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セーンチャイ
オロノー
ノンオー
シンダム
ジョムトーン
サムエー
ウティデート

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スペシャルDVD 116~163

スペシャルDVD164〜185

115--ラジャダムナン最高峰 パコーン トレーニング(77min.)

ワンソンチャイのパコーンは、ポンサネーとの凄まじい打ち合いを制した試合(SPDVD72)で、その名前を知られろ事になったが、今や、ラジャダムナンの最高峰に君臨する。
ミット打ちのスピード、距離のつくりかたは、他の選手とは、一線を画す。
テクニシャン モンコンチャイから強烈なパンチでダウンを奪う、パコーン。格上だ。

■パコーン トレーニング
選手層が圧倒的充実度だった頃に比べると寂しさのあるワンソンチャイ系で、1人、気を吐く守護神パコーン。シャドー・サンドバック・ミット打ちと続く。一発一発が強くしかも丁寧に打ち込まれていく。そしてその全ての攻撃時に構えである前傾姿勢を極力崩さず、ミドルキックのフォームも必要以上に後ろに反らない。これが実戦でも相手の距離をどんどん詰めて追い込んでいくスタイルに繋がっているのか?興味深い所だ!!ミット打ちは徐々にヒートアップ!スピード・パワー・スタミナ・隙の無さ、全てが一線級だ。ミドルキックの連打も圧巻!(K.M)

■ラジャダムナン スーパーフェザー級
パコーン vs モンコンチャイ

パコーンはモンコンチャイの小手先のテクニックに翻弄される事無く強気に攻めていく。3R、パコーンのジャブからの素早い肘打ちがモンコンチャイにジャストミート!ダウンを奪いこのままKOかと思われたが。。4R追うモンコンチャイの反撃をパコーンは左右のミドルキックでシャットアウト、見事だ!(K.M)

■ルンピニー スーパーバンタム級
トーン vs ティントーン

両者ミドルにはミドル、膝には膝、肘には肘と「俺の方が上さ!」とばかりに同じ技でやり合う。下がるティントーンにベテランのトーンは追って攻撃を繰り出す。4R後半膝で押し込まれてしまった老兵トーンだが、そのテクニシャンでありながら前に出続ける姿勢、素晴らしいと思うが。(K.M)

■ルンピニー ライト級
ノッパクリット vs ペットモンコン
距離をとってミドルで攻めるペットモンコンにパンチを打ち込んでいくノッパクリット。後半パンチを嫌がるペットモンコンはパンチをかいくぐり組んでいく。そのままペットモンコンの逃げ切り勝ちかと思われたこの試合、勝者はノッパクリット。イマイチ分からない判定だ?なおこの試合は賞金マッチだった為ノッパクリットが多額の金額を手にした。


114--スーパーファイト2012 vol.8
ペンエーク、Sバンタム最強サムエーを突破し、MVPへ! (97min)

これに勝てばMVP決定のペンエークは、強敵サムエーを衝撃の試合展開で撃破!新しいスターの誕生だ。
出血のサムエー
絶好調シンダムが宿敵ノンオーを敗る。
シンダムの弟弟子スーパーレックは注目の選手だ。
こちらも注目のフィームー、スーパーバンク。必見だ。
トップへ駆け上るアヌワットは、ムエカオ最強のノッパラットを秒殺。アヌワットが最も怖かった時代の代表的試合のひとつ。

■ルンピニー スーパーバンタム級
サムエー vs ペンエーク

MVPを決める試合となったこのカード。今まで勢いのある若手には全て勝利しているサムエー、今回もペンエークに洗礼を与えるのか?両者仕上がりは完璧と見え動きが非常に鋭い。1Rから緊張感のある攻防が実にスリリングだ。前蹴りでペンエークが吹っ飛ぶだけで観客大騒ぎだ。タイミング・相手の呼吸を測って繰り出されるミドルの蹴り合いが凄い。特に背の高いペンエークのビシッと決まる左ミドルの印象がイイみたいだ!両者の激しい攻防に観客も大興奮。そして運命の4R、体格差を利して組みに来たペンエークが右縦肘でダウンを奪う。これが試合を決定付ける。顔面を血に染めながらも最後まで攻め続けたサムエーの頑張りに感動したが、やはり体格で不利だったのは否めない。MVPを決定づけ勢いに乗るペンエークはこの後帝王セーンチャイに挑む。(K.M)

■ルンピニー ライト級
ノンオー vs シンダム

調子を取り戻し勢いに乗る両者、もう何度目の対戦だろうか? 打っては守る、受けては返すその高度なミドルキックの蹴り合いに言葉も出ない。甲乙付けがたいハイレベルな展開が続く。5R勝利を信じアピールし合う両者。結果は4R体格差で若干押し込んだシンダムが僅差の判定勝ち。何度見ても面白いカードだ。ある意味ムエタイを体現する様な試合だ!!(K.M)

■ルンピニー ライト級
F16 vs ヨードトゥアントーン

調子を落としたF16の前進を、「踏み台にして上を狙う」と言わんばかりにヨードトゥワントーンがパワーで押し返す。その重心の低い力強さが売りだ。組んでもヨードトゥワントーンが上を行く。自分の攻めスタイルが見えてこないF16は元気が無い。勝てない相手ではないはずだが。(K.M)

■ルンピニー フライ級
スーパーレック vs チョークナムチャイ

チョークナムチャイは来日して藤原あらしとダウンの奪い合いを演じ、日本でも知られる選手だ。上を目指すイキの良い両者、組みに持っていくその技術の高さを見てもらいたい。多彩な仕掛け技・一瞬でステップインする上手さ、そして突き上げる鋭い膝、素晴らしい。2人の膝合戦は甲乙付け難い白熱したものへ。この試合の面白さを堪能出来るあなたはタイ人と酒が飲める。(K.M)

■ルンピニー スーパーバンタム級
ガオテーム vs スーパーバンク

お互い体格もスタイルも似ている、しかもサウスポー同士だ。組みに持っていきたいカオテームだがスーパーバンクのテクニックが随所で光る。その技の多彩さ・タイミングは天性の勘の良さを感じる。テクニシャンのスーパーバンクはニューヒーローとなれるか?時折気を抜く欠点を直して更なる上を目指してほしい。(K.M)

■ルンピニー Sフライ級
ポンパーン vs ラムナンムーン

上記スーパーバンクと同ジムのラムナムムーンは更に魅力的なテクニシャンだ!パンチもあるそのテクニックに気合の入った表情が実に良い。特に右アッパーと右ローが冴える。ポムパーンも必死に攻めるが目の良いラムナムムーンに全てかわされる。そして3Rラムナムムーンのワンツーがヒット、ふらつく
ポムパーンに更に畳み掛け相討ち気味の左フックが見事ポムパーンを打ち抜きKO。ラムナムムーン、この選手は注目だ!!(K.M)

■ラジャダムナン スーパーバンタム級
ティントーン vs パランティップ

前回組みで勝利したティントーンはやはり今回も組みに行く。左ミドルを仕掛けるパランティップだがロープを背にしてしまう為、容易に組みに捕まってしまう。策が無い?いや相性の悪さか?(K.M)

■ルックバック ムエタイ 2003
アヌワット sv ノッパラット

この年の4月にはシンダムをも右ストレート一発でKOしているアヌワットは当初ポンピタックと対戦予定(6月に対戦してDRAW)だったが直前にノッパラットに変更。試合は左ボディーブローから仕掛けるアヌワットがノッパラットをコーナーに追い詰めパンチでメッタ打ち。ノッパラットは担架で運ばれた。全くノーダメージのアヌワットは急遽翌月にラジャSでムアンファーレックとラジャSフェザー級タイトルマッチが組まれ、これにも見事パンチで3RTKO勝ちしてしまう(ムアンファーレックは初めてのKO負け、しかもこちらも担架で運ばれた)。そして2005年5月6日ルンピSで行われた当時ラジャS(アヌワット)とルンピS(ノッパラット)のフェザー級王者同士による再戦でも1RTKO勝ちしてしまったアヌワット、まさに怪物だった!(K.M)

113--スーパーファイト2012 vol.7(85min

絶好調シンダムがサゲッダーオを撃破!!セーンチャイ戦はあるのか!?
新旧大型ムエカオ対決。まだ十代のワンチャルームは今後、トップまで上り詰める事ができるか!?
暴れ馬セクサンが、やはり、激闘を展開。凄いスタミナだ。
ジム側が許可しないまま強行出場したため、大問題に発展したこのブアカーオの試合。タイの英雄ブアカーオの最後の勇姿となってしまうのか!?
 
ISIZU杯の覇者シンマニーが、スッサコーンを破る。いまや、シンマニーはゲオサムリットのエースだ。

■ルンピニー ライト級
シンダム vs サゲッダーオ

昨年のライト級タイトルマッチ戦では右ミドルが冴えまくった が、サゲッダーオの力任せの膝に判定負けにされたシンダム。今回も相変わらず右ミドルが冴えに冴える。絶妙な距離を保ちつつサゲッダーオが躊躇した所に飛び込む様に放つ右ミドル・膝で次々とポイントを上げていく。組みでもシンダムが上を行き、更に右ミドルを何十発と食らわせる。サゲッダーオのやる気をすかすかの様な上手さを見せるシンダム。 武器が少なくても技の精度と頭を使って勝てるという所を見せてくれる試合だ。シンダム見事!(K.M)

■ルンピニー ライト級
ペッブンチュー vs ワンチャルーム Aood

新星ワンチャルームが安定した実力を持つペットブンチューに挑む。体格で勝るワンチャルームはその若さを武器に臆すること無く攻撃を仕掛ける。3R組みになると、さすがにペットブンチューが有利かと思いきや、相手にのまれる事なくワンチャルームがお返しとばかりに同じ技をぶつける。そしてペットブンチューを投げつける気の強さを見せる。得意の組みで劣勢のペットブンチューは焦るが、体のコントロールの上手さはワンチャルームが上だ。組みで負けてしまったペットブンチュー。心のダメージは?体格差はあったが勝利のワンチャルームは経験値を上げ、テクニックを磨き大ばけ出来るか?期待出来る。(K.M)

■ルンピニー フェザー級
セクサン vs トンチャイ sit

激闘再び!前回のカードは月間最高試合賞を受賞したという激しいものだったが今回は?ガードを固めるトンチャイに強烈パンチを何発も打ち込むセクサン。2Rセクサンの右ローに、効いた素振りを見せてしまったトンチャイにセクサンが右ローを連発。足が効いてしまっている苦しいトンチャイはセクサンのパンチ・肘の連打にダウン寸前、しかしゴングに救われた。しかしKO負けは時間の問題か?3R必死に蹴り返すが踏ん張りの効かないトンチャイは威力がない。それでも必死に耐える。4Rセクサンの、腰に手を回す膝蹴り(ラットエウ)になすすべの無いダメージの大きいトンチャイ。しかし5R右肘がヒットし後ろへ吹っ飛ぶセクサン。目尻が切れる。一気に逆転したいトンチャイだが悲しい事に足の踏ん張りが効かない。トンチャイの頑張りに今回も最後まで激しい試合となったが、セクサンはKO出来る試合だった。強烈パンチは持つが一発KO出来る精度が無いセクサン、勿体無い!(K.M)

■ルンピニー スーパーバンタム級
トーン vs ペットパノムルン

前回ハイキックKO負けしたトーンは雪辱に燃えどんどん前に出る。その鋭い目、痺れるね〜!右膝から連動の左肘がヒット!!すかさず連打するトーン、正に怒りの逆襲だ。ペットパノムルンは組みからの膝を出すがトーンの迫力に押され気味か?トーンが随所で左肘で脅しを掛け組みでも自分の展開に持っていく。4Rで勝負ありだ。テクニックというより気合と経験値の差が出たか?まだまだ若手には負けられないとばかりに気合と集中力を高めて挑んだトーン、やってくれる!そして多額の賞金を手にした様だ。(K.M)

■ルンピニー フェザー級
カイムックカオ vs レックラー

ラジャSvsルンピSテクニシャン対決。気合いを入れて前に出るレックラーだったが。4R組みからカイムックカーオにこかしを決めるが、その後一方的にボディーに膝を喰らいまくるレックラー。気合いが絡回りしてしまっている様だ。自己のスタイルを暗中模索で苦しい時期なのか?「気合で前に出れば」という単純な問題では無い、ムエタイの奥深さを感じさせる。レックラーの奮起を期待したい。(K.M)

■タイファイト 2012
ブアカーオ vs ザリポフ(ロシア)

ビビっているザリホプにパンチ・ミドルキックで豪快に攻めまくるブアカーオ。2Rコーナーに詰めてのパンチ・肘連打、2度目のダウンで試合を決める。そのダイナミックな攻めとザリホプが意外に頑張ったため、試合は面白いものとなったが。。ブアカーオの荒さが目についてしまう。かつてK−1での2度目の優勝時の様な一撃KOの精度が無い。(K.M)

■タイファイト 2012
ケム vs コーヌベット

逃げるコーヌペットに全ての技を駆使して攻めまくるケムが肘で相手の額を切り裂きTKO勝ち。物足りない。(K.M)

■タイファイト 2012
スッサコーン sv シンマニー

両者テクニックに自信を持つが欠点もある。テクニシャンファイターのシンマニーは顔付きからも分かるようにその気の強さゆえ、歯車が狂うと冷静さを失う立て直しが効かない。対してスッサコーンは一見強気だが、一旦不利になるとズルズルと呑まれてしまう弱気な所がある、出るのはごまかしの笑いだ。試合は流石にレベルの高い攻防が続く。攻めるシンマニーに受けから攻撃を返すスッサコーンという予想通りの展開へ。しかし両者深追いはしない為、終始探り合いが続く。そして試合は前に出続けたシンマニーが勝利。スッサコーンはテクニックを武器に逃げ過ぎる嫌いがある。(K.M)

112--スーパーファイト2012 vol.6
2012MVPペンエーク&ISUZU杯決勝シンマニー 他

ペンエークは、膝の連打で見事にKO勝利。MVPを穫った後、調子がわるくなるというジンクスを破れるか。
 
ノンオーはF16にリベンジし、完全復活
ペッブンチューの体格に苦しむジョムトーン
日本でもおなじみのトライジャックだが、首相撲でぼこぼこにされ、KO負け。
大注目のスーパーレックは同じジムの先輩、シンダムとそっくりなスタイル。
遂に決勝のISUZU杯。絶好調のシンマニーがそのまま優勝
2000年代前半を代表する二人の対戦。MVPもとったフィームー ワチャラチャイと、ブルファイター セーンチュンレックの激闘は、必見だ!!

■ルンピニー フェザー級
ペンエーク vs ワンチャルーム Cho

ルンピSスーパーフェザー級タイトルマッチだが実力差を考慮してか2pのハンディマッチだ。ゴツイ体格のワンチャルームはパワフルな攻めを真っ向から仕掛け、3Rにはパンチからの右ローを何度も決め勢いに乗りかける。しかし4R、決してスピードがあるわけではないペンエークの組みに捕まってしまいヒザ蹴り連打で逆にKO負けしてしまう。ペンエーク、一見何が強いのか分りにくいがリーチを活かした組みのしつこさ・何気ないタイミング で繰り出す肘打ちやハイキック・相手のコカシに引っかからない上手さなど、まだまだ測り知れない引き出しがありそうだ。今後に注目だ!(K.M.)

■ルンピニー バンタム級
チョークプリチャー vs ラッタケート

「突貫小僧」チョークプリチャーの攻撃にカウンターを狙っていくテクニシャンのラッタケートはその技一つ一つが美しい。前蹴りで距離を取り相手が詰めたところで肘・膝を放つという戦法だ。4R距離を取られては不利なチョークプリチャーが乱打戦を仕掛け試合は白熱してくる。チョークプリチャーのパンチか?ラッタケートの肘・膝か?ムエタイ特有の美しい攻めを見せるラッタケットもいいが、 体格的不利を気合の攻めでカバーする直向なチョークプリチャーは応援したくなる存在だ!(K.M.)

■ラジャダムナン ライト級
F16 vs ノンオー

前回全く良い所無く負けたノンオーだったが今回は調子が良い、良すぎるぞ!リラックスした表情からもF16に対しての苦手意識は無さそうだ。得意のミドルを決めまくり、組んでもF16にパワー負けしない力強さが備わった。その組みからの崩しやステップワークに上手さなどやはり素晴らしいものがある。F16は圧力をかける所か全く自分の闘いが出来ない。シンダム戦といいF16はベテラン勢に攻略されてしまったのか?対して完全復活のノンオー、期待してるぞ!(K.M.)

■ラジャダムナン ライト級
ジョムトーン vs ペッブンチュー

キレのあるパンチと蹴りで攻め立てるジョムトーンに組みしかないペットブンチューは当然の様に組みに行く。バックステップでかわしながらパンチや肘を当てていったジョームトーンだったが、4R終始組みに捕まってしまう。 技の美しさよりも体力ベースの組み膝が優ってしまう、正に現代ムエタイを象徴するかの試合だ。組み膝の選手をバッタバッタKOして行く様なかつてのアヌワットの様な選手が出現してくれれば面白いのだが。。

■ルンピニー ライト級
ヨードトゥアントーン vs トライジャック

来日しオロノーと対戦し日本にも馴染みのあるトライジャック。過去に数々のKOの山を築いてきたその高速パンチを序盤からヨードトゥアントーンに叩き込んでいく。早くもKO狙いだ!2R鼻血が出て苦しいヨードトゥアントーンに全てを全力で放つパンチ連打とローをノリノリで打ち込むトライジャック。ヨードトゥアントーン、2Rで撃沈か?しかし3R組みに捕まりヒザ蹴り連打を一方的に喰らうトライジャックをレフリーが逆にストップ。見事逆転勝ちしてしまうヨードトゥアントーン。打ち疲れたのかトライジャック?勝負は諦めてはいけない、それを教えてくれる試合だ!(K.M.)

■ルンピニー フライ級
パランポン vs スーパーレック

ラジャS系のテクニシャン、パランポンがルンピSに登場。相手はシンダムの後輩だというスーパーレックだ。テクニックは申し分ないパランポンだが時の勢いは新鋭スーパーレックにありだ。「小型シンダム」という様なスタイルのスーペーレックがパランポンを押し込んでヒザ・ミドルを次々と叩き込む。その打点の高いヒザ蹴りは脅威だ!無尽蔵のスタミナにパランポンは終始下がらざるを得ない。テクニックに磨きをかけ更なる上を目指せ、スーパーレック!(K.M.)

■ISUZU杯決勝戦
スーパーボーン vs シンマニー

遂に決勝を迎えたこのリーグ戦。絶好調のシンマニーに分が有りか?シンマニーの強打を警戒してがっちりとガードを固めるスーパーボーンだがプレッシャーをかけられ度々コーナーに詰まってしまう、危険だ。3R組みを仕掛けていくスーパーボーンに対し、今リーグ戦強打ばかりが目立つシンマニーだが何気に組み膝も上手い。体格差でやや有利なスーパーボーンは後半のヒザの手数も認められず、判定は下がりながらテクニックで捌き続けたシンマニーへ。優勝と共に100万バーツの賞金とピックアップ車を手にしたイカツイ顔のシンマニー。是非、現ラジャS王者の石井宏樹と再戦して欲しい!(K.M.)

■ISUZU杯3位決定戦
ペットアスウィン vs イッキュウサン

3位決定戦のこの試合、ともに優勝を逃し吹っ切れたのか序盤から激しい攻防に。重量級でありながらスピーディーな展開で非常に面白い。イッキュウサンの思い切りの良い攻めにペットアスィンの守りから一気に攻めに転じるメリハリの良さが噛み合い決勝より面白い試合なのでは?判定は冷静にカウンターとヒザ蹴りで攻めたペットアスウィンへ。しかし最後まで攻め続けたイッキュウサン、面白い存在だ!(K.M.)

■LOOK BACK MUAY2005
セーンチュンレック vs ワチャラチャイ

あのアヌワットにも真っ向勝負の打ち合いを仕掛け全く引かなかったという「石人間」こと(元祖はあのトンチャイ・トー・シラーチャイだ!)セーンチューンレックと美しい技を持ち、かつて13連勝をマークし2000年のMVPにもなったワチャラチャイの貴重なファイト映像。まるで対極のスタイルを持つ者同士のこの試合は、ワチャラチャイのバックステップから繰り出される美しい左ミドルを体で受け止め前進に次ぐ前進でフルスイングの肘打ちを叩き込んでいく脅威のセーンチューンレック。肘の上手さでは定評のある(KO勝ちもある)ワチャラチャイも様々な角度から数々の肘を当てていくが、セーンチューンレックは何事も無いように顔面で受け止める。人間離れした打たれ強さだ!更に後半、ボディーに渾身のヒザを放たれ体がくの字になってしまうワチャラチャイ。テクニックでは格段に上を行くがこの規定外の怪物に成す術が無くなっていく。「骨を斬らせて骨を絶つ」そのファイトスタイルは真似出来ないと言うよりしない方が無難だ、死んでしまうぞ。この「美しい左ミドルvs力任せの肘・膝」対決は94.10.24.ラジャSで行われ判定を巡り物議を呼んだパイロートvsオロノー戦を彷彿させる!(K.M.)

111--スーパーファイト2012 vol.5 (82min)

不調のサゲッダーオにやりたい放題のセーンチャイ。セーンチャイの最高峰のテクニックは、いまだ衰えず!
一気にトップを狙うワンチャルームの前にシンダムが立ちはだかる。
調子を上げているシンダム。気合いも凄い。
若手同士の戦い。超ファイターのセクサンと、膝の猛者トンチャイsit。凄まじい激闘は、月間最激闘試合に。
パンチとローで攻めるファイターのトンチャイは、そのファイトスタイルの為、日本にもファンが多い。あのセーンチャイをもKOしたトンチャイ絶頂期のドゥワオとのスーパーファイトは必見。

■ルンピニー ライト級タイトルマッチ
サゲッダーオ vs セーンチャイ

遂にハンディなしで組まれたこの試合。これで勝てばサッゲダーオも本物のトップと言えるのだが。しかし大ベテランのセーンチャイは無理な減量が無かったためか動きが非常に良い、軽やかだ!!中盤組みに活路を見出したいサッゲダーオだがハンディ無しのためか力まかせの攻撃で優位に持って行けない。逆にセーンチャイの組み際の肘打ち・足払いなどが決まる。4R更に前進してくるサッゲダーオにセーンチャイが得意の下がりながらの左ミドルを決めまくり、さらにパンチもヒットさせ一気に攻勢をかける。危なげなく完勝したセーンチャイ、後半の全く組ませないそのテクニックは見事だ。セーンチャイは王座返り咲きだ、まだまだ最強だ!(K.M)

■ルンピニー ライト級
ワンチャルーム wod vs シンダム

新鋭ワンチャルームとベテランのシンダムの新旧対決。 しかし若いワンチャルームよりもシンダムの動きの良さが上回る。特に右の蹴りのスピード・パワーの良さに後手に回ってしまうワンチャルーム。中盤蹴り合いでは適わないワンチャルームは組みに出るがシンダムにこかされ逆にヒザを貰ってしまう。更に距離を詰めてくるワンチャルームに絶妙な右ミドルを決めまくり終始圧倒するシンダム。 しかし5Rワンチャルームがシンダムの蹴り足をキャッチし豪快に倒す。そして両者勝利を確信して攻めをストップ。シンダム優勢かと思いきや結果はドローに。5R僅かな攻撃で帳消しにされたのか?シンダムとしては納得の行かない判定だろう。再戦は必死だ!(K.M)

■ルンピニー フェザー級
セクサン vs トンチャイ sit

序盤から一撃一撃を渾身の力で振るうセクサン、男気があって頼もしい!ヒザ狙いのトンチャイも、2Rから早くも前に出る。セクサンのローが当り始め危険を察知したのか早めに距離をつめはじめたようだ。試合はパンチvsヒザの激しい攻防へ。4R絶妙な回転肘でノーカウントダウンを奪うセクサン。5R更に打ち合いはヒートアップ。肘を打ち合う場面も。果たして判定はどちらの手が挙がるのか?セクサンのパンチを幾度も喰らいながらもヒザで前に出続けるタフネスなトンチャイのその勇気!そして最後まで倒しにかかるセクサンのド根性がこの黄金期ムエタイを彷彿させる様なパンチvsヒザ対決の素晴らしい名勝負を生んだ。興奮間違い無し!!「最近のムエタイは、、、」とお嘆きの方にこそ是非拝見して頂きたいファイトだ。This Is MUAY THAI!(K.M)

■ルンピニー スーパーバンタム級
ポーゲーウ vs トーン

しつこい組み膝が武器のポーゲーウはじりじりとプレッシャーをかけ距離を詰める。テクニシャンのトーンだがまっすぐ下がり過ぎる嫌いがある。まるでホーストの様な悪い癖だ。サイドに回り込む技術が欲しい(かつてはアタチャイ、最近ではノンオー辺りが非常に上手い)。4R組みの展開では互角だ。そして5Rポーゲーウのしつこい組みに根負けしていくかと思われたトーンがポーゲーウの崩しから放った右ミドルをキャッチしそのまま投げつける。あせって距離を詰めに来るポーゲーウに絶妙なカウンターのヒザを何度も決めるトーン、これが上手く決まりまくる。フェイントもありだ。一瞬の隙から見事形勢を有利に持っていったトーン、瞬時の判断力がモノをいった。テクニシャンの面目跳躍だ!(K.M)

■ルンピニー ライト級
デーッナロン vs ヨードトゥアントーン

かつてのルンピSの人気者デーッナロンだがオーナーとの確執からジムを移籍しての再出発となった。いつもの様に前に前に出るデーッナロンだが以前ほどの元気が感じられない様だ。パワフルな組みで攻めてくるヨードトゥアントーンに確実なヒット数でポイントを奪うデーッナロンが判定を物にするが。取り合えず勝利したデーッナロン。モチベーションを保ちこれからも活躍して欲しいが、、全ては本人次第だろう。(K.M)

■CH3 スーパーライト級
ゲーオ vs ファーモンコン

久し振りのゲーオ、142pゆえに胴回りがやや太い。しかし相変わらずキレのあるパンチと蹴りのコンビネーションでファーモンコンを攻めまくる。ローもかなり強烈だ!しかし数は出すがパンチに荒さが見られるため、なかなかダメージを与えるまでいかず。逆にゲーオの攻撃パターンを読んだファーモンコンの組みに捕まり始めてしまう。このままズルズルと判定負けか?しかし5Rゲーオ渾身のワンツーがヒット。腰が砕けるファーモンコン危うし。このままKOか?いやファーモンコンが逃げ切るのか?テクニック+KO出来るパンチを持つ貴重な存在のゲーオ、体を絞って第一線へ帰って来て欲しい。今なら戦う相手はたくさんいるはず。(K.M)

■ルックバック ムエタイ 98
ワンソンチャイ ラジャダムナン vs ルンピニー
トンチャイ トーシラチャイ vs ドゥワオ

パンチからのローのコンビネーションは最高峰の完成度持つトンチャイだが、今回は本来のスタイル組み膝で攻める。ドゥーワオも組みで対抗、時折肘も放つなどベテランに対し臆することなく向かい打つ。しかし4Rトンチャイの組みからの回転肘で面食らうドゥーワオ。ヒザでは一日の長があるトンチャイに徐々にリードを許してしまう。 「石人間」に加え後年は「ベストボクサー」の称号も与えられたトンチャイはこの試合の翌月にはセーンチャイをパンチで失神KOし、98年負け無しの戦績を残した。そしてこの年タイスポーツ最優秀ムエタイ選手賞にアタチャイ等を抑え選ばれた。年を重ねても守りに入らず常に前に出るスタイルの偉大なムエタイファイターの貴重なファイトだ。是非見て頂きたい!(K.M)

110--スーパーファイト2012 vol.4 (100min)

タフなムエカオ シントンノーイだが、モンコンチャイとは相性最悪。ダウンを奪われ、切り刻まれ、TKO負け。
闘将パコーンは昨年のMVPゴーンサックに二連勝。今後のムエタイを背負っていくだろう二人の対戦だ。 Sバンタム級最強のサムエーは、難敵ペットパノムルンを退ける
パランティップが膝で一撃KO ラジャダムナンに挑んだ国嵩だが、強敵シンダム ウォールンニアンの前に完敗。

■ルンピニー スーパーフェザー級
ゴーンサック vs パコーン

過去2敗しているパコーンは2pハンディを貰っての対戦。1Rから相変わらず強気に攻めるパコーンに、じっと見据えてミドルを返すゴーンサック。そして3Rゴーンサックの左ミドルにエンジンが掛かり始めるが。。それをパコーンはパンチからの膝で距離を詰めていく。その驚異の押しの強さに手が出なくなっていくゴーンサック。距離を狂わせ見事ゴーンサックの左ミドルを封じたパコーン!(K.M)

■ルンピニー スーパーフェザー級
シントンノーイ vs モンコンチャイ

序盤からリーチのあるモンコンチャイの攻撃にディフェンスの歯車が狂いっ放しのシントンノーイ。これではマズいと距離を詰めたいシントンノーイへ、のらりくらりとしながら放つ左肘でダウンを奪うモンコンチャイ。3R徹底して組みに来るシントーンノーイをテクニックであしらい、最後は肘で切り裂きTKO勝ち。気合いのある奴が気合の無い奴に負けてしまう、それもムエタイの面白さの1つだ!(K.M)

