどんどん勢いを増していき新旧対決にケリをつけると共にまた一つベルトを獲得する。この勝利が決め手となりパンパヤックは昨年に続き「タイ国スポーツマスコミ協会選出MVP」を2年連続で受賞することに。これは歴代でもゲーサック、アヌワットに続き三人目の快挙だ。更なる活躍を期待したい。(M,K)

■2015.3.17 ルンピニー ライト級
ムアンタイ vs パーンペット
6年前のムエローク・レンヨー杯で2位になるなど一時活躍を見せたパーンペットが帰ってきた。お互い組みから肘・膝を激しくぶつけ合う。3R両者とも勝負を仕掛けていくので組みの攻防には珍しい乱打戦へと発展。このラウンドややパーンペットか!?そして迎えた4R、更に両者攻め込み合い試合は最高潮へ。しかしやや打ち疲れたパーンペットが下がりながら放った右アッパーにムアンタイが右縦肘をかち上げる。顎を撃ち抜かれ一発でのびたパーンペットはもはや立ち上がれない。ムアンタイ見事だ!(M,K)

■ルックバックムエタイ 1989
センティアンノーイ vs ノックウィー
「小さなろうそくの光」を意味するセェーンティアンノーイは現在激闘男として話題のタノンチャイの師匠であり元ラジャJr.ライト級、ルンピニーライト級王者でもあった80後半〜90年代を代表する名選手の一人である。ひと昔前に日本でも「戦慄の左ミドル」で大人気となったサームコーをも自分の元で強く育て直したことでも有名だ。そのセェーンティアンノーイのラジャ時代の貴重なファイト映像だ。しかしこの試合、同じく80年代を代表する名選手ノックウィーの強さばかり目立ってしまう。弟サーントスがリング下で見守る中「最強のミドルキック」を豪快に打ち込んでいく。一発の重さが違い過ぎてセェーンティアンノーイが弱く見えてしまう。そして後半は下がりながらもミドル、肘、膝を上手く合わせていく。攻撃の迫力が違う!!(M,K)

■ルックバックムエタイ 1989
ノックウィー vs センティアンノーイ
第2戦:再戦はセェーンティアンノーイが異常な集中力と気合を込めてどんどん前に出ていく。ノックウィーも下がりながら時折強烈なパンチ、ミドルを放っていくが、今回のセェーンティアンノーイは全く下がらない。前進あるのみだ。ハイキックをもダッキングして攻め込む雄姿を見せる。チンダムで迎えた5Rタイナーで逆転を試みるノックウィーだがロープ際でセェーンティアンノーイのパンチがヒットし腰が砕けてしまったところでゴング。そして試合終了後「殺しのキッス」を見舞われ精神面にもノックアウトされてしまった!(M,K)

184--スーパーファイト2015 vol.4
激闘セレクション (72min.)

 
 
 
 
 
 
 
 

■2015.3.6 ルンピニー スーパーライト級
シンダム ギャットムー9 vs マナサック
年前のラジャvsルンピニー対抗戦でのポンサネー戦(ダウンを奪われながらも逆転勝ち)が当時話題を呼んだ180cm以上の長身ムエカウのマナサックだったがその後はあっさりパンチでKO負けするなどパッとしないままひっそりと消えていった…しかし突如復活しベテラン、シンダムの首を狙う。「俺をなめるな!」と言わんばかりにマナサックのウィークポイント!?顎を狙っていくシンダムが頼もしい、動きも良い!しかし次第にマナサックが左ミドルを当て始め距離を掴んでいく。そして4Rシンダムの右ハイキックをスウェーで避けたマサナックがパンチをヒットさせる。効いたシンダムがむきになり打ち合いに出て来た所をダメ押しの右を何度も合わせKOしてしまう。立てないシンダム、何か物悲しい光景だ。対して派手な復活劇を見せたマナサックは23歳、まだまだイケる。ヨードヴィチャーとの対戦が見たい。(M,K)