■ルンピニー スーパーバンタム級
サムエー vs ペットパノムルン

サムエーが3p与える形で行われたこの試合。サムエーの蹴り足を再三掴んでは投げつけるペットパノムルン、気合十分だ!両者探り合いから、一旦技が交差すると激しく蹴り合う。非常にスリリングかつエキサイティングな攻防だ!4R更にヒートアップする両者の攻防だが、一瞬バランスを崩したペットパノムルンをサムエーは見逃さず、コーナーに追い詰め攻めまくる。決定的な差を僅かの隙から持って行かれたペットパノムルン。5R足キャッチされても相手の上に体重を乗っけてやる高等テクニックでかわすサムエー。サムエーの老獪さが発揮された試合だ。しかし内容は非常に面白い、再戦必死!(K.M)

■ルンピニー フェザー級
ティントーン vs ポンサネー

2pハンディを貰う側になってしまったポンサネー、しかし1Rから相変わらず飛ばしていく。動きそのものは悪くないぞ!しかし攻めパターンを把握されているゆえ、ティントーンのガードを簡単には崩せない。ポンサネーこのまま後半完封され、また負けてしまうのか?しかし3Rに入りティントーンが足を引きずり始める。そこに右ローを連打するポンサネー。このままKO勝ちとなるか?(K.M)

■ルンピニー スーパーバンタム級
パランティップ vs ルンペット

2R組みからの膝蹴り1発でルンペットは崩れ落ちる。そのままタンカーで運ばれるルンペット、ダメージが心配だ!(K.M)

■ルンピニー スーパーフライ級
ペットモラコットvsパノムルンレック

相変わらず非凡な強さ・上手さを見せるパノムルンレックだが、頭1つ大きい長身のペットモラコット相手ではどうしても不利か?しかし4R首をがっちりロックして膝を叩き込むのはパノムルンレックだ!やはり非凡な所を見せてくれる。その姿は圧巻!(K.M)

■ラジャダムナン スーパーバンタム級
シンダム ウォールンニアン vs 国崇

日本では実力トップクラスの国崇がラジャS118p6位のシンダムとランキング
戦だ。攻めがパンチに偏り過ぎの国崇にシンダムは距離を取ってミドルキックを当てていく。4Rボディーパンチも織り交ぜて攻める国崇だが、シンダムの蹴りを喰らい体中真っ赤に晴れ上がる、もはやパンチにも力が入らない。そして組み膝を一方的に喰らう国崇をレフリーがストップ。国崇は不用意に蹴りを貰い過ぎだ。しかし実力はある、また頑張って欲しい!(K.M)

■ルンピニー バンタム級
チョークプリチャー vs サタンファー

序盤から攻めまくるチョークプリーチャーに様子を見ながらミドルを返していくサタンファー、右ミドルで相手の出鼻を挫いていく戦法だ。4Rに入り両者エキサイト、攻防が激しくなる。チョークプリーチャーのパンチか?サタンファーの右ミドルか?いや、それとも組みの展開に持っていくのか?(K.M)

109--スーパーファイト2012 vol.3
& ルックバック ムエタイ
アタチャイ vs ムアンファーレック(87min)

大型のワンチャルームがパワフルな攻撃でサゲッダーオを襲う。サゲッダーオも身体が大きいがさらにでかい。
ペットパノムルンが電光石火のハイキックでトーンをKO
担架で運ばれる、トーン
外国人ダニエルがゴーンファーからダウンを奪い、圧勝。ルンピニータイトルを獲得!肘打ちもガンガンあてる。
絶不調か?レックラーは膝で悶絶KO負け。
エークプリチャーはプラガイセーンを1R秒殺KO。
伝説の天才児アタチャイ ポーサムランチャイ。
ラジャのトップ、ムアンファレックは回転肘をアタチャイにあてる。スーパーフィームー アタチャイがこれほどパンチをうたれている試合は見た事がない。

■ルンピニー ライト級
サゲッダーオ vs ワンチャルーム ウッドドームアン

新鋭ワンチャルームがルンピSライト級タイトルに 挑む。実績を考慮してか2pのハンディマッチだ!その長身から繰り出される思い切りの良いダイナミックな攻めが王者を襲う。右ストレートから一気に距離を詰める動きはなかなかの攻めパターンだ。3Rから得意の組みに出てきたサッゲダーオだが、組んでも体格で優るワンチャルームが強引に力でねじ伏せる。5R後の無いサッゲダーオのパンチの猛攻に場内盛り上がるが。。 そしてベルトは若き挑戦者の腰へまかれた。ニュースター誕生か!上手さは無いがその恐れを知らない豪快な攻めは見ていて爽快。対して、今まで組みでの体力勝負で勝って来たサッゲダーオは体力で分が悪い時に対処出来るすべが無い。それを露呈してしまった感じだ。(K.M)

■ルンピニーバンタム級
マナサック ビンシンチャイ vs ポンサワン ルークプラパート

序盤長身のポンサワンの足をローで潰しにかかるマナサック。3Rから組みに行くポンサワンだがマナサックの気合の込めた一撃一撃に下がってしまう。ポンサワンに全く攻めさせないマナサックの気迫・手数・体力共に素晴らしい。練習量の豊富さを物語る動きだ。対して体格差で優るポンサワンは気迫負けか?テクニックがあるだけに勿体無い。奮起してほしい。(K.M)

■ルンピニー スーパーバンタム級
ペットパノムルン vs トーン

新旧テクニシャン対決となった注目の一戦。手数は少ないが序盤から緊張感のある攻防だ。そして4R中間距離での蹴り合いで調子の出てきたペットパノムルンはガードの下がったトーンへ電光石火の左ハイ一撃、一発でKOしてしまった。トーンは失神、タンカ送りに。蹴り合いの攻防に分の悪さを感じたトーン、精神的な焦りから強引に距離を詰めようとした際の隙をペットパノムルンは見逃さず。流石現地での評価が高いだけある、見事だ!(K.M)

■ルンピニー スーパーバンタム級
パランティップ vs ティントーン

左ミドルvs右ミドルの蹴り合いが続く中、組みで分があると汲み取ったティントーンは下がりながらパランティップを組みに誘う。それにまんまとハマる
パランティップだ。パランティップのスピード・テクニックなら中間距離で戦うべきだったか?対してそのテクニックを力でねじ伏せたティントーン、勝利はしたが何処か物足りなさを感じてしまう印象だ。(K.M)

■ラジャダムナン フェザー級
トンチャイ シットンサック vs レックラー

数年前に彗星の如くトップ戦線に躍り出てきた「シンデレラ・ボーイ」レックラーだが、その後はいまいちパッとしない活躍ぶりだ。勝つときはツボにはまって
強いのだが。この日もトンチャイの組みからのヒザ蹴り連打にあっさりKO負けしてしまう。(K.M)

■ルンピニー スーパーライト級タイトルマッチ
ゴーンファー vs ダニエル

ルンピS王座に外国人ダニエルが挑む注目の一戦。あのMVP男ペンエークと同じジムで練習しているというダニエル、流石に基礎はしっかり出来ているようだ。それどころかガードの固さ・シャープに打ち下ろされるロー・足ガードの反応の良さなど中々いい!そして3R開始早々、カウンター気味の左ロングフックでゴーンファーをダウンさせる。その後の打ち合いでも冷静さを保ちつつも勇敢に打ち合う心の強さも見せるダニエル。更に肘で顔面をカット、完全にタイ人のお株を奪う攻めだ。4Rポイントを奪ったダニエルは下がりながらカウンターの肘・膝・蹴りでゴーンファーの前進をあしらう。スゲエ!完全にムエタイを理解しているようだ。5R「ポー・レオ(もう充分さ)」といわんばかりに余計な攻めを見せないムエタイの心をもったダニエル。ファビオ・ピンカ以上の逸材では!?(K.M)

■CH3 ルンピニーウェルター級タイトルマッチ
エークプリチャー vs プラガイセーン

1R早々膝を出しに行ったプラガイセーンの死角を突いて
エークプリチャーの右フックがヒット。よろけるプラガイセーンを一気に攻め込みKOするエークプリチャー、あっという間にルンピSのベルトを手中にした。是非上記のダニエルとの対戦が見たい。(K.M)

■ルックバック ムエタイ 98
ムアンファーレック vs アタチャイ ポーサムランチャイ

95年にアナンタサック、シンダム、ゲーンサック、シラパタイ、ローレック(KO勝ち)等強豪に勝利し一気にトップ戦線に躍り出たラジャSのテクニシャンファイター通称「MR.バーン(細身の男)」ことムアンファーレックは98年当時27歳。対して96年頃から彗星の如く登場した天才児アタチャイは97年ルンピSのJ.フェザーのタイトルをも獲得し大活躍。しかしこの試合の前月にはメーティーに連勝をストップされベテランとの対戦に不安材料を残したままのこの試合、当時18歳。「ルンピSvsラジャS対抗戦」だというこの試合、序盤から飛び前蹴りを放つなど若々しい動きのアタチャイ。「ジョームリーラー(リズム王)」の異名も持つアタチャイの華麗なステップワークが光る。あの名選手シラパタイの騙しにも動じなかったムアンファーレックが、アタチャイのフェイント・位置取りに面を食らいっぱなしで圧巻。ムアンファーレックの持ち味であるダイナミックな攻めがチグハグになっている。目に見えてストレスが溜まる、こんなに焦るムアンファーレックも見たことが無い。ムアンファーレック得意のタイナーから強引に相手を引き寄せる妙技もまるで通用せず。4Rもはや勝負のついたアタチャイはムアンファーレックをいなすのみ。ムアンファーレックの威力のあるパンチすらもアタチャイの天才的な感覚に全てポイントを外される。正直予想以上の実力差。やはり天才としか言いようが無い!!!この後アタチャイはナムカブアン、ラムナムムーン、メーティー、サムコーらに連勝を続けその勢いで(直前にサムコーには判定負けしてしまったが)聖夜に初来日を果たした。(K.M)

108--スーパーファイト2012 vol.2 激闘三昧(90min)

復調した両雄が激突!ノンオーvsシンダムはいつ見ても面白い! 新激闘王のセクサン。また、面白いナックムエがあらわれた。
大注目のペンエーク
チョークプリチャーのボディーに肘を合わせるトゥアン。これもすさまじい激闘だ。
ジョムトーンとシントンノーイのハイレベルな戦い。 シティサックが見事なアッパーでノッパクリットを沈める。
シンマニーの電光石火の一撃で、ペットアスウィンは、前のめりに失神。シンマニーは絶好調だ。
若き日のボーヴィとポンサネーのファイター対決。

■ルンピニー ライト級
ノンオー vs シンダム

復調し勢いに乗る両者の対戦は、過去日本でも激闘を繰り広げたカード。試合は両者得意のミドルキック合戦へ。特にノンオーの相手の蹴りを受けてからの返しの速さ、蹴り合いながら前進(相手を追って行く)していくステップワークの妙技が見物だ!体格差を活かし組みに行くシンダムだが、組みでもノンオーが上手くはぐらかす。3R終盤ミドルと思いキャッチしようとしたシンダムにノンオーのハイキックがヒット、膝を突いてしまうシンダム。流石のシンダムもこの天性の感覚の良さを持つノンオーには一歩及ばず。5R、KOを狙ってパンチを振るうが。両者のミドルキックの速さ・ガード・フェイントを駆使した騙し合い・ステップワークの上手さとムエタイの醍醐味が味わえる。完全に復活したノンオー、素晴らしいぞ!(K.M)

■ルンピニーフェザー級
ペンエーク vs セクサン

MVPへばく進するペンエークは、パワーファイターのセクサンの強打を紙一重でかわしミドル・膝・パンチを叩き込んでいく。後半はペンエークの膝vsセクサンのパンチ対決へ。そして時折ペンエークの鋭いハイキックがセクサンを襲う。パンチを喰らい危ない所もあったがポイントでは圧勝のペンエーク。しかしセクサンのパンチのみで勝負に行く前傾姿勢のそのスタイルが故、カウンターの餌食になることを承知で最後まで倒しに行ったその闘志にも拍手を送りたい。かつての名門ムアンスリンジムの秘蔵っ子ポンサック(サムランサックの従兄弟だったらしい)を彷彿させる。中々の激戦だ!(K.M)

■ルンピニー バンタム級
チョークプリチャー vs トゥアン

両者序盤から激しい攻防を繰り広げる。2R早くもトゥアンが膝でチョークプリーチャーをコーナーに追い詰める。しかしチョークプリーチャーの闘志も凄まじくそれでもどんどん前に出てくる。それにトゥアンがカウンターを狙うという展開。膝を何発喰らってもガードを下げたままパンチを振るっていくチョークプリーチャーの気合に、気合で攻撃を返していくトゥアン。しかしテクニックでは上を行くトゥアンが膝で次々とポイントを加点。5Rチョークプリーチャーが強烈なボディーブローを叩き込むが。両者顔面を血に染めての、これも激戦だ!(K.M)

■ルンピニー ライト級
シティサック vs ノッパクリット

■ラジャダムナン スーパーフェザー級
ジョムトーン vs シントンノーイ

ラジャSを代表するトップ選手のジョムトーンだが、ここ1番の試合で負けるなど強さにムラがある。対して頑丈さとスタミナ・しつこい攻撃が売りのシントンノーイ、過去このジョムトーンにも勝っている実力者だが地味な印象は拭えない。試合はジョムトーンが下がりながらミドル・膝・肘を抜群のタイミングで当てていく。そして4R両者勝負に出る。組み以外では適わないシントンノーイが必死に組みを仕掛けるが、ジョムトーンの長い足から繰り出される鋭利な膝がシントンノーイに突き刺さる。そして強烈な肘打ちも放つ。その躍動感溢れる攻撃が素晴らしいジョムトーン。この調子でゴーンサックやパコーンに復讐して欲しい。(K.M)

■ルンピニー フェザー級
ポンサネーvs パランティップ

ポンサネーは序盤から気合を入れて倒しにかかる。しかしパランティップの鉄壁のガードがポンサネーの攻撃をシャットアウト!鋭い左ミドルでポンサネーの前進を止めにかかる。そのポンサネーのパンチ攻撃に合わせて行く肘打ちが絶妙だ。3Rもはや左ミドルと左膝のみでポンサネーを捌く余裕のパランティップ。そして4Rパランティップが組みに行きながら放った左縦肘が見事にヒット!ダメージの残るポンサネーを膝の連打からの肘でKOしてしまう。この肘は本当に見事だった!何度かコーナーに詰められた以外は危なげなく圧勝したパランティップ。対してポンサネーはこのまま若手の踏み台となってしまうのか?(K.M)

■CH3 スックジャオムエタイ ISUZU杯準決勝
シンマニー vs ペットアスウィン

優勝候補シンマニーだがペットアスウィンも実力者だけに接戦が予想されが。。序盤からシンマニーの攻撃にやや圧倒されていたペットアスウィンだったが3Rエンジンがかかり始め積極的に攻撃を仕掛け始める。白熱した両者の蹴り合いの展開になり始めたとき、シンマニーがペットアスウィンの左ミドルをキャッチしそのまま放った左ボディーからの右フックがドンピシャでヒット!もんどりうって腰から崩れ落ちたペットアスウィンは失神、即レフリーストップだ。駆け寄るセコンド陣とドクター、ペットアスウィンのダメージが心配だ。そのシンマニーの破壊力に背筋が寒くなる。テクニシャンでありながらKO出来るファイトスタイル、そのいかつい顔と共に好戦的で面白い。是非再来日して欲しい選手だ!(K.M)

■ルックバック ムエタイ
ボーヴィ vs ポンサネー

両者若い!ポンサネーは後期のパンチ+ローのスタイルではなくこの頃は
何気にテクニシャンスタイルだ。パンチを振るうボーヴィーにミドル・膝で対抗、そしてタイミングを伺いながら放っていく左ミドルが良い具合にヒットする。またボーヴィーとパンチで打ち合う気の強さも見せる。時折放たれる左ミドルと同じ軌道の左ハイキックが再三ヒット!その体ごとねじ込んでいく様な蹴りは強烈だ。5Rヒザ蹴りでポイントを挽回しに出るボーヴィーだが総合力ではポンサネーだ。しかし両者、ため息が出るほどタフな為、激戦となった。必見!(K.M)

107--スーパーファイト2012 vol.1
タイファイト-70kg決勝ブアカーオ、他(99min)

闘将パコーンがゴーンサックに意地の勝利 サムエーの伝家の宝刀 左ミドル
そして左肘も強烈 ノッパクリットの強烈なアッパー。一撃KO
スーパーボーンの膝とイッキュウサンのフルスイングの肘 ブアカーオは余裕の優勝
  このころのアヌワットは、本当に怖かった。

■ラジャダムナン スーパーフェザー級
ゴーンザック vs パコーン

一時期は破格の勢いで勝ち星を挙げていたが、最近は勝ったり負けたりでイマイチ波に乗れない両者。3R持ち味の前進する圧力でゴーンサックに次々と攻撃を仕掛けるパコーン。それに対しゴーンサックは武器である左ミドルを出せずパコーンの組みに捕まってしまう。2pハンディの影響もあるのか組んではパコーンの思い切りの良い攻撃が決まりまくる。組めばロープを背にしてしまうゴーンサックは意外な程あっさり負けてしまった。ゴーンサックの敗因は左ミドルの使い方か?本来ならパコーンの前進を挫く様な左ミドルが見たかったがタイミングも悪ければパワーも無い。全身を使って打つというより足の力で蹴っている様な為、スピードはあるのだが。逆にパワーならパコーンだ!ゴーンサックは株を落としかねない不本意な一戦だ。(K.M)

■ラジャダムナン スーパーバンタム級
サムエー vs ルンルアンレック

たくましい体つきになったサムエーがキレのある動きで左ローを放つ。組みを得意とするルンルアンレックの後半の足の踏ん張りを効かなくさせる作戦か。3Rルンルアンレックが組みに行くかと思われたが試合は中間距離での前蹴り、ミドルの蹴り合いへ。手数は多くないがその緊張感のある探り合いが面白い。そして後半強引に組みに行くルンルアンレックにサムエーは片膝を上げて阻止、逆にそのまま膝・肘を叩き込む。過去の対戦でルンルアンレックの戦い方を把握したのか、サムエーには終始余裕を感じる一戦だ。(K.M)

■ラジャダムナン バンタム級
ガウテーム ルークプラパート vs マナサック ナルパイ

ミドルキック合戦となるが、スピーディーな蹴りを確実に決めていくガウテームに、マナサックは出鼻をくじく前蹴りと相手をこかすテクニックを見せる。確実なヒット数のガウテームか?テクニックを駆使するマナサックの印象点か?組みの展開は互角だがややテクニックに走りがちなマナサックに対し、地道にしつこく膝を出し続けたガウテームが勝利。(K.M)

■ルンピニー ライト級
シティサック vs ノッパクリット

2R左パンチから右の蹴りへつなぐ高速コンビネーションでアグレッシブに攻めるノッパクリットに、左ミドルで対抗するシティサックだが後手にまわりぎみだ。3R徐々にプレッシャーをかけ詰めて来るシテサックだが手数はノッパクリットだ。ノッパクリットのパンチが良い、特に右アッパーは危険だ。後半組みに攻撃を絞ったシティサックにその右アッパーをヒットさせるノッパクリット。そして死角をついた渾身の右アッパー一撃でシティサックは失神、タンカ送りへ。ノッパクリット、面白い選手が出てきた。(K.M)

■CH3 スックジャオムエタイ ISUZU杯準決勝
スーパーボーン vs イッキュウサン

年をまたいだこのISUZU CUPも遂に準決勝を迎えた。相変わらずアグレッシブに攻めるイキの良いイッキュウサン、そのコンビネーションのスピードはこのウェイトクラスでは群を抜いて早い。しかしスーパーボーンも冷静に捌く。3Rイッキュウサンが組みを仕掛ける。しかし組みでは長身のスーパーボーンが膝を次々に決めていく。イッキュウサンは距離を取って戦った方が良かったのでは。スーパーボーンは、相手が組んで来た所に膝を出せばよい、戦いやすい展開になった。(K.M)

■タイファイト2011 -70kgトーナメント決勝
ブアカーオ(タイ)vs フランク ジョージ(オーストラリア)

やみくもに攻めてくるジョージに惑わされ下がってしまうブアカーオだが、相手の前進が止まった隙を見計らい、攻撃を仕掛ける。左ハイがジョージの顔面をかすめる。2Rもはや勢いの無くなったジョージにブアカーオはずべての技を駆使して倒しにかかる。しかし相手がタフだったこともあり仕留め切れず。かつてK−1初優勝時に見せたような華麗な前蹴りが出ればもっと楽な展開になったと思われるが。攻めもダイナミックだが散漫な印象を受けてしまう。 しかし取り敢えずは優勝して良かったね!(K.M)

■ルックバック ムエタイ 2005.1.26
アヌワット vs ルーシラー

アヌワットの攻撃は力強く、ローキック1発とってもまるで竹を割るような凄まじい音を立てる。序盤からフルスイングでパンチを振るうアヌワットに人間離れした感覚でスーパーディフェンスを決めるルーシラー、この感覚の良さは必見だ!しかし今回のルーシラーはロープに詰められるシーンが多い。プレッシャーもあるのだろうが、当時ナンバー1の前蹴りの使い手だったルーシラーがその前蹴りを上手く出せない。そして4Rコーナーから逃れようとした所をアヌワットのワンツーが豪快にヒット!完璧に寝てしまうルーシラー。アヌワットのこちらも人間離れしたパンチの破壊力に背筋が寒くなる。まさに「剛vs柔」のトップ同士の対戦だ。(K.M)

106--ルンピニースタジアム 梅野源治 vs ゴーンナパー
タイファイト-67kg決勝 ケム vs ファビオ ピンカ、他(91min)

世界最高峰のルンピニースーパーフェザー級に挑む、梅野源治。序盤は、梅野がローキックを効かせ、攻めたてる。
梅野は、はやく次のルンピニーの試合が見てみたい。そう思わせる戦いぶりだ。必見!
シントンノーイvsセクサン
  ケムvsピンカの大注目の決勝戦

■ルンピニー スーパーフェザー級
梅野 源治 vs ゴーンナパー

梅野vsゴーンナパー;タイのビッグネーム、ウティデートを日本でKOして一躍「ムエタイキラー」となった梅野がルンピSスーパーフェザー級7位とランキング戦。その試合だが梅野の動きがイイ!次々と技を繰り出す梅野にゴーンナパーは様子見と言うよりは面食らっている様な印象で自分の攻撃が出せない。更に梅野は中間距離から伸びるヒザや見事な足払いでタイ人のお株を奪う攻めを見せる。2Rパンチでも攻勢に出る梅野だが、組みからのヒジで顔を切られ出血。弱点は「組み」と見たゴーンナパー陣営は以降徹底して組みからのヒザを。梅野も組みで対抗したが一歩及ばず。ゴーンナパーがタイ側のメンツを何とか保った感じだが、中間距離での勝負なら梅野にも充分勝機はあった。そして日本でのリマッチは見事梅野の大差判定勝ちとなった。更なる強豪との対戦が見たい。(M.K)

■ラジャダムナン創立記念2011 フェザー級
シントンノーイ vs セクサン

両者ともに頑丈でタフな為、試合は予想通り肉弾戦へ。序盤からセクサンがパンチでシントンノーイを何度もロープに追い詰める。セクサンの勢いの良さが感じられる。しかし3Rから徐々にシントンノーイが得意の組みで捕まえ始める。そして試合は壮絶なパンチ合戦・蹴り合いと白熱した展開へ。僅差ながら確実にロックを決めヒザをヒットさせたシントーンノーイが勝利を物にしたが、激しく非常に面白い試合となった。(M.K)

■ルンピニースーパーフライ級
ソンコム vs ホントンレック

ソンコムがストレートとアッパーのコンビネーションで効かせてそのまま膝を連打。レフリーストップがかかると崩れ落ちるホントンレック。一瞬の猛攻だ!!
(M.K)

■ルンピニー フェザー級
ポーゲーウ vs レックラー

得意の組みにもって行きたいポーゲーウはジリジリとプレッシャーをかけ追い込む。それを下がりながら捌いていくレックラーだが、ポーゲーウに捕まってしまう。ポーゲーウの腰を落として全体重をかける様な組みに手が出ないレックラー。余裕のポーゲーウは横綱相撲だ。テクニシャンだが負ける時は意外な
程あっさり負けてしまうレックラーは、優等生過ぎるファイトだ。もっと荒々しい気迫が欲しい。(M.K)

■CH3 スックジャオムエタイ ISUZU杯予選
スーパーボーン vs セーンチャイノーイ

パッタルン出身のスーパーボーンとブリーラム出身のセーンチャイノーイによるISUZUカップ予選。しかし両者手数が少なく盛り上がりに欠ける展開。テクニックで上回るセーンチャイノーイだが、4R組に来るスーパーボーンの膝の手数にポイントを失ってしまう。両者の気迫の無さに不満が残る。 (M.K)

■タイファイト2011 -67kgトーナメント決勝
ケム(タイ) vs ファビオ ピンカ(フランス)

決勝はなるべくしてなった納得のカード。去年、外国人ファビオに優勝を持っていかれただけに、今年のタイ代表ケムは負けられない所。ファビオは「ムエタイが出来る!」とはいってもやはり外国人の中での話。ムエタイの正攻法で攻めては百戦錬磨のケム相手では勝ち目が無い。それでも果敢に攻めたファビオだったが、ケムにはファビオの攻撃が良く見える。ファビオに全く見せ場を造らせずにケムの完勝となった。もっと撹乱する様な攻めが欲しい。
オールマイティーに出来る+α=「突出した武器・決め技」の取得が課題か?かつて90年代中盤にムエタイスタイルでタイを震撼させ、存在・肌の色共に「黒船」と恐れられたデニー・ビル以上の逸材は今後出現するのか?期待したい。(M.K)

■タイファイト2011 -70kgトーナメント準決勝
ブアカーオ(タイ)vs ピスチッテロ(フランス)

ピステッチロは1Rブアカーオのハイキックをスウェーでかわし、すかさずローを放ちお株を奪う。2Rブアカーオがダイナミックなパンチ・蹴りで仕掛けてくる。しかしすぐに組みになってしまうので連打が続かない。3R今度はピステッチロがパンチとヒジで攻めてくるが、ブアカーオが組みから上手く崩す。そして組みからのヒジでダウンを奪う。2度目のダウンでKO勝利。きっちりKOして見せたブアカーオだが2Rでもはやスタミナ切れを起こしている感じがある。長年の戦歴の疲れが蓄積してい るのか。(M.K)

105--ラジャダムナン創立記念2011
2011MVPゴーンサック、ジョムトーンを粉砕! (90min)

見事なコンビネーションで、ジョムトーンからダウンを奪う、ゴーンサック。恐るべし。。
ワンチャルームは、ひさ、肘、ミドル全てが重く強烈。また、凄いのが出て来た。
こちらは、小さな闘将、
ワンチャローン
ともにムエタイキラーの注目の激突は、ファビオ ピンカがアムラーニを圧倒!二度のダウンを奪う。ファビオ強い!
強すぎるケムが、決勝進出
フィームー、ニンモンコンが復帰。チョークとの激闘は、見応えがある。

■ラジャダムナン創立記念2011 スーパーフェザー級
ゴーンサック シッブンミー vs ジョムトーン チュワッタナ

ルンピSvsラジャSの左ミドル対決。 慎重に相手の出方を伺うゴーンサックに対し、ジョームトンはアグレッシブに攻める。パンチの切れが素晴らしい!しかし余裕に構え過ぎるジョムトーンにゴーンサックのワンツーからの右フックがピンポイントでヒット、ダウンを奪われる!2R焦るジョムトーンはパンチで倒しにかかる。しかし正統派パンチテクニックのジョムトーンの攻めは分りやすそうだ。対してアップライトの構えから真っ直ぐ繰り出される角度のパンチの方が見えにくいのか的確なヒット数はゴーンサックが上だ。守りのゴーンサックに気合で倒しにかかるジョームトーンの攻めに場内盛り上がるが。。ダウンポイントの重さを痛感する試合、油断大敵だ!(K.M)

■ラジャダムナン創立記念2011 スーパーフェザー級
パコーン vs ワンチャルーム

ラジャSの守護神パコーンに昇竜ワンチャルームが挑む。上背で劣るパコーンが果敢に攻め込む。左ボディーフックなど見事な角度だ。2Rワンチャルームは出頭にパコーンの右ローを立て続けに喰らい足が効いてしまう。 このままKOか?接近してもパコーンがパンチ・ヒジを豪快に振るう。やはり気の強さは
ピカ一だ!しかしワンチャルームも後半必死にヒジ・ヒザ・ミドルで攻め返し徐々に押していく。パコーンも最後まで攻め続けた為、試合は白熱した面白い試合へ。ワンチャルーム、体格差はあったが取り合えず大物食いとなった。(K.M)

■ラジャダムナン創立記念2011 スーパーフライ級
ワンチャローン vs ラッタケート

;1Rから倒しにかかるワンチャローンに ラッタケートはヒジで対抗。そして試合はワンチャローンが攻めて ラッタケートが返すという展開のまま、5R迄もつれる。ワンチャローンが僅かなポイント差で逃げ切った感じか!?体格差で有利なラッタケートは中盤に見せた組みをもっと仕掛ければ勝利出来たのでは?相手の攻撃を受けに回り過ぎた印象だ。(K.M)

■タイファイト2011 -67kgトーナメント準決勝
ケム(タイ) vs キム ドンス(韓国)

余裕のケムがプレッシャーをかけ、好き放題の攻撃を見せる。キムは文字通り手も足も出ない様子。ダイナミックなミドル・ヒジなどをみせ、更にはおどけて走り回るケム。そして3R、何をアピールしたのか手を上げる意味不明なキムにケムは怒涛の攻めを見せる。しかし立っているのもやっとの相手からダウンすら奪えない。余裕を見せるよりもしっかりとKOして欲しかったが。こうしてみると毎回、格下相手はきっちりKOで決めてしまうアタチャイとの天性の差を感じてしまう。秀才と天才の差とでも言うのか。(K.M)

■タイファイト2011 -67kgトーナメント準決勝
ファビオ ピンカ(フランス)vs モザブ アムラーニ(オランダ)

バランスの取れたテクニックを持つファビオに、モサブは猛然と攻めていくが。
攻めのリズム、パターンが単調なのでファビオが上手く捌く。1R終了時の両者のにらみ合いに沸く観客。ケンカに乗ったか。前に出てきたファビオ。それでもディフェンスには気を抜かず、カウンターのヒジ、パンチをフルスイングで放つ。そして3Rハイキックをヒットさせダメージの残るモサブをコーナーに詰めてパンチでダウンを奪い完勝。パンチに頼るモサブを総合力で上回ったファビオ。そのディフェンスの良さ、攻撃に転じるメリハリの良さが買いだ。現在一番ムエタイが出来る外国人と言っても良いだろう。(K.M)

■BBTV 7CH
チョーク vs ニンモンコン

TVマッチ常連のチョークと、数年前にセーンチャイが若手で一番のオススメと言っていた名門ジョッキージムの若きテクニシャン、ニンモンコン。しかしこのニンモンコン数年前に八百長試合が発覚して姿を消したのだが、本格復帰したのだろうか。試合は距離が詰まるとケンカの様にパンチ・ヒジを振り合う気の強い両者。ニンモンコンの素早いステップイン、組みに行く際の躊躇無い動作、ソツの無いヒジ打ち、接近したままでのスウェーでのディフェンスなど非凡さを感じる。3R組み際からチョークのヒジが豪快にヒットし、よろめくダメージの残るニンモンコン。しかし劣勢に立ったニンモンコンは4R徹底した組みで一気にポイントを挽回してしまう。特にハイキックをスウェーしてから一瞬で組みに行く動きは素晴らしい。その冷や汗物の気の緩みに目をつぶれば間違いなく注目の天才型テクニシャンと言えるのだが、、しかしそれゆえエキサイティングではある。「テクニシャンかつ気が強い、そして気が緩む」と言う所はティーレックを彷彿させる。(K.M)

104--ルンピニー創立記念2011 vol.2 他
激闘、KO続出!サゲッダーオが、帝王セーンチャイに連勝! (101min)

サゲッダーオは激闘の末、帝王セーンチャイに二連勝。次戦は、ハンディ無しで勝利し、セーンチャイ越えなるか。
スーパーバンタムの最高峰、サムエーが、ローキックでKO勝利!
注目の若手、ペットパノムルン
ソンコムは凄まじい打ち合いの末、ダレックを肘で沈める。
名手トーンは、強烈な肘でポンサネーからダウンを奪う。 ISUZU杯絶好調のシンマニー
タイファイト70kgトーナメント、ブアカーオは危なげく勝利。
これが、伝説の天才児アタチャイだ!

■ルンピニー創立記念2011 ルンピニーライト級タイトルマッチ
サゲッダーオ ペッパヤタイ vs セーンチャイ シンビムエタイ

もう何度目の対戦だろうか?セーンチャイの太い胴回りが気になるが。。。相変わらずテクニックを駆使して序盤から攻め立てるセーンチャイにサッゲダーオは受けの構えだ。そして3R一気に組みを仕掛けるサッゲダーオが次々にヒジ・ヒザをうちこむ。4R組んでは不利と見たセーンチャイは下がりながらのミドルで対抗するが。顔の晴れ上がったセーチャイを見ると実力(体力的な衰え?)に陰りが見え始めたか。今回のセーンチャイは試合運びに精密さが欠けた。(K.M)

■ルンピニー創立記念2011 ルンピニースーパーバンタム級タイトルマッチ
サムエー vs リティデート

11年プロスポーツ部門MVPのサムエーを上背で優るリティデートは強引に押し込んでいこうとするが、サムエーの右前蹴り→左ミドルのコンビネーションに中々距離を詰めることが出来ない。その上、不用意な組み際にはサムエーの左ヒジを喰らってしまう。そして4R右前蹴りから今度は左ローを効かせられてリティデートはKOされてしまう。ほぼ右前蹴りからの左の蹴りのみでKO勝ちを手中にしたサムエーは流石MVP受賞者の実力といった所だ。逆に正直に前進をしすぎたリティデートは組みにもっていく策・テクニックが欲しい。今回のサムエーは攻撃の的が絞り易すかった。(K.M)

■ルンピニー創立記念2011スーパーバンタム級
トーン vs ポンサネー

現在の両者の勢いからは圧倒的にトーンに分があると思われるが、相変わらずアグレッシブに攻めまくるポンサネーの動きがいい。特にローが走る。しかしテクニシャンのトーンはがっちりとガード。そして2R更にパンチ連打を浴びせるポンサネーの打ち終わりを狙ってサイドステップをしながらの狙い済ました左ヒジ一発で逆にダウンを奪ってしまうトーン。絶妙なタイミング、技ありだ。美しさすら感じる。相当なダメージを受けたと思われるポンサネー、しかしタフなゆえ恐ろしい気迫で反撃に繰り出す。鼻血が出て苦しいトーン。手数ではポンサネーだが、要所要所を押さえるのはテクニシャンのトーンだ。5Rパンチで追うポンサネーにまたしても絶妙なヒジを当てるトーン。改めてトーンの底力を見せられた。地味だが実力は高い。(K.M)

■ルンピニー創立記念2011バンタム級
ペットパノムルン ギャットム−9 vs ポンサワン ルークプラバート

若手の注目株対決。距離を取っては分が悪いポンサワンは組みに活路を見出すが組んでもペットパノムルンのヒザ蹴りのヒット率・崩しのコントロールの上手さに全く歯が立たない。そしてペットパノムルンの良さはその躊躇の無い思いきった攻めだ。全く気合の感じさせない構えから次々とリズム良く繰り出される攻撃でポイントを加点していく。その感覚の良さは天性のものか!?パノムルンレックの実弟で兄以上の実力と言われ現地でも評価が高いと言う。注目して欲しい選手だ。弱点はパワー不足な所か?(K.M)

■ルンピニー創立記念2011バンタム級
ダレック vs ソンコム

両者1Rから激しく打ち合う。ソンコムがダレックのヒザ蹴りを掴んでそのままロープ際に投げ込んで放ったヒザ蹴りがヒット!鼻時が出て苦しいダレックを体格で優るソンコムが圧力をかけて攻める。2Rボディーとローで下に攻撃を絞るダレックとヒザを主体に攻めるソンコムに序盤とは思えない程の盛り上がりを見せる場内。そしてストレートの打ち合いの際、リーチに分のあるソンコムがダレックからダウンを奪う。3R一気にパンチで決めにかかるソンコムは遂にダレックをマットに沈める。とにかく激しい試合だ!(K.M)

■CH3 スックジャオムエタイ ISUZU杯予選
シンマニー vs ノッパクリット

注目のISUZUカップのハイライトと言えそうな好カード。しかしシンマニーの打っては逃げる、避けては打つという老獪な試合運びにノッパクリットは焦ってしまい、不用意な前進を続けてしまう。テクニックと言うか、 経験値の差というのか!?試合は以外にも(?)シンマニーの完勝で終わってしまう。 ノッパクリットは焦りを相手に悟られてはいけない。精神的に有利なシンマニーには楽な試合となった。シンマニーはこのまま優勝か?一波乱欲しい所だが。(K.M)

■タイファイト2011 -70kgトーナメント一回戦
ブアカーオ(タイ) vs マベル(カメルーン

どっしりと構え攻撃に転じる際はスピードのあるダイナミックな攻めを見せるブアカーオ。マベルも気合を入れて勝負に挑むが正攻法で攻め合ってはテクニックに差がありすぎる。往年の技のキレを取り戻しつつあるブアカーオ、後は相手を倒せる様な当てるポイントの感覚を取り戻したい。3Rカウンター気味の右ストレートでダウンを奪うがその後倒しきれず。KOできっちり勝利したい所だが、詰めの甘さが残る。ここはマベルの頑張りを褒めるべきか。(K.M)

■ルックバック ムエタイ
アタチャイ vsミッタイ

アタチャイは初来日当時(’98年12月25日)は18歳にして当時のムエタイのスーパースター、「500年に一人の逸材」と言われていた天才。この試合はソムチャイがラジャS移籍後の’01年10月3日ラジャS<128−132p>で行われたもので神童と言われたアタチャイも21歳に。しかし相変わらずの強さだった。対してサガーオトーン、クンピニット、ワチャラチャイ等強豪(いずれも過去来日して圧倒的な強さを見せた選手だ!)に3連勝してアタチャイ戦を掴んだミッタイ、それでも4ポンドのハンディマッチだ。試合は得意のねちっこい組みで勝負に行くミッタイのヒザ蹴りが出せない!組んでもアタチャイのテクニックにはぐらかせれ、投げられ・ヒジを喰らう。中間距離でも前蹴り・左ミドル・パンチと面白いように決められる。相手の呼吸・タイミングを盗む様な絶妙なフェイントから次々に攻撃を決めまくる天才アタチャイ。そしてそのステップワークの素晴らしさ。4Rそれでも無理やり組みに来る
ミッタイからカルハート張りのヒジ一発でダウンを奪い圧勝。このアタチャイのテクニックには酔える!!全ムエタイファン必見。 (K.M)

103--ルンピニー創立記念2011 vol.1 他
シンダム最強のテンカオ、F16をストップ!! &
ルンピニー年間最激闘試合 (104min)

シンダムのテンカオ、右ミドルが、F16を粉砕し、KO勝利!シンダム強い!!!
ガウテームが強豪チョークプリチャーを退ける。
鉄人トンチャイがKO勝ち
ルンピニー最激闘試合を含む、ダレックとクンスックの二連戦。
イッキュウサン
ワチャラチャイとノンビーのスーパーファイト

■ルンピニー創立記念2011 スーパーフェザー級
F16 ラチャノン vs シンダム ギャットム−9

シンダムの絶妙なタイミングで繰り出される右ミドルがF16に次々にヒット!打点が高いため、F16は全て腕で受けてしまい、確実に腕が侵食されていく。相手の呼吸を盗むようなシンダムの攻撃に、反応出来ないF16は、後手に回ってしまい、苦しまぎれの反撃しか出ない。3R途中、セコンドの指示か、強引に組みにいく。しかし組んでもシンダムが上手さを見せる。4R、もはやシンダムの手中にあるF16は、右ミドルを一方的に手で受けてしまう。その姿は痛々しい程だ。5R開始を待たずシンダムのTKO勝ちとなる。F16は得意の距離潰しが出来なかった。セーンチャイ戦黄信号か?この試合、シンダムのバックステップでの誘いとミドルを打つタイミング・呼吸を見て欲しい。トップ前線に位置する昇竜を完膚無きまでに叩きのめした右ミドルは必見だ!!(M.K)

■ルンピニー創立記念2011 級タイトルマッチ
ガウテーム ルークプラパート vs チョークプリチャー

体格差とリーチの無さを気合でカバーする「突貫ファイター」チョークプリチャーだが、ガウテームの前蹴りと組みにつかまってしまう。攻めのリズムがワンパターンの為、ガウテームはガードを堅めヒットさせない。組みからの立て肘も繰り出すチョークプリチャーだが。。。5R倒すしかないチョークプリチャーは鬼神の如き攻めを見せ、パンチからのヒザを連打。ガウテームにやや疲れが見え始めるが、時すでに遅し。しかしリーチ差に苦しみながらも必死に攻めていく姿には心打たれる。元祖ランボーを彷彿させるそのファイトは見ておいて損無し。(M.K)

■ラジャダムナン バンタム級
トンチャイ トーシラチャイ vs チャイデット

両者申し合わせたかのように「パンチからのロー」で攻め合う。しかしこの展開では負けられない「パンチとロー」が代名詞のトンチャイ。 2R、組みから太ももへのヒザ蹴りでダメージを与えるトンチャイ。そして下を攻めれば上(顔面)へ立て肘を見舞い、チャイデットの膝蹴りに対しては、体を引いてかわすなど素晴らしいテクニックを見せる。3R、ローが効いてしまい後の無いチャイデットは必死に前に出る。しかしトンチャイ今度は効いている足とは逆の足にもローを見舞い、もはや両足ボロボロのチャイデット。最後は渾身の右ローでKO。敗れたがチャイデットの闘争心にも感心させられる。オールドファンには「ローキックのトンチャイ」が見られる涙物の一戦!(M.K)

■ルンピニー ライトフライ級
ダレック vs クンスック P.Nジム 第二戦

前回同様、激しい組みの展開になる。両者ヒジ・ヒザを渾身の力で振るい合う。めずらしい首相撲でのKO狙いだ!グレックの伸びる膝蹴りにクンスックの体が宙に浮く。3R組みでは不利と見たクンスックが距離を取り始めるがグレックの勢いは止まらず。最後はミドルを放ちガードの下がったクンスックにパンチをヒットさせダウンを奪う。そして防戦一方のクンスックを見たレフリーが試合ストップ。ムエタイの首相撲はツマラナイと思う方には是非見て欲しい試合だ。大興奮間違い無しの激戦!!(M.K)

■ルンピニー年間最激闘試合2011
ルンピニー ライトフライ級
ダレック vs クンスック P.Nジム

初回からクンスックの強打に強気で打ち合うグレック、気の強さがうかがえる。「本人達は仲が悪いのか?」と思うほど1Rから激しく打ち合う。組みでのクンスックのヒジと膝蹴りが良くヒットする。上下の揺さぶりが見事だ。グレックも押し込んでの膝蹴りを繰り出すが、クンスックの首を引き込むようにして突き上げるヒザにグレックの体が「く」の字になる。しかし今度はグレックがパンチ・ヒジで猛攻をかける。両者いつ倒れてもおかしくない状態で打ち合うが後半グレックのスタミナが勝っていく。。。大激戦、こちらも興奮間違いなし!(M.K)

■CH3 スックジャオムエタイ ISUZU杯予選
サックスリン vs セーンチャイノーイ

テク二シャンのセーンチャイノーイを、サックスリンはジワリジワリとプレッシャーを掛け追い込んでいく。そして組みから両者激しく打ち合う。サックスリンの右ストレートがヒットし一瞬、腰が砕けるセーンチャイノーイ。ガードの固さと逃げ足の速さに定評のあるセーンチャイノーイには珍しいシーンだ。劣勢のセーンチャイノーイは動きにいつもの切れが無い。このままズルズル負けるかと思いきや4R終了間際、組み際からセーンチャイノーイの右ヒジがヒット!今度はサックスリンの腰が砕ける。果たして勝利はどっちへ!エキサイティングな試合だが、両者気の緩みが度々見られた試合だ。(M.K)

■CH3 スックジャオムエタイ ISUZU杯予選
イッキュウサン vs サムランチャイ 96ピナン

相変わらず1Rから積極的かつトリッキーに攻めるイッキュウサン。特に高速スイッチとノースイッチを使い分ける左ミドルの切れ味が鋭い。対してサムランチャイは得意の組みからの投げを何度も決めるが。。イッキュウサンのミドルをキャッチし、その足へヒジを落としそのまま回転ヒジを繰り出す連動技は見事で早い。これも「シンラパムエタイ」か?いつもはオームノーイで開催のISUZU杯だが洪水被害の為、この試合はルンピニーで行われたようだ。(M.K)

■ルックバック ムエタイ
ノンビー ギャットヨンユット vs ワチャラチャイ ゲオサムリット

(’01年5月3日ラジャS<126.5p>)この試合は前年にプロモーターとして、ルンピニーからラジャへ電撃移籍したワンソンチャイ系とダオルンチュージャルン系の対抗戦として行われた興行のメイン(全4試合行われソンチャイ系の全勝)として行われたもので’01年最高のカードとも言える一戦。正にトップvsトップのカード!流石、両者ハイレベルの攻防を繰り広げる。が後半ややパンチを狙い始めたワチャラチャイをノンビーが体格差・リーチ差を利して体ごと押し込んでいく。5R勝ち逃げの体制に入るガードの固いノンビーにワチャイラチャイも数発ヒットさせるが。。ラジャダムナン頂上対決を制したノンビーはこの後、当時のルンピニーのトップ選手ノンタチャイとの対戦が望まれたが、実現はしなかった。(M.K)

102--スーパーファイト2011 vol.12
新旧ムエカオ対決、シンダムがペッブンチューを意地の撃破!(104min)

ベテランのシンダムが意地の勝利
サムエーは安定した強さを見せる
デーッナロンvsトライジャックは予想どおり、激闘に。
ルンラットが膝を突き刺しKO
注目のチョークプリチャー
激闘続く、ISUZU杯。ハイレベルの選手が揃っている。
日本でおなじみのノッパデーソンとガオクライの対戦。

■ルンピニー ライト級
ペッブンチュー FAグループ vs シンダム ギャットム−9

3Pハンディを与えられたシンダムは負けられない所だが、シンダム動きが良い、良すぎるぞ!2R早くも組みに来るペットブンチューだがシンダムは離れても組んでも優位に立つ。策の無いペットブンチューに対しシンダムは過去の対戦で攻撃パターンを読み取ったようだ。この調子ならゴーンサックやF16とやっても面白い。最近のムエタイでは珍しい、強引な組み膝をテクニックが封じた玄人向けの試合だ。シンダムの高等技術を堪能出来る。(M.K)

■ルンピニー スーパーバンタム級
サムエー vs ティントーン

前回ものの見事にサムエーの策略にハマッたティントーンだが、、。試合は次第に左ミドルvs右ミドルの対決へ。しかしミドルにパンチ、ローを織り交ぜて攻めるサムエーに対しティントーンは単発の右ミドルの為、サムエーに見切られてしまう。攻めこむティントーンに次々と左ミドルを叩き込むサームエーが圧勝。テクニックに差があった。流石はMVP受賞者といったところか!(M.K)

■ルンピニー スーパーフェザー級
デーッナロン vs トライジャック

前回KO負けしたトライジャックはいつもより慎重に攻めていく。しかしデーッナロンにはトライジャックの攻撃が良く見えているようで、余裕で返していく。が、2Rトライジャックの足払いからのヒザが倒れ際のデーッナロンの顔面にヒット、デーッナロン痛恨のダウン。3R劣勢のデートナロンは前進に次ぐ前進で攻める。両者休む事の無い攻防に観客大興奮。下がりながらも手数を出すトライジャックだが、一発の重いデーッナロンの攻撃に体ごと浮いてしまう。大逆転のデーッナロン、この勝負強さが人気の秘密か!歓喜のデーッナロンはレフリーにも抱きつく!このキャラクターも真面目なムエタイ選手の中で目立つ存在だ。(M.K)

■ラジャダムナン 級フェザー級
ルンラット vs カイムックカオ チュワッタナ

2R、ローを効かせれて苦しいベテランのルンラットが逆に組みからの膝蹴り一発で大逆転KOしてしまう。ルンラットの気持ちの強さを感じさせる一戦だ。またしても逆転KO負けのカイムックカーオはテクニックがあるだけに勿体無い。奮起して欲しい!(M.K)

■ルンピニー スーパーフライ級
チョークプリチャー vs ラッタケート

テクニックで捌くラッタケートにチョークプリチャーはパンチとローで揺さぶりをかける。その不器用ながら手数と押しの強さで攻められ、余裕を見せていたラッタケートに疲れが見え始める。テクニックを押しで粉砕した“突貫小僧” チョークプリチャーの根性ファイト。(M.K)

■CH3 スックジャオムエタイ ISUZU杯予選
ノッパクリット vs サムランチャイ 96ピナン

両者様子見から一旦攻撃を仕掛けると一気に攻め合う。しかし両者深追いはしない。3R組みに行くサムラーンチャイは両腕を相手の腰に回しコントロールを試みるが、ノッパクリットの重心の落とし方・手の入れ替えの上手さに主導権を握れない。4Rで勝負有りだ。ノッパクリットのカウンターの左ミドルも光る。シンマニーとの対戦が興味深い。(M.K)

■CH3 スックジャオムエタイ ISUZU杯予選
スーパーボーン vs ペットアスウィン

静かな展開だが一旦技が交錯すると両者意地の様に同じ技で対抗し合う。しかし後半の組みの展開では手数と投げでスーパーボーンがリード。5R終盤再び激しい蹴り合いになるが。。ペットアスウィンはオールラウンダーなだけに器用貧乏に陥る所がある。自分の得意技・武器の習得が必須か。(M.K)

■ルックバックムエタイ
ノッパデーソン vs ガオクライ

’01年4月18日ラジャS(140p)「ラジャS認定Jr.ウェルター級タイトルマッチ」日本での試合やトレーナー業で馴染みの深いノッパデーソンと、K−1での「マトリックス避け」で話題となったガオグライ、だが初来日は新日本キックでの武田幸三戦(序盤ハイキックでダウンを奪ったが、ローで逆襲され逆転負け)である。ガーオグライの洗練からは程遠い雑なファームから繰り出される蹴りが逆にノッパディソーンの反応を鈍らせる。ローが来るのかミドルかで迷ってしまいガードが出来ない。ノッパディソーンも得意の綺麗なフォームのミドルが出ない。それでも先輩格のノッパディソーンが冷静に捌いてポイントを挙げる。組んでも不用意に肘を喰らってしまうなど若いガオグライの荒さ・集中力の無さが目立ってしまう。やはりムエタイのレベルの高さはライト級迄とJr.ウェルター級以上では大きく違ってくる様だ。(M.K)

101--スーパーファイト2011 vol.11
絶好調F16、ノンオーを返り討ち!鉄人トンチャイ復活。
伝説のセーンチャイ vs ボーウィ(92min)

連勝中のイケイケのF16が、ノンオーを退ける。
ポンサネーが久しぶりのKO
エークプリチャー
30代後半でも全く衰えない、不屈の鉄人トンチャイ。「石男」の異名をもち、あのセーンチャイに最も手強かったと言わしめた。
ワンチャローンがヌンテープを圧倒してKO!
あいかわらずダイナミックに攻める前回王者イッキュウサンだが、シンマニーが勝利をものにする。
破壊王ボーヴィの攻撃が、帝王セーンチャイに当たらない。試合にならず、ボーヴィ屈辱のレフリーストップ負け。セーンチャイの凄さを見せつけた伝説の試合だ。

■ルンピニー スーパーフェザー級
F16 ラチャノン vs ノンオー シットオー

雪辱の機会を与えてもらったノンオー。いつもの様に下がりながら相手を誘い、得意の左回りのステップワークでいなしたい所。が、誘うというよりはむしろF16の圧力に追い込まれているという印象の方が強い。テクニックでは上を行くノンオーだがなりふり構わず前進をしながら攻撃をしてくるF16に距離を狂わされ持ち味が出ない。5R、息の上がるノンオーは組みでも捕まってしまう。テクニシャンのノンオーだがムエタイのセオリー無視の相手に苦戦する向きがある。また体格差をどう克服していくか?課題が残る。F16は良くも悪くもその躊躇の無い攻め込みが最近の好調振りに拍車をかける。しかしセーンチャイには通じるのか?(K.M)

■ルンピニー フェザー級
ポンサネー vs ユタチャイ

ポンサネーの強打を警戒するユタチャイにポンサネー得意の左パンチからの右ローが炸裂。得意のパターンであっという間にKOしてしまう。ポンサネーにはまだまだ元気なファイトを見せて欲しい。ユタチャイはポンサネーの攻撃を恐れるあまり腰が引けていた。弱気を悟られてはいけない。手痛い洗礼を受けてしまった。(K.M)

■ルンピニー ウェルター級
エークプリチャー vs コンチャック

パンチの強い選手も多いミナヨーティンジムのエークプリチャーだけに、やはりパンチが得意の様だ。パンチを中心に攻め立て、肘を合わせられても強気の前に出るエークプラチャーは逆に肘でコンチャックをカット!劣勢のコンチャックは攻撃に覇気が無くなる。しかしエークプラチャーもKOする程の的確なパンチが打てない為、後半はグダグダな組みの展開に。前半が激しい攻防だっただけ に残念。(K.M)

■ラジャダムナン バンタム級
トンチャイ トーシラチャイ vs ウイシヤウポー

元祖「石人間」トンチャイの、この年齢からは信じられない仕上がり具合に感心してしまう。並みの摂生では出来ない体だ。ベテランらしくアウトボクシングをしない所がトンチャイの凄い所だ。イキのいい若手相手に真っ向勝負をかける。華麗なステップワークから一気に組んで膝蹴りで加点するウィシャウボーの一連の動作は見事だ。リーチ差に苦しみながらも「気合」で押し返すトンチャイの頑張りに感動してしまう。特にコーナーへ押し込んでの肘の連打は鬼気迫るものがある。トンチャイ、これだけ膝が上がればまだまだ大丈夫だ(足の反応力が落ちてくれば難ありだが!)。ウィシャウボーも必死に攻めるが気合で一歩及ばず。ムエタイベストファイターの1人、鉄人トンチャイの感動ファイトに皆さんも涙して欲しい!!(K.M)

■ルンピニー スーパーフライ級
ワンチャローン vs ヌンテープ

テクニックに絶対の自身を見せるヌンテープが余裕を見せ付ける。その反応力の良さはピカ一だ!このままワンチャルームを完封か?と思いきや試合は突如として幕切れへ。ワンチャルームのハイキックをスウェーで交わして距離を詰めるヌンテープに、ワンチャルームのハイキック→回転肘の連動技がドンピシャでヒット、というよりペンエークが自分から当りに行った格好になってしまった(悲)。あとはそのままパンチの連打でKOされてしまう。油断大敵だ!(K.M)

■CH3 スックジャオムエタイ ISUZU杯予選
イッキュウサン vs シンマニー ゲオサムリット

勢いの乗るイッキュウサンだが、かつて日本で石井宏樹とラジャのタイトルマッチで戦った元ラジャダムナンスーパーライト級王者のシンマニーは強敵だ!距離を取って左ミドルを中心にテクニックを見せる厳つい顔のシンマニーに、後半イッキュウサンは強引な組みに活路を見出す。序盤は僅かな差に見えた二人の実力差だが、その壁は厚かった。先に冷静さを欠いてしまったのがイッキュウサンの敗因か?しかしこのキャラクターは貴重だ!シンマニーはISUZU杯の優勝候補だ!(K.M)

■CH7 BBTVスーパーフェザー級タイトルマッチ
シティサック vs ペンエーク

シティサックの機動力のある攻撃vsペンエークのテクニック戦。3R組に来るペンエークに受けて立つシティサックのどっしりとした構えから繰り出されるパワフルな攻めが目立つが。試合は両者の技が交錯するエキサイティングな展開へ。そして5R終了までどちらが勝つのか分らないジャッジ泣かせの判定へ。試合終了後、両者は自分の勝ちをアピール。果たしてBBTVのベルトはどちらへ?(K.M)

■ルックバック ムエタイ
セーンチャイ ソーカムシン vs ボーヴィ ソーウドムソン

ボーヴィは同じ月の2日にWMCフェザー級タイトルをかけ同じくハードパンチャーのスアフアンレック相手に1RTKOで勝利し、勢いに乗っていた。対してセーンチャイはこの時、まだソンチャイ系の選手で、当時、相手がいなくなり一時ボクシングへ転向、PABAの王者になるなど非凡さを発揮し、ムエタイへ復帰。ロンナチャイに完勝するなど相変わらずの天才ぶりだった。序盤からスパーリングでもしているかの様な余裕のセーンチャイに遊ばれるボーヴィは、ハイキック、前蹴りなどに全く反応出来ず。必死のパンチも空を切るばかりか逆にボクシングを経験してきたセーンチャイにパンチでも劣勢に立たされる
。何も出来ないボーヴィーに4Rレフリーは試合をストップ。セーンチャイの、そしてムエタイの技術の高さを堪能して欲しい(特にディフェンスの )。(K.M)

100--スーパーファイト2011 vol.10  売り切れ
F16、MVPゴーンサックを完全制覇!
ブアカーオ(ルンピニー)& 天才サーマート (84min)

MVPのゴーンサックに完全勝利し、ここにきてトップ戦線に躍り出たF16。
実力者トーンが膝の連打でKO勝ち!
ケムが余裕の勝利
K-1参戦前、ブアカオのムエタイ最強時代、「鋼鉄の膝」ノンタチャイを圧倒し、KO勝利。
練習嫌いで、驚異的な目の良さでムエタイとボクシングの世界の頂点に上り詰めた史上に残る、唯一無二の天才サーマート パヤックアルン。全盛期をすぎた試合だが、相手のキックを数センチで見切って、微動だにしない。