■2015.3.6 ルンピニー バンタム級タイトルマッチ
クワンペット ソー・スワンパックディーvs メーティー
かつてはアルニー、チャーティチャイ等軽量級のラジャ王者、そして共に全日本キックにも来日経験のあるペットアルン、ペッエークら王者を生んだ名門ソー・スワンパックディージムの現在売り出し中がこいつクワンペットだ。対するは華麗なステップワークからの高速ミドルキックが武器のメーティー、両者による空位のルンピニーSスーパーバンタム級王座決定戦だ。試合はタイトルマッチに相応しく大接戦となる。5R更に試合は白熱、ミドルキックの蹴り合いに観客の興奮は最高潮だ!クワンペットのタイミング抜群のミドルキック(ペッエークを彷彿させる)か?組みで押しこんだメーティーか?ベルトはどちらの手に!?(M,K)

■2015.3.17 ルンピニー バンタム級
ピチットチャイ vs クサコンノーイ
現在軽量級No.1KOマシーンか!?ピチットチャイが序盤から強烈なローでクサコンノーイの足を壊しにかかる。そして2R足を止め一気にパンチで仕留めに行く。クサコンノーイも打ち合いを挑むものの相手が悪い、あっという間に完全KOされて立てない。久し振りに本格派ムエマッド登場か!?こいつは面白い、来日すれば人気出そうだ!!(M,K)

■2015.3.26 ラジャダムナン ミドル級
カノンスック チュワッタナ vs チャンチャイ
カノンスックはラジャSミドル級王者で来日経験もあり圧倒的強さを見せた。現ラジャの外国人王者ジョイシーをもタイトルマッチで退けている実力者。この日もチャーンチャイが3R膝を合わせて来た所へカノンスックの高速ストレートが顎を砕く。そのまま前のめりにぶっ倒れたチャーンチャイ、危険だ。重量級故に試合数が少ないのが残念だ。埋もれさせておくのは実に勿体無い。(M,K)

■2015.2.12 ラジャダムナン スーパーフェザー級
セクサン オークワンムアン vs タノンチャイ トーセンティアンノーイ
激闘男同士による注目の初対決は期待を裏切らない大激闘となった。1Rから激しくパンチ、肘、膝、蹴りが乱れ飛ぶ大興奮マッチだ!余計な説明不要、とにかく見て頂きたい。両者とも「肉を切らせて骨を断つ」そんな戦いだ。そして最後の最後にドラマが待っている。とにかく目が離せない。興奮間違いなし、必見!!余談であるがこの試合のファイトマネーはセクサン14万バーツ、タノンチャイ11万バーツであったという。(M,K)

■2015.2.12 ラジャダムナン スーパーフェザー級
タクシンレック vs ペットウトーン オークワンムアン
サームエーを衝撃のハイキックKOで下し新世代テクニシャンここにありを大きくアピールしたタクシンレックとこちらも好調ペットウトーンによるテクニシャン対決。予想通りハイレベルの展開となり、このまま接戦か?と思われた4R突如フィニッシュが訪れる。右ミドルキックを放ったタクシンレックの顎をペットウトーンの左フックが打ち抜く。そのままタンカで運ばれた。穴の無いように見えるタクシンレックだがミドルを打つ際に顔も大きく振ってしまう悪い癖がある。そして今回はダメ出しで足も浮いてた為相当効いてしまった様だ。ペットウトーン株急上昇だ!(M,K)

183--スーパーファイト2015 vol.3
& ルックバック ムエタイ89 ボクシング名世界王者ウィラポン、ムエタイ時代のKOファイト(67min.)

日本が生んだハードパンチャー内山にボクシング世界戦で挑む、ラジャの看板スター ジョムトーンが、直前のムエタイの試合で圧勝KO。 キックボクサーなら練習の鬼ジョムトーンを応援したい。

 

タナトーンが豪快な飛び膝でチョークプリチャーを失神KO!

ワンチャローンとジョームホッドの激闘の結果はいかに!?
 