■ルンピニー スーパーフェザー級タイトルマッチ
ゴーンサック シップンミー vs F16 ラチャノン

次世代を担う者同士によるルンピニータイトルマッチという期待出来る一戦。2R左ミドルを放ちそのまま足ガードをしようと片足を上げた状態のゴーンサックにF16の狙い済ましたストレートがヒット!ゴーンサックは不覚にもダウンしてしまう。片足状態で喰らったためか見た目以上にダメージが大きそうだ。2度目のダウンも奪われKO寸前の所をゴングに救われる。3R後の無いゴーンサックは必死に左ミドルで追い上げを試みるが、、、逆にF16に蹴り足をすくい上げられる様にして何度も投げられる。更にポイントをロスしてしまう。ゴーンサックは序盤、セーンチャイ戦を経て一皮むけた様ないい動きを見せていただけに残念な1敗。大金星のF16はいよいよセーンチャイ戦か?いやゴーンサックが再戦を要求するか?いずれも楽しみだ。(K.M)

■ルンピニー フェザー級タイトルマッチ
ペンエーク vs モンコンチャイ

テクニシャン対決だが、攻めのモンコンチャイに守りのペンエークという展開へ。モンコンチャイの行かないと見せかけて攻める、行くと見せかけて足払いなどで焦らすというフェイントを駆使した戦法が面白い。次第に攻撃のタイミング、距離がずれてきたペンエークは組みに攻めを変更。組んでもモンコンチャイがポイント上手くを外していたのだが、、、疲れたのか気を抜いた所にペンエークの肘を喰らってしまう。モンコンチャイは一気にグロッキー状態へ。モンコンチャイはテクニシャンの陥り易い詰めの甘さを露呈。これはかつての同ジムの名選手でアタチャイ、ガオラーン、サムコーなどに勝利を重ねた クンスック譲りだ!(K.M)

■ルンピニー スーパーバンタム級
トーン vs チャイボンノーイ

遅れてきたテクニシャン、トーンが本領発揮!テクニックでは引けを取らない(むしろ細かいテクニックでは上か?)若手のチャイポンノーイにトーンは
どっしりと構えプレッシャーをかけていく。3R不気味な笑みを見せトーンが仕掛けていく。距離を取らせては厄介と見たのか組んでの膝連打に行くトーン。そして見事KOしてしまう。素晴らしいのはヒザの当て所だ!最初は下腹部の同じ箇所への正確な連打で効かせ、ラストは的確にみぞおちへヒット!勇敢に肘を振るって行ったチャイポンノーイだがトーンの冷静さ・勝負師の如き戦法が一枚上手だった。(K.M)

■ラジャダムナン ジュニアミドル級
ナムポン PKステリオ vs ドゥンチュンレック

前に出るドンチョンレックをナンポンが下がりながらいなし・かわすと
いう展開だが、徐々にドンチョンレックのガムシャラな前進と組みにナンポンが根負けしてくる。5Rナンポンのパンチが数発ヒットするが。。重量級ならでは(?)のやや大味な試合になってしまった。この位のレベルなら外国人選手も充分突け入る隙はあると思われるが。(K.M)

■タイファイト2011 -67kgトーナメント 一回戦
ケム(タイ) vs アレッシオ(イタリア)

ケムと一緒にワイクーを踊って見せたアレッシオだが果たして実力の程は?
しかしケムとの実力差は大きかった。いや、大き過ぎた。ケムが七色の肘打ちを見せてアレッシオの顔面をカット。速攻で勝負を決めてしまった。(K.M)

■タイファイト2011 -67kgトーナメント 一回戦
ファビオ ピンカ(フランス) vs 一貴(日本)

両者の攻撃後の手の位置に注目して欲しい。常にガードをあげて顔面を守るファビオに対し、一貴は攻撃の度にガードを下げてしまっている。いかにファビオの基本がしっかりしているかという事を象徴しているシーンだ。平均点以上の技術を身に付けたファビオはこれから自身の決め技・代名詞になる様な絶対的な武器の取得が課題か?試合はパンチの打ち合いでも余裕を見せるファビオが完勝。スタミナもありだ!!(K.M)

■ルックバック ムエタイ
ノンタチャイ ギャットワンロップ vs ブアカーオ ポープラムック

K−1参戦前のブアカーオの貴重なムエタイファイトが高画質で登場。2R早くもブアカーオ得意の右ハイキックがノンタチャイの四角をついてヒット。腰が砕けるノンタチャイは組みで何とか危機を逃れる。3R、一気に倒しに掛かるブアカーオはパンチ、ボディー、肘、蹴りを駆使して凄まじい勢いでノンタチャイに襲い掛かる。ボディーから顔面への肘打ちという見事なコンビネーションで効かせて、あとはボディーをめった打ち。最後はコーナーに追い詰めてのボディー連打。2度目のダウンでノンタチャイは担架送りへ。この鬼気迫るブアカーオの猛攻は必見だ!!この後クンスックへ3連勝、マンコンに判定勝ちしてK−1へ参戦する。(K.M)

■ルックバック ムエタイ
サーマート パヤックアルン(タイ) vs ムラッド コメルト(フランス)

全盛期はとうに過ぎた天才サマートのヨーロッパでの試合。多分練習は全くしていないと思われる為、攻撃はともかくデフェンスが往年の切れとは程遠い鈍さだ。早く終わらせたいサマートは強引に倒しに掛かる。雑ではあるが流石に良く当る。ムラットは防戦一方だ。3R開始前、ムラットの戦意喪失でサマートのTKO勝ち。ある意味貴重な試合だ!リングサイドではロブ・カーマンも観戦。サマートのネームバリューの高さが伺える。(K.M)

99--スーパーファイト2011 vol.9
タイファイト ブアカーオ vs 牧野 他(83min)

シンダムvsサゲッダーオのタイトルマッチ
ノンオーはシティサックを圧倒
 
ワンチャローンとチョークプリチャーが激闘を繰り広げる。
ブアカーオは牧野を圧倒し、KO勝利
イッキュウサン
KO集では、ワチャラチャイvsルーシラー、アヌワットvsゴンピポップも。

■ルンピニー級ライト級タイトルマッチ
サゲッダーオ vs シンダム

組みに行きたいサッゲダーオに、距離を取った位置から飛び込むようにして決めるダイナミックなシンダムの右ミドルが何度もヒット!首相撲でもシンダムの体のコントロールの上手さが光る。サッゲダーオは体力を生かした組みヒザに
攻撃を絞る。シンダムの華麗な右ミドルが優勢かと思われたが、、、現在の
ムエタイはヒザのポイントが高得点ということか?しかし「右ミドルのシンダム」が復活の期待が持てる内容だ。サッゲダーオの強さは安定しているが、もう一つ戦いに魅力が欲しい。(K.M)

■ルンピニースーパーフェザー級
シティサック vs ノンオー

若手の踏み台にされつつあるノンオーにとって今後の生き残りをかけるような一戦。シティサックはノンオーを破りF16、ゴーンサックに続きたいところだ。しかし、正直な攻めしか出来ないシティサックをノンオーは得意のインサイドワークの上手さで捌く。シティサックの直線的な攻めに対し、必ず左回りにステップする戦い方が見事。ノンオーの矢継ぎ早の攻撃に手の出なくなったシティサックにレフリーがストップをかける。最近のノンオーは、後半のスタミナ切れが気になる。(K.M)

■ルンピニー級スーパーフライ級タイトルマッチ
チョークプリチャー vs ワンチャローン

序盤から果敢に前に出るチョークプリチャーの攻撃の間・心の隙間を狙い撃ちするかの様に要所要所で攻撃を決めるテクニシャンのワンチャローン。しかし3Rからはチョークプリチャーが勢い付く。前に出続け、パンチに攻撃が偏りぎみのチョークプリチャーに対し、下がりながらも的確にミドルを当てていったワンチャローンが勝利。(K.M)

■タイファイト2011 ジャパン
ブアカーオ(タイ) vs 牧野智昭(日本)

1R牧野のパンチに合わせて行くブアカーオのカウンター左ロングフックが危険だ。2R牧野の手の内を知ったブアカーオは勝負を決めに掛かる。不用意に組んだ牧野に肘を当てダウンを奪う。更にカウンターパンチでもダウンを奪い、最後は防戦一方の牧野に対しレフリーが試合をストップ。K−1で見せた華麗な前蹴りが出なかったのは残念だが、パンチ・蹴りでのパワフルな攻めを見せ、何よりK−1では禁止だった肘の凄さが見られた興味深い一戦だ。牧野はリーチの差を活かした戦いが欲しかった。(K.M)

■スック ジャオムエタイ ISUZU杯予選
ノッパクリット vs イッキュウサン

前に出るノッパクリットをイッキュウサンはトリッキーな動きも見せつつも
下がりながらのカウンター戦法であしらう。そこでノッパクリットは組みに活路を見出すが、組んでもイッキュウサンにコントロールされ常にロープを背にしてしまう苦しい展開。このイッキュウサンの組みからのコントロールの上手さは見事。テクニシャンに変身しつつあるイッキュウサンに注目だ!!(K.M)

■スック ジャオムエタイ
ノッパラット vs モーセット

両者攻防が少ないため再三レフリーより注意を促される。モーゼスが仕掛け、それをノッパラットが捌いて首相撲という、予想通りの展開へ。やはり組むと嫌なくらい強いノッパラットにモーゼスは成す術なし。一見地味な組みの展開だが、ノッパラットの組む腕の強さ・腕を絡めて自分の体勢に持っていくテクニック・足の運び方など、首相撲の妙技・奥深さ、そして憎らしいほどの余裕の表情を堪能して欲しい試合。ラストは会場の停電で終わるハプニングが起こる。(K.M)

■KO集
1−○ワチャラチャイvsルートシラー●(’04年4月1日ラジャS)=対3戦3敗のワチャラチャイだが。。2−●ウッノーイvsハヌマーン○(’04年4月7日ラジャS)=ウボンの若手のテクニシャン、ハヌマーンの左フック1発!3−○コムゲーオvsヒンペット●(  〃   )=勢いに乗るコムゲーオが先輩格のヒンペットをKO!4−○アヌワットvsゴーンピポップ●((’04年6月17日ラジャS)=アヌワットがローでもダウンを奪うほど一方的な試合に。5−○ティーヌンvsシーヴィチャイ●(’04年6月17日ラジャS)=後頭部への立肘、怖い!6−○チャーンパーvsシンバート●(’04年7月14日ラジャS)=ハイキック一発KO、見事!7−○ビッグベンvsロッタン●(’04年10月27日ラジャS)=好戦的なロッタンを日本でも試合をしたビッグベンが相打ちの肘でKO!(K.M)

98--スーパーファイト2011 vol.8
ラジャダムナン年間最激闘試合 セクサン、
クイーンズカップ2011 他(98min)

ラジャダムナン最高峰、ジョムトーン vs パコーン。パコーンはワンソンチャイ期待の若手選手。
ペットアスウィンとセーンチャイノーイのタイトルマッチ。
見事な肘打ちで、カノンスックCWTがKO勝ち。
カイムックカオとセクサンの試合は凄まじい打ち合いに。観衆は、大興奮。何度見ても面白い試合だ。
セクサンは2回ダウンをとられたあとも激しく攻め。逆にカイムックカオをKOしてしまう!。とんでもなくタフな選手だ。
クイーンズカップでは日本代表のモニカと、ジェットイズミが大活躍。モニカは超強豪相手に、信じられない大逆転でMVPに。 ミドルの名手、スーパースター ワチャラチャイの試合を振り返る。

■スックワンソンチャイ スーパーフェザー級
ジョムトーン チュワッタナ vs パコーン

3R距離を詰めて来たパコーンに、ジョムトーンはロープを背にしてしまう。圧力の強いパコーンにジョムトーンは左ミドルを返すのみ。組みでもパコーンが上回ってしまう。ジョームトーンは真っ直ぐ下がってしまう悪い癖が出てしまった。もっとインサイドワークを駆使した戦い方が欲しい。ジョムトーンは相手によってムラがあるのが難点。逆にパコーンはインサイドワークに長けた選手に苦戦する所があり、両者弱点があるようだ。(K.M)

■プロムエタイ協会ウェルター級タイトルマッチ
セーンチャイノーイ vs ペットアスウィン

ペットアスウィンの飛び膝の対抗し、 自らも飛び膝を出したセーンチャイノーイにペットアスウィンの右肘がヒット!よろけるセーンチャイノーイ。普段はカウンターを狙う省エネ戦法が得意のセーンチャイノーイがこれに怒ったのか、怒涛の攻めを見せる。セーンチャイノーイが攻撃直後に相手をプッシュする為、ペットアスウィンは後ろに仰け反ってしまい自分の攻撃が当らない。 また左ひざを上げフェイントしての右ひざ蹴りが面白いようにヒット。セーンチャイノーイの上手さが光る。しかし確実にミドル、ヒザで加点したペットアスウィンに。3Rの肘打ちが好印象だったか?負けはしたが、セーンチャイノーイの怒りの逆襲劇が好勝負を生んだ。(K.M)

■ラジャダムナン フェザー級
カイムックカオ チュワッタナ vs セクサン

2011年のラジャダムナン最激闘試合に選ばれた試合。積極的に前に出るセクサンに返し技を放つカイムックカオ。2Rパンチで前に出てきたセクサンにカウンターパンチを当てるカイムックカオ。しかしセクサンはお構いなしに攻める。激しい打ち合いの中、カイムックカオのカウンターがヒット。2R終了時に放った左パンチの同時打ちでセクサンがダウン。セクサンは腕の振りが大きいのに対し、カイムックカオのパンチは腕は構えたままにして体を使って打つため軌道が小さい。3R、捨て身のセクサンはカイムックカオのヒザからの肘打ちでまたもダウンしてしまう。もうKO寸前だ!しかし、なんという精神力か!またもやパンチの猛攻に出るセクサン。 こいつは何者なのか?何処に力が残っているのか?4R遂に打ちつかれたカイムックカオにセクサンは右パンチに攻撃を絞り、逆転KOしてしまう。テクニックに気合で打ち勝った セクサンのど根性ファイトは興奮間違いなし!!しかしカイムックカオは「お前、3Rで倒しておけよ!」という声が聞こえてきそうな詰めの甘さを露呈してしまった試合だ。(K.M)

■ラジャダムナン スーパーウェルター級タイトルマッチ
カノンスック チュワッタナ vs ピヤトーン

両者パンチKOを狙っているためか蹴り1発を放つ度に異常な緊張感。3R予想外に組みの展開になるがカノンスックは隙あらば肘をぶつける。試合は突如として幕切れに。勢いの乗ってきたピアトーンが組みに来た所を横に打ち抜くような特殊な立肘を放ち1発KOしたカノンスック。 狙っていたと思わせる見事な肘打ちだ。ピヤトーンは意識を膝に集中しすぎ、一瞬の隙を突かれてしまったか。下を向いて組みに行っては危険だ。背筋の寒くなる一撃だ! (K.M)

■クイーンズカップ2011
ジェット イズミ(日本) vs ナバポン(タイ)

去年に続き出場のジェット、タイ人をぶつけて来る辺りタイ側に実力を認めれれている証拠。ナパポンのミドルに軸足狙いのローを放つジェットの作戦はナパポンにペースを握らせないナイスな攻撃だ。しかし2Rから組みに作戦を変えてきたナパポンにジェットはヒザが出ない苦しい展開。しかし4R、逆にジェットがミドル、ヒザで攻勢に出る。特に組みでの相手の体のコントロール・崩しが面白いように決まる。後半に強いジェットを大いにアピールした。(K.M)

■クイーンズカップ2011
モニカ(スウェーデン/日本) vs リズボー(ブラジル)

スウェーデン出身で震災後も仙台に残りDRAGON GYMで練習に励む
モニカが大舞台でブラジルの強豪に挑む。1Rからリズボーはパワフルな攻めを仕掛ける。パンチ・肘がモニカに何発もヒット!しかしモニカは下がらず前に出続ける。しかしヒット数は明らかにリズボーだ。2Rそれでも気合で前に出るモニカにスタミナ切れを起こし始めたリズボーが下がってしまう。そして
両者壮絶な肘の打ち合いへ。モニカ鼻血を出しながらも1歩も引かない。3Rセコンドの激で送り出されたモニカは、驚異的な攻めを見せる。もはや4R開始前のインターバル時の両者の表情が勝敗を物語る。心が折れ、手が出ないリズボーになおも攻め続けるモニカ。モニカの気迫の前進がリズボーの距離を殺し勝利を呼び込んだ。序盤のリズボーの猛攻にモニカが下がってしまっていればリズボーにも勝機はあったと思われるが。。壮絶すぎる名勝負だ、必見!!(K.M)

■ルックバック ムエタイ
ワチャラチャイ ゲオサムリット vs タナンチャイ

’02年7月29日ラジャSでの試合。ワチャラチャイは’99年〜’00年間に強豪相手に13連勝(ムアンファーレック、セーンヒラン、オロノー(マジェスティックジム)、ヨードブアガムetc)を記録し2000年度ラジャ&プロスポーツ協会ムエタイ部門のMVPを獲得。MWC、ラジャS、プロムエタイ協会の3冠王で当時の戦役選手では最高の15万バーツのファイトマネーを手にしている。’02年当時で22歳。対して“ロボコップ”の異名を持つセーンモラコットジムのタナンチャイは徹底的に組みにもって行こうとするが、、、、ワチャラチャイは相手の前進に合わせた肘打ち・腕の刺し合い状態での捌き・足掛けをしてのこかしなどのテクニックでタナンチャイの組みをはぐらかす。また下がって距離を取ったかと思えば逆に相手をプッシュして組ませない高等技術は見もの。ワンパターンの攻めのタナンチャイにワチャラチャイは涼しい顔で左ミドル、カウンターの右ヒザ、足払いを決め圧勝。セーンチャイ並みのテクニックが堪能できる!!(K.M)

■ルックバック ムエタイ
ワチャラチャイ ゲオサムリット vs ヨードブアガム

オロノー、アタチャイ、ドゥーワオなど軒並み強豪を撃破してきたヨードブアガムだがワチャラチャイにはいつも分が悪い。必死に組みに行くヨードブアガームだがワチャラチャイに冷静かつ的確に捌かれる。しかし3R後半には前進しながら放つ膝蹴りがヒットし始める。4R勢いに乗りたいヨードブアガムだが、ワチャラチャイは左肘・左ミドルで阻止。さらに前進するヨードブアガムを足払いできれいにこかしてしまう。印象の悪いヨードブアガームは一気に勢いが無くなる。5Rワチャラチャイは逃げの体制。ワチャラチャイのテクニックの高さもさることながら、相手に多少リードを許し、勢いづかせても冷静に捌き続け自分の試合を組み立てる精神面・メンタルの強さが発揮された試合だ。なにも前面に気合を出して戦う事のみが気の強さでは無いという事か!(K.M)

97--スーパーファイト2011 vol.7 他
白須康仁、ヨーセン撃破!! (77min)

MVPゴーンサックと絶好調のF16は、緊張感ある激しい試合に。共に負けられない。
トーン
昨年はKO製造機だったポンサネーが、KOされる。
70Kgトップクラスのヨーセンから、白須が二度のダウンを奪い完全勝利!素晴らしい!!
舐めたコスチュームで登場のスッサコーンだが実力は高い。 大和は再びトップクラスのピンカを敗る事ができるか!? ムエタイKO集

■ルンピニースーパーフェザー級
ゴーンサック vs F16 ラチャノン

すでに追われる身となりつつあるゴーンサックと上り調子のF16の興味深い対戦。ゴーンサックの足幅が大きく振りの大きいミドルは威力はあるが打ってから当るまでの時間がややかかるのに対し、F16の歩幅を狭くしてノースイッチで放たれるミドルの方がスピードがあり命中率が高い。4R、攻撃に迷いが見え始めたゴーンサックに対しF16は持ち前の手数の多さと前に出る押しの強さでゴーンサックを下がらせ優勢に。このまま押し切るかと思いきや5R僅かに、しかし的確にミドルを受けてしまったF16の勢いが急に無くなってしまう。ゴーンサックは5Rで勝利を掴んだか。(K.M)

■ルンピニー スーパーバンタム級
トーン vs パランティップ

スピードのあるパランティップの蹴りが良い。トーンがボディー打ちで出るところに放つカウンターのタイミングなどは素晴らしい。しかし同じくテクニシャンのトーンはすぐさまパランティップの攻撃のリズムを読み取り始める。パランティップも機動力の良さでトーンを揺さぶる。4R離れては不利と見たトーンは組みに戦法を変更。テクニックでは劣らないパランティップですが組みでのポイントの獲り方が上手いトーンにリードを許してしまう。(K.M)

■ルンピニー フェザー級
ポンサネー vs パランティップ

パンチャーのポンサネーに対し切れのあるミドルでパンチ封じを仕掛けるパランティップの動きの良さがよい。ミドルを軸に肘、ハイキック、前蹴りを当てまくるパランティップのテクニシャン振りが頼もしい。特に左縦肘からの右ミドルのコンビネーションの早さには目を見張る。 ポンサネーも負けじとパンチ、ローを返すが殆どかわされてしまい勢いに乗れない苦しい展開。ポンサネーは攻撃がワンパターン化されてしまい攻略され易くなってしまった。3R、目のふさがったポンサネーは最後の力を振り絞りパランティップをコーナーに追い詰めるが。しかし全ての攻撃が見えているパランティップはジャブ気味からの肘でKO。(K.M)

■タイファイト2011日本大会 70kg
ヨーセングライ(タイ) vs 白須康仁(日本)

自信満々で1Rからダイナミックに攻めるヨーセングライだがパンチを打った後のガードの甘さ、打ち合いでの不用意な距離が危険だ。完全に相手の攻撃に対し気を抜いていた為、カウンターを喰らい2度のダウンを屈してしまう。2R、後の無いヨーセングライは必死に攻めるが逆にまたもノーカウントダウンを取られる始末。ヨーセングライは攻めはパワフルだが距離が近過ぎる為かピンポイントで打ち抜くような効かせるパンチを当てることが出来ない。レベルの低い相手とばかり試合をしてきたツケが出てきたか。白須選手は大金星。最後まで自分の戦いを崩さず、素晴らしい活躍だった。(K.M)

■タイファイト2011日本大会 67kg
スッサコーン(タイ) vs TOMOYUKI(日本)

相手を舐め切る度では現在No.1と思われるスッサコーンだが実力は高い。1Rの回転肘のタイミング、スピードは恐ろしい。その勘の良いディフェンス能力の高さはサマートを彷彿させるものがある。親戚のランバー ソムデートも昔、アホさと強さを併せ持つ面白い選手だった。TOMOYUKIにはストレスのたまる嫌な相手だ。(K.M)

■タイファイト2011日本大会 67kg
ファビオ ピンカ(フランス) vs 大和侑也(日本)

前回ホームで痛い一敗を屈してしまったファビオは絶対勝ちたいだろう試合
。両者仕上がりの良さをうかがわれる、キレのある動きをみせる。前回不用意な距離で肘でやられたファビオは今回徹底的に蹴りを中心とした距離を取るムエタイ戦法。2R終了間際、ミドルを警戒した大和を前蹴りで吹っ飛ばすシーンが印象的。ムエタイをやらせたらファビオが一枚上という所か。(K.M)

■ムエタイKO集
●クローンサックレック・ラーチャノン(3RTKO)デッシン・ルークサーイシー○(’04年1月15日ラジャS) 2;○ジョームヨット・ピタッククルーチャーイデーン(3RTKO)ダーオプラスック・ギャットガムトン●(’04年2月12日ラジャS)←肘による壮絶KO、相手は担架送り。寒気がする。3;●ポンチャイ・ルークブラバート(4RTKO)ペットラン・ソー・ユッピンダー○(’04年3月1日ラジャS)←額の切れたポンチャイへペットランの華麗な回転肘がヒット。(K.M)

96--ムエマラソン2011 vol.2 他(107min)


崩しの天才 ノンオーが、強打のトライジャックと決勝戦。復活なるか!?

サムエーは、新鋭
レックラーを寄せつけず。

シンダム得意の豪快な右ミドル
ベテランのサムランチャイ
イッキュウサンが決勝ですさまじい跳び膝!
セーンゲンが強烈なひざを、
ポーゲーウにぶち込む。

■ムエマラソン2011・135Pトーナメント準決勝
パーンペット vs ノンオー
同じリズムで前進のみの攻めはノンオーには分り易すぎる為、ノンオーの華麗なステップワークに全ていなされる。突破口の無いパーンペットは3R組みに行くがテクニックの差は大きい。徹底的に組みの攻撃を絞り込めば、可能性はあったかも。(K.M)

■ムエマラソン2011・135Pトーナメント準決勝
ジェンロップ vs トライジャック
パンチで行くトライジャックをジェンロップは組みで封じ込めたい。パンチで追い込まれて、なおパンチを誘うジェンロップの気の強さが良いですね。しかし2R様子見のジェンロップの距離がトライジャックのパンチの届く距離にある為、スピードある左ストレートを中心にトライジャックのパンチが当たり始める。3R今度は逆にジェンロップが一気に距離を詰め組みで封じ込めジェンロップの一方的な展開へとなる。ジェンロップのねちっこくて泥臭い戦いが良い。(K.M)

■ムエマラソン2011・135Pトーナメント決勝
トライジャック vs ノンオー

ノンオーの右ミドルにパンチを返していくトライジャックだが、ノーンオーはトライジャックの攻撃パターン・タイミングを完璧に読み取り、がっちりとガードしている。強打が売りののトライジャックも当たらなければ意味を成さない。ノンオーはほぼ右ミドル1本で決勝を勝利。両者の実力差は見た目以上に大きいと思われる。(K.M)

■ルンピニーフェザー級
サムエー vs レックラー

気合の入る若手のレックラーの攻めとサムエーの電光石火の左ミドルの対決が見もの。後半のサームエーの左ミドルvsレックラーの右ミドルの対決が面白い。特にレックラーの右ミドルに膝もおりまぜた攻撃が良い。 焦るサムエーはいつに無く自分から前に出始めるが、その攻めを体で受け止めて攻撃を返すレックラーが頼もしい。しかし5R、サムエーに1度こかされたレックラーは急に元気が無くなりサムエーは逃げの体制へ。5R序盤の僅かな攻防で試合が
決まってしまったのならレックラーには勿体無い試合。レックラーにはここぞという時の勝負強さがほしい。(K.M)

■ルンピニーライト級
ペッブンチュー vs シンダム

組みの得意のペットブンチューだが本来はシンダムも組みを得意とする選手。特に相手の体のコントロール、崩しなどはガチガチで体の使い方が堅いペットブンチューよりも柔軟な動きが出来るシンダムのほうが上手く仕掛ける。首相撲の「剛vs柔」の戦いが見られる興味深い試合だ。前回は右ミドルをキャッチされてばかりでいいところの無かったシンダムだが今回はミドル後のパンチのフォローも入れるのでペットブンチューは前回の様にすんなりとは組みに行けない。力任せの組みのペットブンチューに対しシンダムは相手の体をコントロールする時は素早い体重移動と柔らかい体の使い方を駆使、華麗なテクニックを堪能できて面白い。(K.M)

ムエローブ フクティアングループ 3位決定戦
サックスリン vs サムランチャイ 96ピナン

3R上背で勝るサックスリンが組みに行きますがサムランチャイは肘で対抗。右の立肘がヒットする。試合はサックスリンの膝vsサムランチャイの肘という展開に。金的への前蹴りで怒った、サックスリンは怒涛のパンチ連打から組みで効いてしまったサムランチャイから主導権を握る。(K.M)

■ムエローブ フクティアングループ 決勝戦
イッキュウサン vs シティチャイ

アグレッシブに攻めるイッキュウサンが良いですね。じりじりとプレッシャーをかけ隙を伺い、狙いを定めるシティチャイと一気に返し技を繰り出すイッキュウサンの攻防が激しくて面白いですね。とにかく前に出るときは一気に攻めるイッキュウサン、怒涛の攻撃からの飛び膝がヒット。ルンピニーやラジャのトップ同士の試合では中々見られない激しい展開が面白い。(K.M)

■BBTV 7CH フェザー級
ポーゲーウ vs セーンゲン
セーンゲンのテクニシャン振りが凄い。ポーゲーウは徹底して組みからの膝を。ひたすら前進のポーゲーウにセーンゲンの細かいテクニックが炸裂。特に自分の膝を当てておいてポーゲーウが押してくる時に回しながら投げるテクニックが良い。(K.M)

95--ムエマラソン2011 vol.1 他(84min)

ムエマラソンの抽選
復活なるか、ノンオー シットオー
トライジャックが1R秒殺KO パーンペット
高修満は、サイヨークに実力差を見せつけられる。 ジョムトーンが強さを
みせつける。
モンコンチャイがボディー
をきかせ、KO勝ち。
レックラーが、ウティイデートをストレートで沈める。

■ムエマラソン2011・135Pトーナメント一回戦
ジェンロップ vs ユタジャック

パンチ、蹴りで攻めたいユタジャックに対し、身長で勝るジェンロップが徹底的に距離を詰め、組みに持っていく。その圧力にユタジャックは徐々に下がってしまいまう。ジェンロップの腕の差し合い状態での、グローブでユタジャックの顔をグリグリ擦るのがユタッジャックにとって厄介だったようだ。(K.M)

■ムエマラソン2011・135Pトーナメント一回戦
ノンオー vs モンコンチャイ

テクニシャン同士だが、やや荒削りなモンコンチャイの不用意な前進に、ノンオー得意のさばきの上手さが発揮される。ノンオーの天性の感の良さ・バランス感覚の良さでモンコンチャイを圧倒してしまう。モンコンチャイは焦るのみ。ステップワークの上手さの差が出た。(K.M)

■ムエマラソン2011・135Pトーナメント一回戦
トライジャック vs アランチャイ

アランチャイが攻撃を出す前にKOされてしまう。トライジャックが右フックを打ちながらアランチャイの左へ半歩ステップして 正面から自分の体をずらした為、アランチャイのガードを突き抜けてストレートが決まった。(K.M)

■ムエマラソン2011・135Pトーナメント一回戦
パーンペット vs ヨードトゥアントーン

身長の低いヨードトゥワントーンはパワーで攻めるが、次第にパーンペットのテクニック・手数に押されてしまう。強引に詰めるヨードトゥワントーンに最後まで冷静さを失わず、自分の戦い方をしたパーンペットが良かった。(K.M)

■タイファイト2011 日本大会
高修満(日本) vs サイヨーク(タイ

サイヨークのパワフルな攻撃に高修満は対応出来ず。サイヨークの左ミドル、パンチ、肘の怒涛の攻撃が迫力満点だ。昔のチャンプアやサックモンコンの試合を思い出す左ミドルの雨あられ。サイヨークは相手に怖い武器が無く、序盤に相手がガード出来ないことを悟り、好き放題の攻撃を仕掛ける。逆に高修満は攻撃の糸口がつかめない。3R捨て身の攻撃で隙を作ってしまった高修満は逆にサイヨークのパンチでダウンを屈してしまう。(K.M)

■ラジャダムナン スーパーフェザー級
ゴーンサヤーム vs モンコンチャイ

テクニシャン同士なので攻防が非常にスピーディーで面白い。正統派のゴンサヤームに対し、トリッキーで奇抜な攻めも見せるモンコンチャイがゴーンサヤームを次第に翻弄する。モンコンチャイは執用な膝攻撃でボディーを効かせ、最後は余裕を見せて、前蹴りでKO。ボディーでKOされたゴーンサヤームは精神的ダメージも大きいはず。やはりモンコンチャイは一筋縄ではいかない選手だ。(K.M)
■ラジャダムナン スーパーフェザー級
ジョムトーン vs ペットエーク

序盤、ジョムトーンの攻撃に、返し技を狙うペットエークだが、それ以上に
ジョムトーンの動きの良さが目立ち返し技が当たらない。ジョムトーンの調子の良さが伺える。組みに行きたいペットエークだが、実力で劣る上に身長も低いため自分の得意な形に持っていけない。ジョムトーンの腕の差し合いの強さに、2Pのハンディを貰ってもペットエークは太刀打ち出来ず。ジョームトーンの強さのみが目立ってしまう。(K.M)

■ルンピニー フェザー級
ウティデート vs レックラー

調子の悪そうなウティデートに対しレックラーはスピーディーでコンパクトな攻撃を仕掛ける。しかし苦手の組みを許してしまい、ウティッデートは組みからの膝で観客を味方につけ有利になる。レックラーはテクニシャンにありがちな組みの弱さを露呈してしまった。組みで圧倒したウティデートだが調子の悪さは相変わらず。(K.M)

■ラジャダムナン フェザー級
レックラー vs ウティデート

前回、不甲斐ない負けをし、連敗は許されないレックラー。序盤からプレッシャーをかけ、ウティデートの不用意な攻撃を誘う。そして、レックラーのジャブに内股ローを合わせようとしたウティデートに右ストレート一発で担架送りへ。ウティデートはローを打つ瞬間、打つ所・相手の足元を見ていたためレックラーのパンチ全く気づいていないようだ。あの完璧なまでのテクニシャンだった頃から比べるとあまりにもお粗末。ウティデートは長期休むべきだ。(K.M)

94--スーパーファイト2011 vol,6
ブアカーオがタイファイトで復活、他 (98min)

絶好調のF16が絶不調のノンオーと対戦
サムエー
シンダム vs シティサック
好調のペットアスウィン
ブアカーオがタイファイト香港大会で復活。ブラジルのジウマールをボロ雑巾にする。
シンマニーがペットアスウィンのひざにカウンターのパンチをあわせ、豪快KO勝利

■ラジャダムナン スーパーフェザー級
ノンオー vs F16 ラチャノン

テクニックでは圧倒的にノンオーに分があるが、ノンオーの左ミドルに間髪いれず、倍返しに攻撃を入れるF16に次第に距離を詰められてしまう。4R、突進で組みに行くF16に、ノンオーは得意のジャブ、前蹴り、サイドステップを駆使出来ず、捕まってしまいまう。再三蹴り足を捕まれて投げられた場面で勝負あり。絶不調のノンオーは全く良い所無し。F16のひたすら前進で距離を詰めた戦術が、ノンオーの良さを消した。特にF16のパンチから組みに行く一連の動作が良かった。(K.M)

■ラジャダムナン スーパーバンタム級
サムエー vs ティントーン

1Rからティントーンの奥足を狙うサムエーのローが強烈。両者スリップ後
の再開時に手を合わせようとするティントーンに対し、無視するサムエーの精神戦略も感じられる。序盤にローを利かせられティントーンはサムエーの左の蹴りがミドルかローかで迷ってしまい、ガードするので精一杯で返しの攻撃が打てない。序盤に徹底的に奥足へのローで相手をびびらせたサムエーの技ありな一戦。(K.M)

■ラジャダムナン スーパーフェザー級
シンダム vs シティサック

正攻法で攻めるシティサックはカウンター技術の高いシンダムにとって
はやり易い相手。蹴りの応酬も、首相撲も良い勝負をするシティサックに、負ければ後が無いシンダムは、ベテランのテクニックの引き出しの数の差で勝利を物にした。(K.M)

■タイファイト2011 香港大会
ブアカーオ(タイ) vs ジウマール(ブラジル)

オーソドックスのパンチャーに対し、教科書どおり、左ミドルで突進を止めるブアカーオだが、動きは良いが、蹴りの重さは感じられない。パンチと肘で倒しに掛かってもポイントがずれているのでKO出来ず。全盛期の様なピンポイントで打つ正確無比な攻撃は見られないままだ。格下の相手だが、試合感覚そのものが戻っていない感もある。(K.M)

■CH3 スッグ ジャオムエタイ
ペットアスウィン vs チョーク エミネンエー

トータルバランスの良いペットアスウィンの調子の良さが目立つ。パワーで劣るチョークはペットアスウィンの前進に、肘を駆使して対抗するが、勢いに乗るペットアスウィンを止められず。(K.M)

■CH3 スッグ ジャオムエタイ
ペットマンコン vs シンマニー ゲオサムリット

シンマニーの右リードフックからの左ローのコンビネーションが良い。ペットマンコンもローを返すが、ガードの甘さがシンマニー相手では非常に危険だ。シンマニーは明らかにパンチを狙っている。パンチを警戒するあまり組みに
行けないペットマンコンが、4R一気に組みに行った所、シンマニーの右フックがペットマンコンの死角からヒット、一発でKOしてしまうシンマニーの破壊力は注目。この勢いで重量級戦前に出てくれば面白い存在になるだろう。(K.M)

93--頂上決戦2011 セーンチャイ vs ゴーンサック 他(60min)

2011年最優秀選手のゴーンサックが遂に最高峰セーンチャイに挑む。
気合い充分の二人 セーンチャイがゴーンサックをリングの外に投げ飛ばす!!  
重量級対決 ルンラットが強烈なヒザで貫禄のKO勝ち
ヨーセングライ スッサコーンが余裕のKO勝ち

■ラジャダムナン スーパーフェザー級
セーンチャイ vs ゴーンサック

一気に頂点を目指すゴーンサックが遂に最高峰セーンチャイと激突。しかしセーンチャイには、苦手の組み膝系ではないゴーンサックに、絶対的な自信を感じる。待ちのスタイルのゴーンサックを序盤から撹乱する戦法。セーンチャイはゴーンサックの得意技「左ミドル」を誘い、その蹴り足を掴まえて翻弄。精神的プレッシャーを掛ける。それに対しゴーンサックは左ミドルから素早い連動の左ストレートで対抗するが、3R、序盤に再三蹴り足を掴まれたゴーンサックは得意技の左ミドルを思い切り打てない。この時点で勝負は決まったか?得意の攻めパターンを封じられたゴーンサックはいつもの冷静さが失われ、やみくもに前に出てしまう。若いゴーンサックには心を折られるような痛い一戦となった。(K.M)

■ラジャダムナン スーパーライト級
セーンチャイノーイ vs シンマニー

ゲオサムリットに移籍したシンマニーは攻撃的でパンチのKOもあり面白い存在。特に右のリードフックは強烈。しかしセーンチャイノーイ相手ではシンマニーのパンチに比重を置いたスタイルでは重心がやや前に来るので相手の蹴りを受けやすい欠点がある。セーンチャイノーイの打っては逃げる逃げ足の速さにシンマニーはどんどんストレスが溜まり攻撃が荒くなってしまいまう。(K.M)

■ルンピニーフェザー級
ルンラット vs リティジャック ゲオサムリット

序盤から追い込まれるリティジャックが、逆に3R一気に前に出てパンチとローの猛攻を仕掛ける。ルンラットは受けてのみでただ膝狙い。しかし打ち疲れたのかリティジャックはルンラットの膝に捕まり動きが止まる。 最後は下がるリティジャックへ飛び膝一撃でKO。(K.M)

■タイファイト2011 香港大会
ヨーセングライ(タイ) vs カムリ(モロッコ)

相変わらず豪快に攻めるヨードセーングライにカリムもパンチを打ち返す。カリムはヨードセングライを投げ飛ばすが、それがヨードセーングライに火を着けてしまったのかヨードセングライが本気モードになる。背中を向けたカリムに思い切りミドルを打つ辺り、凄みを感じる。ヨードセーングライは自分の攻撃を過信する為、距離が近くなりすぎて、相手の攻撃も見えにくくなるシーンも。また、かつてはノッパラット、ポンピタック、ワチャラチャイなどトップクラスを連続KOした頃の精密なパンチが失われているのが残念。(K.M)

■タイファイト2011 香港大会
スッサコーン(タイ) vs アロンソ(スペイン)

相手を完全に舐め切っているスッサコーン。重量級に似合わず動きが早く、力の抜き入れが上手く、技にもキレがある。相手の攻撃後、意識の届かない無防備な足に放たれるスッサコーンのローは、フォーム、ステップ、当て位置、全てがパーフェクト。パワーは無いが相手の意識はそこに集中してしま為、パンチも当たりやすくなる。そこにストレートでダウンを奪うあたり非凡さを感じる。最後は肘でKOする辺り、攻撃も多彩だ。面白い大型選手の登場だ。(K.M)

92--スーパーファイト2011 vol.5 他(87min)

連戦連勝で手のつけられない2011年MVPゴーンサックと、今年絶不調で連敗中の「崩しの天才」 2005年MVPのノンオーが激突。ともに重要な試合で、大注目の一戦。
サムエー vs トーンも注目だ。
ペットパノムルンがガンワンレックから、タイトル奪取。
ISUZU杯の決勝は、ケム vs ノッパラットという優勝候補同士の対戦に。衝撃の肘でのKOは必見だ。
ドゥンチュンレックとプラガイセーンもKO決着!
  BBTVでの、セーンヒランとファーマイの注目の一戦。

■ルンピニー スーパーフェザー級タイトルマッチ
ノンオー vs ゴーンサック

1年間負け無しの2011年MVPゴーンサックと今年信じられないような大失速をしている2005年MVPの崩しの天才ノンオーが注目の激突。ゴーンサックはとにかく目が良いという印象を受ける。左ミドルばかりが取り上げられるが、目の良さ、パンチでも打ち合える冷静さと度胸、攻防の最後に自分の左ミドルを決める技術が凄い。また相手の攻撃を誘う場合、大抵は自分が下がるがゴーンサックは前へ出ながらプレッシャーをかけ、相手の攻撃を誘い、すぐさま左ミドルを返す。相手が下がっているため相手の逃げ場が少ないという非常に合理的な戦い方だ。4R、後の無いノンオーにゴーンサックは左ミドルを連射。こうなっては流石のノンオーもなす術無し。オールラウンドで出来て、なおかつ目が良く、気持ちが強い。そして決め手の左ミドルがある。地味だが凄い選手だ。(K.M)

■ルンピニー スーパーバンタム級タイトルマッチ
サムエー vs トーン

トーンはどうもサームエーとは相性が悪いようだ。あまりにもどっしり構え過ぎるためか、サームエーが攻撃の的を絞りやすい。両者の距離も、同じ状態が続くため、蹴りが伸びるサームエーの方が優勢。トーンは誘う戦法を取ったのだろうが、サームエーの蹴りのスピードと伸びが予想を上回ったか。4R前に出始めたトーンに以外に苦戦するサームエーを見ると、トーンは最初から前に出れば別の結果も期待できた。 しかしトーンのバランスの良いテクニシャン振りは素晴らしい。(K.M)

■プロムエタイ協会バンタム級タイトルマッチ
ガンワンレック vs ペットパノムルン

パノムルンレックの弟で、注目されるペットパノムルン。しかし40歳近いはずのガンワンレックの蹴りの切れの良さに驚く。対するペットパノムルンの蹴りも走りまくっている。特にペットパノムルンの攻撃→防御→反撃に転じる
スピードとバネが素晴らしい。またその躍動感溢れる動きに着いて行くガンワーンレックもさすがだ。(K.M)

■ISUZUカップ2011 決勝
ケム vs ノッパラット

スッグワンソンチャイ(ソンチャイ興行)で、組みの選手で名を馳せた、ノッパラットが過去のスタイルを忘れてしまうような攻撃は新鮮だ。最後はケムが強烈な縦肘でKOする、現在のケムの攻撃は全てがパワフル。強気に前に出てきたノッパラットだが、やはり自分の得意分野で勝負するべきだったようだ。(K.M)

■ISUZUカップ2011 準決勝
ドゥンチュンレック vs プラガイセーン

1Rドゥーンチューンレックの蹴り足を掴んだプラガーイセーンが、そのままドンピシャのストレートでダメージを与え、KO寸前にするも仕留められない。すると、2Rから息を吹き返したドゥーンチューンレックが強引に前に出て、テクニックでは上回るプラガーイセーンを力でねじ伏せてしまいKO勝ち。プラガーイセーンの1Rの攻勢が逆にドゥーンチューンレックの闘志に火を付けてしまう。(K.M)

■CH7 BBTV セーパーフェザー級
セーンヒラン vs ファーマイ

セーンヒランにはかつての強さは無いものの、流石にプレッシャーのかけ方が上手い。ファーマイも前に出るが経験値とテクニックでセーンヒランが技ありな攻撃をだす。ファーマイが前に出てくるや強打を叩き込む脅しは上手い。4R疲れ始めたセーンヒランを一気に攻めたいファーマイだがやはりセーンヒランの強打に阻まれる。セーンヒランは後半に失速するのを見ると、トップ戦前に戻るのは難しいか。(K.M)

91--スーパーファイト2011 vol.4 他(102min)

サゲッダーオが、ムエタイ最高峰セーンチャイを相手にタイトル防衛。
パーンペットとシティサックが二ヶ月続けてタイトルマッチ。
ムエカオ新旧最高峰対決。右ミドルのスペシャリスト、シンダムと重戦車ペッブンチューの激突。シンダムの華麗な跳び膝。
F16とトライジャックのパワフルな戦い
小さな巨人パランポン チュワッタナは、ダウンをとられた後に、逆転の失神KO勝ち。恐るべし。
ペットアスウィンがKO勝ち
タイファイトにも登場のペットアスウィン
2011年からは、タイファイトに参戦のブアカーオ。調整不足でも、テクニックで逃げ切る。

■ルンピニー ライト級タイトルマッチ
サゲッダーオ vs セーンチャイ

相変わらず多彩なテクニックで攻めるセーンチャイ。それに動じず自分の組みのスタイルで徹底的に攻めるサッゲダーオ。特に腕を刺し合った状態でのサッゲダーオの打ち下ろす強打が有効的。4Rセーンチャイはこかしや前蹴りでアピールするが、サッゲダーオの膝を喰らい過ぎてしまう。サゲッダーオはフェイント→左ミドルのパターンを読んで、蹴り足を取ってそのま組みにもっていく。(K.M)

■WMCライト級タイトルマッチ
シンダム vs ペッブンチュー

シンダムの真骨頂でもあるダイナミックな右ミドルが良が、ペットブンチューには逆にそれが仇となり蹴り足を掴んで組みに行くというかっこうの展開になってしまう。テクニックでは上回るシンダムだがペットブンチューの、迷いの無い
組みのしつこさにおされてしまう。(K.M)

■プロムエタイ協会スーパーフェザー級タイトルマッチ
バーンペット vs シティサック

非常に楽しみな、新鋭同士の戦い。特にシティサックの好戦的なスタイルは好感が持てる。この試合は、テクニックの差というより、パワーで上回るシティサックに、組みで体力を奪われたパーンペットが失速してしまったという印象。パーンペットの欠点は線の細さか。シティサックは日本などで試合をして欲してもらいたい。ムエタイの目の覚めるような強さ・破壊力発揮してくれそうだ。(K.M)

■ラジャダムナン ライトフライ級
パランポン vs ペンタイ

軽量級ならではのスピード感溢れる攻防がすばらしい。 両者テクニックもさる事ながら私はそのステップワークの上手さに目を惹かれる。 序盤からの激しい試合展開も痺れる。テクニシャンvsテクニシャンファイターといった感じのこの試合は一瞬も目を話せない。ペンタイがダウンを奪い、そのまま勝利するかと思われたが、パランポンが肘で逆転KO。パランポン恐るべし。(K.M)

■ラジャダムナンスーパーフェザー級
F16 ラチャノン vs トライジャック

最近好調なF16の動きが力強くて頼もしい。手数を出すトライジャックだがF16の圧力にがってしまう。(K.M)

■CH3 ウェルター級
ペットアスウィン vs バックジョー

ペットアスウィンのテクニック、パワー、スピード、バランスの良さが素晴らしい。3R前に出てきたパックジョーにストレートからのハイキックでペットアスウィンがKOで勝負を決める。パックジョーは攻めを急ぎ過ぎてしまった。 (K.M)■タイファイト2011フランス大会
ブアカーオ(タイ)vs クリバリ(フランス)


■タイファイト2011フランス大会
ペットアスウィン(タイ)vs ソフィアン(フランス

 

90--スーパーファイト2011 vol.3 他(93min)

世界最強の左ミドル対決。MVPのゴーンサックと、スーパーバンタムでは敵無しだったサムエー。
2010年MVPのルンルアンレックが、トーンに惨敗。

パーンペットがタイトル獲得

トゥカタトーン vs F16
今年おMVP候補だったヌンテープが壮絶にKO負け
ハンナティーが豪快なハイキックで一撃KO。とにかく凄い!
ヨーセングライ 日本の大和侑也が昨年度王者のピンカをKOする大殊勲!!

■ルンピニー フェザー級タイトルマッチ
ゴーンサック vs サムエー

左ミドル頂上決戦。どっしり構えるゴーンサックに、上体を揺さぶってフェイントをかけるサムエー。ゴーンサックのワンツーがヒット。バランスを崩すサムエー。ゴーンサックが追うが体捌きでよけるサムエー。ゴーンサックの左ミドルにサムエーが狙いすました左ストレート。尻餅をついたゴーンサックだがすぐ立ち上がる。追うサムエー。観客大興奮。スイッチの入ったゴーンサックは左ミドル、ジャンプして左肘を当てる。サムエーも左ミドルで攻める。相打ちになる左ミドル。お互い一歩も引かない好勝負は、引き分けに終った。(S.O)

■プロムエタイ協会バンタム級タイトルマッチ
ルンルアンレック vs トーン

全体重を預けるように首相撲を仕掛けるルンルアンレック。トーンは組まれ際にスピードのある肘を当てる。入ってくるルンルアンレックを、落ち着いてティープで止め、ミドルを当てるトーン。終始、緩急のある動きでルンルアンレックをいなしたトーンの勝利。(S.O)

■プロムエタイ協会スーパーフェザー級タイトルマッチ
シティサック vs パーンペット

お互いミドルには、ミドル。首には首と、やられたらやり返す。特に首相撲の攻防は、腕のとり方、ロックの仕方等に注目。(S.O)

■プロムエタイ協会スーパーフライ級タイトルマッチ
ヌンテープ vs チョークプリチャー

チョークプリチャーは始めから、力強い左のロングフックを狙う。その重い1発でヌンテープをすぐに効かせる。ヌンテープはなんとかかわしながらヒザに持ち込む。しかしチョークプリチャーの勢いは止まらない。ヒザに持ち込まれた所を、縦肘、ヒザを効かせ、最後はもの凄いパンチを叩き込みKO。恐ろしく攻撃的なチョークプリチャーは、必見だ。(S.O)

■ルンピニースーパーフェザー級
トゥカタトーン vs F16 ラチャノン

F16の高速ミドルを腕で受けてしまうトゥカタトーン。首相撲になるが、ここでもF16はヒザ、少し離れるとミドルと、要所要所で上手く攻める。トゥカタトーンのパンチもスウェーでかわす。F16のテクニックが素晴らしい。(S.O)

■BBTV 7ch スーパーフェザー級
サンティパープ vs ハンナティー

サンティパープは重いロー、顔面へのティープなど着実に攻撃を当てていた。ハンナティーは左ロー、左ミドルと蹴り分け、最後は絶妙のタイミングで左ハイキック。もろに喰らったサンティパープは全身の力を失い、危険な倒れ方を。ハンナティー衝撃的なKO勝ち。(S.O)

■タイファイト2011フランス大会
ファビオ ピンカ(フランス)vs 大和侑也(日本/大和ジム)

いきなりハイキックで奇襲をかける大和。ピンカはロー、ミドルとコンビネーションで攻め、首相撲でも大和を簡単に転す。そこからもピンカはミドル、テンカオ、大和のミドルはスウェーでよけテクニックを見せるが。大和は前へ出て肘を振るう。そして肘でピンカを切り裂く事に成功。昨年のタイファイト王者ピンカを、日本の大和が敗る大金星。(S.O)

■タイファイト2011フランス大会
ヨーセングライ(タイ)vs バラダス(ポルトガル)

長身のバラダスに強いローを放つヨーセングライ。パラダスはパンチのコンビネーションで攻めるが、ヨーセングライの圧力に下がらされてしまう。バラダスをロープに詰めてボディストレート、肘と、重くて強い攻撃を打ち込むヨーセングライ。バラダスも粘るが、ヨーセングライはローで1回転させ、ティープで吹き飛ばし、強さを見せつけて勝利した。(S.O)

89--スーパーファイト2011 vol.2 他(91min)

今年に入って絶不調に続くノンオー。宿敵ノンオーに2連勝のジョムトーンは勝利の雄叫び。
新旧ムエカオ スター対決、サゲッダーオvsシンダム
来日もしたクンスックがKO負け!
重力級対決は、昨年のタイファイト、タイ代表の
ペットマンコンに、エークプラチャーがKO勝ち
ムエタイ新世代レックラー。この試合は、月間最激闘賞を獲得。
ペットエークが
テンカオ一撃KO
リティジャックがパンチのすさまじいラッシュでKO勝ち
タイファイトフランス大会に、
日本の小又大貴が登場

■ラジャダムナン スーパーフェザー級
ジョムトーン vs ノンオー

ジョムトーンのミドルが冴え渡る。ノンオーは蹴り足をキャッチしてジョムトーンの顔面に強いストレートを放つ。ジョムトーンは重いワンツーから、超高速でミドルを蹴る。ノンオーもミドルを返すが、カットされてしまう。足払いで転されノンオー苦笑い。ジョムトーンが強いストレートを放つと、一瞬棒立ちになるノンオー。しかし気の強いノンオーはあえて打ち合いで凌ぐ。5Rノンオーが首で倒すが、ジョムトーンも倒し返す。ジョムトーン勝利。この二人の対決は何度見ても面白い。( S.O)

■ラジャダムナン スーパーフェザー級
サゲッダーオ vs シンダム

序盤からパンチのラッシュをかけるシンダム。サゲッダーオはガードを固めてテンカオ。首相撲で攻めたいサゲッダーオが前に出るが、シンダムは裁きながらミドル。シンダムの巻き付くようなミドルが、面白いように決まる。サゲッダーオを寄せ付けず、シンダムが勝利した。( S.O)

■ラジャダムナン ライトフライ級
クンスックP.N GYM vs ペンタイ

ペンタイはクンスックのバランスを崩しながらハイキックを当てる。倒れなかったクンスックだが、少し足がもつれ始める。それでも前に出るクンスックに、ペンタイは左ハイ、左ストレートで顔を仰け反らせる。クンスックは前進を止めず攻撃をを振るって行く。しかしペンタイは強烈な左ストレートを顎に叩き込む。よろめいたクンスックは前のめりに倒れた。ペンタイの攻撃力も圧巻だが、クンスックの頑張りにも注目。( S.O)

■ルンピニーウェルター級
ペットマンコン vs エークプラチャー

ヒザのペットマンコンのテクニックに、真っ向勝負を仕掛けるエークプラチャー。ガンガン中に入り攻撃をする。エークプラチャーの圧力に疲れの見え始めるペットマンコン。最後はヒザで何も出来なくなった所で、レフェリーが試合を止めた。攻撃的なエークプラチャーは面白い。( S.O)

■ルンピニーフェザー級
レックラー vs ファーサターン

首相撲になるとレックラーがファーサタンを簡単に転す。ファーサタンも転そうとするが、レッジュラー倒れない。苛立ったのか、ゴング後の攻撃を仕掛け、試合は荒れ模様に。ラフファイトをしかけたファーサタンを、レックラーがいなし、完封勝利。( S.O)

■BBTV 7ch バンタム級タイトルマッチ
ラートペット vs ペットエーク ルークボーコー

パンチを散らしてから思い切りの良い攻撃をするペットエーク。首相撲になるとラートペット有利か。ペットエークの首をしっかりとロック。ペットエークはボディストレートを強打。さらに顔面へのパンチ。とどめは強烈なテンカオでラートペットを倒した。衝撃的なKOだ。( S.O)
■CH3 スッグジャオムエタイ
リティジャック ゲオサムリット vs ルンチャラット

リティジャックが速い回転のパンチ。吹き飛ぶルンチャラット。立ち上がるが、リティジャックはもの凄い勢いでラッシュをかける。ルンチャラットはクロスガードでなんとか凌ぐが、リティジャックはおかまい無しにラッシュ。リティジャックKO
勝ち。( S.O)

■タイファイト2011フランス大会
小又 大貴(日本)vs モハメド オラビ(フランス)

オラビのパワーに始めは押されてしまう小又だが。中盤からはテクニックで対抗。ローも効かせ、オラビを下がらせるが、序盤のポイントを取り返せなかった。( S.O)

88--ワンソンチャイ2011 vol.2他(98min)

2011年ムエタイ最優秀選手のゴーンサックは連勝街道ばく進中!
注目の新鋭のパコーンとノッパクリットが激突!
シントンノーイ
ポンサワンLKPがKO勝ち
ピンサヤームが首相撲から顔面にひざを打ち込まれ、KO負け!
タイファイトで初来日のサイヨーク。肘で1R秒殺KO勝ち。
こちらも初来日のスッサコーン。日本でムエタイを教える、ランバー、ヨックタイとは親戚関係にあたる。

■ワンコンチャイ フェザー級
ゴーンサック vs ペットエーク

2011年MVPのゴーンサック登場。ペットエークはゴーンサック得意のミドルの距離を潰すように、中に中に入って行く。ゴーンサックはパンチの連打で対処。ペットエークはタイミングの良いヒザを突き刺して行くが、ゴーンサックのミドルが当たり始め、ペットエークが中に入ろうとすると、今度は上手く転す。この辺の技術は見物だ。ペットエークを寄せ付けずゴーンサック勝利。(S.O)

■ワンコンチャイ ライト級
パコーン vs ノッパクリット

■ワンソンチャイ スーパーフェザー級
シントンノーイ vs ペッタウィー

両者めまぐるしく動く。ヒザ、肘と打ち合いになるが、そこからミドルも当てペッタウィーの動きが上回る。前進を止めないシントンノーイに対し、ペッタウィーは、屈辱的な顔面へのテイープを打ち込む。4Rにはペッタウィーの動きがさらに増し、パンチの連打で、得意のヒザで攻めるシントンノーイを完全にブロック。しかし5R、今度はシントンノーイが凄まじい勢いでパンチで出て行き、ペッタウィーは効かされていまう。シントンノーイが逆転に成功。エキサイティングな試合だ。(S.O)

■ワンソンチャイ バンタム級
ルークニミット vs ヨードトンタイ

お互い一歩もひかずに全ての技を繰り出す。軽量級ならではの、スピードとテクニックの試合。このスピードについて行けるか。(S.O)

■ルンピニー スーパーバンタム級
ピンサヤーム vs リティデート

ピンサヤームは1発1発重くて破壊力のある攻撃を出して行く。リティデートはガードをして様子をうかがう。ピンサヤームは攻撃を上下にちらし、プレッシャーをかける。中盤、前に出て首相撲を仕掛けるリティデートだが、ピンサヤームは崩しからの投げ、肘打ちで対応。しかしついに首相撲の状態でリティデートはピンサヤームの頭を上手く下げる事に成功。そこから強烈なヒザを叩き込み、ピンサヤームダウン。担架で運ばれた。(S.O)