ムエタイが生んだボクシングの名王者、辰吉を破壊した、英雄ウィラポンは、元はムエタイ王者。その、すさまじいKO試合。

■2015.2.12 ラジャダムナン ライト級
ジョームトーン チュワッタナ vs デッパノム
ボクシングでも活躍するジョームト―ンだがムエタイではやはりパンチの上手さが光る。組みのデンパノムに序盤から容赦なくパンチを叩き込んでいく。顔面、ボディー、ミドルキック、ローキックと使い分けていくのでデンパノムは防御で手一杯だ。2R左ローでデンパノムの足を殺してから3R一気にパンチで仕留めにかかる。やはり強い!!(M,K)

■2015.2.12 ラジャダムナン スーパーバンタム級
プラサンチャイ P.K.センチャイ vs ルークニミット
機動力の高いテクニシャンファイターのプラジャンチャイともはやベテランとなりつつあるルークミニットが対戦。このルークミニットが属するシンクローンシージムは今迄輩出してきたコチャサーン、タヴィーサック、チャーンサックそしてこのルークミニットとみんなファイトスタイルも顔も似ている、親戚なのか!?試合はガードを固めミドルキックを放っていくルークミニットをプラジャンチャイが幅広いテクニックで翻弄する。4Rもはや攻める手が見つからないルークミニット。プラジャンチャイ圧勝だ!(M,K)

■2015.2.3 ルンピニーバンタム級
チョークプリチャー vs ターナトーン
攻めていくのはチョークプリーチャーだが確実なヒットはタナトーンにあり。2R更に前に出るチョークプリーチャーに飛び膝蹴りを浴びせるタナトーンが一発でKO、勝負を決める。ダメージの大きいチョークプリーチャーはタンカでリングを降りることに… (M,K)

■2015.2.3 ルンピニースーパーフライ級
ワンチャローン vs ジョームホッド
普段は7chでの試合が多いジョムホードが常連のワンチャローンと対戦。2Rワンチャローンのミドルキックをキャッチしたジョムホードがお返しにハイキックをヒットさせ会場が盛り上がる。ワンチャローンが1発放つとジョムホードが1発返すという展開に観客大興奮。一進一退の攻防だ。4Rはややジョムホードか?判定はどうなるのか?攻めたワンチャローンか?テクニックで迎え撃ったジョムホードが?あなたならどう見る?(M,K)

■ルックバック ムエタイ 1989
トートー ポーポンサワン vs ウィラポン サハプロム
ムエタイで3階級制覇し、WBA,WBCでボクシング王者にもなり日本でも辰吉、西岡、長谷川との対戦でお馴染みウィラポンの貴重なムエタイ映像だ。95年に同国のダーウルンが保持していたWBAバンタム級王座をムエタイから転向後4戦目で奪うというスピード奪取を成し遂げた。これはセンサク・ムアンスリン(ガッツ石松をもKOしているタイの怪物)が75年に転向後3戦目で王座獲得の偉業に続くものである。ほかにもタイの国民栄誉賞も4度受賞してなど文字通りタイの英雄である。対するトートーもそのパンチの強さに一時はボクシングに転向していた時期もある選手だ。所属のポーポンサワンジムにはデッドゥワン、ドークマイパー、トゥガッタトゥーンの3兄弟の他にも、ファイターのドゥワンソムポン、手足の長いテクニシャンのドークマイファイ、そしてこのトートーと個性派が揃っていた。今ではデートカートが稼ぎ頭で頑張っている!そしてこのジムは当時珍しく特定のプロモーターに所属することなくその試合毎ごとに契約を行う言わばフリーな立場を取っていた。その為、所属選手は様々な派閥の選手との対戦が行えた。この試合当時既にラジャSJr.フライ、フライ級王座を獲得してきたウィラポンにとって、前回チャーイノーイをTKOで下してきているとは言えトートーには荷が重かった。2R足を揃えてのワンツーだったが一発ヒットするだけでダウンしてしまうトートー、恐ろしい破壊力だ!!そして直後のフォローで放つ左ロー、ウィラポンがただのハードパンチャーなどではなく素晴らしいテクニシャンな事が垣間見れる。その後のウィラポンの猛攻にレフリーが試合ストップ。恐ろしく強い!!(M,K)

182--スーパーファイト2015 vol.2 & タイファイト ムエカッチューア(89min.)