■ルンピニー バンタム級
ポンサワンLKP vs バンルーデート

■タイファイト2011フランス大会
サイヨーク(タイ)vs イブラヒム(スペイン

■タイファイト2011フランス大会
スッサコーン(タイ)vs マベル(フランス)

87--東日本大震災救済興行 & グローブ無しケンカムエタイでサイヨークが大暴れ!他(80min)


最高峰対決は、ジョムトーンがノンオーに雪辱。ジョムトーンの歓喜が印象的。
2010年ムエタイ最優秀選手 ルンルアンレック
カイムックダム
ベテランのガンワンレック
F16が、アランチャイを返り討ち
グローブ無しのけんかムエタイで、ルンピニー王者 サイヨークが大暴れ!すさまじい殺気だ。

■東日本大震災救済興行 スーパーフェザー級
ジヨムトーン チュワッタナ vs ノンオー シットオー

東日本大震災救済興行で行われたビッグカード。体格では一回り大きいジョムトーンが圧力をかけて押して行く。ノンオーは時折スイッチしながら華麗なステップでミドルを蹴る。足払いで大きく転ばし、ジョムトーンをミドルで倒す。ジョムトーンは打ちおろしのストレート、力強いミドルで押して行く。ジョムトーンが押し、ノンオーがいなす。最後はジョムトーンがコーナーに登り勝利をアピール。(S.O)

■東日本大震災救済興行 スーパーバンタム級
ルンルアンレック ルークプラパート vs セクサン

1R、セクサンが後ろ回し蹴りを出すとルンルアンレックの顔をかすめる。するとルンルアンレックは回転肘のお返し。凄いスピードでミドルを蹴り合う二人。セクサンは首相撲の距離でも上手くミドルを当てる。ミドルをキャッチしたルンルアンレックは足を大きく引っ張り込みミドルを返す。今度はパンチを大きく振り前に出るセクサンだが、ルンルアンレックに足を狩られ倒されてしまう。相手の攻撃を上手く潰した、ルンルアンレックの勝利。(S.O)

■東日本大震災救済興行 バンタム級
カイムックダム チュワッタナ vs カウデーム ルークプラパート

お互い似たタイプで首相撲、ヒザ、ミドルでポイントを取り合う。勝負は最終ラウンドまでもつれ込み。接戦を制したカイムックダムは側転して喜んだ。(S.O)

■タイ国プロムエタイ協会バンタム級タイトルマッチ
ガンワンレック vs マーピチット

しょっぱなにマーピチットののストレートで倒れてしまうガンワンレック。マーピチットの入り際、足へのティープで止めるガンワンレック。マーピチットのミドルは狭いスタンスからスイッチして蹴るので超高速だ。時には2発3発と連打。ガンワンレックは腰を返し力強いミドルを確実に当てる。ティープでマーピチットを飛ばし尻餅をつかせる。そして、強いミドルからテンカオ、肘打ち。ガンワンレック勝利。(S.O)

■オムノーイスタジアム ライト級
F16 ラチャノン vs アランチャイ

パンチ奥足へのローで攻めるF16。アランチャイも力いっぱいローを放つ。F16が首相撲に来た所を強引に倒すアランチャイ。今度はF16がアランチャイの首を力強くロック。打たれたら打ち返す。倒されたら倒し返す。二人の荒々しい攻防に注目。(S.O)

■ムエカッチューア
サイヨーク プンパンムアン(タイ) vs ファースリヤー(ラオス)

タイとラオスの国境近くの町。ウボンラチャタニーで行われた、サイヨーク(タイ) vs ファースリヤー(ラオス)の対抗戦。しかも素手のムエタイ、ムエカッチューアの試合だ。1Rからサイヨークは、パンチ、肘を振り回しガンガン前へ。ファースリヤーは攻撃をもらうも大丈夫と頷く。2Rサイヨークの勢いは増し、下がるファースリヤーを追いかけて飛び上がるような強烈なミドル、そして肘を叩き込む。ファースリヤー耐える。なんとか凌いでいたファースリヤーだが、最後はロープ際でサイヨークが肘をジャストミート。サイヨークのKO勝ち。(S.O)

86--2011年MVPゴーンサック 他(97min)


昨年から大活躍のムエタイ新世代の二人が激突。ゴーンサックのムチのようなミドルは凄い!
ペットエークが激しく攻める。
MVPを争ったヌンテープ
最高峰パノムルンレック
重量級の雄、ケム
武林風の大会場
中国選手の圧倒的パワーの前に、日本選手団は全滅

■ルンピニースタジアム フェザー級
パコーン vs ゴーンサック シップムンミー

パコーンがガンガン前に出る。ゴーンサックは的確なミドルを当てて行く。パコーンはワンツーフックを振るうが、ゴーンサックはしっかりガード。首相撲は倒されたら倒し返す。一進一退の攻防。ファイターのパコーンか。テクニシャンのゴーンサックか。 (T.F)

■ルンピニースタジアム フェザー級
シントンノーイ vs ペットエーク

入ってくるシントンノーイにペットエークが下がりながらも強い攻撃を当てる。首相撲の競り合いになるが、お互い相手に良いポジションをあたえない。シントンノーイは接近戦に持ち込むが、ペットエークは上手く裁き回り込む。押し込んで跳び膝。シントンノーイも返すが、ペットエークが巧みなフットワークで勝利を奪った。(T.F)

■ルンピニースタジアム バンタム級
ヌンテープ vs パノムルンレック ギャットムー9

MVP候補にもなったヌンテープが、落ち着いた動きでパノムルンレックを翻弄。ミドルをスウェーでかわし華麗なコンビネーションを決める。蹴り足ををキャッチされ足払いも、ジャンプして防御。パノムルンレックはヒザ,ミドルで必死に追い上げるが、ヌンテープはポイントを守りきり判定勝ち。 (T.F)

■ラジャダムナンスタジアム スーパーフライ級
モンコンチャイSKD vs パランポン チュワッタナ

かなりの身長差がある試合。身長で勝るモンコンチャイは、ロングのパンチ、前蹴りで入れさせない。パランポンは果敢に飛び込んで肘を振るうがしっかりと腕でガード。長身を生かしたミドル、テンカオ。パランポンはやりづらそうだ。しかし4R,パランポンの肘が何発もヒット。モンコンチャイも肘を返す。大熱戦へ。(T.F)

■ISUZU杯 準決勝
ケム vs プラガイセーン シットオー

ケムが強烈な右ミドルで圧力をかけまくるが、中盤になってプライカイセーンの足払いで2度も倒されてしまう。反撃とばかりに強烈なフックを叩き込み、ストレートで追い打ち。しかしプライカイセーンはバックステップで凌ぐ。その後も強烈な右ミドルを放ち、プライカイセーンのガードにねじ込むようなパンチを当てた所で、レフェリーが試合を止めた。 (T.F)

■中国「武林風」2010 日中対抗戦
吉 重吉(契明ジム)vs スン ハン(中国)

スンがパワフルなパンチで襲いかかる。パワーで押されてしまう吉だが、ガードを固め果敢に攻める。パワーで勝るスンだが、吉は決定打をもらわない。吉の粘りで判定までもつれ込んだ。 (T.F)

■中国「武林風」2010 日中対抗戦
紅闘志也 vs 洪 光(中国

元新日本キック1位の紅。対する洪はもの凄い筋骨隆々だ。でだしから変則的なキックで相手を威嚇する紅。洪は何発もハイキックを当てるも紅はしっかりガードして効いてないのアピール。ハイは見切っていた紅だが、前に出た所をパンチで合わされ、頭がリング外に出る程の衝撃的なダウン。しかしまだ試合は続行。最後はストレートを合わされ、前のめりに壮絶にリングに沈んだ。 (T.F)

85--スーパーファイト2011 vol.2(82min)

ポーゲーウとサムエーの激闘
大流血のワンチャローン
強豪ルークプラパートジムのガウデームが新王者に。
復調著しいシンダムが登場
天才児パランポンはダウンを奪われるも、逆転KO勝ち。
現役続行のオロノーが肘でKO
話題の中国「武林風」で日中対抗戦。MAの富田が壮絶に散る。

■ルンピニースタジアム フェザー級
ポーゲーウ vs サムエー

ポーゲーウの右ミドルvsサムエーの左ミドルの蹴りあい。離れてはミドル、近づいたらヒザと、お互い手を休めない激闘。 (T.F)

■ルンピニースーパーフライ級タイトルマッチ
ヌンテープ イミネンエー vs ワンチャローン

ヌンテープは思い切りの良いミドル、パンチを当てるが、ワンチャローンも気合いいっぱい押し返す。ワンチャローンが強いボディを入れた所に、ヌンテープは肘打ちをフルスイング。倒れたワンチャローンだがすぐ起き上がる。ヌンテープはさらにパンチ、肘を強打する。ワンチャローンは流血、しかしまだ気合い充分。ここから、ワンチャローンの左ミドルが決まり始め、観客大声援。 (T.F)

■ルンピニーバンタム級タイトルマッチ
ルンペット vs ガウデーム ルークプラパート

ルンペット、ガウテームともにミドルのディフェンスが素晴らしい。必ず膝を上げ脛でカット。打たれてはカットして返す接戦は、二人ともロープに上がってアピール。途中、首相撲で投げられたガウテームの足が、ロープに絡まるアクシデント。(T.F)

■ルンピニースタジアム スーパーフェザー級
シンダム ギャットム−9 vs トゥカタトーン

シンダムがプレッシャーをかけて行くが、トゥカタトーンはシンダムの腰を持ち大きく投げる。シンダム苦笑い。今度はシンダムが首相撲から突き倒す。シンダム、足払いからミドルを連打で決める。得意の右ミドル連打が止まらない。トゥカタトーンはシンダムをロープに押し込んでヒザの連打で攻める。シンダムがミドルからヒザ。これが効いたか、トゥカタトーン押し倒される。(T.F)

■ルンピニースタジアム ライト級タイトルマッチ
サゲッダーオ vs ペッブンチュー

いつも通り首相撲で前に出るペップンチュー。サゲッダーオはそこに合わせて肘打ちを何度も決める。それでも怯まず前に出るペッブンチューはヒザを連打、サゲッダーオを投げる。サゲッダーオも負けじと首相撲からヒザで反撃。ヒザ合戦に。最後の最後に、サゲッダーオはペッブンチューを投げ飛ばすことに成功。 (T.F)

■ルンピニースタジアム スーパーフェザー級
オロノー vs モンコンチャイ

テクニックの応酬の中で、楽しそうに戦っている二人の表情にも注目。オーローノーのフェイントからの肘がモンコンチャイの目玉にあたり、モンコンチャイ思わずダウン。オロノーのKO勝ち。 (T.F)

■ラジャダムナンスタジアム スーパーフライ級
ウィラチャイ vs パランポン チュワッタナ

じりじりと前に出るパランポンに、ウィラチャイは上下のティープで止める。二人とも負けん気の強さを全面に出し、激しい打ち合いが始まる。ウィラチャイのハイ、肘でバランスを崩すパランポン。ウィラチャイは首相撲で倒れ際、ヒザを相手の顔面に落とす。これに切れたか?パランポン怒濤の反撃開始。最後はパランポンの肘でウィラチャイ大の字に。 (T.F)

■中国「武林風」2010 日中対抗戦
冨田健祐(真樹ジムAICHI) vs フェン ガン(中国)

中国で行われた試合。開始早々、積極的に攻撃を当てて行く富田だが。一瞬の隙を突いて、フェンの右ハイキックが炸裂。完全に意識を失った富田。フェンのKO勝ちに観客大興奮。 (T.F)

84--ワンソンチャイ2011 絶好調ゴーンサック他(80min)


2011年大注目の新鋭ゴーンサック。強烈なミドルを見よ!

ノッパクリットにも注目
豪腕ワンヘンが秒殺KO。軽量級とは思えないパンチ力!
サムエーが激闘を征する
シュートボクシングで活躍中のパジョンスックがKO勝ち。先輩のブアカーオが大興奮で乱入。
ペットエークはペットーの腕を折り、KO勝ち。
復調のシンダム

■ラジャダムナン ワンソンチャイ フェザー級
シントンノーイ vs ゴーンサック

オーソドックス対サウスポーの対決。ゴーンサック得意の左ミドルをもらわぬよう、距離を潰してヒザに持ち込むシントンノーイだが、徐々にゴーンサックの左ミドルの餌食になる。シントンノーイは強引に近づいて肘打ち。必死に攻めたが、ゴーンサックの脅威の当て勘にやられた。 (K.N)

■ラジャダムナン ワンソンチャイ フェザー級
ペッタウィー vs ノッパクリット

二人ともスピードのあるコンビネーション、ヒザを出す。ノッパクリットはペッタウィーの蹴り足を掴んで倒そうとするが、ペッタウィーのバランスは凄く倒れない。最終ラウンド、パンチで攻めるペッタウィーにミドルを返すノッパクリット。二人のスピードとテクニックに注目。 (K.N)

■ラジャダムナン ワンソンチャイ スーパーフライ級
プッパッドノーイ vs パジョンスック・ポープラムック 

プッパッドノーイは上体を揺らしながらフェイントをかけていく。力強いパンチとローで攻めるパジョンスック。上背で勝るプッパッドノーイが前蹴り、ミドルで突き放すが、パジョンスックも前へ前へ出る。激しく素早い攻防の中、プッパッドノーイが出て来た所にカウンターでパジョンスックの左フックが炸裂。なんとか立ち上がりガードを固めるプッパッドノーイにパンチで襲いかかるパジョンスック。最後はストレートで吹き飛ばし、パジョンスックがKO勝ち。興奮した兄弟子ブアカーオがリングに乱入。 (K.N)

■オムノーイ スックジャオムエタイ スーパーバンタム級
サムエー vs マナサック・ビンシンチャイ

落ち着いて攻撃をするサムエーに、変則的な構えから攻撃をするマナサック。足払いでサムエーを大きく転すマナサック。サムエーはきれいなミドルでせめる。打ち合いの中サムエーの左肘がクリーンヒット。しかしマナサックは強引に掴んで投げ飛ばす。レフェリーも吹っ飛ぶ。この試合は月間最激闘試合に選ばれた。(K.N)

■ルンピニーライトフライ級
ワンヘン vs クンスック P.N GYM

来日経験のあるクンスック。始めは静かな立ち上がりだが。お互い放った左フックは、ワンヘンのパンチが炸裂。ダウンしたクンスックはロープに後頭部を強打。すぐさまレフェリーが試合を止めた。 (K.N)

■ラジャダムナン フェザー級
ペットエーク vs ペットー

普通に試合をしていたが、途中でペットーが左腕を気にし始める。あきらかに左前腕が折れ曲がっている。ペットエークの強烈なミドルでうでが折れていた。ペットー最後はひじでダウンも、レフェリーに左腕をアピール。ペットエークの勝利。
(K.N)

■ルンピニースーパーフェザー級
シンダム vs シティサック

素晴らしいテクニックでミドル、ヒザの攻防。首相撲からヒザを出したシンダムをシティサックが転す。シンダムはミドルの連打。4Rさらに激しさは増し、シティサックは疲れ始めたか、ヒザをもらい投げられる。最後まで果敢に攻めたシティサックだったが、シンダムを崩せなかった。この二人の首相撲は見応えありだ。
(K.N)

83--サゲッダーオがノンオー撃破!パコーンは、シントンノーイを圧倒KO!(80min)

新鋭パコーン、強烈なフックで圧勝KO !
セーンヒラン
サゲッダーオが天敵、ノンオーを撃破。
ジョムトーン、タイトル防衛
ゴーンサヤーム
元新日本キック一位の高修満は、本場タイで活躍中。

■ラジャダムナン ワンソンチャイ フェザー級
パコーン vs シントンノーイ
ムエカオのシントーンノーイはパコーンに勝って評価を上げたい所だが、パコーンの動きが良い。スピーディーで力強く、パンチもいい。パコーンが三度のダウンを奪いKOするが、最初のフックの軌道・タイミングは見事だ。(K.M)

■ルンピニースーパーフェザー級
サゲッダーオ vs ノンオー
サッゲダーオの乱打戦にノンオーが誘われてしまう。4Rから離れて戦う作戦に出たのは良かったが、やはり体格差とリーチ差に苦戦する。組まれては不利なノーンオーは序盤にもっとローを利かせたかった。後半も足の踏ん張りがきくサッゲダーオは前進あるのみ。(K.M)

■ラジャダムナン スーパーフェザー級 タイトルマッチ
ジョムトーン vs トゥカタトーン
タイトルマッチなのに、1Rから強気に打ち合うジョームトーンにしびれる。
トゥカタトーンも果敢に攻撃するが、ジョームトーンの気迫に一歩引き気味か。実力差もあり、ジョムトーンが圧倒して勝利。(K.M)

■ラジャダムナン フェザー級 タイトルマッチ
カイムックカーオ vs ゴーンサヤーム
スピードのある展開で緊張感があり面白いだ。両者似たタイプなので噛み合う。3Rややカイムックカーオが有利と見えたが、4Rからゴンサヤームが逆転する展開に。(K.M)

■ルンピニースーパーフェザー級
ペンメーク vs シティサック
リーチを活かした遠い間合いでの戦いが得意そうなペンエークに対しシテサックのメリハリのある攻撃が良い。ペンエークはどの技が凄いというより攻防の感覚が良さそうだ。(K.M)

■ルンピニーフェザー級
ポーゲーウ vs セーンヒラン
セーンヒランのパンチからのミドルが予想以上に良く当たる。組みに行きたいポーゲーウだが、組んでも上手いセーンヒランに中々攻め込めない。
後半組みでかろうじてポーゲーウが逆転した感じだ。(K.M)

■スッグ ジャオムエタイ
高修満-コウスマン- vs チャーンスック

82--スーパーファイト2011 vol.1 他(95min)

超ファイターどうしの激闘は、すさまじいKO決着!!
現役続行のオロノーが登場。
大型ムエカオ対決
SBのパジョンスック
世界で活躍する重量級の二人が激突。あのケムがダウン!
注目の新鋭が爆撃機と激突!
タイファイト決勝戦。 ファビオ・ピンカが優勝

■ルンピニーフェザー級
デーッナロン vs トライジャック

デーッナロン、トライジャック、ともに攻撃的な選手だけに、予想通り、激しい試合展開になる。ハイキックを当てるデーッナロンに対し、トライジャックは首相撲で投げる。2Rトライジャックの激しい攻めに、デーッナロンが流血。ドクターチェックがはいるが、その直後、いきなりのハイキックでデーッナロンがトライジャックを豪快にKO.

■ルンピニーライト級
オロノー・ウォーペッブーン vs トゥアントーン

昨年ムエタイ引退を宣言し、オランダでトレーナーをする予定だったオロノーだが、現役続行でガンガン試合をこなす。長身のトゥアントーンに首相撲でも優位にたち、ひざ、ひじを打ち込んでいく。相手がバランスを崩したところを見逃さないオロノーはさすがだ。

■ルンピニーライト級
ペッブンチュー vs ペットマンコン

大型ムエカオ同士の対戦はやはり、首相撲の展開に。注目はペッブンチューのクリンチワーク。ペッブンチューは必ず両手でペットマンコンの首をクラッチしにいく。

■ルンピニースーパーフライ級
ヨードトンタイ vs パジョンスック・ポープラムック

ムエロークトーナメントに出場した、元ラジャ王者のヨードトンタイと、シュートボクシングでも活躍中のブアカーオの弟弟子パジョンスックが激突。ヨードトンタイはムエロークでもその威力をみせつけた強烈な肘打ちが光る。さらに、遠い間合いからのミドルでセメルヨードトンタイだが、パジョンスックは距離を詰めてパンチ、ひざで攻めて行く。

■ルンピニーフェザー級
ペッタウィー vs ペットー

■オームノーイ ムエローブ ISUZUカップ 予選
ケム vs スッドサーコーン

ケムの蹴り足をキャッチし何度もこかすスッドサコーン。気の強いケムはひざ、パンチで猛反撃を開始。強烈なひざを何度か打ち込んでいくがひざをいれにはいったtろころにスッドサコーンのカウンターの肘がクリーンヒット。ケムはふっとんでダウン!ところがケムは立ち上がり、再びパンチとひざの連打で猛反撃。今度はスッドサコーンがダウン寸前に。判定はいかに!?

■ルンピニー創立記念2010 / ルンピニーフェザー級タイトルマッチ
ポンサネー vs ゴーンサック

2009年にKOの山を築き、話題の中心だったポンサネーだが、2010年は連戦連勝のゴーンサックが時の人に。その二人がッルンピニー創立記念興行で激突!ポンサネーのパンチのコンビネーションに、ゴーンサックのミドルが炸裂しまくる!4Rには、左ミドルで攻めていたゴーンサックが突然テンカオ、ストレートでポンサネーを追い込む。ポンサネー負けじと打ち返すが、足払いでこかされてしまう。

■タイファイト2010 67kgトーナメント決勝
ファビオ ピンカ(フランス) vs ヨセフ(ベルギー)

初代タイファイトのトーナメント王者はファビオが獲得。2R、強烈な左フックでダウンを奪うと、3Rは激しい打ち合いに。ファビオピンカの今後は注目だ。


81--4度目の頂上決戦!セーンチャイvsノンオー 他(84min)

ムエタイの頂点は!?セーンチャイ vs ノンオー サムエー
壮絶!ワンヘンvsクンスック ケムの怒濤の攻撃は迫力満点。
モンコンチャイ ポンサネー vs ノッパクリット
注目のファビオ ピンカがペットマンコンをめった打ち!

■WMCライト級タイトルマッチ
セーンチャイ vs ノンオー

どうしても、セーンチャイに勝てないノンオー。ムエタイ最高峰のテクニックを誇るこの二人の対戦は、ここまでセーンチャイが三連勝。そのうち二回は、パンチでKOしている。崩しのテクニックでは、セーンチャイをうわまわるノンオーが後半まで、優位に試合をすすめ、今度こそノンオーの勝利かと思われたが、最後にセーンチャイが崩しからの膝で大逆転。ノンオーにとっては、ショックの大きい試合となった。

■ルンピニー創立記念2010
ルンピニースーパーバンタム級タイトルマッチ
サムエー vs トーン

■ルンピニー / ラジャダムナンスーパーファイト ライトフライ級
ワンヘン vs クンスック P.N.ジム

軽量級ならではのスピードあふれる大激闘。凄まじいパンチ力でボクシングでも活躍するワンヘンと、ミドル、肘、膝、どれも高い技術をほこるクンスックの試合は、見応え充分だ。ワンヘンのパンチが後半効き始め・・。

■ルンピニー / ラジャダムナンスーパーファイト スーパーウェルター級
ケム vs プラガイセーン

2009年の重量級ムエマラソンでトーナメントタイトルをとっているプラガイセーン。ケムはワンソンチャイのトップスターから、体重をあげて、現在は世界で戦う。のびのある強烈なストレートと肘打ちでプラガイセーンをおいつめるケムだが、ブラガイセーンも足払いでケムを投げる。ケムはされにパンチで攻めたて、プラガイセーンはミドルで応酬。重量級の迫力は必見!

■ルンピニー / ラジャダムナンスーパーファイト フェザー級
ポンサネー vs ノッパクリット

相変わらず、パンチとローのコンビネーションで激しくせめるポンサネーだが、ノッパクリットはミドルでポンサネーの動きをとめ、絶妙な縦肘で、ポンサネーからダウンを奪う!ノッパクリットは注目だ。

■ルンピニー / ラジャダムナンスーパーファイト スーパーフェザー級
モンコンチャイ vs バーンペット

■タイファイト2010 67kg準決勝
ペットマンコン(タイ) vs ファビオ ピンカ(フランス)

本場タイの代表として、絶対負けられないペットマンコンだが、ムエタイキラー、ファビオの凄まじい攻撃に完全にグロッキー。めった打ちにされる。ファビオ・ピンカは第二のラモンデッカーになれるか。

80--スーパーファイト2010 vol.10 (83min)

パコーン vs ジョムトーン
デーッナロン vs ゴーンサック ゴーンサックの肘KO
シントンノーイのひざが、サムエーを襲う! ノンオーの絶品KO
宮越宗一郎がタイファイトで奮闘!

■ルンピニー / ラジャダムナンスーパーファイト フェザー級
パコーン vs ジョムトーン

パコーンの前身に、長身のジョムトーンはジャブで中に入らせない。パコーンが強引に組みにいくと、ジョムトーンは鋭いテンカオを打ち込む。4Rは、お互いのミドル、膝の応酬は見物。5Rでのミドルのダブルも凄い。

■ルンピニー / ラジャダムナンスーパーファイト フェザー級
ペッタウィー vs ゴーンサック

前半は、互いに見合い、レフリーにファイトを促される。そこから一転、激しい打ち合いに。ゴーンサックは膝を効かせてから、肘打ちの連打でペッタウィーをめった打ちにし、KO。肘打ちのラッシュなどは、ムエタイでしか見れないだろう。

■WMC フェザー級タイトルマッチ
デーッナロン vs ゴーンサック

流れるようなコンビネーションが凄いデーッナロンだが、ゴーンサックは確実にミドルを返していく。デーッナロンのボディへのパンチが光る。しかし、恐るべきはゴーンサック。どんな距離でも確実にミドルをあてる技術は必見だ。

■ルンピニー / ラジャダムナンスーパーファイト フェザー級
サムエー vs シントンノーイ

スーパーバンタム級トップの「ムエタイ最高の左ミドル」サムエーは、ノンオー戦に続き、階級が上のトップファイター、シントンノーイと対戦。シントンノーイは抜群のスタミナで後半にしつこい組み膝で相手を攻略する選手。テクニシャンタイプは、このシントンノーイが得意とするところだ。前半はサムエーが前蹴りで、シントンノーイの前身をとめるが、じょじょに、シントンノーイの膝につかまっていく。

■ルンピニー / ラジャダムナンスーパーファイト フェザー級
ノンオー vs ペッブンチュー

「膝の重戦車」 ペッブンチューは、「崩しの天才」ノンオーを完全に苦手としており、2連続KO負けを喫している。しかし、この試合でも、ノンオーは余裕の動きでペッブンチューを翻弄。フック、アッパー、フックの見事なコンビネーションで、ペッブンチューを吹っ飛ばし、KO。ノンオーの凄さが目立つ試合となった。必見だ。

■タイファイト2010 67kg準決勝
宮越宗一郎(日本) vs ヨセフ(ベルギー)

かかんにせめた宮越だが、ヨセフの堅いガードを崩せず。

■タイファイト2010 67kg準々決勝
宮越宗一郎(日本) vs リアム・ハリソン(イギリス)

タイでかなりの長井間、トレーニング、試合をこなしてきたリアムのムエタイテクニックはかなりのレベルだ。宮越はローを聞かされ、猛烈な肘でダウン。しかし、リアムの計量オーバーで失格?

79--新鋭に最高峰の洗礼!ノンオー vs パコーン、
1999年ワンソンチャイS-1 サックモンコン、ウベダ、ヨーデチャー、シムソン。他(92min)

最高峰ノンオーが新鋭パコーンを翻弄
セーンチャイ vs ペッブンチュー スーパーボーン
ペットマンコン キングスカップ1999 サックモンコン
試合中、肩を脱臼するも、 攻めるサックモンコン ウベダ

■ルンピニー スーパーフェザー級タイトルマッチ
ノンオー・シットオー vs パコーン
エタイ界を代表するテクニシャン ノンオーと、2010年大躍進のパコーンが激突。パコーンは、ボディへのパンチ、膝で前にでるが、ノンオーは冷静に対処。一度はパコーンに投げられるが、今度はノンオーも投げ返す。パコーンはパンチでせめるが、ノンオーは足払い、クリンチでさばきながら、得意の高速ミドルを打ち込む。そして、左ミドル、左ハイのダブルで、パコーンがダウン。実力、気持ちを持ち合わせるパコーンだが、ノンオーのテクニックが半端ない。

■タイ国プロムエタイ協会 ライット級タイトルマッチ
スーパーボーン vs シンダム・ギャットム−9
早いコンビネーションで攻めるスーパーボーンだが、シンダムの首相撲につかまり、失速。

■ルンピニー&WMC ライト級タイトルマッチ
ペッブンチュー vs セーンチャイ・ソーキンスター
体格で大きく勝る「膝の重戦車」ペッブンチューはセーンチャイを捕まえたいが、 セーンチャイがトリッキーな動きでプレッシャーをかけていく。ペッブンチューも下腹部ギリギリへの前蹴りで、セーンチャイをとめようとするが、セーンチャイは奥足へ、ローを打ち込んでいく。ペブンチューはつかんでも、セーンチャイに投げられてしまい、セーンチャイが翻弄する形で、危なげなく勝利。

■タイファイト2010 67kg準々決勝
ペットマンコン(タイ) vs ハルコフ(ベラルーシ)

■1999年ワンソンチャイS-1 キングスカップスーパーファイト
サックモンコン vs ペリー・ウベダ
2008年には極真空手でも世界王者となったサックモンコンだが、この時はムエタイ重量級のトップファイターとして、世界を震撼させていた。体格で勝るウベダのトリッキーな回転系の技を、寸前でかわすサックモンコン。距離をつめ、ミドル、膝、肘で反撃する。しかしここで、サックモンコンが肩を脱臼!なんと、サックモンコンははずれた肩を自分でいれて、試合続行。3R、ウベダのパンチのラッシュでサックモンコンがダウン。しかし、サックモンコンも強烈なひじから、ひざを打ち込み、ダウンを奪い返し、大激闘に。最後はサックモンコンが左ミドルでウベダの右腕を破壊するという壮絶な結末。

■1999年ワンソンチャイS-1 キングスカップスーパーファイト
ヨーデチャー vs ライアン・シムソン
来日経験もあり、怪物と恐れられたヨーデチャーと、シュートボクシングで活躍したライアン・シムソンが激突。体格で勝るシムソンが、コンビネーションで攻めて行くが、ヨーデチャーは落ち着いてかわし、プレッシャーをかけ、確実にポイントをとっていく。


78--スーパーファイト2010 vol.9(81min)

爆撃機ポンサネーと、タフなムエカオ シントンノーイの激闘。

ピンサヤームの猛烈な肘打ち
サムエー 大注目のフランス人ナックムエ、ファビオ・ピンカ
王宮前広場 ジェット イズミ 村上リエ

■ルンピニー フェザー級タイトルマッチ
ポンサネー vs シントンノーイ
パンチとローの連打で大人気のポンサネーが、ワンソンチャイのトップファイター、タフなムエカオ、シントンノーイとルンピニータイトルをかけて激突!いつものように、1Rから嵐のような攻撃をみせるポンサネーに、シントンノーイもガードをかたくして、すきをみて、得意の膝、ミドルを打ち込む。3Rからは、スタミナでぶのあるシントンノーイがポンサネーをつかまえはじめ、得意の膝で、ポンサネーを苦しめる。シントンノーイがポンサネーの連打をかいくぐって首相撲に持ち込む技術は見物だ。勝利したシントンオーイはラジャダムナンが主戦場だけに、ルンピニータイトルを獲得して喜びの表情をみせる。

■タイ国プロムエタイ協会 & WMC スーパーバンタム級タイトルマッチ
サムエー vs ルンルアンレック
何度も対戦がくまれる、左ミドルの頂点サムエーと、2010年のMVBPでハイレベルなテンカオの技術をもつルンルアンレック。この二人は現在スーパーバンタム級の双璧といえるだろう。しかし、ルンルアンレックはサムエーの左オンリーのテクニックに苦戦する。

■タイファイト2010 67kg 世界トーナメント 準々決勝
ファビオ・ピンカ(フランス) vs ラフィ(スペイン)
ヨーロッパではボーウィーにも勝っているファビオ・ピンカはフランスムエタイ界の最高峰だ。70kgペトロシャンのようにこのクラスでは、ピンカが本場タイのムエタイ選手に劣らない技術をみせる。今後、ピンカには大注目だ。

■BBTV スーパーバンタム級
ピンサヤーム vs サンティパープ
6月6日に行われたBBTV。ともに来日し、サンティパープはNJKFの米田貴志、ピンサヤームは藤原あらし、という日本キックボクシング界のトップファイターを異常な強さでKOに葬ったのが記憶に新しい。しかし、激しい展開となったこの試合、二人が同時はなった肘打ちに放った凄まじい肘打ちだが、見事に相手のあごを打ち抜いた、ピンサヤーム。サンティパープは膝から崩れる。

■ワンソンチャイ クイーンズカップ2010 王宮前広場
ジェット イズミ vs アンジェリカ(スウェーデン)
毎年、タイ国王妃の誕生日に王宮前広場(サナームルアン)で、世界中から女子のトップ選手を集めて行われる、ワンソンチャイプロモーション主催のクイーンズカップ。今年は、J-GIRLSから選抜チームが参戦。ジェットの相手は序盤から激しく前へでて、ジェットを苦しめるが、ジェットはJ-GIRLSでは禁止の首相撲からの膝で大逆転!

■ワンソンチャイ クイーンズカップ2010 王宮前広場
村上リエ vs レーン(オランダ)
日本は敵無しの村上だが、相手のレーンも格闘王国オランダの強豪選手。1Rはレーンのパワーに苦しむ村上だが、体格をいかした膝で、レーンを攻略。見事にベルトを奪取。

77--スーパーファイト2010 vol.8(89min)

「最速」ノンオー vs 「左ミドルNO.1」サムエー スーパーボーン
怪人マナサック トレーニング パコーン
重戦車 ペッブンチュー オロノー 2010MVP ルンルアンレック

■ルンピニー スーパーファイト
ノンオー vs サムエー
ムエタイ最高峰ノンオーと、スーパーバンタム級のトップ、左オンリーで試合をするサムエーの対戦。二人とも、ここ数年はムエタイを代表するトップスターとなっている。スーパーバンタム級では無敵のサムエーだが、さらに成長をつづけるノンオーの技術の前に圧倒されてしまう。

■ルンピニー ライト級タイトルマッチ
スーパーボーン vs パンサック
ライト級の若手二人がルンピニータイトルをかけて対戦。後半の組み膝の展開で、スーパーボーンが有利に試合をすすめ勝利。

■スッグ ワンソンチャイ
マナサック・シニワット トレーニング
まだ10代だが、180cmの長身からくりだす膝、肘で猛威をふるう、怪人マナサックのトレーニング。動きはそれほどはやくないが、長い手足からのテンカオ、肘は、威力充分。ミット持ちが後ろにふっとぶのが印象的。マナサックは気持ちの弱さが指摘されているが。。

■ルンピニー フェザー級
パコーン vs シティサック
2010年大注目の選手の一人がワンソンチャイの新鋭パコーン。テンカオが得意だが、なによりも、気持ちの強さが印象的だ。この試合でも、シティサックに肘をうたれると、即座にさらに強列な肘を打ち込み、シティサックをのけぞらせる。
組みひざでも優位にたったパコーンが4Rで勝負を決め、5Rはながして終了。

■ルンピニー スーパーフェザー級 タイトルマッチ
ペッブンチュー vs サゲッダーオ
何度も対戦が続く、この二人。ともに若手のトップ選手でムエカオのトップでもある。お互い、得意の組み膝だけでなく、ペッブンチューは肘、サゲッダーオはパンチの武器もある。この二人の対戦は激闘になるが、サゲッダーオも調子をおとしている事もあり、最近はペッブンチューがリードしている。

■ラジャダムナン スタジアム ライト級
オロノー ウォーペッブン vs ジェンロップ
今年でムエタイ引退を表明しているベテラン オロノーと、オムノーイ王者ジェンロップがラジャダムナンで対戦。

■ラジャダムナン スタジアム スーパーファイト
ルンルアンレック vs ガンワンレック
ルンピニーバンタム級のベテラントップスター ガンワンレックと、スーパーバンタム級トップ、2010年MVPのムエカオ、ルンルアンレックが激突。本来ルンルアンレックのほうが階級は上だが、この試合では、ルンルアンレック115P、ガンワンレック119Pと4Pのハンディがつけられた。好調のルンルアンレックは抜群のボディーバランスで、組み膝でもガンワンレックを寄せ付けない。ベテランのガンワンレックはやはりスタミナが問題か。

76--スーパーファイト2010 vol.7、他(80min)


最速ノンオー vs 爆撃機ポンサネー 初対決
ケム ペッタウィー vs ウティデート
怪人マナサックがKO負け パコーン vs ピンサヤーム

■ルンピニー スーパーフェザー級
ノンオー vs ポンサネー
最速テクニシャンノンオーと爆撃機ポンサネーが初の対決。いつものように、パッチとローで攻めたてるポンサネーだが、ムエマッドをそれほど苦手としていないノンオーは、冷静にさばき、ミドルをあてていく。3Rには逆にノンオーがポンサネーをぐらつかせ、一方的な展開に。既に勝負あったかに思えたが、4Rはじめ、ポンサネーの連打がノンオーをとらえ、こんどはノンオーが危なくなるシーンに。しかし、ポンサネーの猛攻をしのいだノンオーは、再びポンサネーを翻弄し、強烈な肘をうちこんでいく。ポンサネーのはれあがった顔が印象的だ。

■ルンピニー スーパーウェルター級
ケム vs プラカイセーン
ムエタイ重量級、ヨーロッパでも活躍中のケムと、2009年末の重量級ムエマラソンで王者となったノンオーと同じジムのプラガイセーンが対戦。ケムはワンソンチャイのトップファイターとしてセーンチャイやアタチャイらとしのぎをけずっていたが、現在は増量して世界で活躍中。ムエローク2009でも来日している。本来ムエカオだが、ヨーロッパで試合をしている影響か、パンチ、ローも使って攻めていく。しかし首相撲では、プラガイセーンの強烈な膝をうちこまれ失速。

■ルンピニー フェザー級
ペッタウィー vs ウティデート
ウティデートが不調のせいか、ペッタウィーは序盤から自信満々に前に出て行く。
ウティデート得意のバック肘をうちこまれたペッタウィーがお返しにおなじ技をみせるシーンも。4Rにはいるとウティデートもポイントを取り返そうと前にでて、肘、膝で壊しあう激しい展開に

■ルンピニー バンタム級
パノムルンレック vs ルンペット
ボクシングでもWBC1位にのぼりつめ、ポンサクレックの次にくるといわれた天才肌のパノムルンレック。長身のムエカオ、ルンペットと再戦。ルンペットは長身をいかして首相撲で優位にたちたいが、パノムルンレックは首相撲でも、抜群の技量をみせる。パノムルンレックの完成された技術はみもの。サムエーとの対戦がみたい。

■ラジャダムナン スーパーフェザー級
マナサック・シニワット vs シティサック
大型新人マナサック・シニワットとシティサックの対戦。気持ちが弱いのが最大の弱点といわれるマナサックは、シティサックのミドルの一撃にあっけなくマットに沈む。

■ラジャダムナン スタジアム
パコーン vs ピンサヤーム
ワンソンチャイの新鋭 パコーンと、ベテランのトップファイター ピンサヤームの対戦。パコーンの魅力はなんといってもその気持ちの強さ。テンカオが武器だが、ミドル、パンチ、肘とどれも、思いきいうちこんでいく。ファイターで、以前ルンピニーで無敵な強さをほこったピンサヤームに対しても、とにかく前に出て、バリエーションにとんだ攻撃をみせる。4Rですでに勝負はついてしまった

■ラジャダムナン スタジアム
ペットー vs セーンヒラン

75--スーパーファイト2010 vol.6、他(59min)

タイ代表ペットマンコン ブアカーオ  
  爆撃機ポンサネー vs ムエマラソン王者ドークマイパー
  サムエー vs トライジャック パノムルンレック

■プロムエタイ協会スーパーフェザー級タイトルマッチ
ポンサネー vs ドークマイパー
爆撃機ポンサネーと、ムエマラソン王者ドークマイパーが激突。ポンサネーはマシンガンのようなパンチと強烈なローキックでおなじみだが、この試合では、そのローキックが、ドークマイパーの左足を破壊し、見事にKO。

■ルンピニー スーパーフェザー級タイトルマッチ
ノンオー vs シンダム
不調のシンダムと絶好調で凄まじい強さをみせているノンオー。5度目の対戦となったが、前回に引き続き、ノンオーのテクニックにシンダムがついていけなくなり、4Rで勝負あり。

■プロムエタイ協会スーパーバンタム級タイトルマッチ
サムエー vs トライジャック
ムエタイ最高の左ミドルを誇るサムエーと、破壊力抜群のムエマッド、トライジャックがスーパーバンタム級のタイトル戦。階級が上でパワーに勝るトライジャックだが、サムエーのテクニックが上回る。

■ルンピニー スーパーフライ級
パノムルンレック vs ルンペット


■タイファイト2010 67kg級世界トーナメント 一回戦
シャロス(イタリア) vs ファビオ・ピンカ(フランス)
ボーウィーを敗った事もある、優勝候補の一人、ピンカが登場。ファビオ・ピンカはアヌワットを敗ったアムラーニと並び、ヨーロッパ勢 注目のファイターだ。

■タイファイト2010 67kg級世界トーナメント 一回戦
ペットマンコン(タイ) vs ツォー(中国)
タイ代表のペットマンコンはノンオーと同じジムの大型選手。格の違いをみせつけて、あっという間にKO。

74--スーパーファイト2010 vol.5、他(57min)

注目のムエタイ76KG級世界トーナメント タイファイト  
フィクリ vs 宮越  
激闘!最高峰 セーンチャイ vs サゲッダーオ  

■プロムエタイ協会バンタム級タイトルマッチ
ガンワンレック vs チャートチャイノイ
ルンピニーバンタム級のベテラン、ガンワンレックと若いチャートチャイノーイが対戦。チャートチャイノーイは若さにものをいわせ、首相撲で押し込み、鋭い膝をいれていくが、ガンワンレックも冷静に技を返していく。5Rには疲れの見える、ベテラン、ガンワンレックだが的確に攻撃をあて勝利。

■ルンピニースタジアム スーパーフェザー級
ウティデート vs F16
2008年にはMVPの大活躍をみせセーンチャイをも敗ったウティデート・ルークプラパートだが、ムエローク2009で日本で試合をしてからは、別人のように絶不調。2010年も以前の切れはない。若いF16もパワフルだが、攻めが単調で、ウティデートが不調ながらも的確に攻撃をあてる。

■ルンピニースタジアム ライト級
セーンチャイ vs サゲッダーオ
2009年は、ムエカオのトップをペッブンチューと争ったサゲッダーオだが、2010年はペースダウン。この試合でもセーンチャイの素早い動きについていけず、綺麗にミドル、膝を打ち込まれていく。

■タイファイト2010 67kg級世界トーナメント 一回戦
フィクリ(トルコ) vs 宮越 宗一郎(日本)

■タイファイト2010 67kg級世界トーナメント 一回戦
リアム・ハリソン(イギリス) vs ベザン(イラン)

73--ワンソンチャイ2010 、他(100min)

激闘再び!ポンサネー vs パコーン
ジョムトーン
ムエタイ頂上決戦は、衝撃のKO決着!
怪人マナサック、豪快KO
2010年MVP ルンルアンレック
オムノーイ タイトルマッチ
ヨードムエ杯王者シンダム vs ムエマラ王者ドークマイパー

■スックワンソンチャイ フェザー級
ポンサネー vs パコーン

3月にルンピニーで行われた、爆撃機ポンサネーと、ワンソンチャイの新鋭パコーンの壮絶な殴り合いは、2010年最高の激闘となった。その二人がラジャダムナンで再戦。ポンサネーの嵐のようなハードパンチとローキックに打ち勝ったパコーンは完全に自身をつけたようで、この再戦でも、臆する事なく前にでて肘、膝、ミドルを的確にぶち込む。期待どうりの激しい試合に、観衆は大興奮だ。

■スックワンソンチャイ フェザー級
ジョムトーン・チュワッタナ vs シントンノーイ

ダウローン・チューチャレーンのジョムトーンと、ワンソンチャイのシントンノーイ。ラジャの二大プロモーターのエース格が激突。鋭いミドル、パンチが持ち味のサウスポーのジョムトーンに対し、シントンノーイは典型的なムエカオ(組み膝の選手)。抜群のスタミナとしつこい攻めでジョムトーンを苦しめる。

■スックワンソンチャイ フェザー級
モンコンチャイ vs マナサック・シニワット

17歳、180cmの怪人マナサックと、ルンピニーの実力者、モンコンチャイが対戦。ゆったりとした試合展開の中にもモンコンチャイの巧さが目立つが、マナサックのまさかりのような肘の一撃で、モンコンチャイは失神。大の字に。

■スックワンソンチャイ スーパーバンタム級
ルンルアンレック・ルークプラパート vs ペッタウィー

2010年のMVP ムエカオのルンルアンレックが登場。ペッタウィーもワンソンチャイのスター選手の一人。ルンルアンレックのテンカオの上手さはムエタイトップクラス。前蹴り(ティープ)のディフェンスも非常に上手い。勉強になるはず。
ルンルアンレックのトレーニングはSP-DVD35、36でみれます。

■スックワンソンチャイ フェザー級
ノッパクリット vs ペットー


■ラジャダムナン スーパーファイト スーパーフェザー級
セーンチャイ vs ノンオー

現在のムエタイで最高のカードがセーンチャイ vs ノンオー。この二人こそ、ムエタイの芸術を体現する双璧といえる。しかし、絶好調のスーパーテクニシャン、ノンオーが、ただ一人超えられない壁が、生きる伝説セーンチャイ。フェイントからミドルのスピードはすでにセーンチャイを上回ると思えるノンオーだが、3R、セーンチャイが、電光石火のワンツー、肘、ハイキックの連打で、見事にKO。二人のテクニックに鳥肌が立ちっぱなしだが、最後のセーンチャイのKOシーンは何度見ても凄い。

■オムノーイ スーパーフェザー級タイトルマッチ
ジェンロップ vs サラウット・ルークバンヤイ

名門ルークバンヤイジムのサラウットはサウスポーでパンチ、肘、左ミドルが持ち味。優勢に試合をすすめていたが、ジェンロップの右フック一撃で形勢逆転。直後のパンチの連打でサラウットはあっけなく沈む。

■オムノーイ スックジャオムエタイ
シンダム vs ドークマイパー

日本でのムエロークトーナメントでは、ノンオー、オロノーを破り優勝したものの、タイでの試合では不調がつづくシンダム。ムエマラソン王者のドークマイパーとの一戦は、判定が問題となる疑惑の試合に。2R、ドークマイパーの左ストレートでシンダムがいきなりダウン。後半は一進一退の攻防がつづくも勝者はシンダム。

72--スーパーファイト2010 vol.4(79min)


壮絶!歴史に残るノーガードのどつきあい。
戦慄、サムエーの左肘が八つ裂きに。3度のドクターチェックも試合続行。
最強セーンチャイに、THAI FIGHTタイ代表ペットマンコンが挑む。
 
ムエカオ頂上決戦
ウティデート

■ルンピニースタジアム フェザー級
ポンサネー vs パコーン
2010年3月のルンピニーで凄い試合が行われた。KO連発で話題の「爆撃機」ポンサネーと、スッグワンソンチャイの若手パコーンとの試合。前半から。相変わらずポンサネーの猛烈なパンチ、ローの嵐がはじまり、またしてもKOかと思われたが、なんとパコーンは真っ向勝負でポンサネーに反撃。ポンサネーがさらに攻撃をますと、遂に二人はノーガードでフルパンチの相打ちを連発。遂にはポンサネーに打ち勝ってしまった。もちろん月間最激闘試合に選ばれたが、ここまでの激しい試合はムエタイインフォのDVD史上最高だ。興奮した観衆のスタンディングオベーションがやまない。

■ルンピニースタジアム スーパーバンタム級タイトルマッチ
サムエー vs ルンペット
ムエタイ最強の左ミドルで有名なサムエーだが、この試合でサムエーのもう1つの武器、ムエタイ最高の左肘の技術を披露する。サムエーは近距離ではこの左肘を多様するが、ムエカオのルンペットが組みにきたところを、得意の左肘で切り刻んでいく。血まみれで三度もドクターチェックがはいるも、試合は続行。表情ひとつ変えないサムエーには背筋が寒くなる。ムエカオはサムエーと対戦する時はこの左肘の餌食になる事が多く、今年のMVPのルンルアンレックもサムエーの左肘一撃で、KOされている。サムエーの肘のテクニックは必見だ。

■ルンピニースタジアム スーパーファイト
セーンチャイ vs ペットマンコン
ムエタイ最高峰のセーンチャイが、ISUZUトーナメントで優勝し、THAIFIGHT(タイファイト)のタイ代表となったペットマンコンと激突。ペットマンコンに4ポンドのハンディが与えられての試合だ。セーンチャイは巨体のペットマンコンをKOするつもりなのか、前半から得意のミドルではなく、パンチで翻弄する。しかし、昨年とくらべると、格段の成長をみせているペットマンコンは、破壊力抜群のテンカオでセーンチャイを吹き飛ばす。体重差にものをいわせたローも強烈。ひざがきいたのか、セーンチャイが失速していく。この試合も必見だ。

■ルンピニースタジアム ライト級タイトルマッチ
サゲッダーオ vs ペッブンチュー
ムエカオ頂上決戦の第二戦め。前回はサゲッダーオが勝利したばかりで、一ヶ月後の再戦だ。今度はルンピニーライト級のタイトルがかかっている事もあり、ペッブンチューの気合いと集中力は前回とっはまるで違う。

■ルンピニースタジアム バンタム級タイトルマッチ
ガンワンレック vs チャートチャイノーイ

■ラジャダムナンスタジアム フェザー級
ウティデート vs ワンチャルーム
昨年の絶不調から復活したいウティデート。ワンチャルームとの試合は、あまりの実力差か、ワンチャルームのやるきのなさか、途中でレフリーが試合を止め、ウティデートのTKO

71--ジョムトーン 鮮烈KO!
ペッピア スーパーファイト 他(80min)


ジョムトーン vs モンコンチャイ
最高峰ジョムトーン、脅威のトレーニング
パランポン
サムエー vs パコーン
サゲッダーオ
再戦!ノンオー vs シンダム

■ルンピニースタジアム フェザー級
モンコンチャイ vs ジョムトーン チュワッタナ

ラジャのキングがルンピニーに殴り込み。対するは実力者のモンコンチャイ。二人とも全ての技術がハイレベルで、序盤から見応えのある攻防が続く。サウスポーのジョムトーンは切れのあるミドルとパンチ。対するモンコンチャイもミドル、ロー、そして首相撲での崩しでもうまさをみせる。しかし勝負の4R、ジョムトーンが放ったボディーへの強烈なストレート、そして同じ箇所へ間髪いれず打ち込んだ膝に、モンコンチャイが失神。鮮烈なKO劇は、月間の最激闘賞にも選ばれた。

■チュワッタナジム / ジョムトーン トレーニング2
ラジャダムナンスタジアムのエースであるジョムトーン。17歳でラジャダムナン王者となった天才児だ。ミット打ちでは、驚愕の切れ、スピードに圧倒される。ジョムトーンといえば練習量が凄いことでもしられるが、この中でも密度の濃いミット打ちを延々つづけている。首相撲のトレーニングも合わせて収録。この映像をみた翌日には、あなたの練習は必ず変わるでしょう。必見です。

■ルンピニースタジアム フライ級
パランポン チュアワッタナ vs ポンサワン LKB

フライ級の天才児パランポンと、長身のポンサワン ルークプラパートが激突。

■ルンピニースタジアム スーパーバンタム級
サムエー vs パコーン

サウスポーで左ミドルの最高峰サムエーと、ポンサネーとの歴史に残る激闘での勝利で名をあげた、パコーンが対戦。前に出続けるパコーンに常に冷静なサムエーが熱くなるシーンも。テクニックでなんとか退けたサムエーだが、気持ちがとにかく強いパコーンの戦いも、今後、目が離せない。

■ルンピニースタジアム スーパーフェザー級
ペッブンチュー vs サゲッダーオ

現ムエタイ界のムエカオ(膝の選手)最高峰の二人が激突。予想どおり、膝、膝、膝、膝の展開。日本人には、堪え難い展開だが、ムエタイで勝つには、首相撲はさけてとおれない道だ。

■ルンピニースタジアム スーパーフェザー級
ノンオー シットオー vs シンダム ギャットム−9

日本でシンダムに敗れたノンオーにとって大事な雪辱戦。タイでの戦いになると、テクニックに優るノンオーが、最近では、シンダムより上にいった感がある。この試合でも、ノンオーには余裕が感じられる。4Rで勝負あり。シンダムも今度は完敗だった。

70--ムエマラソン2010 vol.2 他(71min)

 
 
ドークマイパー
ノンオー vs ペッブンチュー
F16
日本の久高が、ムエタイの怪物を適地でKOする快挙!!

■ムエマラソン2010 準決勝
ドークマイパー vs チャートリー

■ムエマラソン2010 準決勝
F16 vs ルーシラー

■ムエマラソン2010 決勝
ドークマイパー vs F16

■ルンピニースタジアム スーパーフェザー級タイトルマッチ
ノンオー vs ペッブンチュー
圧倒的なテクニック、スピードを誇るノンオーが、膝の重戦車ペッブンチューとルンピニータイトルをかけ再戦。前回は、ノンオーがパンチで KOしている。最近のノンオーはパンチの技術もあがっており、上下左右にうちわけていく。そして、またしてもペッブンチューをパンチでKO。ペッブンチューは、完全にノンオーが天敵となってしまった。

■ルンピニースタジアム スーパーフェザー級
トライジャック vs F16
激しいパンンチとローキックが武器のサウスポーのトライジャック。すねの堅さは選手間でもおそれられている。対するトライジャックは、16歳からルンピニーで活躍する若手のホープだ。F16も激しい試合は得意とするところ。予想どおり、前半から激しい試合となる。トライジャックのローに苦しむF16だが、後半はムエタイではポイントの高い崩しての膝、そしてミドルを確実に打ち込んでいく。

■ボクシングWBC
パノムルンレック(タイ) vs 久高寛之(日本)
パノムルンレックはムエタイ、スーパーフライ級最高の天才といわれるが、ボクシングでも、次代のポンサクレックといわれる逸材で、この時点では、負け無しのままWBC1位まで上り詰めている、まさに怪物だ。タイ国民の期待を集めるその怪物を、日本の久高が、適地タイで見事に完全KOするという快挙を達成。キックボクサーも奮起してもらいたいところだ。



69--ムエマラソン2010 vol.1 他(56min)

抽選くじを引くのは、シアタン(ピアラット)氏。
ムエタイ伴ワンデイトーナメント、ムエマラソン
タイ vs フランス
サイヨーク
 

ムエタイ版ワンデイトーナメント ムエマラソンが、タイ南部スラタニー県で開催された。スポンサーはおなじみの TOYOTA。プロモーターは現在最大プロモーターともいえ、多くのスーパースターを抱えるペッティンディー。2007年MVPで来日2回のウティデート、「超絶フィームー」ルーシラー、ムエタイ新世代のドークマイパーやF16(エフ シップ ホック)、実力者のジェンロップとそうそうたる面子がそろった大会。ムエマラソンは通常のムエタイとは違い、3Rで行われる。そのため、1Rから激しい戦いが繰り広げられ、日本人にも充分楽しめる内容だ。
■ムエマラソン2010 一回戦
ドークマイパー vs セーンゲン

■ムエマラソン2010 一回戦
チャートリー vs ウティデート

■ムエマラソン2010 一回戦
ジェンロップ vs F16

■ムエマラソン2010 一回戦
ウィラユットレック vs ルーシラー

■ルンピニースタジアム タイ vs フランス
ルンピニースタジアム スーパーライト級王座防衛戦
ゴーンファー(タイ) vs カメル・ジャメル(フランス)
ルンピニースタジアムで、タイ vs フランスの対抗戦が、ルンピニータイトルをかけて行われた。長年、フランスムエタイ界をひっぱる、ジャメル、ヴィヨムが、タイ重量級のゴーンファー、サイヨックと激突。サイヨックは現在、ヨーロッパでも大活躍しているが、ホームの地元ルンピニーでは二人とも圧倒的な強さを見せる。

■ルンピニースタジアム タイ vs フランス
ルンピニースタジアム スーパーウェルター級王座決定戦
サイヨーク(タイ) vs ファリッド・ヴィヨム(フランス)

68--スーパーファイト2010 vol.3 他(73min)

クンスック P.Nジム
シンダム
モンコンチャイ vs シントンノーイ
左ミドル最高峰 サムエー
パノムルンレック
プージャ vs ペットアスウィン

■タイ国プロムエタイ協会 ライトフライ級タイトルマッチ
ワンヘン vs クンスック P.N.ジム
ファイター クンスック P.Nジムとムエマッド ワンヘンのタイ国プロムエタイ協会ライトフライ級タイトルマッチ。序盤ワンヘンの重く強烈なパンチを何度もまともにくらい、危ないシーンもみられたが、もちこたえ、攻撃をかえしていく。3Rにはワンヘン攻撃で目の下をカットし大流血のクンスックだが、勝負の後半、ミドル、ロー、膝、肘と得意の多彩な武器をつかいヒートアップ。お互い一歩もひかない凄まじい打ち合いに。軽量級ならではのスピードも必見。タイトルを手にしたのは!?