ワイクー最優秀選手クワンカーオにペットモラコットが応える。
怪物ヨードウィチャーはシンダムには絶対の自信があるように見える。後半捕まえると一方的に。

この試合ではサムエーが強さをみせた。ローキックが炸裂で、ふっとんだデッサクダーは思わず顔をゆがめる。

ギャットムー9のルンナライが、攻撃的なサタンムアンレックと激突。
グローブなしでセーンチャイのハイキック炸裂。

 
ヨーセングライも強さをみせ、パンチで壮絶KO

■2015.2.5 ラジャダムナン スーパーフェザー級タイトルマッチ
ペットモラコット vs クワンカーオ
先日の日本での梅野とのルンピニータイトル戦が記憶に新しいペットモラコットは22歳、昨年結婚し子供も居るという。そのルンピニータイトルを争ったワイクー最優秀賞受賞のクワンカーオと再度ラジャタイトル戦での対決。オーソドックス、サウスポーの両方を使いこなすというクワンカーオの左ハイキックが2Rヒット!3R逃げ腰のペットモラコットの左ミドルキックをキャッチしてはこかし、前進には右ミドルキックを合わせポイントを奪っていくクワンカーオが以外にも簡単にラジャのタイトルを獲得。その長身を全く生かしきれてないペットモラコット、相手に弱気な所を見せてはいけない。(M,K)

■2015.1.26 ラジャダムナン スーパーライト級
ヨードウィチャー vs シンダム
シンダムが3pハンディを貰っての対戦だが長身の筈のシンダムが小さく見えるほどヨードヴィチャーが大きい!!試合直前にキャンセルが多い(前日にジムに帰ってこない等…)など問題も聞くヨードヴィチャーだが試合になるとめっぽう強い。途中までは下がりながらのパンチと右ミドルキックを上手く当てていく調子の良いシンダムだったが、、4Rにはヨードヴィチャーがニシキヘビの如くしつこく、強引に、がっちりと組み付いて試合を決める。華麗なテクニックなどは無いが試合となると組みのみで怪物的強さを発揮するヨードヴィチャー、ケムのジムへ移籍して更なる飛躍となるか?それとも相手不足に陥るか?(M,K)

■2015.1.26 ラジャダムナン フェザー級
サムーエー vs デッサクダー
序盤からサームエーのローがデーサッグダーの奥足を的確に捉える。3R組みに出るデーサッグダーだがもはやダメージの蓄積した足では踏ん張りが効かない。それでも膝で攻めるが終盤ローでダウン。更に4Rローキックで体が宙に浮くデーサッグダーは立ち上がる事が出来ずタンカーでリングを降りることに、、バンプリーノーイに続きまたも若手をKOで仕留めるベテランサームエーが頼もしい!そしてこの試合足ガード(ヨックバン)の大切さを物語る。(M,K)

■2015.1.26 ラジャダムナン ライトフライ級
サタンムアンレック vs ルンナライ
可愛らしい顔に似合わず激しく好戦的に攻める突貫小僧サタンムアンレックの前進にギャットムー9の新星ルンナライが右ミドルを狙う。その姿は同ジムのスーパーレックそっくりだ。その強烈な右ミドル、そして時折放つ鋭利な肘がサタンムアンレックの前進を止める。3R盛り上がりは最高潮、勢いずくサタンムアンレック。そこにルンナライの右肘がカウンター気味に豪快にヒットしダウンを奪う。技ありだ!!ルンナライの静かなる闘志とサタンムアンレックの最後まで諦めない闘志がぶつかり合い名勝負を生んだ。再戦必死!! (M,K)

■タイファイト2014 ムエカッチューア
セーンチャイvsギラス・バラチェ<アルジェリア>65-67kg:1Rロープ際でのジャンピングハイキックがヒットしKO勝ちのセーンチャイ、ハイテクニックだ!

ヨードセーングライvsクリストフ・プルボー<スイス>:「70kgトーナメント決勝」
1R開始早々パンチで3度ダウンを奪いKO勝利!

スッサコーンvsゴウ・サウォー<ミャンマー>71.5-73kg:すぐさまカメになってしまうゴウにスッサコーンは余裕でパンチを当て1RKO勝利!

181--スーパーファイト2015 vol.1(104min.)