■ルンピニースーパーファイト スーパーフェザー級
シンダム・ギャットム−9 vs スーパーボーン
前回、スーパーボーンに敗れた最高峰シンダムが、再度同じ相手との対戦。2回続けて格下の同じ相手に敗れるわけにはいかないシンダム。4R、5Rに得意の右ミドル、膝で、実力の差を見せつける。後半の集中力はさすがだ。

■ルンピニースーパーファイト フェザー級
モンコンチャイ vs シントンノーイ
ルンピニーフェザー級トップ選手のモンコンチャイの蹴りのテクニックか、ワンソンチャイのトップスター、シントンノーイの膝か、という興味深い一戦。モンコンチャイはパンチとミドル(ハイ)のコンビネーションで1Rから軽快な動きをみせる。シントンノーイは後半の組み膝狙いといった感じ。シントンノーイはモンコンチャイのジャブ、前蹴りをかいくぐり、首相撲にいきたいが、モンモンチャイも接近戦では肘、組んでの崩しでうまく対応。4Rが始まるとすぐに、組んで崩したところにハイキックをうちこみ、シントンノーイはしりもちをつく。すぐに立ち上がったシントンノーイだが、その直後、ジャブのフェイントから顎へハイキックを打ち込み、今度は完全にKOする。モンコンチャイのハイキックの技術は必見だ。

■ルンピニースーパーファイトスーパーバンタム級
サムエー vs ペッタウィー
昨年ラジャダムナンスタジアムで行われた、ラジャダムナンvsルンピニーの対抗戦で、ホームのペッタウィーに敗れた最高峰の一人、サウスポーのサムエー。今度はホームのルンピニーで雪辱を果たしたいところ。サムエーは右手で非常に巧く自分の距離をつくり、ムエタイ最高といわれる左ミドル、近づけば左肘をとばす。サムエーの距離の作り方、攻撃をもらわない立ち位置は、必見だろう。

■ルンピニースーパーファイト スーパーフライ級
パノムルンレック・ギャットム−9 vs ポンサワン・LKP
シンダムのの後輩、ギャットム−9のパノムルンレックは、ボクシングでも「ポンサクレックの次はこの選手」といわれた逸材。世界ランキング1位だったが、日本の久高に地元タイでKO負けする失態を演じた。しかし、ムエタイではスーパーフライ級で最強と見られている。サウスポーでパンチはもちろん、全ての技術でハイレベルのテクニックを誇る。

■ISUZU杯 予選リーグ
プージャ vs ペットアスウィン
2010年、プロムエタイ協会のもとに行われるワールドチャンピオンチップ「THAI FIGHT」。そのタイ代表を決定するISUZU杯で、若手のムエカオ、セーンモラコットジムのペットアスウィンと、ベテラン、プージャが激突。プージャは、セーンチャイやアタチャイらとワンソンチャイのトップ選手として活躍した、左ハイキックが有名なトップファイター。ペットアスウィンがアグレッシブに攻めるが、プージャはカウンターの左ストレートでペットアスウィンをKO。プージャは、あのブアカーオが所属する、ポープラムックジムに移籍した

67--ダオルーン プラパート2010 他(90min)

オロノー vs ペッブンチュー
サムエー
ポンサネー
パランポン vs ワンヘン
プーケット PK-1 /ブアカーオ・ポープラムック vs ラマザン・ロンポージム
1999年キングスカップ 鈴木秀明
■ラジャダムナンスタジアム フェザー級
サムエー vs ポンサネー
昨年から大注目の KO量産機ポンサネー。しかし、どうしても勝てないのが、この左の仕事人、スーパーバンタム級最強のサムエーだ。この二人の対戦は、何度もくまれ、同じような展開でサムエーが勝っている。今回は微妙な判定で、なんとかポンサネーが勝利するが、この二人の試合は、パンチvsミドルの代表的な試合。パンチとローのコンビネーションで激しく攻めるポンサネーは日本人キックボクサーのスタイルだけに、一度は見るべきだ。また、サウスポーの選手はサムエーの鉄板の戦い方も参考になるだろう。

■ラジャダムナンスタジアム L・フライ級
ワンヘン vs パランポン
パランポン・チューワッタナは、フライ級で現在最も実力のある選手かもしれない。ワンヘンはボクシングでも試合をしていて、パンチが非常にうまいが、パランポンの攻撃を冷静にさばいていく。

■ラジャダムナンスタジアム フェザー級
モンコンチャイ vs バーンペット
フェザー級実力者の一人、モンコンチャイ・ペットスパーパン。左右のミドル、ハイキックを非常に綺麗なフォームでタイミングよく打ち込んでいく。パーンペットはレンヨー杯でシンダムを敗る金星をあげた若手選手。パーンペットは組み膝でがむしゃらにモンコンチャイを攻めたてるが、モンコンチャイの実力がまだ上か。前蹴りやパンチでパーンペットをつきはなし、組んでもパーンペットを崩す。モンコンチャイはミドル、膝もフォームが綺麗でムエタイのお手本になる選手だ。

■ラジャダムナンスタジアム S・フェザー級
ペッブンチュー vs オロノー・ウォーペッブン
ムエカオ最高峰の、ベテランと若手の対戦となった。予想どうり、ひたすら組み膝の展開は日本人にとっては理解しがたいが、賭け師はムエカオが大好きなので、普通に盛り上がっている。組み膝では最も馬力のある若いペッブンチューは、ベテランのオロノーには分が悪かった。

■ PK-1 エキシビジョン
ブアカーオ・ポープラムック vs ラマザン・ロンポージム
タイ南部の観光地プーケット、パトンスタジアムでおこなわれる大人気の興行、PK-1。興行の宣伝も、選手を屋根にのせて、街を流す。南国リゾートのムード満点のシーンだ。エキジビジョンで登場したのは、K-1MAX王者のブアカーオと、S-1、WMCムエタイヘビー級王者のラマザン・ロンポージム。外国人に非常に人気のあうブアカーオの登場に会場は大興奮。おなじみの名トレーナー、ジュード氏との迫力あるミット打ちの後、ラマザンとのマススパーで観客を魅了する。ジュード氏は、ムエタイ史上最強といわれるディーゼール、そして、教え子のナムサックノーイとともにバンコクにジムを開設した。

■1999年 ワンソンチャイ タイ国王生誕記念杯
IWM世界ジュニアライト級タイトルマッチ
鈴木秀明(日本) vs ポーデーン(タイ)

66--SUPER FIGHT 2010 vol.2(92min)


最高峰激突! ノンオーvs サゲッダーオ
シンダム
ミット打ち / ノンオー vs シンダム
クンスック P.Nジム
ジョムトーン
2007年MVP ノラシン・ルークバンヤイ
■ルンピニースタジアム スーパーフェザー級
サゲッダーオ vs ノンオー
ムエタイ最高峰同士の対戦だが、サゲッダーオの天敵は、この「最速テクニシャン」ノンオー・シットオー。離れては、ノンオーの崩しからの素早いミドルに分があり、サゲダーオ得意の組み膝も、体格が同じようなノンオーには通じない。サゲッダーオは、長いリーチを生かしたワンツーも使うようになっが、ノンオーは日本でのシンダム戦後のこの試合、上下左右に散らすパンチとローキックのコンビネーションを使い、サゲッダーオを翻弄する。セーンチャイに勝利して、一気に頂点を狙うサゲッダーオも一歩も引かず、激しい試合に。素晴らしいテクニックの応酬は一見の価値あり。ムエタイのトップ同士の凄さ、面白さが満載だ

■ルンピニースタジアム スーパーフェザー級
シンダム vs スーパーボーン
日本でノンオーを敗ったあとのシンダムの試合。格下のスーパーボーンが相手だが、初の海外での試合の勝利のあとで気が緩んだかスーパーボーンに足下をすくわれる。しかしながら日本でみせた得意の右ミドルと膝蹴りの美しさは絶品だ。

■シンダム vs ノンオー トレーニング
ミット打ち & サンドバッグ
1/17ディファ有明でのノンオー vs シンダム戦に向けた二人のミット打ち映像。最高峰のミット打ち、サンドバッグは息をのむ凄さ。この映像でのシンダムの猛烈な膝、ノンオーの左ミドルは、話題になっている。上を目指すあなた、必見です。

■ラジャダムナンスタジアム フェザー級
ジョムトーン vs シントンノーイ
ラジャダムナンの看板スター、ジョムトーンと、ワンソンチャイのトップ選手の一人、シントンノーイの対戦。ジョムトーンは切れのあるミドル、パンチが得意技。シントンノーイは典型的な膝の選手だ。フィームー vs ムエカオでは、相性的にムエカオのほうが分がいいが、この試合もジョムトーンはそのパターンにはまってしまう。

■ラジャダムナンスタジアム フェザー級
ペッタウィー vs ペットエーク
いきなり1Rから肘、パンチの凄まじい応酬で、1R終了間際にペッタウィーがパンチでダウンを奪う。ゴングに救われるペットエーク。ムエタイでは1,2Rは採点に響かないので、これは珍しい。ムエソーク(肘が得意)ペットエークは、とにかく多彩な肘打ちをみせるので、こちらも必見だ。

■ルンピニースタジアム ライトフライ級
シリパタナレック vs クンスック P.Nジム

日本でポンサワンを相手に多彩な攻めをみせて完勝したクンスック。この日も好調さをみせつける。クンスックは、肘、ミドル、ロー、膝、が得意でしかもファイタータイプ。若きテクニシャン、シリパタナレックを強烈なローキックを連発し、力でねじ伏せる。最後はクンスックの強烈な肘でが顎を打ち抜き、シリパタナレックが崩れ落ち、KO勝ち。

■ルンピニースタジアム スーパーフライ級
ノラシン vs
クリットンカム

■ルンピニースタジアム ライトフライ級
ムートゥー vs セーンゲン

65--SUPER FIGHT 2010

ペッブンチュー
サームエー vs トライジャック
レックラー
ポンサネー vs F16
第二回レンヨー杯決勝 /オロノー・ウォーペッブン
■ルンピニースタジアム スーパーフェザー級
ペッブンチュー vs モンコンチャイ
「膝の重戦車」ペッブンチューと、オールマイティーなテクニシャン、モンコンチャイとのルンピニー メインカード。モンコンチャイはパンチ、ミドル、前蹴りでペッブンチューを突き放していくが、3R、ペッブンチューは圧力をかけてモンコンチャイを捕まえにいき得意の首相撲地獄にもちこむ。モンコンチャイもうまく崩してミドルを打ち込んでいくが、ペッブンチューはしつこい組膝で徐々に優位に立つ。しつこい組みからの重い膝は、ペッブンチューの常勝パターンだ。

■ルンピニースタジアムバンタム級
ルンルアンレック vs レックラー
バンタム級トップのルンルアンレック。強いムエカオを育てる事で定評のある、名門ルークプラパートジムの選手だ。対するレックラーはまだ10代のムエタイ界期待のニューカマー。若いが非常に高いテクニックを誇る。レックラーの崩しにてこずりながらも、的確に膝をうちこんでいく。

■ルンピニースタジアム フェザー級
サームエー vs トライジャック
現ムエタイ最高最強も左ミドルを誇る、スーパーバンタム級の最高峰、サムエー・トーラタナキャット。この日は若干身体の大きいトライジャック。パンチとローで激しく攻めるファイターだ。選手の間でも、すねが堅い事で恐れられるトライジャックの強烈なローをまともにくらい苦しむサムエーだが、技術レベルは格上。離れての左ミドル、接近戦ではもう1つの武器、肘で、トライジャックをコントロールしていく。

■プロムエタイ協会フェザー級タイトルマッチ
ポンサネー vs F16
昨年からKOの山を築き、大注目の「爆撃機」ポンサネーが、16歳の頃からランカーにはいっているムエタイ新世代F16とプロムエタイ協会のタイトルをかけて、激しい試合を展開。乗りに乗っているポンサネーの勢いを止める事はできず、ポンサネーの強烈なローキックでマットに沈む。

■第二回レンヨートーナメント 決勝戦
オロノー・ウォーペッブーン vs パーンペット
半年間にわたり開催されてきた第二回レンヨー杯も遂に決勝戦。(第一回はシンダムが優勝)。シンダムを敗る金星で決勝に進出した若いパーンペットと、ベテラン オロノーが激突。シンダムを敗り、勢いのあるパーンペットだが、オロノーのほうが、パンチ、左ミドル、膝で、アグレッシブに攻める。優勝賞金50万バーツがかかっているとあって、最後まで激しい試合となった。果たして優勝したのは!?

64--ラジャダムナン創立記念2009他(56min)

ジョムトーン、KOで圧勝
ダーオプラカイ、プロムエタイ王者サムサムットを豪快にKO!
ピンサヤーム
シンダム・ギャットム−9

■ラジャダムナン創立記念2009
ジョムトーン vs シティサック
ラジャダムナン記念興行のメインはやはり、ラジャの看板スターのジョムトーンが登場。実力差があったのか、パンチで何度もダウンを奪い、圧勝KO勝ち。

■ラジャダムナン創立記念2009
ピンサヤーム vs リティデート
数年前はルンピニーバンタム級で敵なし状態だったピンサヤーム。ピンサヤームのパンチ、ミドルのコンビネーションとリティデートの膝の激しい戦い。若いリティデートのプレッシャーにてこずるピンサヤームが辛勝。

■ラジャダムナン創立記念2009
ダーオプラカイ vs サムサムット
若手同士の対戦だが、ダオプラカイの強烈なパンチ、肘になにもできないプロムエタイ王者のサムサムット。後半、サムサムットのエンジンがかかる前の3R、パンチ、肘の連打で豪快にKO。

■ラジャダムナン創立記念2009
ヨードスーパー vs デンキリ

■第二回レンヨー杯 3位決定戦
シンダム vs ルーシラー

63--ルンピニー創立記念2009 vol.2、他(65min)

セーンチャイ vs サゲッダーオ
ペッブンチュー vs ノンオー
ガンワンレック
トゥアントーン
パコーン
ルンルアンレック

■ルンピニー創立記念2009
ルンピニーライト級 タイトルマッチ
セーンチャイ vs サゲッダーオ
「ムエタイ無双」セーンチャイがとにかく試合をくまれているのが、ペッブンチューとこのサゲッダーオ。二人とも、セーンチャイの苦手とする長身で膝の強い選手。この回のサゲッダーオは強烈なプレッシャーでセーンチャイの距離を潰し、今回はダオプラカイ戦でみせた強烈なパンチも使い、セーンチャイを攻める。若く、無尽蔵のスタミナを誇るサゲッダーオの攻撃に、さしものセーンチャイも下がりはじめ。

■ルンピニー創立記念2009
ルンピニースーパーフェザー級 タイトルマッチ
ペッブンチュー vs ノンオー
ムエローク2010来日前のインタビューで、このペッブンチュー戦は、絶対に勝つと気合いのはいっていたノンオー。公約どうり、なんと1R、左フックでペッブンチューの巨体をマットに沈め、見事なKO勝ち。

■ルンピニー創立記念2009
タイ国プロムエタイ協会バンタム級 タイトルマッチ
ガンワンレック vs ワンチャイレック
ルンピニーバンタム級で長年トップクラスを維持するベテランのガンワンレック。若くがむしゃらにせめる ワンチャイレックとの対戦だが、最後までスタミナをきらさず老獪なテクニックをみせる、

■第二回レンヨートーナメント 予選リーグ
ルーシラー vs トゥアントーン
「スケボーにのったウナギ」の愛称でしられる、超絶フィームー ルーシラー。そのディフェンステクニックは神がかっている。前半のスウェーテクニックは必見。しかし、調子にのりすぎて、トゥアントーンに一瞬のスキをつかれ、ハイキックでKO負け。

■ラジャダムナンフェザー級
パコーン vs トーン

■ルンピニーバンタム級
ルンルアンレック vs チャーチャイノイ



62--ルンピニー創立記念2009 vol.1、他(60min)一年で最大級の興行が、12月におこなわれる、スタジアムの創立記念興行。トップ選手が総出演する。

トライジャック vs ポンサネー

サームエー vs レックラー

パノムルンレック
アヌワット vs ヨードスーパー

■ルンピニー創立記念2009
ルンピニーフェザー級 タイトルマッチ
トライジャック vs ポンサネー
新KOマシーン「爆撃機」ポンサネーが、同じく超攻撃なパンチャーのトライジャックと、ルンピニータイトルをかけ激突。1Rから、お互いKO狙いの迫力ある攻めあいは、最近のムエタイではみられなくなった光景だ。凄まじい緊張感の中、KO勝利したのは果たして!?

■ルンピニー創立記念2009
ルンピニースーパーバンタム級 タイトルマッチ
サームエー vs レックラー
スーパーバンタム級最強「戦慄の左ミドル」サムエーと、ムエタイ新世代 レックラーが激突。しかし、最強サムエーとの実力差を見せつけられることになる。

■ルンピニー創立記念2009
タイ国プロムエタイ協会スーパーフライ級 タイトルマッチ
チャーチャイノーイ vs パノムルンレック・ギャットム−9
パノムルンレックは、ムエロークでノンオーを敗った、「膝の頂点」シンダムと同じジム。ボクシングでもポンサクレックの次はこの選手といわれるほどの実力をほこる。しかし、そのテクニックはパンチだけでない。前半こそ得意のパンチでせmるが、後半は膝、肘、ミドルと多彩な攻めで確実にポイントをとっていく。この選手も紛れもない本物。今後、さらに楽しみだ。

■ルンピニーフェザー級
アヌワット・ゲオサムリット vs ヨードスーパー
最近めっきり元気のないアヌワット。この試合でも、昔の面影は無く、余裕で敗れてしまう。

■ルンピニーフェザー級
ワンチャルーム vs ファーマイ


61--トップ オブ ムエタイ2009 vol.2(57min)
2009年度のムエタイ最高峰、セーンチャイ、シンダム、オロノーの試合、ジョムトーンのトレーニング、ムエタイの新怪物マナサックの試合をピックアップ。

フィームー頂上決戦、セーンチャイ vs ノンオー
テンカオ、右ミドルの頂点、シンダム。 オロノー
ラジャダムナンのキング、ジョムトーン 怪人マナサック

■ルンピニー スーパーフェザー級 スーパーファイト
セーンチャイ・ソーキンスター vs ノンオー・シットオー

ムエタイ最高のテクニシャンはセーンチャイか、ノンオーか!?しかしノンオーはセーンチャイの壁をなかなか超えられない。テクニックでは、すでにセーンチャイをこえているとも思われるノンオーだが、前回、セーンチャイのパンチの前に屈辱的な逆転KO負けを喫したノンオーは、パンチを警戒して、なかなか積極的に攻撃できない。モチベーションもいまいちのノンオーがあっさりセーンチャイに敗れてしまう。しかし、現在最高のテクニシャン同士の対決は、必見だ。

■第二回レンヨートーナメント 予選リーグ
シンダム・ギャットムー9 vs トゥアントーン
ムエタイ最高峰の一人、シンダム。トゥアンントーンは、大柄なシンダムよりもさらに長身の膝の選手。また、来日してM1では増田博正を敗っている。まだまだシンダムとの実力差は大きく、シンダムが余裕で勝利。

■第二回レンヨートーナメント 予選リーグ
オロノー・ウォーペッブン vs ペッタノン

ベテランのオロノーはムエカオだが、すべての技でトップクラスのスーパースター最近では、ヨーロッパで、2、3階級上の選手にも勝利しており、-63kgでは世界最強との声も多い。対するペッタノンはノンオーと同じジムでファイトスタイルも、ノンオーと同じくフィームー。若いペッタノンの、なかなかのテクニシャンぶりにてこずるオロノーだが、後半、試合巧者のベテランオロノーは積極的に前に出て、からくも勝利。
ちなみにこの二人は2008年8月にムエロークの前身の「TARGET 1st」で東京八王子にノンオーとともに来日し、二人とも、KO勝ちをしている。

■ジョームトーン・チュワッタナ トレーニング
ラジャダムナンスタジアムの看板スター、ジョムトーンのパンチミットを収録。得意のパンチはすさまじく、畑違いのボクシングのスパーリングで、3階級上の日本人プロボクサーを、あっさりKOしてしまう。またジョムトーンのムエタイのマススパーも収録。必見だ。

■ラジャダムナン フェザー級スーパーファイト
マナサック・シニワット vs ペッタウィー

ムエタイの新怪物マナサック。まだ17歳、180cmのスッグワンソンチャイの新鋭は、8月におこなわれたラジャvs ルンピニーの対抗戦で、「爆撃機」ポンサネーを完全撃破し、一躍その名を高めた。スーパーバンタム級では相手がいないとされ、(サムエーとも試合を組めないといわれている)、フェザー級戦線にのりこんできた。まだ荒削りだが、その潜在能力はあのノンオーもその強さを警戒するほど。第二のディーゼルノーイとなれるか、今後に注目だ。

60--トップ オブ ムエタイ2009 vol.1(72min)
2009年度のムエタイ最高峰、ノンオー、サームエー、ペッブンチュー、アヌワット、サゲッダーオらの試合をピックアップ。

ペッブンチュー vs ノンオー
ウティデート vs サームエー ノラシン
アヌワット vs ファーマイ
サゲッダーオ vs ダーオプラカイ

■ルンピニー スーパーフェザー級タイトルマッチ
ペッブンチュー・FAグループ vs ノンオー・シットオー

若手のトップ ペッブンチューと、今では、ムエタイ最高峰に成長した、ノンオーが二度目の対戦。前回は、大逆転でノンオーが勝利している。体格に優るペッブンチューは首相撲からの膝でノンオーを攻める。ノンオーは距離をとって最速のミドルで攻めたいが、ペッブンチューの圧力は強烈。ノノーの巧みな崩しをかわし、強引に重い組膝を打ち込んで行く。

■タイ国プロムエタイ スーパーバンタム級タイトルマッチ
ウティデート・ルークプラパート vs サームエー・トーラタナキャット

2009年1月、日本で行われたムエローク以降、最悪の調子が続く2008年MVPのウティデート。スーパーバンタム級最強に上り詰めたサムエーには絶不調のウティデートには、荷が重い。現在のムエタイで最高の左ミドルといわれるサムエーは、左肘も強烈。シンダムとは対照的に、左の攻撃のみでせめるサムエーに対し、組んでの肘、膝でせめるウティデートだが、後半は翻弄されていく。前年とは真逆の結果に。ウティデートの復活はあるのか。

■ルンピニー フライ級タイトルマッチ
ノラシン・ルークバンヤイ vs クリットーンカム

2007年の最優秀選手 ノラシンは、トリッキーで獣のようなファイトスタイルが持ち味の変則パンチャー。いつものように前半からKO狙いでパンチをふりまわしていく。パンチとローキック、ハイキックのコンビネーションも見事だ。しかし、弱点はスタミナ。そのためスタミナのあるムエカオに、後半逆転される試合も目立つ。この試合はまさにこのパターンだ。

■ラジャダムナン スーパーフェザー級スーパーファイト
サゲッダーオ・ペッパヤタイ vs ダーオプラカイ

サゲッダーオは抜群のボディーバランスからの膝、ミドルが武器。ペッブンチューとともに、ムエタイ新世代のとっぷすたーだ。こちらも若手の注目株、パンチの強いダーオプラカイとの試合では、サゲッダーオのほうがムエマッドかと見間違えるほどの強烈なパンチでダオプラカイを圧倒。底知れない強さを見せつけた。

■ラジャダムナン フェザー級スーパーファイト
アヌワット・ゲオサムリット vs ファーマイ
現在ではムエタイ最高峰とはいえなくなったアヌワットだが、その重いパンチに関しては、それでもなお、ムエタイのトップクラス。そのアヌワットのもう1つの武器がとんでもなく重い、ローキック。この試合ではその重いローが炸裂。ファーマイをマットに沈め、KO勝ち。

59--「膝の重戦車」ペッブンチュー、帝王セーンチャイからタイトル奪取!他(70min)


セーンチャイ vs ペッブンチュー
  デーッナロン  
オロノー・ウォーペッブン vs シンダム 王宮前広場(サナームルアン)
キングスカップ1999 オロノー・ポームアンウボン vs ムラッド・サリ

■ルンピニー スーパーフェザー級タイトルマッチ
セーンチャイ・ソーキンスター vs ペッブンチュー・FAグループ
ご存知「ムエタイ無双」セーンチャイと、若手トップの「膝の重戦車」ペッブンチューが、再度対戦。この対戦は2009年度、なんどもくまれ、遂に、この試合でペッブンチューがセーンチャイに初勝利する。ムエタイ最高のテクニックを誇るセーンチャイが、唯一苦手とするのが大型のムエカオ。ペッブンチューはセーンチャイの唯一の負けパターンであある、圧力をかけての膝、肘で攻めまくる。

■ルンピニー スーパーフェザー級
デーッナロン vs ドークマイパー
しばらく試合から離れていたムエタイを代表するパンチャーのひとりデーッナロンは、パンチだけでなく、肘、膝も強烈だ。攻撃的で感情むき出しのファイトスタイルは日本人の好きなスタイル。復帰後はいまいち調子があがらない。がむしゃらに前に出て攻めるデーナロンだが、サウスポーのドークマイパーは冷静に強烈な左ミドルをうちこんでいく。

■第二回レンヨートーナメント グループB
シンダム・ギャットムーカウ vs オロノー・ウォーペッブン
第二回レンヨートーナメント、「膝、右ミドルの頂点」シンダムと、パーフェクトなテクニックをほこる「鉄人」オロノーの、ムエタイ最高峰対決は、この大会の事実上の決勝戦ともいえた。オロノーはパンチを多用して前に出る。最高峰のハイクオリティーなテクニックの応酬を見よ!

■1999年ワンソンチャイ キングスカップ ウェルター級タイトルマッチ
オロノー・ポームアンウボン vs ムラッド・サリ(フランス)
12月5日の国王誕生記念日には、世界各国から選抜された各国の選手とタイの代表が激突するこの大会では、ソンチャイプロモーションによるS1ワールドチャンピオンシップがおこなわれる。王宮前広場「サナーム ルアン」に十万人規模の大観衆を集め、白熱した名勝負が数多く生まれた。ソンチャイプロモーション提供による1999年のこの大会の貴重な映像。
この頃、オロノーといえば、ムエタイ重量級で、対外人要員のレギュラーメンバーともいえるオロノー ポームアンウボン。独特の風貌と相手をからかうようなスタイル、そしてそのファイターぶりは日本でも人気があった。ヨーロッパを代表するファイター ムラッド・サリと激しい倒し合いを展開。


58--聖地激突!ラジャダムナン vs ルンピニーvol.5 他(77min)


マナサック vs ポンサネー
  トンチャイ ポンサワン・ポープラムック
アタチャイ vs カメル・ジャメル
■ラジャダムナン vs ルンピニー スーパーバンタム級
マナサック・シッニワット vs ポンサネー・シットモンチャイ
スーパーバンタム級ながら、なんと、身長180cm以上の怪人マナサックと、1Rからパンチとローで攻めまくる、「爆撃機」ポンサネーの試合は、ラジャ vs ルンピニー最高の盛り上がりをみせた。1R、いきなりポンサネーのラッシュでマナサックがダウン。しかしここからのマナサックは恐ろしかった。異常にながい手足から繰り出される、ジャブ、前蹴りは破壊力抜群で、なんどもポンサネーを吹き飛ばす。そして、この身長からの膝は激烈。4Rが終る頃にはポンサネーはグロッキー。既に勝負あり。ダウンからここまで逆転するのもめずらしい。現在17歳のマナサックはディーゼルノーイになれるか。

■ラジャダムナン vs ルンピニーバンタム級
トンチャイ・トーシラチャイ vs ルークミニット

■ルンピニー スタジアム ミニフライ級
ポンサワン・ポープラムック vs セーンゲン
ムエタイでは強すぎて相手がいなくなり、ボクシンングに転向後、WBC世界タイトルマッチまで上りつめたポンサワン・ポープラムック。フライ級とは思えないパンチ力は脅威だ。この試合でもいきなり1Rから得意のパンチでセーンゲンを圧倒。ところが、セーンゲンの強烈な肘がきまり、大流血。同じ場所を肘でなんども狙うセーンゲン。名トレーナーのジュード氏の指示はボディー。対するセーンゲンは間合いを詰めて首相撲にもちこもうとする。後半、流血が激しくなる中、ポンサワンのボディー打ちがききはじめる。7月の最激闘試合に選ばれた、ムエタイではおなじみの大流血試合だ。

■ワンソンチャイ2000 in ラスベガス
カメル・ジャメル(モロッコ)vs アタチャイ・ポーサムランチャイ(タイ)

ワンソンチャイ ボクシングプロモーション提供のこちらの映像。2000年ラスベガスにタイ代表の4選手がのりこんだ。ワンソンチャイのスターであった「天才」アタチャイは、ヨーロッパ軽量級の雄、ジャメルと激突。パンチで二度のダウンを奪ったあと、最後はハイキックで豪快にKO。アタチャイの神業は必見。

■ワンソンチャイ2000 in ラスベガス
ウィルフレド・モンターニュ(フランス)vs デーピタック・シットヨートン(タイ)
 

57--聖地激突!ラジャダムナン vs ルンピニーvol.4 他(82min)

ペッタウィー vs サームエー パコーン
ポンサネー vs ウティデート ルーシラー
ガオラン スカボロスキー  

■ラジャダムナン vs ルンピニー
ペッタウィー vs サームエー
ペッタウィーは、ラジャダムナンとワンソンチャイの威信をかけて、スーパーバンタム級最高峰のサームエーと激突。気合い充分のペッタウィーは、プレッシャーをかけてサムエー最大最強の武器、左ミドルの距離をつぶしていく。

■ラジャダムナン vs ルンピニー
パコーン vs ルンルアンレック

■ルンピニー vs ラジャダムナン
ポンサネー vs ウティデート
ルンピニーでおこなわれた対抗戦の第一戦から、昨年のMVPウティデートと、「爆撃機」ポンサネーの一戦。今年に入って長く休養していたウティデートだが弟弟子 ルンルアンレックが、ポンサネーにKO負けしている事もあり、負けられない試合。しかし、1Rからのポンサネーの凄まじいパンチ、ローのラッシュに、あえなく。。

■第二回レンヨートーナメント グループB
パンサック vs ルーシラー
ムエタイを代表するテクニシャン、ルーシラーの、スウェイのテクニックは、まさに「芸術の格闘技 ムエタイ」。パンサックのミドルを、身体90度をのけぞらせて紙一重でかわす、超絶技は、 「スケボーに乗ったウナギ」のニックネームのとうりだ。見るべし。

■ワンソンチャイ2000 in ラスベガス
カデル・マルーフ(フランス)vs ガオラン カウイチット(タイ)

■ワンソンチャイ2000 in ラスベガス
スカボロスキー(フランス) vs
ロバート・ゲーンノラシン(タイ)

 

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