 
 

 
 

 
 

 
 

■2015.1.8 ラジャダムナン スーパーフェザー級
ス ーパーバンク vs ムアンタイ
ルンピニー、ラジャetc数々のMVPを受賞したスーパーバンク(20歳)にタイ国スポーツ局選定MVPを受賞したPKセーンチャイジムのムアンタイ(21歳)が挑む。テクニックvs組みの対決はひたすら前進を続けるムアンタイを前蹴りで突き放し、組んでは片膝を挙げて体勢をキープ、蹴り足をキャッチしてはこかし、前進には足払いを決めるとスーパーバンクのテクニックが冴えに冴える。自分の土俵に持ち込めないムアンタイはイライラがつのるのみだ。やはりスーパーバンクのテクニックは最高級だ。しかしこの試合後アマチュアボクシングへと転向してしまう、、、復帰を望みたいが(M,K)

■2015.1.8 ラジャダムナン スーパーフェザー級
タクシンレック vs ムアンタイ
両者セーンマニーに勝って名を挙げた者同士の一戦。技にスピードと美しさは無いが無尽蔵のスタミナで前進を続けるタノンチャイをテクニシャンのタクシンレックが下がりながら捌いていくという展開。しかし圧力なのか!?真直ぐに下がり過ぎる為徐々に捌き切れなくなっていく。5R肘で逆転に打って出てくるタクシンレックだが、、かつての名選手セェーンティアンノーイの秘蔵っ子はそのスタミナが練習量の豊富さを物語る。これで強い武器でも身につければ怖い選手になるだろう。次はハンデなしの対戦が見てみたい所だ。(M,K)

■2015.1.8 ラジャダムナン バンタム級
プラサンチャイ vs ラムナンポーン
この試合PKセーンチャイジムのプラジャンチャイのテクニックが素晴らしい。その落ち着いた試合運び・組み立てにかつてはセーンチャイの下で練習していたラムナムポーンでも全く歯が立たない。前蹴りとサイドステップにあしらわれ4R何も出来なくなった所をレフリーがストップ。上記スーパーバンクvsムアンタイ戦同様に対組みの選手対策としても参考になる試合だ。プラジャンチャイ、注目していい選手だ!(M,K)

■2014.12.20 TOPKING WORLD SERIES
ブアカーオ vs ドミトロ コンスタンティノフ(ウクライナ)
TOP KING 70kgトーナメント準々決勝」実力・知名度共に圧倒的に上のブアカーオがミドルキックと肘をガンガン打ち込んでいく。1R早くも相手の顔面が血で染まる。その後もやりたい放題襲い掛かかり圧勝する。しかし欲を言えばKOが見たかった所だが、、手数は多いが命中率が下がってしまったのか!?(M,K)

■2014.12.20 TOPKING WORLD SERIES
サムエー vs トリシン コンスタンティン(ウクライナ)
不慣れな外国人ファイトスタイルに最初は戸惑いが見られたサームエーだが徐々に見切りはじめ左ミドル前蹴りで突き放していく。パワーあるトリシンだがテクニックの差は大きい!(M,K)

■2014.12.20 TOPKING WORLD SERIES
ポンサネー vs デニス ブリック(カナダ)
開始早々の打ち合い、左フックを当てられ完全に伸びるポンサネー、秒殺されてしまう、、、この語デニスはK-1WorldGP60kgトーナメントへ参戦するがト部功也の1RKO負けを屈する。(M,K)

180--ラジャダムナン創立記念興行2014
& タイファイト サイヨーク vs アントワン(107min.)

セクサンは、またしても人間離れしたタフさをみせ、観客は大興奮。序盤のソンコムのローでKOかと思いきや。。
セクサンと同じオークワンムアンジムのペットウトーンは売り出し中。やはり気が強い。
スーパーレックは間違えなくムエタイの中心となりそうだ。
 
グローブなしの荒々しい試合だが、アルジェリアのダンボがなかなか強い。チャナチャイと激しくやりあう。
ブアカーオ在籍時のポープラムックジムでキャリアをスタートさせたアントワン。もうタイは長いが、サイヨークは対外人では鬼のような強さを見せる。

■2014.12.24ラジャダムナン創立記念興行2014
ラジャダムナン スーパーフェザー級
セクサン オークワンムアン vs ソンコム
剛vs剛の戦いは、立ち上がりこそ静かだが何か危険な臭いのする緊張感に包まれている。2R後半ソーンコムの右ローに意外にも効いてしまうセクサンは3R更に連射される右ローにもはやガードも出来ず防戦一方となる。このままKO負けなのか!?しかしなんと直後には逆にセクサンが右ローを効かせ始め立場を逆転させてしまう。狂っている!4R以降は一転組みで無難に試合を流し判定勝利をモノにするセクサン。頭が良いのか悪いのか分らなくなる男だがとにかくすごい!やはり梅野選手との対戦が見たい。(M,K)

■2014.12.24ラジャダムナン創立記念興行2014
ラジャダムナン スーパーフェザー級
ペットウトーン オークワンムアン vs ヨークヴィタヤー
セクサンと同ジムのオークワンムアン所属だがタイプは全く違う勘の良い天才型テクニシャンのペットウトーンはかつてのルンピニー王者で2000年にはMVPも受賞した名テクニシャン、ファースチョン・シットオーの親戚だという。どうりで顔も似ている。一見地味に見えるが無駄のない動き、目の良さ、抜群のタイミング放たれる攻めといいテクニックの奥が深い。この日も直線的で策の無いヨ―クヴィッタヤーを常に自分の距離で捕え料理。今後要注目だ! (M,K)

■2014.12.24ラジャダムナン創立記念興行2014
ラジャダムナン フェザー級
スーパーレック ギャットムー9 vs ジョームピチット
名門チューワッタナジム所属の正統派テクニシャン、ジョームピチットが積極的に前に出てくるがスーパーレックの組みから押し込んでの右ミドルに後退を余儀なくされてしまう。速射砲の如く繰り出されるジョームピチットの素早いミドルキックだがスーパーレックは全てヨックバン(足ガード)でシャットアウト、そして代名詞といえる重い右ミドルをバシバシ叩き込んでいく。この安定感、頼もしい!! (M,K)

■2014.12.24ラジャダムナン創立記念興行2014
ラジャダムナン フェザー級
デッパノム vs チャムアックトーン
ライト級新世代。ノーンオーに勝利し名を上げたチャムアックトーンは余裕の構えだが2Rデンパノムのパンチに一瞬腰が砕ける。油断大敵だ!3R得意の組みにもっていくチャムアックトーンだが逆にデンパノムの組みに歯が立たない。一見頼りなさそうにのらりくらりやっているように見えて実は非常に高度なテクニックを見せている。4R一方的に食らい続けるチャムアックトーンがハイキックを食らった時点でレフリーが試合をストップ。「技は力では無い!」ということを教えてくれる試合だ。(M,K)

■2014.11.25 タイファイト
サイヨーク プンパンムアン(タイ)vs アントワン ピント(フランス)
何度か来日もしている元プロムエタイ協会ウェルター、WMCスーパーライト、ラジャSスーパーライト、ルンピSスーパーウェルター級王者のサイヨーク(31歳)と11歳からタイで試合を始めボーヴィーやヨードセーングライなど強豪とも試合をこなし既に150戦以上のキャリアも持つという16冠のタイ在住フランス人(ピント兄弟の兄)アントワン(23歳)が8人トーナメントの決勝を争う。しかし試合はサイヨークが1Rから肘で2度ダウンを奪い一方的となる!アントワンもテクニックはあるが一発の重さが違い過ぎる。サイヨーク、やはり肉弾戦をやらせたらこの男強い!(M,K)

■2014.11.25 タイファイト
チャナチャイ PKセンチャイ(タイ)vs ダンボ(アルジェリア)
素手で戦う為に意識が顔面に集中してしまい両者蹴りのガードが疎かだ。更に警戒心から強い蹴りが打てないとなれば勝負は顔面への攻撃。細かく肘を放っていくチャナチョンが試合を優位に進めていく。やはりムエタイとは似て非なるものなのか!?このルールでやっても安定した強さを見せるセーンチャイ、ヨードセーングライ、スッサコーン、サイヨーク辺りの実力に高さに改めて驚く。 (M,K)

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